GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! セカンド   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回はのほほんとした話を書いて行こうと思います、主にマスコットやあげはなどをメインにしたいと思っています。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします


リポート12 束の間の平穏
その1


 

リポート12 束の間の平穏 その1

 

冥子ちゃんの所での研修も無事に終わった次の日。俺はダンボールと新聞を用意して工作の準備をしていた

 

「みむ?」

 

「ぷぎゅ?」

 

何するの?何するの?と言う感じで俺の周りをチョコチョコ動き回っているうりぼーとチビに苦笑しながら

 

「タマモ。ちょっと危ないから面倒を見ててくれ」

 

「コン!」

 

カッターなどを使うのでチョロチョロされると危ないので、タマモに面倒を見てくれと言うとその尻尾で俺からチビ達を遠ざける

 

「みむー!」

 

「ぴぎー!」

 

横暴だと言わんばかりに抗議しているチビとうりぼーだったが

 

「グルゥ」

 

俺から見えないようにして威嚇をするタマモに怯えたそぶりを見せてから、ボールで遊び始める。一体どんな顔をしていたのだろうか?と思いながらカッターの刃を出して工作を始める

 

(やっぱりいつまでもあれじゃあ可哀想だからな)

 

モグラちゃんの篭は押入れにしまってあるが、うりぼーのベッドはいまだにボロボロのタオルを丸めたものなので、それでは可哀想だと思い。休みなのだからとうりぼーのベッドを自作する事にした、野性のうりぼーは落ち葉の上で眠るそうなので、落ち葉は丸めた新聞を切って代用する

 

「んーこんな感じかな」

 

小さくなれると言ってもあんまり小さいと可哀想なので30cmくらいの幅の板を4本切って、それをガムテープと接着剤で固定する。床は寒いといけないので襤褸切れを張ったダンボール板にする。

 

「やっぱり多い方がいいな」

 

ふかふかするようにと新聞を丸め、3cm幅でどんどん切ってダンボールに詰めていると、扉がノックされる

 

「どうぞー」

 

【のっぶ!】

 

開けていいよと言うとチビノブが手を上げて部屋の中に入ってくる。その頭の上には俺のTシャツやズボンが畳まれた状態で乗せられていて

 

【のぶのぶー♪】

 

器用に箪笥を開けたチビノブはその短い手を伸ばし、着替えを箪笥の中に詰めていく。そしてその後は俺のほうに来て

 

【のぶう♪】

 

サイン頂戴♪と紙を差し出してくるチビノブに苦笑しながら、1度作業を止めて机からボールペンを取ってサインをしようとして

 

(あ、もう全部埋まってる)

 

19個のサインが埋まっていて、俺のサインでジャスト20個だ。清姫ちゃんのサインも2個あり、料理の手伝いをしたのかな?と思いながらサインをし

 

「じゃあ今日の夕方の散歩の時に買いに行こうな?メロンパン」

 

【ノッブぅ♪】

 

嬉しそうに笑うチビノブの頭を撫でると、ぺこりと頭を下げて部屋を出て行く。喋れはしないけど、表情豊かだよなあと思いながら俺は最後の新聞を切り終えて

 

「うりぼーおいで」

 

「ぴぐ?」

 

なーに?と言う感じで尻尾を振りながらやってきたうりぼーに作った寝床を見せながら

 

「うりぼーのベッド。どうだ?」

 

「ぴぎゅう!」

 

嬉しそうに鳴いて寝床に入るうりぼー。新聞紙の中をちょこちょこと動き回り、時々顔を出して嬉しそうに鳴くのを見て、作って正解だなと笑っていると足元にボールが転がってくる。転がってきた方向を見るとチビがこっちを見上げながら尻尾を振っていた

 

「ほれ、チビー行くぞ?」

 

「みむう!」

 

俺の工作が終わるまでの間大人しく待っていたチビと遊んでやろうと思い、ゴムボールをチビの方に転がすのだった……

 

 

 

横島の部屋に着替えを持って行ったチビノブが帰ってきて、私にスタンプカードを見せる

 

「……そうか、もう全部集めたか」

 

20個の枠全部にサインが入っている。チビノブは働き者で、そして頑張り屋だ。良し良しと頭を撫でながら

 

