GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! セカンド 作:混沌の魔法使い
その1
リポート10 マスコットファイト開幕 その1
美神さんにだいぶ前に頼まれていたんだけど、中々時間が取れずやっと横島君に憑依に対する防御を上げる術を教える事が出来た。とは言え、これも神代家の秘術になるので美神さん達の同席も断り。近くの川原に何十にも結界を張った上で横島君に指導をしていた
「良い、今ぼんやりと何かが自分の身体を包んでいるのは理解してる?」
「はい、なんか冷たいんだが、暖かいんだかよく判らないですけど」
よしよし、ちゃんと探知してくれてるみたいで良かった。横島君が今座禅しているのは特殊な魔法陣の中だ。これは神卸しの儀式の修行の1つ。擬似霊魂を作り出し、それを憑依させ、それを弾き出す為の修行だ
「それは擬似霊魂よ。今からそれが横島君に憑依するわ、それを受け入れ自我を保つのよ。イメージとしては自分の中に区切りのある箱をイメージするといいわ、半分は横島君。もう半分は霊魂。霊魂が自分のエリアに入ってくるのを防ぐの、自分の中に他の魂があっても、自分は自分だと認識することが大事なのよ」
とは言え、そこまで指導する必要は無いかと心の中で呟く。別に指導する時間が惜しいとかそういう訳ではない、横島君は既に知っているのだ。知っていてもそれを実行出来ないだけ
「あーなんか入ってくる感じがしますね。それとなんか甘えてくる気がします、猫ですか?」
「……いや、知らないけど、擬似霊魂は動物霊が多いわね」
擬似霊魂は周囲の動物霊を一時的に使役する。だから動物霊だとは思うけど、その種類までは判らない。と言うかそれを自覚できる辺り既に憑依対する防御の術を無意識に使っているのだ
(まぁ当然よね)
規格外の使い魔「心眼」もまた横島君に憑依していると言える。それと会話している段階で、横島君は無意識に憑依に対して防御する術を持っているのだ
「うん、やっぱりね。横島君は憑依に対しての防御力を持ってるわ、でもだからと言って簡単に幽霊に身体を貸したら駄目よ」
美神さん達が危惧している霊的防御の低下。これも心配ないだろう、多分だけど横島君は牛若丸や信長だから身体を乗っ取られる事は無いと無意識に判断して防御を下げているのだろう
「理想としては身体のコントロールは横島君。牛若丸や、信長に憑依される時は心眼と一緒にいる時みたいに頭の中で会話する感じにすると良いと思うわよ」
憑依されて相手に勝っても、それは憑依した相手の実力だ。もし牛若丸や信長が成仏した時にその力を使えないのでは意味が無い、自分でその力を使いこなす努力をすると良いわと言いながら魔法陣を足で消す。
「あ……居なくなった」
「まぁ教えるほどの事も無かったしね。とりあえず鍛えるには心眼を身に着けて、座禅するときに干渉して貰うと良いと思うわよ」
今回は心眼にも見せたくなかったので、残っているようにお願いしたので家に帰ったら相談してみると良いわと声をかける
「判りました、心眼に相談してみます」
「うんうん、やる気のある事は良い事よ。所でお姉さんは1つ聞きたいのよ」
何をですか?と首を傾げる横島君を見ながら、その背後を指差して
「あれなに?」
「さぁ?」
私達の背後ではチビが20匹くらいに増えたうりぼーに対して
「みーむ!」
「「「「ぷぎゅッ!!!」」」
腕を振り、鳴き声を上げるとその指示に従いうりぼーがざっと散り、綺麗に整列し
「ぴぎ」
順番に鳴きながら座っていく。一糸乱れぬその動きに思わず拍手が出る
「なんかTVで見て覚えたんじゃないですかね?チビは賢いから」
賢いって言葉で片付けて良いレベルじゃないと思うけどねと心の中で呟きながら
「横島君。お姉さんからお願いが1つあるんだけど良い?」
「俺に出来る事なら良いですけど?」
横島君の言葉にありがとうと返事を返し、ポシェットから写真と手紙を取り出して
