GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! セカンド   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回はホテル到着までとスライム退治まで書いて行こうと思います。くえすが参加しているので慰安旅行って感じじゃなくなっていますが、くえすや蛍が何を考えているかも書いて行こうと思います。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします


その2

 

 

リポート2 これは慰安旅行ですか?いいえ、修羅場です その2

 

スライム駆除の依頼があったのは軽井沢の近くに今度オープンするというレジャー施設とホテルの複合施設だ。車で約2時間ほどで最初はドライブ程度の気持ちだったんだけど

 

(く、空気が重い)

 

車の中の雰囲気が異常に重い、バックミラーで後部座席を見てみると横島君はタマモ達を抱えておろおろしているし、蛍ちゃんは額に手を当てて何かを考え込んでいる。シズクはシズクでくえすを睨んでいるような、観察しているようなそんな視線だし、おキヌちゃんは思いっきり敵意剥き出しだし……ノッブは

 

【やっぱりメロンパンは美味いの♪】

 

車の雰囲気を無視してメロンパンを食べている。マイペース過ぎるが、少女の姿をしているがそこは戦国大名織田信長。この程度じゃ動じないって訳ね

 

「もう少し先。左ですわ」

 

「え?あ、ありがとう」

 

そして予想外だったのは助手席のくえすが案外真面目にナビゲートをしてくれている所だった。協調性とかゼロだから絶対ナビゲートとかしてくれないと思っていたので、これは正直驚いた

 

「この先。5キロで高速道路の入り口に入って、こっちのルートを進めば早いですわよ」

 

地図を広げながら、想定していたルートと違うルートの説明をするくえす。迷子になってもくえすには何の得も無いからそのルートが最短ルートなのねと思い、私は説明されたルートに向かってハンドルを切りながら

 

(まぁ……これで馴染んでくれるといいんだけど)

 

蛍ちゃん達が一方的にくえすを嫌っている。私も正直苦手だが、GS家業なんてやっていれば気の合わない奴などとも仕事をしないといけない時もある。今回はそれの予行練習くらいになれば良いんだけどと思いながらバンを走らせるのだった……

 

 

助手席に座って地図を広げている神宮寺くえすを見つめながら小さく溜息を吐く

 

(横島は悪気があった訳じゃないのよね)

 

1週間とは言え、面倒を見てくれた人に合格したと伝え。そのついでに慰安旅行に誘う、それはなにも悪いことじゃない。寧ろ百合子さんの教育が行き届いていると言う証拠だ。世話になったのだからお礼をする、それは至極当然の事だ

 

(私も慣れないといけないわよね……)

 

GSをやっていれば、大きな仕事の時とかは神宮寺くえすと一緒に仕事をする事だってある。だから慣れないといけない……それは判っているんだけど……

 

(どう見てもなぁ……横島のもろ好みなのよね……)

 

書類で確認したが、くえすは19歳で、海外の大学とGS育成所を飛び級で卒業し、14歳と最年少でのGS免許取得の記録者でもある。一時的にGS免許を剥奪されていたが、それも再交付されA-から美神さんと同じくA+に昇格する事が決まっていると聞いている。こうしてみると輝かしい経歴と暗い経歴の2つを持っている明らかに訳ありの人物だ

 

(1歳しか違わないのに、どうしてこうもプロポーションが違うかなぁ……)

 

胸の大きさと良い、引き締まったウエストと良い。どうしても自分が劣っているように思える……横島が私を好いてくれているのは判っているけど、どうしても不安に思ってしまう

 

「えっと、えっと……誘ったらあかんかった?」

 

不安そうに尋ねて来る横島にううんっと首を振る。誘う事は間違っていないと思う、間違っているのは私自身で

 

(私って性格不細工だったのかな……)

 

自分でも知らなかった自分の側面を自覚してしまい、もやもやした物を胸に抱え思わず溜息を吐くと

 

「車酔いした?大丈夫か?」

 

心配そうに尋ねて来る横島に大丈夫と言いかけたが、その言葉を飲み込み

 

「やっぱり調子悪いから、肩借りるね」

 

「うええ!?」

 

