GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! セカンド 作:混沌の魔法使い
リポート19 魔狼の咆哮 その8
フェンリルとの戦いの後。私達はセーフハウスで傷の手当などをする事となった、正直直ぐにでも東京に戻って、唐巣先生などにも事件の顛末を話したいという気持ちもあったし、それに神魔との連絡を取りたいという気持ちもあったが……
「態々戻る事も無い。俺とブリュンヒルデがいれば魔界軍から誰か来るさ」
「こちらからも連絡をしてみるので、まずは身体を休めるべきかと」
と聖奈とカズマに言われ、自分の状態も鑑みれば今は動ける段階ではないと判断し、魔界軍から連絡役が来るのを待ちながら傷の手当をする事にしたのだが……
【うりぼーちゃん、こっちもお願いしますね】
「ぴーぐっ!」
おキヌちゃんの側に救急セットを背負ったうりぼーが近づき、おキヌちゃんはそこから絆創膏を取り出して、シロとタマモの頬に消毒液を塗ってから絆創膏を張る
【この深さなら跡は残りそうに無いですよ。良かったですね】
「本当よ、頬に切り傷とかありえないわ」
「そうでござるか?拙者はあんまり気にしないでござるが……」
女の子だから顔に傷が残らなくて良かったですねとおキヌちゃんが笑い、タマモも良かったというのだが、良く判っていない様子のシロ。こういう所でシロとタマモの性格の違いと言うか、自分が女と言う認識の差が出ているようだ
(ふう……気を抜くと気絶しそう)
全員思ったよりもダメージと疲労が大きく、座り込むと動く事が出来ず。おキヌちゃんとノッブ、それに牛若丸とアリスちゃんと高城と言う異質すぎる組み合わせ……と言うか、少し大丈夫か?と思う組み合わせで私達は手当てを受けていた。
「あいたたた……し、染みるわよッ!?」
【あーすまん。適量って適当な量ってことじゃろ?】
……蛍ちゃんの傷に思いっきり消毒液を掛けているノッブ。涙目で呻いている蛍ちゃんを見て、どうか私にノッブが来ませんようにと心から祈った、そのおかげか私の方に来てくれたのはおキヌちゃんで本当に良かったと心の中で呟く
【あ、あの、本当にこれで?】
「……ああ、大丈夫だ。水が足りないからな……がぼがぼがぼおお……」
牛若丸が不安そうにしながらシズクの顔を桶に溜めた水の中に沈め、蛇口を開く。ざばざばっと水が出る音と、がぼがぼおっと言うシズクの声。正直言って治療には見えないわね……
「はい。お兄ちゃん、絆創膏張ったよ」
「もう少し分相応っと言う物を考えて無理をしないことだな」
「おお、アリスちゃん上手だなあ。高城さんもありがとうございます」
横島君はアリスちゃんと高城に治療されている。もし出来るなら蛍ちゃんが付きっ切りだっただろうけど、自分も満足に動けないので若干悔しそうに2人を見ている
「……」
くえすはくえすで肉体的な疲労とダメージはかなり少ないが、それでも魔力の消耗が激しいのかソファーに座って眠っている。
(それよりもクロさん達ね)
横島君と一緒だったシロやタマモは疲労こそ濃いが、怪我自体はそうひどい物ではない。だが足止めに奮闘していたクロさん、ポチ、長老そして言峰神父は相当な重症だ。ブリュンヒルデの用意してくれた治癒を促進させる結界の中で眠っているが、動く気配が微塵もない所を見ると完全に体力と気が回復するまで目を覚ますことはなさそうだ
「琉璃、ヘリコプターとかチャーターできない?」
「出来ることは出来ますよ?でももしガープに撃墜されたらって考えるとリスクが大きすぎます」
琉璃の言葉にむうっと唸る。フェンリルを呼び出していたのがガープだとすれば、今回の結果も当然見ているはず。もしこの付近に罠などを設置されていたらと考えると容易に車などで移動するわけには行かないだろう。しかし本当に良くフェンリルなんて化け物に勝てたと思うわね……それもこれもアルテミス様の力が大きいんだけど