「明日私の妹の舞ちゃんが東京駅に来るのよ、私が行けたら良いんだけどちょっとどうしても用事があって行けないの。私の代わりに迎えに行ってくれない?美神さんには話を通してあるから、そのまま東京を案内しながら、夕方にGS協会に来てくれればいいから」
判りましたと返事をしてくれた横島君に写真と手紙を手渡しよろしくねともう一度お願いし、横島君と別れたところで電話を取り出して
「もしもしお梅さん?こっちも神代家の相談役の尻尾を捕らえたわ、そっちは?」
『こちらも準備が出来ております』
「ありがとう。お梅さん、じゃあ……くだらないことを考えてくれた愚か者達に制裁を加えましょうか」
本当なら舞ちゃんは私が迎えに行く予定だったのだが、やっと掴んだ神代家の相談役の悪巧みに許容できない物があったのだ、神卸しこそ出来ないが霊能者として有能な舞ちゃんと横島君を攫う計画……実行する前に潰す為に明日せっかく取った休日は返上になった
「私をいつまでも小娘と甘く見たツケ……きっちり払って貰おうかしら」
自分の下に付くべき組織が私自身を狙っている。そんな笑えない状況をいつまでもそのままにしている趣味は無い、相談役の狸共に目に物見せてやる……別の番号をプッシュしながら車に乗り込む
「もしもし冥華さんですか?計画を実行します」
『判ったわ~そろそろあの相談役も目障りだったのよね~安全なところでぎゃーぎゃーぎゃー喚いて~ここら辺で身の程を教えてあげましょうか~』
のほほんとした口調だが、その裏にある激しい怒りを伴った声にやっぱりこの人は怖いと思いながら、冥華さんと合流するべく、六道の屋敷へと向かうのだった……そしてそれから数日後、数多の証拠を手にしたことにより私は前々から考えていた査問会を開く事を決定するのだった……
お姉ちゃんからの手紙に送付されていた地図を手に私は東京駅へと来たのだが
(ひ、人が凄い……!)
今まで田舎に居たからか、物凄い人の数に思わず気分が悪くなってくる。こんな様子でお姉ちゃんの所に辿りつけるのか心配になってきた
「東京は怖いところだから気をつけるんだ」
私の義姉となってくれていた早苗お姉ちゃんが私を心配し、大丈夫だよとは言った物の、これは大丈夫じゃないかもしれないと不安になってきた
(落ち着け舞。案ずる事は無いぞ)
落ち着くように声をかけてくるナナシに大丈夫だと小声で返事を返していると
「お?おーい」
「え?」
私に向かって手を振る紅いバンダナの私よりも少し年上の少年がいた、誰か居るのかな?と振り返るけど誰も居ない。人違い?と首を傾げているとその少年は私の目の前に来て
「えっと氷室舞ちゃんで良いのかな?琉璃さんから迎えに行くように言われて来たんだけど」
「お姉ちゃんに?」
お姉ちゃんが迎えに来てくれると書いていたので少しがっかりしていると目の前の少年は
「あ、俺は横島ね。横島忠夫、んでこっちがチビとうりぼーとタマモ」
よく見ると横島君の頭の上には狐、肩の上にはグレムリン、その反対には小さな猪が乗っていて、お姉ちゃんがこの人を迎えに寄越したのは私と同じだからだと理解し
「氷室舞です。こっちはナナシです」
「うむ、ナナシじゃ。よろしく」
「喋ったぁ!?と言うか声渋いッ!?」
私の肩の上に姿を見せたナナシが喋ったと驚く横島君に思わず笑ってしまうのだった
「へー舞ちゃんも妖使いなのかー、俺自分以外の妖使い初めて見た」
「そうなの?稀有な技能だけど、結構いると思うけど」
でも使い魔じゃなくて一緒にいてくれる家族みたいなんだよ、ナナシはと言うと横島君はうんうんと頷きながら
「判るわー、俺も使い魔とか言われるよりも家族みたいなもんだしなぁ」
鳴き声を上げながら手を振るグレムリンのチビやうりぼーと複数の妖怪を連れているのは初めて見たけど、強い信頼関係があるのがよく判る
「ほー見た目よりも強いぞ、このグレムリン」
「みーむう?」
ナナシがチビを観察しながら呟き、チビが何?と首を傾げるのを見てまた笑っていると
