GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! セカンド   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回は何故美神達が合流出来なかったのかから書き始め、次にこの事件の後の話を書いていこうと思います
その後は日常系のリポートを4つほど入れて、最終レポートに入っていこうと思います。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします


その10

 

リポート26 妖怪病院 その10

 

~くえす視点~

 

緋立病院の近くまで来た私達は予想にもしない相手によって足止めされていた。

 

「ふふふ、御機嫌よう。良い月夜だとは思わないかね?」

 

モノクルをつけた紳士のような姿の優男……その姿を私達が忘れるまでも無い……

 

「……随分と人間界を満喫しているようね、ガープ」

 

車に乗っていて一掃される訳にはいかないので、車から出たが正直神魔の助けも無くて、ガープと戦うなんていう真似は避けたいところですわね

 

「まぁ、魔界の濁った空よりかは人間界の方が気分転換にはいいかもしれないな」

 

喉を鳴らすガープの背後からは、三葉虫のような気味の悪い昆虫が群れを成して姿を現す。ギチギチという耳障りな鳴き声で、眉を顰めたくなる不快な臭いに顔を顰める。

 

「最近は面白いものを見つけたのだよ。名も無い神霊なのだがね、その力は素晴らしい。日本を海に沈める事だって容易いほどの力を秘めた神霊だ」

 

名も無い神霊……琉璃の妹の舞の住む神社の近くに居ると聞いていた神霊、神魔が保護に動いたとは聞いていましたが……それすらも出し抜いてガープが接触したと言う事ですか……

 

(しかしこれはあまりにも不味い……)

 

日本を沈める事も出来るほどの力を秘めた神霊……最低でも上位神魔、下手をすれば最上級神魔に匹敵するかもしれない

 

「私は魔界にて、お前達が日本沈没を防げるのかを楽しんで見させて貰うよ。逃れられぬ絶望にどう立ち向かうのかをね……」

 

私達では絶対に止める事が出来ないと考えている。その挑発的な笑みを見ればガープが何を言いたいのかなんて容易に想像できる……しかも場所も判っていて、そしてあえて姿を見せたと言うことは私達が焦り、そして足掻く姿を娯楽として見ようとしているのは明らかだ

 

「ではまた会おう、ああ、またがあれば良いな」

 

その言葉を最後にガープの背後に控えていた気色悪い昆虫は一斉に襲い掛かってくる。逃げるガープを追う事も出来ず、凄まじい勢いで襲い掛かってくる昆虫との戦いを始める事になった。

 

「来るわよッ!タマモ!くえす!よろしくッ!!」

 

神通棍を構える美神と蛍、そして両手に水の刃を作り出すシズクと、霊波刀を構えるシロ。昆虫であることから私とタマモの炎が効果的なのは明らかだ

 

「私に合わせなさいな」

 

「冗談、そっちが私に合わせなさいよ」

 

反りが合わないが、今この場面だけでは私もタマモも協力出来る。私達はこんな所で足止めをされている時間なんて無いのだ

 

「くっ!脆いけど……直接攻撃するとあっという間にお釈迦だわ!」

 

「酸性の体液って事ですね、美神さん!破魔札です!」

 

「ありがとッ!!!」

 

美神と蛍が素早く神通棍から破魔札に持ち替える姿を見ながら、無詠唱の炎をでたらめに打ち込む

 

(耐久は低いですね)

 

大きさは小型~中型犬程度、鋭い牙を持つ三葉虫という感じだ。神通棍で簡単に撃退出来るが、潰した所から神通棍が腐敗している所を見る限りでは、その体液は酸性もしくは強い腐食性を持っており、人間の身体に掛かればそれだけで危険という代物だ。

 

「シロ!あんたは下がりなさい、死ぬわよ!」

 

「うー拙者また役立たずでござるぅッ!!」

 

シロが泣きそうな声でそう叫ぶが、完全近接戦闘型のシロでは倒すだけでも危険な相手と戦うことは出来ない。シズクも今は氷の氷柱を射出するスタイルに切り替えている、戦闘力はさほどではないが次々と襲ってくるのは正直鬱陶しい

