GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! セカンド   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回はバイク戦から直接バトルまで書いて行こうと思います。バイクは私にハードルが高すぎた、様修行と言うのが良く判りました。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします


その6

 

 

リポート21 死線(デッドライン)のヘルズエンジェル その6

 

 

バイクが爆発してしまい、変身して追いかけようとしたその時。背後から聞こえてきた激しいエンジン音。明らかに市販の物では無い、改造されたバイクが俺の前に止る寸前に乗っていた人物が俺の名を叫んだ

 

「横島ッ!」

 

「蛍!?」

 

まさか蛍が来た事に驚きながら、手にしていた眼魂をズボンの中に戻し、蛍に駆け寄る

 

「はぁ……はぁ、こ、これ……わ、私とお父さんで作ってた……よ、横島用のバイク。やっと完成したから届けに来た」

 

「俺に?」

 

蛍はうんと返事を返し、バイクから降りてへたり込む

 

「横島用に調整してるから、私には足も足りないし、握力とかも足りないから……本当大変だったわよ。で、でもこれなら追いつけるわよ」

 

大粒の汗を流しながら言う蛍。申し訳ない気持ちと蛍が作ってくれたというのが嬉しい。そんな複雑な気持ちで胸が一杯になる……だが今は時間が無い、蛍もそれが判っているのかタオルで汗を拭いながら

 

「頑張って」

 

「ありがとう!」

 

ヘルメットを被りなおし、キーをバイクに刺す。跨ってみると驚く……乗り心地が良いとかそうじゃなくて、まるで自分の体と一体になったような不思議な一体感がある。俺がクラッシュして10分ほど……追いつけるかは五分五分だったが、このバイクならッ!走り出しまでも驚くほどにスムーズで、加速も信じられないほど手に馴染む、遠くに火柱が上がるのを見て

 

「心眼!」

 

【判ってる!】

 

俺の言葉に直ぐ心眼が返事を返し、腰にベルトが現れた瞬間。空間が歪み現れた穴から白銀の眼魂がベルトに飛び込む

 

「な、なんだ!?なんの眼魂だ!?」

 

【アーイ!シッカリミナー!シッカリミナー!】

 

とは言え止っている時間もウィスプに交換している時間も無い。なるようになれとベルトのレバーを掴んで引っ張る

 

【カイガン!マッハッ!変わるシグナル!フルスロットルッ!!!】

 

マッハ!?あーっと確か!別の世界の俺との訓練の時に、良く頑張ったって海東さんに貰ったけど、ずっとうんともすんとも言わなかった眼魂だ。殆ど三蔵ちゃんに持ってかれたから忘れてた!?

 

「追跡!撲滅!いずれもマッハーッ!」

 

【言ってる場合か!?】

 

知るか!変身したら勝手に口が動いたんだから俺のせいじゃない!と心眼に叫ぶ。

 

「あれ?」

 

【どうした?】

 

マッハ魂になってからさっきよりもバイクが一体化したように思える。クラッチもアクセルも……手に取るように判る。アクセルを開けて加速するのだが、エンジンがまるで獣の唸り声のような音を立てて爆発的に加速する。暴れかけるハンドルも変身しているからか握力で簡単に制することが出来る。そして加速した瞬間空中から黄色と青の光が俺の隣に着地する、まさか他の魔人かと思ったその時

 

「横島君!」

 

「横島!」

 

「うお!?八兵衛!?九兵衛!」

 

それは韋駄天の2人だった。俺の隣を全力で走りながら

 

「すまん!ヘルズエンジェルを見失ってるうちにとんだ迷惑を掛けたようだ」

 

「失態は行動で取り返す!」

 

眼魂を!と叫ぶが、多分マッハ魂の効果で運転技術が上がってるので無理だ!と叫ぶ。だが眼魂は勝手に浮かび上がり、その中に八兵衛と九兵衛が飛び込み、ベルトに入ろうとしたその時

 

「「む?」」

 

「え?」

 

エンジンメーターの部分が開き、そこに韋駄天眼魂がセットされる

 

【アーイ!シッカリミナー!シッカリミナー!】

 

そして何故かバイクからリズミカルな音楽が響き始める。レバーは無くて、良く見ると眼魂がセットされた部分が上にスライドしそうだ。ハンドルから手を放して眼魂が入った部分をハンドルの間に移動させる