「あーん、これおいしー♪今の下界って凄い物が多いわね」
「がももががもーー」
ケーキを食べてご満悦なのだが、小さい熊の姿をしているオリオンの口にケーキを詰め込んでいる姿を見ると、少し……いやかなりやばい人にしか思えない、そんなことを考えていると部屋の真ん中に魔法陣が2つ浮かび上がり、一瞬身構えたが
「大丈夫です。私の妹と弟ですよ」
穏やかに笑う聖奈……と言うか、ブリュンヒルデの弟と妹?と首を傾げていると魔法陣から人影が姿を見せた。褐色の肌に金髪、そして鋭く尖った耳をしている少年とその隣で険しい顔をしている翼を持つ女性
「第二魔界特殊部隊分隊長ワルキューレ少佐参上しました」
「第四魔界情報部ジークフリード中尉参上しました」
ピッと敬礼する2人に聖奈はにこりと微笑み、次の瞬間ごつんっと言う音が2回響き、ワルキューレとジークフリードが頭を抑えて蹲る。その目は涙目で、いつの間にか槍を手にしていた聖奈を恨めしそうに見つめている
「敬礼と足の動きにバラつきがあります、それと声の張りが全く足りていませんよ」
「「っは、はいっ!!も、申し訳ありません」」
穏やかと思っていた聖奈だが、姉妹にはかなり厳しい性格なのか、やりなおし、やりなおしっと何度も何度も口にし、その度にたんこぶを量産させていくワルキューレとジークフリードを私は呆然と見つめるのだった……
い、痛い……頭が割れそうだ。大姉上に呼ばれて姉上と一緒に人間界に来たけど、にこやかに笑いながら敬礼が遅いと怒り、何度も何度も僕と姉上の頭を叩く大姉上。身体と魂に刻まれたトラウマから文句を言う事も出来ない
「ジーク、余計な事を考えているから行動が遅れるのです」
「っは、はいっ!」
一際強く頭を叩かれ、目の前が涙で歪むのを感じながらもはっきりと返事を返す。他人にはとても優しい大姉上だけど、自分にも家族にも厳しい性格だから敬礼や挨拶が遅れると信じられないくらい怒る……今回は何回で終わるだろうか?1000回未満で終われば良いけど……僕がそんなことを考えていると横島君が動いた
「えーっと、あの聖奈さん」
「はい?なんですか?横島さん」
僕達に向けていた笑顔とは違う笑顔で対応する大姉上、その顔を見れば横島君への評価の高さが判る……と言うか事実高いだろう。僕の知っている横島君とは別人か?と思うくらい性格が落ち着いている、それに修行にも前向きで、手加減していたとは言え大姉上に一撃をいれた(僕も姉上もまだ有効打が入った事は一度も無い)僕や姉上の話を聞く気は無さそうだが、横島君の話は聞いてくれそうだ
「えーっとそのですね。あんまりごつごつ頭を殴るのはかわいそうだと思いますし、美神さんや神宮寺さんも神様の動きを知りたいと思うんですよ。先にそっちの話をして貰った方が俺達もうれしいかなーって……みんな凄く疲れていますし……駄目ですか?」
大姉上の顔色を窺いつつも最後まで自分の意見を口にした。姉上が小声でソルジャーではなくヒーローかと呟いた、それは確かに僕もそうだと思う
「そうだぞ、ブリュンヒルデ。ワルキューレとジークフリードを鍛えるのも良いが、まずは先に話すべき物があると言うものだろう」
「絞るなら後で絞ってやれば良いさ、特にジークフリードはな」
ビュレト様とベルゼブル様が助け舟……ビュレト様は明確な助け舟だったけど、ベルゼブル様は明らかに自分のストレスでの八つ当たりを僕に向けているのが判る
「あれ?高城さんって実は魔界の偉い人なんですか?」
「……さぁな?自分で考えろ」
……横島君に自分の正体話してないんだ……のほほんとした表情で尋ねられて、目に見えてうろたえているベルゼブル様案外うっか……