横島の肩に頭を預ける。横島が慌てている声を聞きながら私は目を閉じるのだった……

 

 

 

横島の肩に頭を預け眠る芦蛍の姿を見て、思わず眉を顰めかけてしまったので軽く深呼吸をして平常心を保つ

 

(柩に言われてたから来ましたが……正直スライムは面倒ですわね)

 

横島が尋ねてきたら楽しい事があるからと聞いていましたが、内容はスライムの駆除が終われば高級ホテルに2泊3日の宿泊と温泉とプールに遊園地などのレジャー施設の使い放題……まぁ内容的にはそう悪くは無いですが正直スライムは面倒だと思う

 

(立地的にはスライムに有利な場所が揃っていますし……)

 

先ほど美神から受け取った資料に軽く目を通しただけですが、温泉・プールと水気が多いので既に分裂し増殖している可能性もある。水神シズクと心眼の索敵能力を頼りにしているようですが、奇襲される可能性が高く、私が得意としている炎系の魔法が使いにくいのが正直難点ですわね……まぁ他の魔法も得意ですが、広域殲滅と火力の高さで言えば炎が最も優れているので最も好んで使っていた。施設の被害を気にしなければ最大火力で一瞬ですが、それでは折角のレジャー施設の使い放題の意味が無いので他の魔法を使う必要性が出てきましたわね

 

「まぁそれも色々実験が出来ると思えばいいですか」

 

スライムは低級の魔法生物だ。人間界では魔法生物に会う事は少ないので、良い実験対象が出来たと思えばそんなにマイナスではないですかね……

 

「あんまり派手なことしないでよ?私にも責任が来るかもしれないだから」

 

運転しながらあんまり派手なことをしないでくれと言う美神に善処しますわと返事を返しながら、スライムの事を脳の隅に追いやる。厄介ではあるが、この面子ならそう苦労する事無く退治出来るから考えないといけないのは退治した後の話だ

 

(それよりも本命は2泊3日ですわね)

 

温泉は……混浴ではないのでまずNG。プールは水着も持って来ているのでOK。遊園地は……保留……施設のパンフレットを見ながらどうやって過ごすかを考える

 

(横島の事を考えるならまず連れているグレムリンとモグラですわね)

 

芦蛍やシズクと遊ぶことも考えているでしょうが、グレムリンとかと遊ぶことも考えている筈。ならばそっちを優先すれば誘いやすく、邪魔されないでしょうか……

 

(って何でこんなに私横島の事ばかり考えているんですの……)

 

確かに横島に想いを寄せているのは認めていますが、こんなにも横島の事ばかり考えている自分を自覚してしまうと急に恥かしくなってきて、1度考え事を中断しスライム退治に考えを戻そうと思ったのですが、横島の事を考えてしまったせいか、どうしても集中しきれないのだった……

 

 

 

2時間ちょっとのドライブで目的地としていたホテルに着いたのだが、俺の肩で蛍が眠っていたので何もしていないのに、何故か凄まじい疲労感を感じていた

 

「……長かったな、シズクタクシーなら一瞬だと言うのに」

 

シズクが若干不貞腐れたように言うが、あれは色々と……本当に色々と危険なので本当に最終手段の時意外は使いたくない

 

「じゃあ荷物を降ろして早速スライムを探しに行くわよ、さくっと片付けて休暇を楽しみましょう」

 

美神さんの言葉に頷き、皆で荷物を持って1度ホテルの中に入り従業員に荷物を預け、代わりに除霊用の荷物を詰めた鞄を持って依頼主であるホテルのオーナーの部屋に向かうのだった……

 

「ご足労お疲れ様でした。依頼内容の確認ですが、私共のホテルに住み着いたスライム退治をお願いします。清掃員が3人ほど溶かされてしまい。とても開業できる状態ではないのです」

 

溶かされたと聞いて俺が青い顔をしているとオーナーが笑いながら

 

「最悪の事態は回避出来ていますのでご安心ください。前にこの地域の地鎮祭を行ってくれた霊能者がくれた札を全員身につけていたので死者は出ておりませんよ」

 