 

【カイガン!韋駄天!神界!最速!天の飛脚ッ!】

 

「バイクが……変形した!?」

 

丸みを帯びていた風除けが鋭利な形状に変化し、ボデイも純白、そしてなんか後にブースター見たいのが装着された

 

「なんか知らんが!行くぞぉッ!」

 

【待て!いきなりアクセルを!】

 

心眼の静止は遅かった。背後のブースターが火を吹いたと思った瞬間。恐ろしい加速が掛かり、まるでロケットのようにバイクは道路を滑り出すのだった……

 

 

 

 

一定の距離まで近づくと、ヘルズエンジェルは火柱を放ってくる。セットした眼魂の効果か、運転技術が向上しているので回避は出来る。回避は出来るが……

 

(このままじゃ駄目だ)

 

信長達が待ち伏せしている場所にヘルズエンジェルを追い込めない、そう思った瞬間

 

「ノォオオオオオッ!?!?」

 

「は?」

 

俺の横を横島が絶叫しながら通過していく。なんかやけに禍々しいバイクだったが……なんだあれは、一瞬疑問が脳裏を埋め尽くしたが、今はそれ所では無い。なんとしてもヘルズエンジェルを予定した場所に追い込まなければ……だがこのままでは追いつけない、そう思ったとき。俺の身体を覆っていた鎧武者のような装甲がはじき飛び、バイクと合体する

 

「これは……はっ!考えるのは後だなッ!!」

 

アクセルを吹かすと今までとは比べられない加速が俺を襲う。だがこのスピードならば追いつける

 

「くっ!」

 

凄まじい加速のGに耐えながら前方を走っている、横島とヘルズエンジェルに向かって走り出す

 

「ハッハー!最高だ!このスピード!このスリル!たまらねえ!!」

 

少しでも運転をミスすればクラッシュする、異常なスピードの中だと言うのにヘルズエンジェルは狂ったように笑う

 

「!」

 

「!!」

 

この加速の中では喋っている余裕も無い。横島にハンドサインを送ると横島もハンドサインを送り返してくる

 

「っ!はは!俺相手に寄せてくるか!良いぜ!ハッハー!最高だ!!」

 

横島がヘルズエンジェルの横に寄せ、信長達が待ち伏せしている方にヘルズエンジェルのハンドルを切らせ、俺が背後からぴったりと寄せ、スリップストリームを利用して離されずの距離をひたすらに保つ

 

「オラオラ!俺はバイクだけじゃねえんだぜ!!!」

 

ヘルズエンジェルが巻き起こす炎と風は変身と強化されたバイクの装甲に任せ、歯を食いしばり必死に耐える。だが後何分、後何秒耐えればいいと言う考えが脳裏を埋め尽くす。幾ら変身していてもヘルズエンジェルの火炎は凄まじい物がある、何時までも耐える事など出来るわけが無い。徐々に焦りが過ぎってくる

 

【!!】

 

崖の方から巫女の幽霊……おキヌが姿を見せた瞬間。揃ってブレーキを掛ける

 

【三千世界に屍を晒すがよい。……天魔轟臨ッ!!】

 

「……!」

 

信長の背後に凄まじい数の火縄銃、シズクの背後に凄まじい数の氷柱が浮かび上がる

 

「ちいっ!!!」

 

ヘルズエンジェルが舌打ちをする。だがその間に俺と横島は既に射撃軸から逃れている

 

【これが魔王の三千世界(さんだんうち)じゃあっ!!!】

 

「……これで消えろ!」

 

凄まじい弾幕と氷柱がヘルズエンジェルにへと向かう。これで決まったと俺は思った……だが、俺は魔人と言う存在をまだ見誤って居たのだ

 

「舐めるなあッ!!」

 

バイクを跳ね上げ、壁のような弾幕を潜り抜け始める。炎と風で直撃を逸らし、致命傷を避け、バイクにいくらか被弾しても、ヘルズエンジェルは完全に決まったと思ったその一撃を避けて見せたのだ

 

「ヘルエキゾーストッ!!!」

 

「ノッブちゃん!シズク!!」

 

裂帛の気合と共に放たれた一撃が信長とシズクを大きく弾き飛ばし、横島の悲鳴が上がる

 