「あ、そうそう、これ琉璃さんからの手紙ね。内容は見てないから」
差し出された手紙を見る為に近くのベンチで腰掛ける、私が手紙を見ている間横島君はナナシに色々聞いていた
「妖精は喋れるのか」
「まぁ一応な、ワシは舞の護衛じゃから、と言うか妖精は見たこと無いのか?」
「ないな、そう言えばやっぱり妖精は山の中とかにいるのか?」
「隠れてくらしておるぞ?」
なるほどなーと初めて見るらしい妖精のナナシと会話をしているのを聞きながら手紙を見る。内容は横島君にGS関係の場所を案内して貰い、GS協会に最後に来るようにとそれくらいにはお姉ちゃんの用事も終わっているとの話で、大事な話もあると書いてあった
(大事な話ってなんだろう)
とは言えやっとお姉ちゃんに会えるのだから、そこまで気にする事も無いか。お姉ちゃんに会えば、お姉ちゃんがきっと説明してくれるだろうから
「えっと小笠原ゴーストスイーパーオフィス、唐巣神父の教会、美神令子除霊事務所って案内して貰ってからGS協会へおいでって」
「あ。そうなのか?じゃあ、ここからだとエミさんの所が近いから行こうか?居るかは判らんけど」
そう笑う横島君にお願いしますと頭を下げ、2人で小笠原ゴーストスイーパーオフィスへと足を向けるのだった……
「……あの野郎、また別の女の子と……くそがあ」
なお横島は気付かなかったが、近くに同級生がおり舞と並んで歩いている所を見られ、翌日学校に向かった際その事を問い詰められる事を今の横島は知らないのだった……
うーん、琉璃さんの妹と聞いていたから、もっとこう活発な子だと思っていたんだけど、大人しい子だったので正直少し予想外だった。しかも俺としては冥子ちゃんとは別に妖怪をつれている相手でそれにも少し驚いたが
「みむう?」
「うん、ごめんね?私には何を言ってるか判らないよ」
「み?」
あの気難しいチビが割りと友好的なのに驚いた。チビが初見で懐いたとか、友好的だったのは冥子ちゃんか、シズクくらいだから……俺は頭の上のタマモに声を掛ける。今日は心眼は家においてきた、俺の霊への抵抗力を上げる訓練を頑張ってくれたのだが、少し疲れたと言うので家で休ませる事にしたのだ
「チビもだいぶ丸くなったのかな?」
「クウ!」
鋭い鳴き声に違うと思うわよと言われていると理解し、冥子ちゃんとかシズクに似た要素があるのかな?と思いながら
「肩の上で大きくなるの禁止……重いから」
「ぴぎい?」
ちょっとずつ大きくなっているうりぼーに大きくなるの禁止と声を掛け、うりぼーがまた小さくなっていく
「その猪、身体のサイズ自由自在なのだな」
「ああ。少し前に居たモグラちゃんも同じだったけどな。ナナシは無理なのか?」
ナナシも大きくなれるんじゃないのか?と尋ねるとそんな訳あるかと怒られた。妖怪って身体のサイズ自由自在じゃないのか?と思っているとエミさんのオフィスがもう目の前にあって、駐車場で作業しているタイガーと目が合う
「横島さん。どうしたんですジャー?」
「おう、タイガー。エミさんは?」
車に荷物を積み込んでいたタイガーが手を振るので振り返しながらエミさんは?と尋ねると背後から声を掛けられる
「どうしたワケ?横島。令子の所をやめてこっちに移籍する気になったワケ?」
エミさんの言葉に違いますよと笑いながら言って、俺の後ろに居る舞ちゃんと立ち位置を変わる
「お、女子!?」
ささっと車の陰に隠れるタイガーに苦笑しながら
「琉璃さんの妹さんだそうで。案内しているんです」
「へー?琉璃の妹ねえ?」
「ど、どうも。氷室舞です」
「ナナシじゃ」
横島と同じ妖怪をつれてるのねと呟いたエミさんはしばらく舞ちゃんを見つめていて
「ま、もしGSになるんだったら家のオフィスも考えておくと良いワケ。多分琉璃もそのつもりで見て回れって言ってると思うし」
そうなの?と2人で首を傾げるとエミさんはそうじゃなきゃ、見て回れなんて言わないワケと笑いながら
