GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! セカンド 作:混沌の魔法使い
リポート20 狼の居る日常 その7
今回の件でだけど改めて今の日本がどこかおかしくなっているのと感じた。撤退する前にワルキューレが調べてくれた結果だけど……東京の下水道と魔界が繋がっていたらしい……と言っても、本当に針の穴ほどの隙間らしいが、どうもそれを通って魔界で討伐された死霊使いの魂が日本に来ていたらしい
「本当に微々たる隙間で良かった。下手をすれば魔界の凶暴な魔獣が日本で大暴れしていたかも知れん」
「洒落にならないわよ、それ」
今はGSの数が減っている上に、高位のGSは依頼を複数掛け持ちし、全員が疲労している。そんな状況で魔界と繋がるなんて事にならなくて本当に良かった。それこそガープ達が攻め込んでくる可能性もあれば、ガープ達が来なくても全滅しかねない事態になっていたかもしれないのだから
「それで、美神、この蘆屋と言うのはどう思う」
「昔の陰陽師にそんなのがいたくらいしか知らないわね」
あの霊的兵器の作成者の蘆屋と言う人間、これも私の直感だが調べておく必要があるかもしれない。安倍晴明の伝説に出てくる陰陽師と同じ名前、横島君にもなにか関係してそうな気がするので、人間界と魔界の両方で調べる手筈を整えていると蛍ちゃんが事務所に入ってくる
「美神さん。少し遅れましたか?」
「ううん、全然気にしないで良いわよ」
下水道なんていう不潔極まりない場所での除霊だったので、1度家に帰って風呂に入ってくるように伝えてあった。現に私もめちゃくちゃ念入りに身体とか髪を洗ったし、集合時間に遅れても良いって伝えておいたので時間的には何の問題も無い
「しかし今回のような事件が多発すると不味いな」
「ワルキューレから見ても?」
私の問いかけに当たり前だと即答したワルキューレは腕組をしたまま
「周りの雑霊を縦横無尽に取り込んで霊力を維持し、兵器の残骸を武器とする。言ったら悪いが、厄介なんて物じゃない」
普通の除霊の準備をしていたらあんな相手どう考えても勝てる相手じゃない。それが判っているからこそワルキューレにそう問いかけたのだ
「まだ増えると思う?」
自然発生する霊力を伴う機械兵器。もしあんなのがこれからも生まれるとしたら、それはどう考えても対処出来なくなる。だってそうだろう?霊を除霊すれば倒せるが、その肝心の霊は機械の骨格の中。霊力が通らず、そして神通棍などの一般的な除霊具の攻撃力では鎧を砕けない。あれはGSの天敵とも言える
「……判らない。今回はあの魔族にとって都合の良い条件が揃っていたからな」
依り代になる霊力を持ったネズミと武器になる兵器の残骸。確かに相手にとって都合のいい条件がこれでもかと揃っていた、とりあえず霊力の吹き溜りになるような場所に旧日本軍の基地とかが無いことを祈るしかない
「でもうりぼー凄かったですね」
ノッブちゃんが投げて、高速で回転しながら巨大化し、霊力の牙で突撃。アレは正直横から見ていても思ったとんでもない破壊力だと思ったものだ。そしてあれが無ければ正直全滅していた可能性もある。横島君の思い切りとうりぼーの意思に助けられたかもしれない
「横島の育てている使い魔はなんと言うか、普通じゃないな」
「ワン」
ワルキューレの言葉に伏せていたマーロウも同意する。そして私も同意する、チビやうりぼーは強いなんてレベルじゃないのでマーロウの呆れたような鳴き声にも納得だ。暫くチビやうりぼーについての話をしていると応接間の扉が開き
「遅れましたー」
「遅れましたー」
横島君の真似をしてアリスちゃんが入ってきたんだけど、その頭の上には赤いリボンをつけた
「チュウ♪」
下水道で魔族に憑依されていたネズミの姿があった
「なんで拾ったの?」