「おっと手が滑った「ぴぎゅいー!?」うごはあっ!?」
茶色い何かがすごい勢いで顔面に命中し変な声が出る。横島君のうりぼーって声と弱々しい泣き声で離れていく茶色い何か。だが目に当たった固い突起物で目の前が歪んでよく見えない
「高城さん!うりぼーを投げないでくださいよ!」
「っす、すまない、手が滑ったんだ……業とじゃないんだ。本当だ」
ベルゼブル様が動揺してる声が聞こえる。横島君が何かを抱えて怒っているのがぼんやりと見える……一体僕は何を投げられたんだ?……それが判らないからますます混乱する
「はぁ……判りました。ワルキューレとジークへの教導は持ち越す事にしましょう。報告をお願いします」
横島君とベルゼブル様のやり取りで気勢を削がれたのか、疲れた様子で話すをするように言う大姉上。痛い目にあったが、結果的には大姉上からの教導から逃れる事が出来たので僕は心の中でベルゼブル様に感謝を告げるのだった……
ワルキューレさんとジークさんの報告を聞きながら、何度も何度も意識が飛びかける。シロとタマモ、それとチビは丸くなり、うりぼー巨大化してカーペットの上に伏せて眠っているし。おキヌさん達も流石に霊力の限界なのか、空中で腕を枕にして眠ってるし、アリスちゃんは横島の膝を枕にして寝息を立て、横島は何度も舟を漕ぎながらも何とか目を開けて話を聞いているという状態だ。普通だったら何この状況?って言うくらいごちゃごちゃしているが、そんな突っ込みも出ないと言うか出す余裕も無いくらい皆ギリギリだ
(やっぱりプロだわ)
美神さんと仮眠から目を覚ましたくえす、それと琉璃さんの3人は眠い素振りなど一切見せず。2人の報告に耳を傾け、気になっている部分に質問している。プロのGSとしての意識の差を思い知った気がする
「じゃあ、ガープは今回は動いていないってことで良いのかしら?」
「はい、魔界の基地などに一切の被害も無く、また天界も同様です。恐らくフェンリル狼の復活を隠れ蓑にし、何かの道具の調達をしていると魔界正規軍は考えています」
「フェンリル狼の復活で必然的に警戒度の低い拠点から、重要度の高い拠点に人員の再配置が行われましたから」
ジークさんの返答を手帳にメモしている美神さん達。私もメモしようと思うのだが、眠くて眠くてまともな字にならない
「……ここから東京への転移は可能なのか?」
「それについては問題ない、既に私達が来るのに転移を利用している。フェンリル狼とその素体になった人狼が結界の基点となっていたのだろう」
フェンリル狼が倒れたから、転移を阻害する結界が消滅したと説明してくれるワルキューレさん。だが、出来ることならばミズチタクシーは避けなければならない。今の疲労している段階では戻す可能性が余りに高すぎる
「とりあえず、今日一晩泊まって明朝東京に戻ることにしましょう。琉璃、東京の方で救急車とかの手配をお願いね」
「判ってます。明日戻る時間が決まればその時間に来てくれるように手筈を整えます」
クロさん達の傷は思ったよりも深く、本人達は嫌がるだろうが東京の霊能病院に強制入院となりそうだ
「なぁ。お前」
「え?何!?なんの話ッ!?」
「お前女神は止めとけ、女神は駄目だ。お前星座にされるぞ?」
「ねえ本当何の話!?何の話なのか教えてくれッ!?」
「俺の直感。お前すっげえ女難……「ダーリン♪そろそろ寝ましょうねー」ぴぎゅるッ!」
横島に何かをアドバイスしていたが、アルテミス様に胸に抱き抱えられ、強制的に沈黙させられるオリオン。しかし星座になるとか……それってオリオンの最後であり、横島も星座になるとか聞いて、大丈夫かな?って思ったのは言うまでも無いが……しかし星座になるとか、横島はどうなってしまうのか本当に心配になる
「アルテミスはどうするつもりなのですか?」