「まぁこれから除霊だからあんまり話している時間は無いけど、色々見て所属したい事務所を決めると良いワケ。ただ冥子の所は止めといた方が良いワケ」
「大丈夫です。冥子ちゃんの所は見学に入ってません」
だろうねと笑うエミさんと舞ちゃんから隠れているタイガーに別れを告げて、今度は唐巣神父の教会へ向かう
「あの人知ってる?」
「は、はい、知ってます。小笠原GSですね、呪いや魔術に長けていると聞いてます」
じゃあもしかすると舞ちゃんは美神さんの事も知ってるかもなぁと思いながら、曲がり角で立ち止まる
「あれが、唐巣神父の教会」
「あの、近づかないんですか?」
近づかないのか?と尋ねてくる舞ちゃんに俺は思わず苦笑しながら
「シルフィーちゃんって言う吸血鬼がいるんだけど、今は落ち着いてるけど、たまに襲ってくるから怖くてな」
「よし、舞。引き返せ、ここは見学する価値がない」
唐巣神父は良い人なんだけどなあとシルフィーちゃんは少し問題ありだ。ナナシの言葉に頷き引き返そうとすると
「横島か、何をしている?」
「ブラドー伯爵、どうもこんにちわ」
黒い日傘にサングラス姿のブラドー伯爵に頭を下げる。ブラドー伯爵は舞ちゃんを見て
「若いGSを紹介しに来たのか?だが唐巣もピエトロもシルフェニアもおらぬ。また出直して来い」
ではなとマントを翻し、教会の中に入っていくブラドー伯爵。その姿は確かに格好良いと言えるものだが、その背中に背負っている巨大なリュックがすべてを台無しにしていると思った。また隣町の安いスーパーに買出しに行っていたのだろうか?
「えっとあの人は?」
「吸血鬼のブラドー伯爵。ちょっと怖いけど良い人だよ。魔術とか教えてくれるときがある、理解出来ないけど」
魔法なんて俺には全然理解出来ないので、教えがいの生徒で無くて申し訳ないと思うよなあと思いながら
「じゃあ次は昼飯食べて、少し休憩してから移動しようか」
時間も1時を少し過ぎたところだし、どこかのコンビ二でお昼を済ませて、少し休憩してから美神さんの事務所に行こうと提案し、俺は近くのコンビ二に足を向けるのだった
「横島君とチビは仲良しだね?」
「ん?だいぶ長い事一緒にいるからなあ」
焼肉弁当を食べ終え、チビとうりぼー用の果物とタマモにお魚のソーセージを与えていると舞ちゃんがサンドイッチを両手にもってそう呟く。仲良しと言われればそうだと思うけど、意識してなかったと思う
「みーむ」
「ぷぎ」
仲良くバナナを食べているチビとうりぼーを見ながら、みかんを剥き、チビ達の近くにおいてやりながら
「舞ちゃんとナナシも仲がいいと思うけど?」
そう言われるとそうですねと笑う舞ちゃん。言われると妙に気恥ずかしい物があるとお互いに苦笑しながら
「このまま舞ちゃんは東京に残るの?」
「お姉ちゃんと相談になると思います。GSなるなら東京の方がいいですけど、氷室さん達も好きですし」
そっか、舞ちゃんも考える事が多くて大変だなとお互いの近況を話し合い
「じゃあそろそろ行こうか、今度は美神さんの事務所だから、仕事から戻っていれば居ると思うけど、どうかなあ」
「はい!」
「若手NO.1GSとやらか、どんなものか楽しみだな」
ふっふっふと笑うナナシが少し怖いなと思いながら、俺は舞ちゃんと一緒に美神さんの事務所へと向かって歩き出した
「あーまだ戻ってないか」
車がないのでまだ戻ってないと呟く、昼くらいには戻るって聞いてたけど、もしかして案外苦戦しているかもしれないなと呟く
「横島君はここで修行しているんだよね?」
「そうそう、俺と蛍が今美神さんの助手だよ」
しかし案外除霊雑誌にも俺とかの情報って載ってるんだな、今度買って見て見るかな、何かの参考になるかもしれないし
「じゃあ。GS協会行こうか」
気が付くと結構話し込んでいて時間は3時を回っていた。案外話していると時間が経つのが早いなと苦笑しながら立ち上がる。やけに静かだなと思うと、俺と舞ちゃんが話している間暇だったのか、チビ達はベンチの上で丸くなって寝ていたので、チビとうりぼーはGジャンの胸ポケットに入れ、タマモを抱きかかえる