「アリスちゃんが拾ってたみたいで、大人しくなってますから大丈夫ですよ」
横島君の能天気な言葉に激しい頭痛を覚えたが、アリスちゃんの肩の上で鳴いている姿に邪気はなく、そしてハツカネズミなので白い体色と真紅の瞳と可愛いと見えなくも無い、とりあえず私の管轄内ではないので
「ワルキューレ。後はよろしく」
「……ああ」
今回はわたしの管轄では無いので、アリスちゃんの事を任されているワルキューレ、しいてはブリュンヒルデ達に丸投げすることにした
「チュウー!」
「みみーむ!」
「ぷぎゅー!」
【ノーブー!】
なんか小動物同士で意思疎通しているのは無視して、横島君に視線を向けるとシズク達の姿が無い
「あ、シズク達はおキヌちゃんとハーピーさんと買い物です。明後日には迎えに来るらしいんで、お別れパーテイの準備を……えっとそれに付きましてですね」
「はいはい。特別手当出してあげるわよ」
あざーっす!と頭を下げる横島君とその隣で遊園地!遊園地とはしゃいでいるアリスちゃん。アリスちゃんの保護者2人と事を構えたくは無いので友好的に接しておくべきだろう。それに遊園地に行く代金なんてそう高い物じゃないので気にするまでも無い。むしろ私が気にしているのはマーロウの方だ
「どう?今回マーロウの動きを見て、何か参考になったかしら?」
タマモとシロに勉強させるためにマーロウを呼んだのだ。2人にそう尋ねると
「私は犬じゃないから、私は私なりのやり方で横島の助けをするから」
「拙者はマーロウ殿に色々教えて貰ったでござるよ!」
弾ける笑顔のシロと嫌そうな顔をしているタマモ。でもマーロウの話を聞いて動いていたのは2人とも同じだ、今回の事はどうもシロにもタマモにも、そして私達にも大きな転機になったみたいだ
「じゃあ、横島君。今回の事1度リポートにして見なさい。資料はあげるし、アリスちゃんが帰ってから1週間あげるわ。自分1人で仕上げてみなさい」
うえっ!?と叫ぶ横島君に事務所の中に笑い声が満ちる。自信無さそうにしてるけど、私の代わりに所長をやっていた時は自分でやっていたのだ。甘くする時期はそろそろ終わりで良いだろう
「蛍ちゃんに聞くくらいは許してあげるから頑張ってみなさい。じゃ、今から琉璃の所に行くわよ」
今回の事はGS協会で対策を練って貰う必要がある。今日は午後からフリーと言っていたので、報告に行くわよと2人に声を掛け私達は事務所を後にするのだった……
アリスちゃんに迎えが来るまでは後1日ある。昨日沢山食材を買い込んできたシズク達はキッチンで料理の本を見ながら
「ぎゃー!スポンジ潰れたぁ!」
「……むう、またか……」
【思ったよりも難しいですね】
アリスちゃんの雰囲気にも合う、洋食とデザート作りの試作品の作成を頑張っている。
「どんなの作ってくれるのか楽しみ♪」
【のっぶう!】
膝の上にチビノブを乗せて、ねーっとチビノブと笑っているアリスちゃん。ノッブちゃんは普段通りメロンパンを買いに外出しており、牛若丸とシロは庭で竹刀を振っている
「むう、やはりこうもう少し筋力をつけるべきでござろうか?」
【私は筋力よりもスピードを鍛える方が重要だと思いますよ?私もシロも決して一撃で相手を打倒するタイプではありませんし】
同じ剣士と言う事で色々話し合いながら訓練を頑張っている。ちなみに俺が混じるとシロが俺の真似をして邪道を覚えてしまうらしいのと、アリスちゃんとどこに行くかと言うのを決めると言う事もあり、部屋から竹刀を振っている2人が性格が似ているからかなんか姉妹に見えたことに苦笑しながらタマモが広げている雑誌に視線を戻す
「やっぱり、ここが良いんじゃない?デジャブーランド」
1日平均2万人は訪れる超有名な遊園地だっけ、東京の近くに色々ある遊園地の中でもかなり有名な場所だ
「でもなあ、チケット取れるかなあ」
「そこが問題よね」