「助けに行くのはアイツをやってからだ」

 

恐ろしいスピードを保っていたバイクは黒煙を吐き、ヘルズエンジェルも疲弊している。2人を助けに行くとしても、今ヘルズエンジェルに背中を向けるのは自殺行為だ。バイクを降りると、バイクに装着されていた鎧が全て解除され、再び俺に装着される。

 

(バイクはお釈迦か)

 

装甲が解除された瞬間スクラップになるバイクに申し訳ないことをしたと思いながら、ヘルズエンジェルに視線を向ける

 

「ちっ!スピードが!」

 

バイクのエンジンは唸り声のようにエクゾースト音を上げているが、スピードが上がらないのか、舌打ちをしながらも鋭い視線をこっちに向けている。バイクのスピードは落ちているが、それだけで勝てる相手とは思えない。あの脅威的な熱量と風は以前脅威のままなのだから……

 

 

 

 

遠く離れている場所で戦っている横島ともう1人……だいそうじょうと戦った人間か。ホワイトライダーが見ている光景が余と女神の前に映し出されている

 

「……横島の方がもう1人よりも戦いなれてるって感じね」

 

「そのようだな」

 

マタドールと戦ったと言う事も知っていたが、どうも横島の方があの奇妙な鎧の姿になれている様な気がする

 

『これだ!』

 

【カクサーンッ!』

 

横島の篭手に丸い何かが装填され、打ち出された散弾がヘルズの突っ込みの勢いを削ぎ、もう1人が攻撃する隙を作り出している。どうも横島は直接戦うよりもフォローに回った方が強いのやも知れない

 

『はっ!』

 

黄色い鎧姿の男が両手に持った鎌の様な武器で切りかかる。直線的なスピードはまずまずだが、本来のヘルズなら簡単に回避できる一撃だろう

 

『ちいっ!』

 

だが横島と仲間の策略によって追い込まれ、集中砲火を受けてバイクが損傷しているヘルズにでは回避しきれない一撃だ。前輪で受け止め弾き返すが、そうなれば横島に無防備な姿を見せることになる

 

『行け!』

 

篭手から飛び出した射撃をまともに喰らい、大きく態勢を崩す

 

「横島の方が上手いわね」

 

「うむ、どうやらそのようだ」

 

速さのみを追求し、周りの確認を怠った。それがヘルズがここまで追い込まれた原因だが……

 

「だがそれもここまでよ」

 

ヘルズも流石に集中砲火を受けて、いつまでも良いようにされるほど愚かでは無い。徐々にその雰囲気が変わってきている、スピードのみを追求する姿から、戦闘者へと……

 

『おっらあ!ヘルエキゾーストッ!!』

 

前輪を大きく跳ね上げ、爆風と火炎を同時に放ち横島達を纏めて攻撃する。だがあれは攻撃のためでは無い

 

『ち、違う!』

 

『くそ!嵌められた!』

 

あれは技名を叫んだだけで、攻撃した訳では無い。フェイントだ、その隙にヘルズはバイクを大きく噴かせる

 

『ヘルスロットルッ!!』

 

ヘルズの姿がオーラに包まれ、バイクも真紅のオーラを燃やす。

 

「へえ、何したのだわ?」

 

「加速だ。しかしただの加速では無い」

 

行動スピード、反射神経などの動きに関するありとあらゆるものを加速させる。それがヘルズの得意技だ、しかし本人は戦闘に対して興味が無いので使うことすら稀だが……

 

「ここから面白くなるぞ」

 

映像の先で前輪を跳ね上げ、横島達へ突進し、2人が横っ飛びで回避すると焔をばら撒く。それはヘルズが本気になったサインであり、ここからヘルズの本領発揮だと笑みを浮かべるのだった

 

「ヘルズって実際どうなのだわ?神魔を何人倒したとかは?」

 

……女神の問いかけに余は返事を返す事が出来なかった。戦闘力は高いが、スピードのみを求めるヘルズは実は神魔との大戦の中でも神魔を1人も殺したことの無い魔人だったから……

 

 

 

最初は俺と陰念が優勢だった。だがヘルスロットルと叫んだ後、ヘルズエンジェルの動きが格段に良くなった

 

「そらそら!お前達が望んだ土俵に上がってやったんだ!少しは抵抗して見せな!」

 