その言葉に安心した。そりゃそうだよな……幾らなんでも死人が出ていたらホテルの開業なんて無理だよな。ただ美神さんと神宮寺さんの目付きがやけに鋭い物に変わったのが妙に気になった

 

「それではスライム退治のほう。よろしくお願いします」

 

頭を下げるオーナーに頷き、オーナーの部屋を後にする

 

「それでどうやってスライムを見つけるんですか?」

 

オーナーの部屋に向かうときのエレベーターでぱっと見ただけだがめちゃくちゃ広い。プールも普通のプールに流れるプールやスライダーのある大きなプールもあるし、温泉も1箇所ではなく4箇所くらいあった。敷地の広さもそうだけど、これだけ隠れる場所があると見つけるのも大変だと思う

 

「そうね。流石に私もまさかここまでとは思ってなかったし……危険だと思うけど分かれて調べるしかないわね」

 

「でもスライム相手ですよ?分かれて大丈夫ですか?」

 

蛍が心配そうに尋ねる。飲み込まれたら溶かされる単独行動をして飲み込まれたらそれまでだ……ならまとまって調べた方が……俺の不安そうな顔を見た美神さんは笑いながら

 

「単独行動は危険だから流石にしないわよ。私と蛍ちゃんとシズク……あと、横島君。タマモを貸してくれる?妖狐の嗅覚ならスライムを見つけてくれると思うから、おキヌちゃんは悪いけど、ポルターガイストじゃ効果が薄いと思うから荷物の割り振りとかしててくれる?」

 

【判りました。お手伝いできないのは残念ですが、頑張ってください】

 

確かにその通りだな。俺は頭の上のタマモを抱き上げて美神さんに手渡したのだが、明らかに不機嫌そうだった……終わったらその分遊んでやろう……

 

「それでくえすと横島君とノッブ、後心眼とチビとモグラちゃんでチームね。まずはプール2箇所を調べましょう、向こうも霊力を吸収して更に進化しようとするから仕掛けてくるわ。特に横島君!貴方は潜在霊力がとんでもないから間違いなく狙われるからしっかりと警戒するのよ!こっちは普通のプールだから終わったら合流するから、じゃ、くえす家の助手をよろしくね」

 

「判りましたわ。お預かりしましょう、行きますわよ。横島」

 

わ、判りましたと返事を返し、俺は神宮寺さんとノッブちゃんと一緒に流れるプールなどがあるプールに向かって歩き出すのだった……

 

「なかなか広いですわね……まぁ施設が動いていないのは幸いですが」

 

流れるプールが動いているとスライムがそれで動き回るのでは?ち思っていたので流れるプールが止まっていたのは正直ありがたいな

 

「心眼。近くに何か反応はあるか?」

 

【今の所は何も感じないな。もう少し奥を調べるべきだろう】

 

心眼の言葉に頷き、背負っていた鞄から無地の札を5枚ほど取り出す

 

「何をするつもりですの?」

 

「いや、思いつきなんですけどね?ちょっと試してみようと思って」

 

取り出した5枚の札の内4枚を床に並べて、左手の親指を噛み切り、札の上に血を垂らし、右手で剣指を作る

 

「急急如律令ッ!水に潜みし邪悪を見つけよッ!!」

 

手にしていた札が浮かび上がり、そこから放たれた光が地面に落ちている札を照らすと札は勝手に浮かび上がり何かを探しているように宙を飛び始めた

 

「あいてて、思いつきだけど上手く行ったなぁ」

 

噛み切った親指にバンソーコーを張りながらそう呟く。シズクの加護があるから水系の陰陽術は使いやすい、そして水の中に隠れているスライムを見つけることが出来るのは?っと思ったのだ

 

「なるほど、頭で理解していなくても血が知っていると言う事ですか……面白いですわね」

 

【ふむ、良いアイデアだな。良いぞ、横島】

 

神宮寺さんに面白いと言われ、心眼に褒められなんか気恥ずかしい物を感じていると

 

「みむっ!」

 

「うきゅー!」

 

チビとモグラちゃんが急に鳴きだしたので顔を上げると、俺が作った探知機がゆらりと動き始める。

 