「……じゃあ今日の買い物の時にメロンパンを買ってこよう」

 

【のぶのぶ】

 

買って来ようと言うとチビノブが首を振る。いらないと言うことか?と首を傾げていると横島の部屋を指差す

 

「……ああ、横島と買いに行くんだな?」

 

【ノブ!】

 

それなら私が買いに行くのは余計だなと笑い、引き出しから新しいスタンプカードを取り出して

 

「……じゃあ、また頑張れ」

 

【のーぶ!】

 

新しいスタンプカードを首に掛けてやると元気良く返事を返してリビングを飛び出て行くチビノブを見ながら

 

「……お前も少しは働いたらどうだ?」

 

【えええ?ひどくないか?横島が研修に行っている間、ワシちゃんと働いて家に給金を入れたじゃろう?】

 

まぁそれもそうだが、チビノブが私の手伝いをしているのに、ぐーたらしている姿を見ると手伝いをしたらどうだ?と言いたくなる

 

「どうして横島様はこんな幽霊を家に置いているのでしょうか?」

 

理解出来ませんわと首を傾げている清姫だが、その言葉はそっくりそのまま清姫にも帰ってくると言う事を理解しているのだろうか?と言うかこいつはいつまでここにいるつもりなのだろうか?とは言え横島が構わないと言ってるので追い出す訳にも行かないのが実に面倒だ。実力行使OKならさっさと追い出しているのに

 

【主殿の所は本当に面白いですね】

 

ちかちかっと光る牛若丸眼魂。最近は霊力も回復してきたそうで自力で移動できるようになったらしい

 

「……お前いつになったら身体が具現化できるんだ?」

 

【もう少しだと思いますが?】

 

それが何か?と尋ねてくる牛若丸に大した事じゃないと返事をする。最近は横島の周りが静かだったから、そろそろ何か起こるのではないか?と言う不吉な予感がしてくる。その時の為に戦力になるか?と思っただけで。まだ霊体を構築出来ないのならば本人も気にしているだろうし、わざわざ言うまでも無いだろうと思っただけだ。そんなことを考えていると、チャイムが鳴った

 

「……ヒャクメ?清姫を迎えに来たのか?」

 

神族のヒャクメが手を振っていて、迎えに来たのか?と尋ねるとそれもあるけどと笑い

 

「横島さんにも用事があってきたのね!横島さんはいる?」

 

「……ああ。いるぞ?いいタイミングだったな」

 

先日まで冥子の所に研修に行っていたので良いタイミングで訪ねて来たと言うと、丁度良かったのねと笑うヒャクメを招き入れる

 

「あ、清姫ちゃん。竜神王様からそろそろ帰ってくる様にって伝えてくれって言われてるのね~私と一緒に天界に帰るのね」

 

「もうですか……今回の脱走は失敗でしたわ」

 

また脱走してきたのか……こいつは自分が竜族の姫と言うこと判っているのか?だがまぁ今回は横島が研修でほとんど家に居らず、詰まらない思いをしてきたのでご愁傷様だったなと思わず笑いながら

 

「……横島は奥の部屋だ」

 

「ありがとうなのね~」

 

横島1人に用事があってきたと言っていたので、私が同席する訳には行かないと思い。横島の部屋の場所を教え

 

「はぁ……」

 

「……そう落ち込むな。また来れば良いだろう」

 

横島が来て良い言っているのだから私が拒むわけには行かない。なんだかんだ言っても私も居候だ、家主の横島の意向に従わない訳には行かない。それになんだかんだ言って清姫は昔馴染みだしな

 

【かかか、仲良く喧嘩しなって「……やかましい」「うるさいわですわ」……ノブぅぅぅ!!】

 

私と清姫をからかおうとしたノッブに私の水鉄砲と清姫の火炎弾が直撃し、悲鳴を上げながら吹っ飛ぶノッブを見ながら、私は家事を再開し、清姫は帰り支度を始める。その光景を見ていた牛若丸は

 

【口は災いの元ですね……】

 

やはりこの家でシズクに逆らうのは危険ですねと小さく呟いているのだった……

 

 

 

