GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! セカンド   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回はその1、その2と異なり、全体的にほのぼのとした話を書いて行こうと思います。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします


その3

 

 

リポート22 いざ、妙神山へ その3

 

妙神山に2週間の泊まり込みの修行。しかもシロやタマモ、そしてノッブちゃんに牛若丸も参加と言う大所帯。その問題は少し考えれば直ぐに思いつくことだった

 

「鞄が足りないは流石に考えて無かったわね」

 

「だよなー」

 

蛍も準備があると言うので一緒にデパートに来ていて、苦笑する。2週間分の着替えや荷物を運ぶ鞄が無いと言う致命的な問題だった

 

「拙者風呂敷しかないでござる」

 

「私も鞄なんてないし」

 

2人の言い分は最もで田舎から出てきたシロとつい最近まで狐フォームだったタマモも鞄なんて持っているわけが無い。勿論必要な物以外は持っていないシズクも無いと言う事で蛍と待ち合わせて買い物に出掛ける事になったのだ

 

「あ、そう言えば俺のバイクってどうなったの?」

 

メンテナンスをするって言われて預けたけど、どうなったのか?と尋ねると蛍は頬をかきながら

 

「ごめん。完全にオーバーヒートで壊れちゃった」

 

「……やっぱり?」

 

韋駄天魂をセットして変形したモードの加速力は凄まじい物があった。もしかしたら壊れてるんじゃないかなーと不安に思ってたんだけど、まさかその通りだったとは

 

「あ、でも大丈夫よ!今回のでどれくらい負荷が掛かるか判ったから次はバッチリ!絶対壊れないから安心してね!」

 

もしかして俺がヘルズエンジェルを追いかけている時に壊れてる可能性があったのかもしれないと思うと、少しだけ薄ら寒い気持ちになりはしたが、今度は絶対大丈夫と笑う蛍を信じたくて、その事を言うのは止める事にした

 

「あら、横島君に蛍ちゃんじゃない。お買い物?」

 

背後から聞こえてきた声に振り返るとクシナさんが元気?と笑いながら近寄ってくる。その後をのろのろとしたペースで歩いてくる2人

 

「「……うごごおおおお」」

 

腕も足もプルプルするくらい荷物を背負っている雪之丞と陰念だ。思わず絶句して2人を見ているとクシナさんは笑いながら

 

「白竜寺の年少組みの子が遠足で荷物の準備で大変なのよ」

 

なるほど。白竜寺は施設も兼ねているって美神さんに聞いていたけど、結構大変なんだな

 

「あら!シズクちゃんじゃない、そうそう!前の豆腐を混ぜて作る肉団子の作り方ありがとうね。もう大人気だったわ」

 

「……あの卵焼きの餡かけレシピ、あれも良かった。ありがとう」

 

……シズクとクシナさんの話がおもいっきり主婦だ。見た目小学生と美少女なのに、何か残念だ

 

「大丈夫か?雪之丞、陰念」

 

「「は、話しかけるなあ……死ぬから」」

 

どうも相当一杯一杯らしい、話しかけて悪かったと謝る

 

「それで2人……じゃなくて、皆でお買い物?」

 

俺達が来てない事に気付いて、シロとタマモが戻って来るのを見てクシナさんが苦笑しながら呟く

 

「妙神山で2週間修行なんですよ。それでリュックとかスポーツバッグを買いに来たんです」

 

「まぁ、それは大変ね。でも妙神山での修行ならきっとスキルアップするわ。頑張ってね」

 

雪之丞と陰念を連れて、エレベーターではなく。エスカレーターに足を向けるクシナさん、2人の無理!と言う声とやるのよというドスの利いたクシナさんの声に、俺と蛍は思わず南無と呟き手を合わせていた

 

「せんせー。今の御仁は誰でござるか?」

 

「クシナさん、雪之丞と陰念の姉弟子の人かな。結構優しい人だよ」

 

「元男だけどね」

 

タマモの言葉にシロが元男!?と叫ぶ。うん、元男なんだよな。見た目完璧な美少女だけど、それを知っているからか美少女と言うよりも、友人の兄貴と言う感じがするんだよなあ

 

「どういう経歴の……」

 

