先ほどのニュースを見た俺たちはみんな揃って一緒にいるべきだという結論に達した。そう、今の奴がここに来ないとも限らない。
(やべっ、今フラグ立てちまった。)
「楽。今日はお前の家に泊まることに賛成。というか賛成してここにいるんだけどな」俺は竜たちにみんなの布団を用意してもらうように頼んだ。即座に用意してくれるのでとても助かっている。俺はいつもこの時間には床に就くのだが、今日はみんなが来ているためまだ寝ない。というか、みんなさっきのニュースで眠れないのだろう。小野寺なんて目に水が溜まっている始末だ。しかし、この後さらにすごいことが起きるのだった。
ある程度勉強した俺たちはみんな風呂に入った後に晩御飯を食べようとしていた。竜たちのついでであったがそれでも作ってくれたことには感謝された。俺の部屋に料理を運び、みんなで食べ始めた。しかし、先ほどの予想通りさらにすごいことが起きてしまった。
とても大きな雑音。雷が落ちたかのような大きな音。しかもすぐそこに落ちたと見た。まさか庭に落ちたのではなかろうかとみんなで庭を見に行った。するとそこには・・。
「なるほど確かにめんどくさそうだ。」
そういって知らないやつが堂々庭に入ってきた。もちろん不法侵入だ。集英組のみんなが黙っているわけがない。しかしどこか見たことのある服装と持ち物。そしてみんなはまた口がふさがらなくなった。そいつは俺たちがさっきみていたニュースに出てきた日本刀使いだったのだ。(より正確には日本刀ではない)
「さてさて最初の獲物は誰だ?」
そういいながらその刀を持って近づいてくる。そいつは俺に向かって刀を振りかざして来た。その瞬間俺の意識は遥か彼方に吹き飛ばされてしまった。最後に聞いたのは小野寺や千棘たちの叫び声だった。
「やっと着いたな・・・」
「ここが紫の言っていた異世界ね。」
俺たちは紫のスキマを通り、異世界へ到着した。何が起きるかわからないが剣を常時装備しているわけにはいかなかった。そこへ・・・・・
「何今の音!?」
耳をつくようなうるさい音。それと同時に見えたまぶしい光。ちょうど雨っぽかったので最初は雷だと思っていたのだが、そのあとに見えたさらにまぶしい光でそうではないことがすぐに分かった。
「早速だな・・。」
「ええ、そうね・・」
当たり前のような会話とともに俺は霊夢を抱きかかえ空に飛び立った。毎回霊夢には反発されるが早く移動するには仕方がない。毎回それで了承してもらっている。俺たちは普通の人には認識できないスピードで飛んで行った。
さっき雷が落ちた場所へ俺たちは向かった。(本当は違う)そこは何やら大きな建物があった。大きい旅館のような建物だったが違ったようだ。そのままそちらに飛んでいくと何やら細い光。それは距離的にサーベルのように細いものであったがそこには数人の人間と何やらよくわからないやつらがいた。そいつが剣を振り一人の男が倒れこんでしまった。
「あれ、間違いなく紫の言ってたやつらだろ!」
「急ぐわよ!」
「霊夢高いところから飛び降りれるよな?今から俺は剣を持って突っ込むからお前は俺が合図だしたら手を放して飛び降りろ。」
「わ、わかったわ」
「よし、行くぞ!」
そういって俺は霊夢を手から離し、そのまま剣を持って突撃する。近づくにつれて声が聞こえてきた。
「さあ、ここを中心にこの世界は終わりだ!死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「させるかあぁぁぁぁぁぁぁ!」
剣を構え突撃。さすがに後ろの相手に不意打ちされたため反応できなかったのだろう。とっさに聞こえた俺の声に反応できずそいつはもろに俺の攻撃を喰らった。剣を斬り、相手の首に傷をつけ戦闘不能に陥らせる。安直だが『ソードブレイク』とでも名付けようか。相手は首を抑えたまま、その場に倒れこんだ。俺はそいつを池の中に放り込んだ。しかしその瞬間になぜかそいつはポリゴンになって四散した。
「ふう、とりあえずひと段落だな・・・」
「お疲れ様」
いつも通りの会話をする俺たちに入り込んできたのは見知らぬ服を着た男性だった。
「お前は誰だ!?」
聞かれるのも無理はない。
「とりあえずその人を運びましょう。その人の部屋にでも案内してください。」
そこにいるほぼ全員に疑われたが、その人の安全のためにも案内してくれた。とりあえず布団に寝かせ、その場にその旅館らしき建物の住人と思われる少年少女4人に話をした。
「皆さん大丈夫ですか?」
とりあえず普通の会話。みんな戸惑っている様子だったがその静かな空間を破ったのは眼鏡をかけた子だった。
「とりあえず助かったわ。ありがとう。私は宮本るり。よろしく。」
「ご丁寧にどうも。」
その場にいる奴ら全員で自己紹介をした。寝ている少年は一条楽というそうだ。その少年をずっと見ている二人は小野寺小咲と桐崎千棘というらしい。その後ろにいるのは舞子集だというそうだ。
「ところで航生・・・だったっけ?・・・お前はいったい・・・」
「それに苗字は・・・?あるんじゃないの?」
正直名字のことは言いたくなかった。
「ごめん・・・。俺苗字があるにはあるんだが昔いろいろあって・・・」
「思い出したくないらしいの。ごめんねみんな・・・」
何とか霊夢がフォローしてくれたので助かった。過去にいろいろあって名字の事はあまり思い出したくない。とにかく状況説明をしようと思ったのだが霊夢に止められた。
(あんた!そんなこと言っても信じてもらえないのわかってるでしょう!?)
しかたなく、俺は親がいない住む場所もない。さらには学校にも行っていないということを伝えた。(嘘設定)すると舞子というやつが「だったらうちくれば?」といってきた。
「あんた何言ってるの?普通に考えたら無理でしょ・・・」
「ごもっともです。宮本さん・・・」
「別に編入試験受ければ入れるはずでしょ?」
「確かにそうだけど大丈夫なの?」
「わかんない・・・」
「じゃあ明日編入試験受けるわw」
「「はあぁぁぁぁぁ!?」」
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「な、なにいってるの!?あんた馬鹿じゃないの!?」
「バカじゃないです」
「そういう意味で言ってない!」
千棘さんにいろいろ罵倒された。やめて!俺のライフはもうゼロよ!
「確かに受けられるけどさ・・・」
「いや!俺はやる!」
「まあそこまで言うなら止めないわ。でも少なからず明日は無理よ」
なぜだ・・・・。
「少なくともあさってね」
そういわれ膝から足をついてしまう。しかたなく俺は申込書を書こうとした。しかし問題発生。住所がないのだ。中学は行ってはいたので入れないことはないのだが・・・。すると、この『集英組』の一代目が出てきた。
「何やら困っているそうじゃないか」
「こ、こんばんは・・・。」
「なに。そんなに緊張することはない。それで住所がなくて困っていると?それだったらうちの住所を書けばいい。保護者はわしがなろう。」
何を言っているんだこの人は・・・。こんな見ず知らずの人の保護者だって?
「ですけど・・・」
「なに、遠慮はいらん。息子と友達の命を救ってくれた恩だよ・・・」
「・・・そ、それじゃあお言葉に甘えて・・・」
____________というわけで俺たちは凡矢理を受けることになりました。
なんか急展開だったかな?