「……放置になります。古の神なので私達ではちょっと手が出る相手ではないですし、下手に怒らせると自然災害とか連続で起こしかねない相手なので……」
くえすの質問に聖奈さんが非常に暗い顔で告げる。終わったら帰るのかな?と思っていたのだが、居座る気満々と言う様子。聖奈さんは飽きるまで待つしかないですねと言う
「はい、聖奈さん。質問です」
「なんですか?横島さん」
横島が小さく挙手をして質問と言う。横島は首をかしげながら
「今の神様と古い神様って何が違うんですか?」
横島に質問は少し私も気になっていた。同じ神族なのにと私も思っていた
「それはあれだ。前の神魔大戦の後。何人かの神魔は今のくだらない神魔の情勢に飽き飽きして別の次元に隠遁することを決めた、それが古き神々だ。俺の知ってるあたりだと、イシュタル、エレシュキガル、ティアマトーなどのメソポタミア神話系の神がそうだな。今の世界にいる神々とは権限から魔力量まで違う、イシュタルで言うと、木星までワープできたりするし、ティアマトーだと魔獣を子供として生むな」
カズマさんの解説に横島の顔が大きく引き攣る。今の神様でも強いのに、古い神様はもっと強いのかと驚いているのだろう。アルテミス様の力も凄まじかったし……ギリシャ系の神様もやはり桁違いの力を持っていると見て間違い無いかも……
「私やワルキューレ達北欧神話系も体系的には、古き神々となりますが、能力に制限を掛けて今の世界に留まっています。お父様も本来の能力で言うと半分ほどに弱体化しておりますが、それでも神魔の中では最上級に位置しております」
聖奈さんとカズマさんの説明にへーっと返事を返す横島。んっと呟き
「でもさ。カズマさんって本当はビュレトって言うソロモンの魔神なんですよね?ソロモンの魔神は古い神ってやつじゃないんですか?」
「俺らは元々は天使種だ。それが変化して魔族になっている、正確には俺らは神じゃない。その違いだな、それと古い神って言うのは強い力を持つゆえに、今のデタントのしがらみとか、人間の信仰で世界を失った奴が多くてな。基本的にはもう自分達にやることは無いってことで隠居している……アルテミスは、オリオンを気に入って、オリオンを逃げられない上位世界に連れ去ったんだがな……基本的に自分本位で人の話を聞かない女神でもある」
……やばい人かもって思っていたけど、本当にやばい人だった。部屋の中に嫌な沈黙が満ちる……
「ちなみにシズクはどっちなの?」
「……本来の姿なら古い神だな。だが今は能力を制限しているから、今の神魔で言えば、上級っと言うところだ」
水神で竜神って言う2重神性。確かにシズクは桁違いの能力を持っている神様と言えるだろう
「お父様からは、暫くの間人間界に駐在せよとの事です。フェンリル狼の復活で土着の神などの様子がおかしくなるかもしれないので、私は調査を命じられています」
「僕は大姉上の助手で横島さんの護衛の手伝いをするようにと、あとアリスちゃんの保護者が近い内に迎えに来るのでそれまでの護衛も命じられています」
やっぱりフェンリル狼の復活は神魔の間でも大きな出来事だったみたいね。聖奈さん、カズマさんに続き、更に人員を送り込んでくる辺り、そこが良く判る。しかしアリスちゃんを迎えにベリアルさんとネビロスさんなんてビッグネームが同時に動いても良いのだろうか
「ったく、過保護すぎるんだよ。あの馬鹿は」
高城さんが小さく過保護すぎる馬鹿がと呟く、ハーピーさんやワルキューレさんがいるので態々迎えに来なくても良いのにねと小さく苦笑していると、2人はとりあえず報告できるのはこれで全部ですと敬礼する
「ご苦労様でした。とりあえず、今日のところはワルキューレとジークが寝ずの番をしてくれるので」
「「え!?」」
「なんですか?」
