GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! セカンド   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回の別件リポートは美智恵さんのリポートになります。過去と未来の私、過去の美智恵(原作でのアシュタロスが敵と思っている方)と逆行してきた美智恵を会わせておこうと思っています。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします



別件リポート

 

別件リポート 過去と未来の私

 

香港で原始風水盤や、魔族の事を調べていると唐突に思い出し、不味いと思い思わず声が出てしまった……

 

「あ」

 

「あってなんだ?あって……何かミスをしていたのか?」

 

ワルキューレと香港を調べている時。ふと思い出した、何かを調べている時のあって言う声は1番聞きたくない物だ。口調の鋭いワルキューレに

 

「GS試験が終わったでしょ?そろそろ私が過去から令子を連れて来る筈なのよ。ハーピーから逃げるついでに……しかもそれであちこちの上層部に声を掛けてアシュタロスの情報を出して、自分の発言力を高める為に……」

 

私は今ここにいるが、私は逆行している。だから過去から私も来る筈なのだ……

 

「それは不味くないか?」

 

「めちゃくちゃ不味いと思うわ」

 

過去の私はアシュタロスとの戦いに備えているが、今備えないといけないのはアシュタロスではなく、アスモデウス一派についてだ。これでもし今の時代の人が襲ってこないアシュタロスについて備えると大変なことになる

 

「……仕方ない。最高指導者に連絡して、逆行の手はずを整える。雷があればいいのか?」

 

逆行は神魔としても禁止事項だが。これで計画が狂うと不味いと思ったのか過去の私に今の情報を流す為に逆行の許可が下り、その日の内に雷を操る事の出来る魔族の協力の元、私は過去へと逆行するのだった……

 

 

 

机の上に何冊も並べたノートを確認する。それは全て私が未来で確認してきたアシュタロスの情報だ……これを国連や、オカルトGメンに渡し、その時の指揮権を得る。そうすれば令子を救う事が出来る……そう考えていると家の外から雷の音が響き、それから少し遅れて

 

「せ、セーフッ!!まだ未来に行ったら駄目よ!私!!!」

 

必死の形相で家の中に飛び込んで来たのは私自身で驚愕に目を見開いていると

 

「ふー本当に焦ったわ、もしも未来に行かれてたら完全にアウトだったわ。悪いけど私の話を聞いてくれるかしら?」

 

……もしかすると未来で何かあって、それを変える為に未来から来たのかもしれない。私はトランクに詰め込もうとしていたノートを再び机の上に並べ逆行してきた私の言葉に耳を傾けるのだった……

 

「そんな……これが全部役に立たない!?」

 

未来の私が持ってきた資料を見て、私の集めた資料が役に立たないことを知り。私は悲鳴にも似た声を上げた。最初は偽者の可能性も疑ったが、話をすれば私だと確信した。そして私が告げた言葉は私にとって衝撃的な言葉だった……

 

「本当よ。歴史はもうかなり変わってるわ。アシュタロス戦後の未来から逆行してきた娘達でね」

 

アシュタロスを倒すことは出来た。だがそれは横島忠夫と言う青年の心に酷い傷を残しての勝利だった。それでも私の娘が無事ならば必要な犠牲だと思っていたが、今のままではその展開にすらならないという。横島君を不幸にする未来を否定する神魔は多く、逆行してきた神魔が協力体制をとっているというのは正直驚いたが、それ以前に与えられた情報が多すぎて正直混乱していた

 

「まず情報を整理させてもらうわよ。私の知っている未来と違うのは、未来から逆行してきた人間が居て、それのせいで歴史が変わったと?」

 

ノートに書きながら1度情報を整理する。未来の私に尋ねると、未来の私は違うわと頭を振ってもう1度説明を始めてくれた

 

「そうだけどそうじゃないわ。神魔側は逆行してきた知恵を使って、過激派神族・魔族の制圧をしたわ。アシュタロス自身も未来の記憶を得て、侵攻を中断。これで全部丸く収まるはずだったわ」

 