「まぁ細かい事は良いだろう、買い物先にしようぜ」

 

こうしてあったのも偶然だし、とりあえず自分達の買い物を済まそうぜと声を掛け、エレベーターに足を向けた

 

「おお、これなんて拙者良いと思うでござるな」

 

と言う訳で旅行バッグを見に来たのだが、シロはとにかく速い。黒くて、大きいだけの鞄を手に取り、これで良いと笑う

 

「んーこっちの方が綺麗だけど、ちょっと小さいわね。こっちは丁度いいけど……可愛くない」

 

タマモは色々鞄を見てうーんっと唸っている。なんと言うかシロとタマモの反応があんまりに違っていて、なんか面白いとまで思ってしまう

 

「……面倒だからこれでいいか」

 

「それで良いの?」

 

シズクが手にしているのは小学生の子供が背負うような、ピンク色のファンシーな鞄。外見的に違和感は無いけど、それで良いの?と尋ねる

 

「……入らない分はチビとうりぼーの荷物用の鞄に入れるから問題ない」

 

「さいですか……」

 

まぁチビ達の荷物用の鞄を買いに来たので、かなり大きい物を買う予定だったので、大した問題じゃないか

 

「私もこれで良しと」

 

蛍もシロと同じタイプで、色が赤く機能性重視の物を選び。タマモは最後までうんうん唸っていたが、最終的に機能性を考慮したようだ

 

「チビとうりぼーはどれがいい?」

 

「みむ!」

 

「ぷぎゅ!」

 

ちなみにチビとうりぼーは、ペットショップで自分達用のケージを選んでいた。チビはハムスター用、うりぼーは犬用のリュック型のキャリーを選んでいた事をここに追記する

 

「2週間修行って聞いたけど、実際なにをやるのかな?」

 

フードコートで昼食をしながら首を傾げる。妙神山は霊能者の修行場と聞いているが、正直基礎がまるで出来てない俺が付いて行く理由が判らない

 

「はい、あーん」

 

「みーむぅ♪」

 

あーんっと口を開いたチビの口の中に、苺を入れてやると口をもごもごとさせながら尻尾をぶんぶんと振り回す。美味しかったようだ

 

「1度私達の霊力の測定をして、合った戦闘スタイルを見つけて、それを極めるって感じらしいわね。ちなみにノッブ達は霊力の上昇らしいわ」

 

自分にあった戦闘スタイルね……うりぼーの口に苺を入れてやりながら、蛍達に視線を向ける

 

蛍 美神さんと同じで道具使い。後幻術などが使える

 

タマモ 幻術と火炎系が使える

 

シロ 剣術のみ

 

俺 陰陽術(齧った程度) 霊力の形態変化(栄光の手・勝利すべき拳) 眼魂 齧った程度の剣術 ノッブちゃんと牛若丸仕込みの体術……良く考えた結果

 

「2週間やるのもしかして俺のせい?」

 

色々覚えすぎていると言うか、広く浅いというか……うん。ぶっちゃけよう、俺が余りに出来なすぎないのが原因だと推理した

 

【馬鹿か、お前は。お前が出来ないんじゃなくて、お前が出来る過ぎるのが問題だ】

 

フードコートと言う場所なので黙り込んでいた心眼がバンダナに浮かぶ。近くを歩いていた男の子がお化けーと泣いて走って行ってしまったのが実に申し訳ない

 

「いやいや、無いだろ?なぁ蛍」

 

俺が出来すぎるとか悪い冗談にしか思えないので、蛍に同意を求めたが

 

「まぁ心眼の言うとおりよね。私とか美神さんって固定の戦闘スタイルだけど、横島って状況に応じて色々出来るし」

 

「……んぐっ!せんせーみたいに色々出来る方が格好良いでござるよ!」

 

「汎用性の塊よね」

 

「……原石だな」

 

全員に褒められ、なんとも気恥ずかしい物を感じながら、俺は自分の頼んだカレーライスを口にするのだった

 

「え?俺が言うの?」

 

「うん、お願い」

 

沖田ちゃんも一緒に連れて行くらしいのだが、それを俺に伝えてくれと言う蛍

 

「えーっとちなみに何処にいるかとかは?」

 