 

(完全に私達を足止めする為だけの敵)

 

ガープが現れたのは私達を挑発するためだけではないだろう、確実に先行しているであろう横島の捕獲が目的なのは明らかだ。それが判っているからこそ、焦りが募っていく。もし、姿を消したガープが横島の元に現れていたらと言う不安が胸を重く圧し掛かる

 

「ああっもう!うざったいのよッ!!美神!蛍!巻き込まれたくなければ飛びなさい!!」

 

「そういうことですわッ!!」

 

美神と蛍の返事も待たずに、私とタマモの最大火力が蟲達の群れに容赦なく炸裂する。ほんの僅かに蛍や美神に掠りましたが、まぁ、あれくらいなら許容範囲でしょう

 

「こ、殺す気ッ!?」

 

「当たらなかったから問題ありませんわ、それに横島の方も問題ですわ」

 

緋立病院の方から凄まじい霊力の嵐が発生している。横島の方も相当危険なはずだ

 

「くえすとタマモを怒るのは後にして、今は横島と合流しましょう」

 

「そういう事ですわ」

 

物凄い顔で私とタマモを睨んでいるが、美神達なら避けれると言うという確信があったからの攻撃だ。それに攻撃に出るまで少し余裕もあったので、美神達の運動神経なら確実に避けれると確信していた

 

「まぁ悪いとは思ってるけど、横島も心配だし、そこは許して」

 

「それだけせんせーが心配だったと言う事で、許してやって欲しいでござる」

 

「……まぁ、私もやる所だったしな。鬱陶しい雑魚はまとめて薙ぎ払うのに限る」

 

深く溜め息を吐く美神と蛍。だが自分達よりも横島が危ないと言うことは美神達も判っているのか、今はこれ以上追求せず車に乗り込めと言う。私とタマモは形だけとは言え、謝罪してから車に乗り込み緋立病院へと向かう。緋立病院の中庭の近くで大の字で倒れている横島と一生懸命応急処置をしているおキヌを見て、私達は慌てて車から飛び出していくのだった……

 

「はぁー本当にもう……」

 

横島に駆け寄る蛍達を見て美神は溜め息を吐きながら車を停める。横島が攫われていない事には安心した……だが再びガープの策略が動き出しており、すぐに動き出したいが出発準備や対策を練る時間も余りに短い。それにわざわざガープが目の前に現れた事も気になる、日本に神魔の注目を集め、本命は魔界や天界と言う可能性も高くなる。

 

「なんにせよ、今回の事件が正念場になりそうね」

 

日本を沈める程の力を秘めた神霊が、ガープに操られているとなるとカズマやブリュンヒルデ達の力を借りる必要も出てくる。しかしそうなると魔界や天界側の守りが薄くなる可能性も高い……ガープの話を何処まで信用するかという問題もあるが、次に起きるであろう事件が3界の命運を分ける大きな事件となることは疑いようの無い事実なのであった……

 

 

 

~琉璃視点~

 

横島君の報告と、その幼馴染2人の話の通り緋立病院を調べたら、緋立病院には空間が歪められている痕跡があった。ただし、既に崩壊しており、それ以上調べる事は出来なかった。だが、横島君が倒した異形の兵士の亡骸はそのまま残されていたのは不幸中の幸いだった。

 

(でも、ガープの話は不味いかもしれないわね)

 

舞ちゃんの友達だと言う名も無い神霊……つまり白骨温泉の近くの氷室神社の周辺が危ない。だが、神代家の人間も居て、神魔も警護していると言うのにガープが何かをしたと言うのは正直信じられない。

 

(判断に困る子も居るしなぁ)

 

中性的な容姿の子供が保護されていたが、緋立病院で何かの能力に目覚めたらしいが、それが霊能なのか、それとも特異技術なのか、それとも記憶を失った英霊なのか……私とすれば霊能なのが一番だが、これが後者2つだと目も当てられないわねと思わず溜め息を吐く