確かにアリスちゃんと遊びに行くには良い思い出になるかもしれないけど、招待チケットがあれば別だけど、飛び込みで行けばそれこそアトラクションで遊べるかどうか……
「とりあえず今日の散歩の時に見に行ってみるわ」
「うん、駄目だった時の為にほかの遊園地とかも調べとくわね」
タマモにありがとなと礼を言い、散歩の時間までチビやうりぼーと遊びながら時間を潰すことにするのだった……
(こりゃ駄目だな)
チケット販売所の近くまで見に来たがチケット売り場大混雑。とてもではないがチケットを買えるとは思えない状況だった、遊園地のチケットを買いに行くと言って散歩に来なくてよかったと心底安堵した
「今日はちょっと遠くの公園に行こうか?」
「うん!行くー♪」
普段出かける公園よりも少し遠くに行こうかと言って、チケット売り場から離れてちょっと遠くのチビ達が大好きな木のアスレチックの公園に行こうかと歩き出そうとした時
「あれ?横島さんとアリスちゃん?」
【ん?おー奇遇やなぁ!なにしてるんやー?】
小鳩ちゃんと福の神に背後から声を掛けられ、人も通る所なので1度近くの広場へ移動しようと提案し、小鳩ちゃん達と一緒に商店街から離れる事にした
「お姉ちゃん元気?アリスは元気だよー!」
「こんにちわ。私も元気だよ」
にぱーっと笑うアリスちゃんに小さく手を振り返す小鳩ちゃん。チビ達はベンチに腰掛けている俺の膝の上で早く散歩と言いたげに鳴いている。
「いつもの散歩のコースじゃないですよね?私良くここに買い物来ますけど、横島さんを見たのが今日が初めてです」
「アリスちゃんがもう少しで帰るからどこか遊びにいこうかなーって言う下見をしてたんだよ」
俺の言葉に小鳩ちゃんは何かを察した様子だった。そりゃここら辺で見れば、俺がアリスちゃんと何処に連れて行こうとしていたなんて直ぐ判るだろうしな
「それでしたら、横島さん、アリスちゃん。これをどうぞ」
小鳩ちゃんが俺に差し出してくれたのは、特賞と書かれた小さな封筒。中を見るとデジャブーランドのペア招待券
「いやいや!こんなの貰えないから!」
「良いんです。アリスちゃんは横島さんと遊園地行きたいよねー?」
小鳩ちゃんの問いかけにアリスちゃんは行きたいーと直ぐ返事を返し、良く判って無い様子のチビ達も楽しそうに鳴き声を上げる
「どうせ私は誘う人もいませんし、横島さんに譲りますよ」
【ちょ!小鳩それは「福ちゃんは静かにしててね?」むぐう!】
福の神の口を慌てて塞ぐ小鳩ちゃんに本当は誘う人が居たんだと思い、やっぱり受け取れないと言って封筒を返そうとするが
「だから良いんですよ。どうせ私そのチケットの有効期限の明日六道で補習ですし、どっちにしろ行けないので」
だから気にしないでくださいと笑う小鳩ちゃん。ここまで言ってくれていると付き返すのは逆に悪い気がしてきた
「今度、ちゃんとお返しするから、本当ありがとう」
「お姉ちゃん、ありがとう!」
アリスちゃんと一緒にお礼を言うと小鳩ちゃんは柔らかく微笑みながら
「良いんですよ、アリスちゃん、横島さんと楽しんで来てね」
福の神の口を最後まで塞いで歩き去っていく小鳩ちゃんにアリスちゃんとありがとうと声を掛け、俺達は散歩を再開するのだった
【なー。いいんか?横島を誘うんじゃなかったんか?】
「そのつもりだったけど、別に良いかなって、ほら。今回の事で横島さんが埋め合わせしてくれるって言ってたし、私の印象が強く横島さんに残るかなって」
やや黒い笑みを浮かべて言う小鳩に福の神は冷や汗を流しながら、なんで、なんで小鳩が黒くなってまうんや、そうならんように頑張ってたのにと何度も繰り返し呟いているのだった……