「知らないわ。見つけられればで良いの、私達も探すし、じゃ明後日の朝5時の美神さんの事務所でね」

 

出発の日時を手帳にメモして、蛍と分かれる。沖田ちゃんは除霊の助っ人としてあちこちの事務所を渡り歩いている。東京にいないことも多い。出発前に見つけれたらいいけどなぁ……

 

「シズクかタマモ、最近沖田ちゃん見た?」

 

一応尋ねてみるが見てないと言う。だよなぁ……いたら結構な頻度で俺の家を訪ねてくるし……今どこにいるんだろうなあ

 

「……とりあえず、荷物を詰めてそこから考えれば良い」

 

まぁ先に自分達の準備が先か。そんなに時間も無いしと思い、家に帰ると

 

【あ、横島君。お邪魔してまーす】

 

【ついさっき尋ねて来てなー、これ温泉街の土産の饅頭じゃってー】

 

縁側に座り、ノッブちゃんとお饅頭を食べていて思わず脱力してしまうのだった……

 

 

 

 

姉さんが今日横島と買い物と聞いていたんだけど、昼少し過ぎに帰って来て、更にツナギに着替えるのを見て、おやっと思った

 

「姉さん?」

 

「蓮華?どうかした?」

 

どうかした?はこっちの台詞なんだけどなぁ……

 

「横島と買い物じゃなかったの?」

 

「買い物だったわよ?シロとか、タマモとか、シズクも一緒だったけど」

 

……ああ、あたしが悪いのかな?横島と買い物と聞いて、2人だけと思っていたあたしが悪いのかな?

 

「それで何を買ったの?服とか?」

 

「ううん?明後日からの妙神山の修行に持っていく鞄……ふぎゃ!な、なななな!何するのよ!?」

 

思わず姉さんの頭に空手チョップを入れた私は絶対悪くない。むしろ悪いと言われたら間違いなく切れる自信があった

 

「なんではこっちの台詞!なんで鞄を買っただけでそんなに嬉しそうなの!?」

 

「横島と一緒だったら何でも楽しいけど?」

 

駄目だこの姉さん。遅れすぎている……頭を思わず抑えると頭痛いの?と尋ねてくるので

 

「ああ!頭が痛いよ!横島と買い物と聞いてあたしはてっきりデートかと思ってたから!」

 

「そんなこと言ったっけ?」

 

言って無い!言ってないけどデートって思うじゃん普通!

 

「全然進展とかして無さそうな姉に絶望した!」

 

「絶望って酷くない!?」

 

姉さんと横島の恋路を応援したいと思っているのに、これじゃあ応援のしようが無いじゃないか……

 

「じゃあ何か進展あったの?」

 

「ううん?何も無いけど?」

 

なんで何も無いのにこんなに平気そうに出来るのかあたしには理解出来ない!普通はもっと焦るはずなのに

 

「このままじゃ横島取られちゃうとか思わないの?」

 

「……」

 

下手糞な口笛を吹く姉さん。なんで不安に思っているのに行動に移せないのか……自分の姉が恋愛雑魚過ぎて困る

 

「で、でも!妙神山だからくえすは来ないわ!」

 

たしかに神宮寺くえすはいないだろう。あのぐいぐい行く性格で、そして恋に積極的なくえすがいないだろう……だけど!

 

「小竜姫がいるんじゃないの?」

 

横島も信頼していて、そして未来でも横島は姉弟子と慕っていた。そして小竜姫は横島を好いていたが、結婚したので身を引いた。だけど

今は違う、積極的に行くんじゃないの?と言うと、姉さんがダラダラと冷や汗を流す

 

「……」

 

「うん。忘れてたんだね、その反応を見ればわかるよ」

 

くえすがいないと思って安心しきっていた。それが間違いなく姉さんの敗因だろう

 

「……ちょっと気持ちを静めるのに機械弄りしてくるわ」

 

「それはおかしい!」

 

回れ右をした姉さんのツナギの襟を掴む。どうして機械弄りで気持ちを静めようとするのか、もっと他にあるだろう!