 

「琉璃さん、大丈夫ですか?」

 

「え、あーうん、大丈夫。それより話を続けてくれる?」

 

心配そうな横島君に大丈夫よと返事を返し、話を続けるように促す。先にガープの話を聞き、今は横島君の話だ。ガープの話も正直やばいと思っているのだが、横島君の話も相当に危険だ

 

「蘆屋道貞って言う陰陽師は緋立病院の異変の犯人だったと思います。陰陽師としての実力は正直よく判らないですけど、俺よりも確実に上だと思います」

 

蘆屋の名前は前の東京地下の旧日本軍が開発したであろう、霊的兵器。その製作者の名前と同じだ。横島君の幼馴染である、近畿剛一君と日田夏子さんが回収してきた緋立病院の中にあったと言う戦時中の資料には、霊的兵器の製作者であり、人体改造をしていた医者でもある。それが蘆屋道貞……

 

「他に覚えてることは無い?横島」

 

「何でも良いですから思い出してみてください」

 

この話し合いに参加していた蛍ちゃんとくえすが横島君にそう問いかける。本当はビュレトさんやブリュンヒルデさんも同行して欲しかったのだが、異界捜索や、ガープの言っていた名もなき神霊の件もあり今はそちらの方の裏付けに動いてくれている

 

「見た感じは20代後半って感じの優男って感じだけど、顔を見ているだけで嫌悪感が凄かったです。後へんな化粧みたいなのをしてました」

 

【霊視が出来る人間なら判ると思うが、既に人間ではない。良くは判らないが、巨大な亡霊になる能力と、こちらからの攻撃を無効化にする能力を所有していると思われる。後は、陰陽術を使えるようだが、それ以外に召喚術や、ネクロマンシーにも精通しているような素振りを見せている】

 

横島君が教えてくれたのは蘆屋という人物の外見的特徴、心眼が教えてくれたのは蘆屋の霊的能力の2つ。後で似顔絵師を呼んでいるので、それでモンタージュも用意して貰うつもりだ。

 

(でも、それをばら撒くかどうかは正直悩むわね)

 

霊的能力があれば、相手が危険という事はわかる。だが、一般人となるとその限りではないし、何よりも相手の能力があまりにも反則くさい。危険人物なのは間違いないが、一般的な指名手配犯として公表するのは危険すぎる。似顔絵を作ったら、小竜姫様や、ブリュンヒルデさんに仲介して貰って神魔にだけ情報を流して貰おう

 

「それで誰かに仕えているみたいな事を言っていたんですけど……多分というか、確実にガープだと思うんです」

 

それは間違いないだろう、緋立病院の近くにもいたし、何よりも横島君と美神さん達がスカウトされたと言う話もある。優秀だからか、人間とは余りに程遠い感性をガープに目をつけられ、戦時中にガープの配下になっていたと考えるのが普通だろう。

 

「疲れているのにありがとうございました。暫くはゆっくりしていてください」

 

美神さん達にお疲れ様でしたと頭を下げ、GS協会からの金一封を手渡しゆっくり休んでくださいと言って、執務室を出て貰う。

 

「蘆屋……か」

 

蘆屋と聞いて脳裏に浮かぶのはやはり陰陽師の蘆屋道満だろう。あの有名な安倍晴明のライバルとして有名な陰陽師だ……無論道満に子孫がいるという話は聞かない。蘆屋という苗字を名乗っている可能性もあるし、本当に子孫でありひっそりと血を受け継いでいた可能性もあるだろう。

 

「……1回冥華さんに相談しよう」

 

陰陽師の事ならば陰陽寮に話を聞くのが一番早いが、躑躅院は余りにも裏が見えない。信用するのは危険だ、まずは平安時代から続いている名家である「六道」を頼るのが1番の正解だろう、次に冥華さんの所で保護されている鬼道の話を聞く。陰陽寮と躑躅院を頼るのは一番最後にしよう