横島がアリスちゃんと出かけることになり、遊園地と言う事でワルキューレさんとジークさんの直接護衛が出来ないので、苦渋の決断としブリュンヒルデさんがルーン魔術で遠隔護衛がすると言う事が決まり、私は美神さんと共に仕事に出かけた。現場は東京デジャブーランドで最近霊現象が起きていると言う事で、オカルトGメン……つまり西条さん達との共同の仕事だ
「デジャブーランドで霊現象って何か理由があると思います?」
「うーん。やっぱり楽しいとか、面白いとかの陽の気が集まってるからそれに惹かれてって可能があるわね」
それほど強力な妖怪とかは出ないと思うけどと美神さんは言うが、前の下水道の事もあるし、また予想外の何かが出てくる可能性もある
「シズクもノッブも手伝ってくれないですもんね」
「仕方ないわ。基本的に横島君が気に入ってるから手伝ってくれてるだけだし」
【私はちゃんとお手伝いしますよ?】
おキヌさんがそう笑うが、最後まで渋っていた。私と美神さんの視線が向けられると口笛を吹いて視線を逸らす、良いも悪いも美神さんの事務所は横島の調子によって大きく左右されると思う。勿論私も込みでだけど、シズクはアリスちゃんが帰る前に好きな料理を作ってやるって言う事で来てくれてないし、ノッブはノッブで今日はパスと言って断られ、タマモはシロに東京を案内すると言う事でパス、牛若丸は一応横島の護衛と言う事で眼魂で横島のポケットの中だ
「とりあえず西条さんもいるし、まずは話を聞いてそこから考えるわ」
「あれ?今回は話も聞いてないんですか?」
美神さんにしては珍しいと思いそう尋ねる。美神さんは小さく溜息を吐きながら
「夢を売る企業だから表立って私を雇えないって話なのよ。西条さんに話が通って、そこから私って流れなのよ」
「なんともめんどくさい話ですね」
【夢って一種の売り物なんですかねえ?】
霊的な問題で何か起きればもっと大変なことになるだろうに……私はそんなことを考えながら、従業員用の入り口からデジャブーランドの中に足を踏み入れるのだった……
「あ、そう言えば横島君に作るって言ってたバイクどうなったの?」
「もう少しですよ?あと最後に胴体に装甲をくっつけて塗装すれば仕上がりですよ……お父さんが何故かバイクにゴーストドライバーを組み込んでくれましたけど」
「それ大丈夫なの?」
美神さんの言葉に判りませんと返事を返すのがやっとだった。能力は限定的にしたと聞いているが、それでもどうしても不安要素は消えない
「遅かったね。令子ちゃん、蛍ちゃん」
西条さんが私達に気付いて手を振ってくる。長い階段を下りた先は広い空間が広がっていた。あちこちにPCが見え、クレーン車などの大型特殊車両が見える。まずは依頼者に紹介するよと言って歩き出す西条さんの後を付いて歩き、メインコントロールと書かれた一際大きな部屋の中にはいる
【ふむふむ。ここのプログラムはこうしてだネ、そしてこっちは駄目だ、電気効率が悪すぎるヨ】
「な、なるほど」
教授がここの技術スタッフに何かアドバイスをしていた。西条さんを見ると西条さんは肩を竦めて
「PCを与えるとあっと言う間に全部覚えてね。彼本当に記憶喪失なのかい?」
自己申告だから結構怪しいですよと美神さんと一緒に言って、ふとPCに視線を向け
「げっ」
「何て声を……げっ」
私に注意をしていた美神さんがモニターを見て、同じように呻いていた。そこには運が良いのか悪いのか、横島とアリスちゃんの姿あった。正し大型犬サイズに巨大化しているうりぼーやその頭の上にちょこんと座るチビ、そして猫の耳のヘッドバンド装備のチビノブ、それにウィスプにアリスちゃんの拾ったネズミ。もうとんでもない集団になっている
「横島君らしいというか、なんと言うか……やっぱり彼は個性的だね」
「今度注意しておきますから」
西条さんは好意的に言ってくれたが、これは正直かなり不味いので今度美神さんと一緒に注意しておきますと呟く
「では今回の依頼内容なのですが、これを見てくれますか?」