 

「あ、でも、そう言えば、小竜姫様は未来の記憶は無いわ!だから大丈夫」

 

「……父さんが言ってたけど、未来の自分に憑依されてるみたいなんだけど?」

 

え。なにそれ聞いてないと目を大きく見開く姉さん。なんで姉さんと父さんで最後の方で凡ミスするんだろう?うっかりってレベルじゃないと思うんだけど……いや、それか目に見えての脅威じゃないからと後回しにしていたのかもしれない。主に姉さんが

 

「緊急家族会議の必要性があると思うんだけどどう?」

 

コクコクと頷く姉さんに激しい頭痛を覚えながら、私は姉さんと一緒に父さんの部屋に向かったのだが

 

「ほう。お前の娘か、初めまして。ダンタリアンだ」

 

……え?なんでソロモンの魔神がいるの?父さんは父さんで頭を抱えながら

 

「なんかダンタリアンの予知で小竜姫がなんか凄い事になるかもって」

 

「竜神の愛は暴走しやすい。些細な切っ掛けで弾けるぞ、まぁ別に私には大して関係も無いがな」

 

ものすっごいタイムリーな話題にあたしも姉さんも思わず無口になった

 

「そうそうゴモリーも来ている」

 

更にもう1柱ソロモンの魔神がいると聞いて、しかも恋愛に関する魔神だった

 

「そうそう柩と言う人間を溺愛していてな。横島を見に行くとか何とかと」

 

終わった……あたしと姉さんと父さんが同時に蹲るのだった。なんで横島の周りには神魔とか普通じゃない人間ばかり集まるのか、自分と姉さんも含めてだけど、本当にどうしてと思わずにはいられないのだった

 

「似合うでちゅか?」

 

「ええ、とても良く似合っていますよ」

 

「えへへー♪」

 

そして蓮華と蛍が絶望に打ちひしがれている頃。あげはは横島がプレゼントと言って蛍に預けていたリボンを結んで、可愛らしく微笑んでいたりするのだった……姉妹の温度差が如実に現れた瞬間だった……

 

 

 

 

兵庫の方での助っ人を終え、帰りに温泉饅頭をお土産で買って横島君の家に来たのですが、残念ながら横島君は不在だったので

 

【じゃあ、横島君が帰るまで待ちます。あ、これお土産です】

 

【おお!饅頭か、じゃあ茶でも入れるかのー】

 

ノッブと一緒に饅頭とお茶を飲みながら横島君を待つことにしたのですが、今思えば帰らなくて正解だったと思う

 

【ほほう、天界の修行場での修行に私も付き添っても良いとは、嬉しいですね】

 

まさか私も誘って貰えるとは思ってなかった。助っ人の依頼も暫くは入って無いし、横島君と共に修行に出ても良い頃だと思う

 

【と言うか、ワシもなぁ。もう少し力を出せるようになりたいしなあ】

 

【そうですよねえ。どうも本調子とは程遠くて】

 

【あ、私もなんですよ、それ】

 

途中までは順調に力を付けてきたと思っていたんですが、途中で急に霊力が回復しなくなった。自分の感覚では、もう少し上があると判っているのに、その遥か下までしか身体がついてこない感じ

 

【おお、そうそう、それじゃ、ワシも同じ感じ】

 

【私もです。妙神山とやらで何とかなると良いのですが……】

 

幽霊だから身体を鍛えるのは無理だし、霊力を高めるしか方法が無い。まぁ物を触れるし、食べれるしで普通の幽霊よりも凄いですが、意識と身体の感覚に差があるのはいただけない

 

「せんせー。このピンク色の着物の侍は誰でござるか?」

 

【おや、横島君。弟子を取ったのですか?】

 

横島君の家に暫く来てなかったが、新しい住人が増えている。しかもせんせーと呼ぶと言う事は内弟子ですか?と尋ねる

 

「犬塚シロって言うんだ、この子のお父さんと天狗が勝負してたんだが、薬を天狗が渡さないから蹴りを入れてな。そしたら親父さんを助けてくれた御礼をしたいって言うし、お父さんも面倒を見てくれって言うから預かってるんだ」

 

なるほど、状況は大体理解しました。父上を助けてくれた横島君の所にお礼奉公に来たと言う事ですね

 

【天狗に蹴りを入れたんですか?主殿】

 