 

「っと、その前にっと」

 

舞ちゃんから何かあったと言う話も聞かないし、部下からも異変があったとは聞いていない。だがガープの話を信じるのならば、次の事件は間違いなく氷室神社を中心に発生すると私は考えている。念の為に氷室神社に駐在している部下へ電話する為、受話器に手を伸ばすのだった……

 

 

~ガープ視点~

 

横島と戦った蘆屋を部下として魔界のアジトへと連れ帰ったのだが、人間であり、その性格もあり魔界のアジトでも大きな問題を起こした

 

「どうだ?中級魔族と言うのは?」

 

「いやいや、ガープ様。この程度の実力で貴方様の部下となれるのならば、もっと早く私を迎えに来て欲しかった物です」

 

蘆屋によって殺され、転がっている中級魔族の頭を踏み潰す。力があるのならば人間だって迎え入れる、それは私達の中での絶対のルールだ。蘆屋と私が出会った時既に蘆屋は人間を半分ほど辞めていたが、それから30年ほどか?それでここまで力を高めているとは……正直予想外だが、これは私にとって良い予想外だ

 

「止めなかったのか?セーレ」

 

「だってー止めるだけ無駄じゃん?それなら蘆屋の力を見せた方が無駄が無いでしょ?」

 

まぁその通りではある、その通りではあるが、私達のアジトを肉片や脳漿で穢されるのは正直面白くはないな

 

「おい、お前。ここを片付けておけ、良いな?」

 

「は、はい!判っておりますッ!!」

 

蘆屋の部下として使い捨て程度の魔族を当てたが、蘆屋はそれを全て殺し尽くして見せた。中には、上級神魔も居たが、それすらも倒して見せるとは正直これは予想をはるかに超える逸材だ

 

「蘆屋。私の研究を手伝え」

 

「おお!お任せください!必ずやお役に立ちますとも」

 

人間と言う事で蔑んだ目で見られていた蘆屋だが、その力を見せれば蘆屋にちょっかいを掛ける馬鹿もいない。教授の代わりに蘆屋の頭脳を使ってみるのも面白いだろう

 

「会議があるんだから、早く戻ってきなよー?」

 

セーレの言葉に判っていると返事を返し、蘆屋を研究室へと案内する。蘆屋を連れてくる際に、美神達の前に現れたのも意味がある。そのことについての話をする必要もある、セーレに注意されるまでも無く、それは私が一番判っている。

 

「おおー!これはこれは!横島が使っている物ですね」

 

「ああ。そうだ、私もそれを研究している」

 

横島と戦った事で蘆屋も眼魂を知っている。机の上に置かれている眼魂を見て、嬉々とした表情で眼魂を掴み上げる。

 

「これは中身は入っているのですかな?」

 

「ああ、だがそれは使えない」

 

使えない?と不思議そうな顔をしている蘆屋。中に魂が宿っており、それは眼魂として成立している。だが使う事が出来ないのだ

 

「それには極めて神格の高い神魔の魂が宿っている。そうだな、私達よりも上だ」

 

「最上級よりも上の神魔……最高指導者と呼ばれる存在ですか?」

 

本当の神と呼ばれる存在なのかと問いかけて来る蘆屋。私はトランクケースを開けて実験用の眼魂を蘆屋に差し出す。

 

「そうだな、初代の神の指導者に近い。実際はなることはなかったがな」

 

真っ向から戦えば私達全員でも勝てないほどの力を秘めている神族が封印されていると言うと、蘆屋はますます目を輝かせる

 

(まぁ、らしいと言えばらしいか)

 

人間の脆弱な身体を憎み、道徳や正義を笑い、己の知識を満たすことだけを考える。だが、その強さは紛れも無く本物だ。いや、強さゆえに狂っているとでもいうべきかも知れないな

 

「お前にはこの眼魂を使えるようにしてもらう。私の調べた分析結果はこれだ、それを踏まえ私では思いつかない方法で眼魂を制御して見せてくれ」

 