バイクによる打撃と焔と風、手数と攻撃力が爆発的に上昇して対応しきれない

 

「おらよッ!」

 

「ぐふっ!?」

 

「陰念!」

 

バイクの跳ね上げ攻撃で陰念の体が浮き上がり、炎の追撃でこっちへ吹き飛んでくる。それを慌てて受け止めるが黄色い装甲のあちこちは煤けて凹んでいる

 

「くそ!スピードが上がるが防御力がガタ落ちだ」

 

眼魂には色んな特色があるが、どうも今陰念が変身している眼魂はスピードが上がる反面、防御力が極端に低下するみたいだ

 

「ヘルエキゾースト!」

 

俺と陰念が留まっているのでヘルズエンジェルが炎と風を伴った爆風を叩きつけてくる。俺は反射的に別の眼魂、標識の止れのマークが浮かんでいる眼魂をナイトランターンにセットして、引き金を引く

 

【トマーレ!】

 

巨大な標識が現れ、爆風を受け止める。どうもこのマッハ魂と言うのは、射撃能力を秘めた眼魂をセットすることで特殊な効果を発揮するようだ

 

「ぐっぎいいいい!む、むうりいいいいい!」

 

直撃は何とか防いだが、踏ん張っても踏ん張りきれない。ヘルエキゾーストの威力はトマーレのバリアでは防ぎきれないほどに強力だった

 

「おいこら!もう少し耐えろ!?」

 

陰念の言葉に無理ーっと叫んだ瞬間。標識が砕かれ、爆風に2人とも大きく弾き飛ばされる

 

「ぐっ……やべえ……おい、陰念!他の眼魂は無いのか!?」

 

マッハ魂の防御・拡散攻撃・偏向射撃はヘルズエンジェルに有効打となっている。だがその性質上ナイトランターンが必須で、俺はゴーストチェンジできない

 

「なんでこうもぶっつけなんだ!こういうのは俺の性じゃないって言うのによ!」

 

陰念はそう叫ぶと左右の色が違う眼魂をベルトに押し込む

 

【アーイ!オソレテミーヤー!オソレテミーヤ!】

 

なんだあのパーカーゴースト……色が青と赤交互に変わってる……

 

「変身!」

 

【カイガン!パラドクス!LVフィフティー!!体を熱く、ヒートアップ!】

 

赤いパーカーが装着された後。拳を構えているボクサーが描かれたプレートが陰念の体を覆い。プレートが消えると拳に赤い篭手が装着され、ヘッドギアに似た装備が頭に装着されていた

 

「俺の心を滾らせるなッ!」

 

拳を打ち付けた陰念がそう叫んでヘルズエンジェルに向かって駆け出す。思わずおいっと叫んだが

 

「ふんっ!」

 

「はっ!良いぜ良いぜ!どんどん打って来い!」

 

ヘルズエンジェルの前輪の跳ね上げ攻撃を紙一重で回避し、燃える拳を容赦なくヘルズエンジェルに叩きつけている。俺も援護にと射撃を放とうとするが、陰念がヘルズエンジェルに近すぎて攻撃が出来ない。場所を変えようにも、2人の位置が目まぐるしく変わるので位置取りが難しい

 

「おっらあッ!!」

 

「ぐっ!はははははは!!良いぞ良いぞ!戦いだ!!ああ!楽しいぜえッ!!」

 

だがその攻撃はヘルズエンジェルの戦闘意欲を跳ね上げる。このままだと不味いかもしれない

 

「シッシッ!!」

 

「ヘルスピン!」

 

陰念の攻撃に合わせてヘルズエンジェルがバイクごと大きく回転する、風を纏う強烈な一撃だ。だが陰念は両手をクロスさせ、その一撃に耐えると腰のベルトのレバーを大きく引く

 

【テンガン!パラドクス!LVフィフティー!心を冷ませ、クールダウン!】

 

「さぁ!運命のパズルだ!」

 

姿が変わった!?赤い篭手が分離し、青く変化し肩に装着される。ヘッドギアに似た装備もヘルメットのような姿に変化している

 

「まずはこれだ!」

 

陰念が片手を挙げるとパズルのピースのような形状をしたエネルギー弾がヘルズエンジェルに殺到する。それに合わせてナイトランターンに拡散をセットしてトリガーを引く

 