所が、その歴史改変の影響でアシュタロスよりも遥かに強力な魔族が過激派魔族を纏め上げている。アシュタロスはスパイとして活動しているが、派手に動くと自分も狙われるので思うように動けない、更に言えばGS試験でその魔族が暴れ回り、日本のGSの大半はGS免許を返納したと

 

「最悪じゃないの……」

 

未来に向かい、オカルトGメンや日本の民間GSを纏めて戦力とする計画が、その計画を実行する前に潰れてしまった……

 

「そうね。状況は今の段階では最悪だわ。でも備えも出来ている、霊界チャンネルは厳重に護られているから破壊されることはないだろうから人間だけで魔族達と戦う必要はないわ」

 

だとしても歴史が変わっているので備えの使用が無い。じゃあ、私は未来に行くとしても、それよりも更に先の未来へ……向かってこの神魔大戦の結末を見てくる必要があるのでは?と考えていると未来の私は

 

「それは無理だわ。今進んでいる歴史は今作られている歴史。その未来からの逆行は出来るだろうけど、私自身はその未来にはいけないわ」

 

私の考えていることを言い当てられ、うっと呻く。情報が無い状態でアシュタロスよりも強い魔神と戦う……そんなのは正気の沙汰じゃない、どう考えても自殺行為なのだが、そうするしかないという状況になりつつあることに正直絶望した……

 

「ちなみにその襲ってきている魔神は?」

 

アシュタロス以外の魔神。恐らく特定できていると思い、その魔神の名前を尋ねると

 

「今の段階で判っているのは「アスモデウス」「ガープ」の2人のソロモンの魔神よ」

 

最悪だ。アシュタロス1人でも膨大な被害を出しつつ勝利したというのに、アシュタロスクラスの魔神が2人……どう考えても生き残れるとは思えない

 

「他にも魔人って言う神魔の天敵も居る世界。備えを作る事は出来ず、今生きている皆で何とかして貰うしかないの」

 

そう言われてもはいそうですかと納得出来る訳が無い。私は娘を護らないといけないと言うのに!

 

「落ち着きなさい!令子も心配ないわ、今の令子は貴女の知る令子よりも強い」

 

きっぱりとした口調で断言した私は、今の令子に付いて話してくれた。2人の弟子を取ったことにより、良い影響を受け、金にがめつくなく、弟子の事を第一に考えている良い師匠だと。それに伴い、GS協会からの信用も得て前の世界よりも良い評価を受けていると……

 

「それに横島君のおかげで味方もかなり増えてるわ。少なくともアシュタロスの起した神魔大戦よりも戦力は充実する事は間違いないわ」

 

それを聞くと安心出来るが……それじゃあ私が未来に向かう意味が無くなって来るのでは……ハーピーに狙われている令子を守る必要があるが、それは今逆行してきた私に任せれば……

 

「ハーピーから令子を連れて逃げるでしょ?その時に私に令子を預けて欲しいの、私が令子を未来に連れて行く、貴方はそしたら未来に移動して隠れて」

 

確かにそれが最善だろう。私の記憶が役に立たないのなら、未来の記憶を持つ私が令子を連れて行き、未来の令子に少しだけ助言をする。それがきっと最善だ

 

「でも私は今ハーピーなんて魔族には襲われて無いわ、悪霊とか、下位悪魔は断続的に襲ってきてるけど」

 

私の時はハーピーだったんだけどと首を傾げる未来の私、こんな所でも差異が生まれているという事はきっと未来の私の言うとおり、もうお互いの情報は何も役に立たないという事の証明だった

 

「とりあえず、それは置いておいて、逃げることには変わりは無いでしょう?だからその時に令子を預かるわ。私もそこまで長く令子を見ていることは出来ないわ、やらないといけない事があるからね」

 

「やらないといけないこと?」

 

私がそうたずねると未来の私は深刻な表情をして

 

「魔人。神魔の天敵とされる災厄の存在、それの再封印。それが今私が神魔と協力している事よ」

 

魔人と紙に書いた私は酷く真剣な顔をしている。つまりそれだけ危険な相手と言うことだ……ソロモンの魔神だけでも大変なのに、更にそれ以上に凶悪な力を持つ集団が現れる……そう聞くだけで顔から血の気が引くのが判る……