【ほほう?もう見つけたのかも知れんな。見失うわけにはいかん、追うぞ】

 

ノッブちゃんの言葉に頷き、俺達はプールの奥。スライダーの近くへと走り出すのだった

 

【………】

 

【「でかっ!?」】

 

スライダーの所にめちゃくちゃでかい青い塊が居て、俺とノッブちゃんの声が重なる。想像してたのより10倍くらいでかい。しかもよく見るとでかくなり過ぎて引っかかっているようにも見える

 

「あきれますわね……相当水を吸収して巨大化していますわ。ここまで大きくなったのは初めて見ますわね」

 

神宮寺さんでも見たことのない巨大なスライム、これだけでかいとどうやって攻撃すればいいのか判らず。神宮寺さんの判断を仰ごうとしていると神宮寺さんは指を鳴らす。それだけ、たったそれだけでスライムの周辺の水が凍り付きスライム本体すらも巨大な氷塊に変えた

 

【半端ねぇ!?ワシこんなの初めて見たぞ!?】

 

ノッブちゃんが驚愕の悲鳴を上げる。俺は驚きすぎて声も出ない……魔法使いってやっぱ半端ねぇ……

 

「みむっ……」

 

「うきゅー」

 

急に周囲の気温が下がって寒いのか、もぞもぞと服の中に潜り込んでくるチビとモグラちゃん。

 

「後は適当に殴っておいて下さい。それで終わりですわ」

 

「え。あ、はい」

 

神宮寺さんに言われて、栄光の手を作り氷塊を殴りつけると。そこから一気に皹が入り、スライムは粉々に砕け散った……

 

「さて、戻りますわよ。まだやるべき事が残っていますので」

 

「やること?スライムなら倒したんじゃ?」

 

それとは別ですわと神宮寺さんは笑い、その目に剣呑な光を宿しながら、あのスライムは自然発生じゃないですわ。誰かが人為的に作り出した物ですわと告げるのだった……

 

【え!?ワシの出番は!?】

 

颯爽と着いてきたノッブは自分が何も活躍してないことに気付きそう叫ぶ。なんと言うかとてもぐだぐだだった……

 

 

 

くえすのほうにもスライムが居たみたいね。私達の方も直ぐに見つけて退治したけど、反撃も逃げる素振りも見せないのでおかしいと感じていたが、くえすの方の話を聞いて私も確信した

 

「やっぱりこのスライムは自然発生じゃないわ」

 

スライムがアレほど巨大化すると言うことはまずありえない。まずあれだけ巨大化したのなら分裂し数を増やしに掛かる。所がそれをしない所か、攻撃されていても反応が余りに無さ過ぎた。

 

「地鎮祭をしたっていう霊媒師が怪しいわね」

 

「恐らくマッチポンプ。自分の名を売る為……もしくはホテルの収入を横から掻っ攫う目的だったんでしょうね」

 

くえすが私が言おうとしたことを全部言ってしまった。最初にオーナーの話を聞いた段階で怪しいと思っていたんだ、スライムに襲われたが持っていた札のおかげで無事だった。そこがまず間違い

 

「札を持っていたから襲われた。それが正解よ、多分その札に反応して襲ってくるのね」

 

スライムはその気になれば生成できる低位の魔法生物だ。生成している段階で、その札を組み込めばそれにだけ過剰に反応する。それを利用して、何回もスライムを駆除し、ホテルから金を巻き上げる。典型的な霊能者の犯罪だ

 

「そんな事をする霊能者が居るんですか?」

 

信じられないと言う顔をしている横島君。まぁ確かに信じたくないだろうけど

 

「事実よ。呪いを自分で掛けて、呪いを払うとか結構ある手口よ?」

 

GS試験に落ちたGSがよくやる犯罪の手口の1つだと説明しながら

 

「シズク。スライムの気配って辿れたりする?」

 

まずはその霊媒師を捕らえる事が最優先だ。くえすが凍らせたというスライムの欠片をシズクに渡してその中に混じっている霊力を辿れる?と尋ねるとシズクはその塊を手にして数秒で

 

「……こっちだ。案外近いぞ」

 