【カクサーン!】

 

打ち出した巨大な霊波弾が分裂し、ヘルズエンジェルに襲い掛かる

 

「ヘルバーナー!」

 

全身から炎を放ち、俺と陰念の攻撃を纏めて弾き飛ばし、俺と陰念に向かってこようとしたが

 

「そうはさせない」

 

陰念が両手を上げて指先を動かすと、周囲の岩が勝手に動き出し、ヘルズエンジェルのバイクの前輪と後輪にまとわり着く

 

「なんだこれはあ!?」

 

それは俺も同意だ。なんで岩があんなスライムみたいに変化して前輪と後輪にまとわりついたのか、その光景を見ていただけに不思議で仕方ない

 

「こいつでピヨッてな!」

 

本見たいな何かを取り出し、そこからメダルを取り出してヘルズエンジェルに投げつける陰念。するとゲームで見るような、雛が頭の上に回るエフェクトがヘルズエンジェルの頭上をくるくると回りだす

 

「おっ!?おっ、あんだぁ。こりゃあ」

 

ヘルズエンジェルが舌足らずの声を出し、混乱しているような声を上げる。何がなんだか判らないが、今がチャンスと言うのは分かった。ナイトランターンに神宮寺さんの眼魂をセットし、ゴーストドライバーに翳す

 

【ガンガンミナー!ガンガンミナー!】

 

「うっしゃあ!行くぜ!」

 

右足にエネルギーがたまっていくのを感じながら、腰を深く落とす

 

「こいつで決めてやる」

 

陰念は両手にメダルを乗せ、それを弾くと再びベルトのレバーを引く、青いパーカーが再び赤く染まり、肩の装甲が両手に装着される

 

【ダイカイガン!パラドクス!オメガインパクト!】

 

『巨大化!』

 

『マッスル化!』

 

弾いたメダルが陰念の体に触れると、信じられないことに陰念の右腕が異常な大きさに巨大化する。なんというかすごい能力の眼魂だ

 

【オメガブレイク!】

 

「はっ!」

 

地面を蹴り飛び上がると空中に赤い魔法陣が展開され、空中で回転しながら魔法陣に飛び込むと炎が右足に集まる

 

「おっらあああッ!」

 

「ぐっはああああ!?」

 

力強く踏み込んだ陰念の右拳がヘルズエンジェルを吹き飛ばし、その吹き飛んだ先目掛け魔法陣を伴った全力の飛び蹴りの追撃を叩き込む

魔法陣が炸裂し、ヘルズエンジェルが爆発の中に消えていく姿を見ながら、地面に着地しサムズアップすると、陰念は背中を向けて手を振る。なんか、陰念とは仲良くなれそうな気がするのだった……

 

 

遠く離れた所で見ていたマタドールは手を叩きながらその笑みを深くする

 

「ふふふ、ニーニョ。素晴らしい成長速度だ」

 

楽しくて仕方ないという様子で手を叩いていたマタドールだが、次の瞬間舌打ちをする

 

「……みつけたぞ……マタドール」

 

雲の間から白い馬に跨ったホワイトライダーがマタドールの前に立ち塞がった

 

「これはこれは白騎士殿、この私に何か様かな?」

 

一食触発と言う空気を纏うマタドールだが、ホワイトライダーは小さく口元を歪め

 

「最弱の魔人は……最強へと至る……お前もまたその道標となるだろう」

 

そう告げたホワイトライダーは溶けるように姿を消し、残されたマタドールは更に口元を歪め

 

「どうもニーニョ。君が望まぬとも私と君の道は重なるようだ」

 

人間の姿のまま深い笑みを浮かべたマタドール。その笑みは親愛の表情とも取れる柔らかい笑みを浮かべているのだった……たとえ横島が望もうが、望まかろうが……横島と魔人の道はもはや完全に交わろうとしているのだった……

 

リポート21 死線(デッドライン)のヘルズエンジェル その7へ続く

 

 

 




陰念がゴーストチェンジしたのは勿論「エグゼイド系列」です。横島は英雄系がメインで、陰念はライダー系の眼魂を多く所持させる予定です。パラドクスは個人的に好きなので、エグゼイドよりもこっちを採用しました。次回は事後処理の話を書いて行こうと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

  • サイドまたは視点は必要
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