「判りましたとも!必ずやご期待に答えて見せます」

 

私と教授では起動する事が出来なかった。正直、蘆屋でも無理と思っているが何かの突破口を見出せるかもしれない、そんな期待を抱き私はアスモデウス達が待つ会議室へ足を向ける

 

「さて、随分と待たせたようですまないな」

 

「いや、気にする事はない」

 

「そろそろ我も下界で暴れる事が出来るのか?」

 

アスモデウスが気にする事は無いと告げ、アスラは下界で戦えるのか?と言うが、アスラを動かすとすればもう少し戦況が整ってからだなと頭の中で策略を考える

 

「まずは全員思っていると思うが、私が昨晩何故美神達の前に姿を見せたかだが、それもあの名も無き神霊も全て私の計画の上と言う事を理解して欲しい」

 

「あれだけ神魔から隠れて動いていたのを台無しにするだけの価値があるの?」

 

「勿論だ」

 

私の要求を聞いて、一番苦労していたセーレがジト目で見つめてくるので、即座に勿論だと返事を返す。あれだけの神魔の防衛を抜いて、神霊に接触出来たのはセーレの能力が大きい、それを無碍にされれば責めたくなるのも当然だ。だが、セーレの隠密も交え、そして今回私が姿を見せたのも含めて1つの作戦なので、そこを十分に理解して欲しい物だ

 

「隕石を落とすのは失敗したが、それも横島の霊能を目覚めさせると言う目的を十分に成し遂げたと言えるだろう」

 

あの奇跡の体現である「文珠」を実験で1つ潰してしまったが、それでもまだ2個は手元に残っている。横島は危機に追い込めば追い込むほどに新しい力を開眼する、そしてそれと同時に人間から離れていく

 

「横島が魔人に近くなっているのは明らかだが、魔人だけではなく神魔にも同時に近づいている。それを利用しない手は無い」

 

「……横島を神魔にでもするつもりか?」

 

私の言葉を聞いてアスモデウスが怪訝そうな顔で尋ねてくる。人間でありながら神魔に近い、ならば神魔にすればそれは人間よりもはるかに強い力を発揮するだろう……だがそうではない

 

「横島は魔人にも、神魔にもしない、横島を人魔にする」

 

「……それって言葉遊び?」

 

「同じ意味にしか聞えんが?」

 

馬鹿2人はほっておいて、魔人と神魔と人魔は全てが違う、神魔は文字通り神や悪魔だ、そして魔人は人でありながら魔へと堕ちた者、蘆屋もこれに含まれる。人魔は私が考えた言葉だが、神魔とも魔人ともまるで違う存在だ

 

「横島には人のまま、魔になってもらう」

 

訳がわからないと首を傾げるアスモデウス達、だが私もあくまで考えたばかりなのでこれ以上詳しく説明することは出来ない。もう少し、様子見が必要だが、名も無き神霊との戦いでそれを見極める事も出来るだろう。

 

「まぁ見ていてくれ、私の思惑通りになれば面白い物が見れるぞ」

 

不信に思われているのは判っている。だが、私として上手く説明出来る物ではない。今までの横島の戦闘パターンなどを見て、推測した物がその通りなのか?それを知る為に神霊を使うのだからな

 

「じゃあすぐに動くのかい?」

 

「いや、暫くは魔界と天界で行動する、邪魔が入っては困るからな」

 

これだけ大掛かりな準備をして、神魔の妨害を受けて失敗したでは笑い話にもならないからな。だから、邪魔が入らないように人間界に向かう、正規部隊の3~7番隊を潰すと告げると判りやすく笑みを浮かべるアスモデウス達。私はそんなアスモデウス達を見つめながら、具体的な作戦、そして動かす部隊の話を始めるのだった……

 

リポート27 同窓会 その1へ続く

 

 




今回はやや短い話となりましたが、セカンドの最終リポートのフラグを多く準備できたと思います。次回は夏子や銀ちゃんの視点から入って話を書いていこうと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

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