さっさと歩き出す。やっぱり人間とは違うわね、これだけ短時間で霊力の残滓を逆探知するなんてね……シズクの案内でホテルの中を歩いていると

 

「GSって困ってる人を助けるだろ?なんで自分の霊能で人を傷つけるんだ?」

 

「良い人間も悪い人間もいるって事よ横島。皆が皆善人じゃないのよ?」

 

判ってる。判ってるけど、俺は判りたくねぇと返事をしている横島君

 

(甘いわね……)

 

優しいのは横島君の良い所だ、だが優しさと甘さは違う。そこを間違えると、簡単に人に利用され裏切られるだろう

 

(今回のは良い経験かもしれないわね)

 

自らの霊能を使って悪行を行う。そんな霊能者を見る事も横島君の良い勉強になるだろう

 

「しっかりと見て置くと良いですわ。この手の悪党の末路は……大抵決まっているような物ですもの」

 

私達が行動していても、何も反応を示さなかった。それはつまり……

 

「……ここだ。ここに隠し階段がある」

 

シズクが足踏みをすると、芝生が盛り上がり階段が姿を見せたが……

 

【うげ……気持ちわる……】

 

私達全員が言おうとしていた言葉をノッブが口にする。階段は既に半透明のスライムで覆い尽くされており地下に降りることが出来ない状況だ

 

「これが末路。自分の霊能を悪事に使おうとした末路よ」

 

スライムを養成している間に暴走して飲み込まれたのだろう。これが霊能を悪事に使おうとした末路と言えばそれまでだが、若い横島君や蛍ちゃんにはちょっと早すぎた光景かもしれないわね

 

「くえす、後お願い」

 

メンタルケアをしないと駄目そうと判断し、このスライムの駆除をくえすにお願いする

 

「ええ、任されましたわ」

 

広げた左手に炎を作り出したくえすを見ながら、私は横島君達を連れて1度ホテルへと引き返すのだった……

 

 

 

霊能で悪事をする……そんな霊能者が居るなんて知らなかった。タマモ達を抱えながら、どうしてそんな事をするんだろうか?と思わず考え込んでいると

 

「人間だから迷っちゃうのよ。でもそこで引き返すことが出来るのも人間なのよ。判るかしら?」

 

隣のソファーに座ってそう言う美神さんに判りますと返事を返す。誰だって楽にお金を稼ぎたいって言うのはあるだろう、でもそんな悪いことをして稼いだ金で本当に良いのだろうか?その時は良くても後で自分の良心が痛まないだろうか?

 

「GSって言うのはそう言う事をしている霊能者と対峙することもあるわ。今回は手遅れだったけど、案外説得出来たりもするの、今回は最悪の結末を見ることになったけどね……」

 

俺を励ましてくれている美神さんにありがとうございますと返事を返す

 

「ま、暗くなっちゃったけど、依頼は完了よ。慰安旅行を楽しみましょう?まずは夕食よね!」

 

明るく言う美神さんに頷き、美神さんと一緒にレストランへ向かいながら

 

(俺はあんな霊能者にはならない)

 

自分の力をあんな間違った方向で使いたくない。俺の夢は……今も変わらない、幽霊とか、妖怪とか、関係なくて。皆が手取り合って笑える場所を作りたい。だから俺は絶対あんな風にはならないと心に誓う

 

「横島!早く!皆待ってるわよ」

 

【横島さーん。本当色々あって美味しそうですよ~私は食べれないですけど】

 

「……早くしないと全部あの馬鹿が食べるぞ?」

 

【美味い!めちゃくちゃ美味い♪】

 

レストランのほうから俺を呼ぶ蛍達の声に頷き、俺は美神さんと一緒にレストランへと向かうのだった……

 

 

リポート2 これは慰安旅行ですか?いいえ、修羅場です その3へ続く

 

 




今回は名前も無いモブの霊媒師がスライム発生の原因と言うことにしました。こういう霊能者も居るって感じにしたかったので、戦闘って言う雰囲気じゃなかったですが。操られているスライムだったと言う事でご理解のほうよろしくお願いします。次回はコミュの話を書いて行こうと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

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