聖奈さんの言葉に聞いてないと言わんばかりにえっと言うが、聖奈さんに睨まれなんでもないですと言う。姉と妹弟の力関係が一瞬で理解出来た
「まぁ見張りをしてくれるならありがたいわ。休ませて貰うわね、蛍ちゃんと横島君も休むと良いわ」
聖奈さんの決定に口を挟むと飛び火しそうなので、逃げに回る美神さんにそうですねと返事を返し、巨大化しているうりぼーに背中ヲ預けて目を閉じるシズクとその近くでうりぼーの巨体に顔を埋めて動かなくなった横島に大丈夫かな?と言う不安を抱きながら、その場を後にするのだった……そして翌日私達はワルキューレさん達の護衛の元東京に戻ったのだが……
【のぶう】
「ごめん、ごめんよ!チビノブ!」
マリアさんとテレサさんに連れられ、帰って来たチビノブに必死に謝る横島と、ぷくうっと頬を膨らませて怒っているチビノブと
「良かったああ……お帰りいいいい!」
「ハーピーお姉ちゃん。ただいま」
帰ってくるまで平常心では居れなかったであろうハーピーさんがアリスちゃんに抱きつき号泣するとか帰って来たら、帰ってきたでとんでもない騒動が待ち構えているのだった……
フェンリル狼の復活……ワルキューレとジークを送り出したが、正直先ほどから嫌な胸騒ぎが消えない
「ムニン、フギン。頼むぞ」
我の使い魔であり、幻想種では最上級に位置する2羽を解き放つ。今までは封印してきたが、どうもそれ所ではない。フェンリル……我の神としての身体を食った魔狼。魔族へと転身し、存在を保ったがフェンリルの存在は我の中では思い出したくも無い相手だ。だがガープが態々フェンリルを呼び戻そうとした、それに違和感を如何しても感じるのだ。確かにフェンリルは強大な魔獣だが
(態々呼び出すに値するか?)
フェンリルは知性はそう悪くは無いが、それはあくまで獣としてのレベルの話だ。そんな相手を態々ガープが労力を使い呼び出すことに意味があるのか?と思うのだ。
「フェンリルを囮にしたとも考えられる」
フェンリルを人間界で復活させる事で、天界と魔界の護りを固めさせる。そしてその間に自分の本命を成し遂げるのではないか?フェンリルという北欧神話最強の獣を復活させる事で、探知能力を誤認させ、スルトやロキを目覚めさせようとしたのではないか?その考えに辿り着いたのだ。世界を焼き尽くす存在であるスルトと善でもあり、悪でもある北欧最強の悪神ロキ。その両名、もしくは片方でもガープ陣営に入ったとなると情勢は一気に変わる。今まで電撃戦を仕掛けてきたアスモデウス達が制圧をするための戦術に切り替えてくるだろう……
「オーディン様」
「……なんだ」
考え事をしていて部下が部屋に入ってきている事に気付かなかった。顔を上げて驚いた
「アマイモン?」
「ああ、そうだ。勝手に入ってきて悪かったな」
おどおどしている部下の背後にいるアマイモンがにやりと笑いながら無事な左腕を上げる
「何故?」
「何故?フェンリルなんて化け物が目覚めて、いつまでも引き篭もってられるわけが無いだろう」
戦力としては役に立たないが、それでも役に立てることは有るだろう?とアマイモンは笑う
「すまない、助かる、これからガープ達の動きが激しくなりそうなんだ」
このタイミングでアマイモンが復帰してくれたのは正直ありがたい。我は早速最高指導者へとアマイモンの軍部への復帰について連絡を入れるのだった……そんな我を見つめているアマイモンの視線に気付かずに……
別件リポート 白竜組 修行中
次回は別件を入れます。次のリポートはほのぼの系の話を書いて行こうと思います、やっとワルQとジークも横島と出会えましたしね
白竜組は仙人がINしたことでどう変わったのかを書いて行こうと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか
-
サイドまたは視点は必要
-
今のままで良い