スーツ姿の老人がPCを操作して写真を映し出す、そこにはチビサイズのややいかつい顔に小さな石斧を持った妖怪の姿
「性悪な妖精【ボガート】ね」
「かなり珍しいですね」
元々は海外の妖怪だ。日本の土地に馴染んでいるとは思えない、現に少し項垂れて、肩を落として消耗しているように見える
「オカルトGメンの方にも相談しましたが。閉鎖せずに、あの妖精を退治して欲しいのです」
依頼主の言葉に西条さんを見ると、肩を竦めて
「こういう無茶な依頼だから手伝って欲しいってお願いしたんだよ」
疲れた様子を見れば相当苦労した後なのだろう。普通は遊園地などに妖怪が現れれば、閉鎖して退治する。営業中にしかも客に見つからず退治する、それはかなりの難易度だ。考え直せと言いたかったのだが
「私共の仕事はお客様に完璧な夢を提供することなのです!妖怪が出たから閉鎖などと言う事をして、その輝きに曇りを与えてはいけないのです!」
【良いね!そういう信念は大事ダネ!】
賛同しているあの馬鹿幽霊を本当に何とかして欲しいんだけど、やっぱりあの人は胡散臭い上にとても信用出来ない
「なんとしても極秘裏に処理してください!その為には金に糸目はつけません!」
「警視総監から僕も圧力をかけられていてね。本当大変だと思うけど協力して欲しいんだ」
「裏で色々思惑があるってことね……はぁ。とりあえず、蛍ちゃん。見鬼君の準備して」
美神さんの言葉に判りましたと返事を返し、バッグから見鬼君を探す。横島がいればたぶん簡単に見つけ……見つけ?見鬼君を見つけ、机の上のモニターに視線を向ける
『あれ!あれが良い!』
『ジェットコースターかぁ、結構怖いと思うけど、大丈夫?』
『大丈夫ー♪』
ジェットコースターに行きたいと言うアリスちゃんに大丈夫?と声を掛け、大丈夫と返事を返したので、うりぼー達を引き連れてジェットコースターの方に歩き出す横島達。その姿自体は問題は無い、問題なのは横島の性質だ
「美神さん。私物凄く嫌な予感がします」
「そうね。私もするわ」
【実は私もです】
「うん?何か問題でもあるのかな?」
【おお、ボーイがいるじゃないか、後で少し顔を出しておくかナ?】
横島の性質を良く判ってない西条さんと教授の言葉を無視し
「横島君が先にボガートを見つけるんじゃないかなって」
「ははは、この広い遊園地でそうそう遭遇する物じゃないさ」
その反応で判った。やっぱり西条さんは横島の性質をまるで理解していないと
「おキヌちゃん。悪いんだけど、横島君の方に合流してくれる?」
【判りました。ちょっと行って来ますねー】
壁抜けして飛んでいくおキヌさんを見送り、大袈裟だなと苦笑している西条さん。たぶんこれが普通の反応で、私達の反応がどこかおかしいと言う事を理解すると、なんだかとても悲しい気持ちになった……
そして案の定と言うか、なんと言うか横島とアリスはと言うと
「う?」
「みむ!」
「ぷぎゅ!」
【ノッブウ!】
「ん?なんだー?なんかいるのかー?おお!?なんかいかついのが居る!?」
「なんだろー?初めて見る」
【ボガートだ。悪戯妖精と言われる妖精の一種だよ】
早速ボガートとエンカウントしたりしているのだった……横島の人外ホイホイは遊園地でも十全に発揮していた……
リポート20 狼の居る日常 その8へ続く
次回は横島とアリスの視点から書いて行こうと思います。そしてエンカウントしたボガートがどうなるかも楽しみにしていてください
それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか
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サイドまたは視点は必要
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今のままで良い