 

「それにアスモデウス陣営も時間能力者を探しているわ。だから私に令子を預けた後は、南米で公彦さんと一緒に暮らして……私は神魔と協力して最悪の展開を防ぐために動くから」

 

確かにそれが最善なのだろう。アシュタロスと戦う事だけを考えていた今の私が指揮をとっても、アシュタロスではない相手では立てていた戦略が全て変わってくる。それに私が捕まって私の能力を利用される訳には行かない、ならば隠れて暮らす隠遁生活をするしかない……

 

「厳しい戦いになるのね」

 

私が知っている戦いよりも厳しい戦いになる。出来ることならば私が令子を護ってあげたかったが、今の私では足手纏い。ならば全てを未来の私に託すしかない

 

「私の……私達の娘をお願い」

 

「ええ、任せて、令子は護るし、あんな結末にはさせないわ」

 

力強く笑う私に安心し、私は全てを未来の私に託す事にし、私は未来の私が令子を迎えに来るのを待ち、令子を預けてから未来へ逃げ南米の公彦さんの所に隠れることに決めたのだった……

 

 

 

美智恵が過去に向かってから1時間。私は机の上の資料を並べていた

 

(おかしい……なんだこの違和感は……)

 

何か違うと言い切れるわけではないのだが、違和感を感じるのだ。その違和感が何か判らないので、その違和感を突き止めようとしていると、雷の音と共に美智恵が姿を見せる。過去の自分の説得に成功したんだろうな……それ自体は良かったのだが……

 

「転移する場所を考えろ!この戯けが!」

 

時間転移の衝撃で折角机の上に並べていた資料がバラバラに飛び散る。慌てて椅子から立ち上がり、落ちた資料を拾い集める

 

「ご、ごめんなさい!」

 

慌てて資料を2人で拾い上げ、再び纏めていると

 

「「ん?」」

 

私と美智恵の困惑の声が重なった。調査する前は要警戒など書いてあるのだが、調べた後は警戒する必要なしになっている

 

「お前のほうはどうだ?」

 

「こっちもよ、どうして気付かなかったのかしら」

 

これはおかしい、どうなっていると言うんだ……まさか……私も美智恵も既に精神攻撃を受けていたとでも言うのか……

 

「これは不味いな」

 

私も美智恵も顔が知られすぎている。だからこそ精神攻撃で狙い撃ちにされているのだろう、それだけ攻撃されているということはそこに調べて欲しくない何かがあるのは間違いない。だが私達で調べる事が出来ないとなると……

 

「他の人間が必要ね」

 

調べたいエリアはあるが、このまま精神攻撃を受け続けていては調べたい物を調べることも出来ない。だが別の人間を用意するとしても香港のGSのレベルは低い。そんな連中の力を借りても、おざなりに調べられて終わりだろう……

 

「何かアイデアはあるか?」

 

私がそう尋ねると美智恵はうーんっと唸り、そうだっと手を叩き

 

「GS協会に申請を出しましょうか……私は伊達雪之丞が良いと思うんだけど……」

 

「伊達雪之丞か……確かに良いかも知れないな」

 

未来の世界では人間以上と言われる実力者となっていた。今はガープの事もあり、謹慎処分らしいが……神魔からの要請となればGS協会も許可を出すだろう。私も美智恵も同じ結論になり、1度GS協会に伊達雪之丞を香港に呼ぶ様にと要請書を出し

 

「そうと決まれば、資料を纏めなおそう。伊達雪之丞に判るようにな」

 

伊達雪之丞は学校に行ってないと聞いているので、判るように資料を纏める必要があると思い。私と美智恵は再び資料を纏め始めるのだった……

 

リポート4 保父さん横島 その1へ続く

 

 




原作の美智恵に退場して貰うため。今回の話を書きました。未来の事を知ってる美智恵に動いて貰ったほうが都合がいいのでね。次回は「母からの伝言」に入って行こうと思います。前回のリポートで泣いているハーピーを出しましたが、彼女を良い妖怪として書いて行こうかなあっと思っております。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

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