「お姉ちゃん居ると良いんだけど」
琉璃さんが居なかったら近くの本屋にでも案内するよと話しながら、俺達はGS協会へと向かうのだった。GS協会に着いたのは4時を過ぎていているかもしれないなと話しながら受付の人に聞くと
「神代会長ですか?ちょうど戻られていますよ」
良いタイミングだったみたいだなと思わず安堵の溜息を吐き
「じゃあ、舞ちゃん。俺はここまでだから」
「はい、ありがとうございました」
「助かったぞ、横島」
舞ちゃんとナナシの言葉にどういたしましてと笑い、チビ達を肩に乗せたままGS協会を出て
「んーもう夕暮れだし、このまま散歩行くかー」
良い頃合だし、このまま散歩に向かう事にしうりぼーを地面の上に降ろし、そのまま散歩に向かう事にするのだった……
横島君に舞ちゃんを預けたのは正解だったかもしれない。神代家の相談役達が計画を実行する前に潰し、当主としての処罰を与えてからGS協会に戻ったのだが、舞ちゃんがそれからすぐ尋ねて来たと聞き、今日はもう帰る事にしたのだが、夕食の時も今も楽しかったと笑っている姿に横島君を選んで正解だったと思った
「それで貴方がナナシね?」
小さな妖精にそう問いかける。手紙で何度も聞いていたけど、こうして見ると変異種の妖精なのだと一目で判る
「舞の護衛などをやらせて貰っておる。琉璃の話は良く聞いていた」
見た目こそ小さいが、その力強さは妖精とは思えなくてナナシが居れば舞ちゃんが安全だと直ぐわかった
「それでお姉ちゃん。大事な話って?」
「そうね、強制はしないけど、舞ちゃんがGSになりたいなら六道女学院を紹介出来るわよって話」
今日は月曜日だが、急用と言うことで1週間学校を休んできてくれた舞ちゃん。だいぶ東京での安全も確保出来たし、そろそろ呼び戻しても良いかもと思ったのだ。とは言え、それは私の気持ち。舞ちゃんが嫌がるのに強制するつもりは無い
「氷室さん達は?」
「それも含めて舞ちゃんが東京に残るなら話をするわ。もちろん強制じゃないわよ?舞ちゃんがどうしたいかで良いわ」
悩むそぶりを見せる舞ちゃんの頭を撫でながら
「今焦って決める事も無いわよ。1週間こっちにいるんだから、よく考えて自分がどうしたいかで決めれば良いと思うわ。それよりも長旅で疲れたでしょう、今日はもう休みましょう?」
「うん……あ。お姉ちゃん、一緒に寝ても良い?」
駄目かな?と尋ねてくる舞ちゃんに良いわよと返事を返し、客間から布団を自分の部屋に運ばないといけないわねと思い舞ちゃんに先にお風呂に入るように声を掛け
「さてと、さっさと片づけしましょう」
リビングは掃除してあったけど、正直私の部屋は書類などで足の踏み場も無い状態で舞ちゃんがお風呂から出る前に片付けようと思い、慌てて部屋の掃除を始めるのだった……
琉璃が姉としての尊厳を守る為に、大慌てで掃除している頃。六道の屋敷では
「ちょっと~ここら辺で面白い事でも~やってみようかしら~」
神代の名前を使って暗躍していた相談役を一掃し上機嫌の冥華は机の上に並べた資料を見て楽しそうに笑っていた。それは現段階で六道女学院に所属する使い魔もしくは契約悪魔を持つ生徒と横島の写真付きの書類が並べられているのだった……
リポート10 マスコットファイト開幕 その2へ続く
琉璃さんの妹とそのマスコット渋いボイスの妖精ナナシが参戦しました。なお声優は考えていないので、そこは指摘しないで貰えると幸いです。そしてマスコットファイト開幕を企む冥華さんがどう動くのかを楽しみにしていてください。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか
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サイドまたは視点は必要
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今のままで良い