「あと説教もしたかなぁ、大体さ、子供が病気って時に冷静に戦えると思う?」

 

そんなもん圧倒的に天狗が有利じゃないかと横島君は怒るが、良く天狗に蹴りを入れて、その上で説教が出来たと思う。変な所で横島君のメンタルは凄まじいと思う

 

【天狗ですかぁ、昔が懐かしいですね。野山を遊び回ったものです、もしやこれから行く妙神山と言う場所には天狗が?】

 

「あー前はいたけどどうだろう?」

 

天狗に会えるかも知れないとはしゃいでいる牛若丸と、その隣で首を傾げている横島君。とても穏やかな雰囲気があって、まるで自分の家のように気分が落ち着く

 

「拙者、犬塚シロでござる」

 

【ご丁寧にどうも、沖田総司です】

 

改めてシロちゃんと自己紹介をかわした所で、シロちゃんの尻尾がぶんぶんと揺れている

 

「この馬鹿、ちょっと手合わせして欲しいってさ」

 

タマモちゃんの言葉に苦笑し、首を横に振る

 

「ええ!駄目なのでござるか?」

 

【どうせやるならもっと広い所でやりましょう】

 

明後日には妙神山と言う場所で修行するのだからそこでやりましょう。ああ、そうだ

 

【横島君もこの際、もう少し剣術を覚えてみてはどうです?】

 

【おお!人斬り!良い事を言うな!主殿、剣術を覚えてみましょう!きっと主殿なら基本を覚えれば、いろいろと出来る事が増えると思いますよ】

 

私に賛同する牛若丸。横島君は苦笑しながら、饅頭を齧り

 

「そうだなあ、2週間あるから色々やってみても面白いかもなぁ」

 

そののんびりとした言葉に、タマモちゃんとシズクちゃんも反応した

 

「じゃあ、あれじゃない?仙術とかも挑戦してみていいんじゃない?」

 

「……お前使えるのか?」

 

使えないけど、知ってることは知ってるわよ?と返事を返すタマモちゃんは、そのままシズクちゃんに

 

「じゃあそっちは何を教える気なのよ?」

 

「……普通に水と氷系の陰陽術を、妙神山なら修行に適しているから」

 

なんか異様に盛り上がっている面子を見て、横島君が湯呑みをズズウっと啜ってから

 

「薮蛇だった?」

 

【そうだな。薮蛇だったな?】

 

【じゃが良いんじゃないかの?良い環境では徹底的に修行、しかも優秀な講師揃い。大変じゃと思うが、頑張れ】

 

「みむー!みみーむう!」

 

「ぷぎゅーぴぎー!!」

 

【ノブノブー!】

 

今まで静かにしていたマスコット軍団も騒ぎ始めた。なんと言っているのだろう?と首を傾げているとタマモちゃんが翻訳してくれた

 

「修行先でも、遊んでねって言ってるけど?」

 

しかもマスコット軍団にも遊んでくれと言われ、横島君は困ったように笑いながら

 

「俺、なんか大忙しだなあ」

 

俺なんか間違えたかなあと頭を抱える横島君に思わず噴出してしまう。ああ、やっぱり横島君の側は楽しいですね

 

【んごふっ!】

 

「わわわ!チビノブ!布団!」

 

「き、急に血を吐いてどうしたでござるかぁ!?」

 

急に胸に込み上げた血を吐き出し、横島君が慌てて枕とかを取りに行くのをみながら、私はゆっくりと縁側から、横島君の家に向かって倒れるのだった……薄れ行く意識の中、穏やかな空気を壊してしまって申し訳ないと思うのと同時に、大丈夫?と優しく声を掛けてくれる横島君に心から感謝するのだった……恐らく、修行の2週間は何よりも楽しい日々になると私は用意された布団に横になりながら、思うのだった……

 

 

 

 

リポート22 いざ、妙神山へ その4へ続く

 

 




次回は柩の所に来たゴモリーの話や、後半に置いてのやや複線などの話を書いて行こうと思います。後は前回の最後の謎の襲撃者に対するベルゼブルさんのルイ様への報告です。その後は再び別件無しでリポート23に入っていこうと思います。ちょっと別件に関してはねた切れなので、それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

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