最高指導者が召喚した英霊「フローレンス・ナイチンゲール」人間界ではクリミアの天使と呼ばれる人らしいのですが、人の話を聞かず医療行為も強引に行う人でしたが、誰かを助けたいと思う気持ちに偽りは無いと思った

 

【では小竜姫。次の病人の元へ向かいます、それが終わりましたらまた帰って来ますね】

 

「いえ、こちらこそありがとうございました」

 

ロンさんの曲がった背骨を矯正し、古傷もほとんど痛まないレベルに治療をしてくれ。老師もここ最近乱れに乱れていた生活習慣の改善とゲームのやりすぎで悪くなった視力を矯正する眼鏡と背骨を矯正してくれただけではなく、私の診察もしてくれた

 

【小竜姫。貴女のその生真面目な性格はとても好感が持てますが、休養もまた修行だと思ってください】

 

「判りました、ちゃんと処方された薬も飲むようにします」

 

私は全然気付いていなかったのだが、筋組織に傷が入っており、修行のしすぎに気をつけろと怒られてしまった。処方された薬と無理をしないようにしますと言うとナイチンゲールさんは穏やかに笑いながら

 

【ではお大事に、それでは次の患者の元へと向かいましょう】

 

今度は魔界で医療行為を行うと言って、迎えに来ていた魔界正規軍の軍人に連れられて移動するナイチンゲールさんの姿が見えなくなるまで見送ってから私は道場の中へと戻るのだった

 

「うむ、その調子だ。良いか?竜である、己と人である己を制御するのじゃ」

 

「うきゅ……うきゅうううう」

 

ロンさんの前で竜気のコントロールを頑張っているモグラちゃんを見ながら

 

「どうですか?調子は?」

 

「まだまだじゃなあ。戦闘に特化しすぎておる」

 

本来成長に回す分の戦闘に回しているからか、竜気のコントロールが下手糞じゃと苦笑するロンさん。モグラちゃんの肉体的な強さはもう十分なので昨日から竜気をコントロールする修練を行っている

 

「うきゅう……」

 

「また最初からじゃな」

 

ぽすっと言う気の抜けた音と共にモグラちゃんが集めていた竜気が霧散する。とは言え、幼いこの年齢を考えれば十分にコントロール出来ていると言えるレベルだと思うんですけどね

 

「また戻るのじゃろう?頑張るんじゃ、絶対出来る」

 

「うきゅっ!」

 

横島さんの所に戻る。それだけでモグラちゃんのモチベーションは恐ろしいほどに上がっている、また竜気の集束を始めるのですが、その速度が段違いに速い。そしてさっきよりも緻密なコントロールが出来ている

 

「よほど横島殿が好きなんじゃな」

 

「そうみたいですね」

 

恐ろしい集中状態に入っているのか、私とロンさんの声が聞こえていないようだ。これだけの集中状態に入っているところを見ると、もう直ぐ竜気を完全にコントロール出来るんじゃないか?と思ってしまう

 

「恋慕か親愛か……どっちじゃろうなあ……」

 

恋慕か親愛か……ですか、それは正直私には判らない。モグラちゃんが横島さんにどんな想いを持っているのかなんて判る訳がないが

 

「親愛じゃないでしょうかね?」

 

横島さんを兄か親のように慕っている姿を見た。だから私は親愛だと思いますと言うと、ロンさんはふむっと頷き

 

「それはお前さんがそう思いたいだけではないのかの?」

 

「え?」

 

私がそう思いたいだけ?と言われて思わずどうしてですか?と問いかけるとロンさんは私を見つめて

 

「ワシにはお前さんのほうが横島を慕っている風に見えるがの?」

 

「え?え?な、何でですかぁ!」

 

思わず声を荒げるとロンさんは鏡を見てみるといい、顔が真っ赤じゃよ?と笑う。鏡なんか見なくても判っている、自分の顔が妙に熱いから……

 

「神だ、竜だなんて正直些細な事じゃろうなぁ。横島殿にとっては小竜姫は尊敬するべき師であり、我が孫は護るべき存在じゃ」

 

人間である横島殿が護られる存在じゃが、その心意気は買うのっと笑ったロンさんは煙管に火をつけ紫煙を吐き出しながら

 

「人間だから、神だから、竜だからなんて下らん話よ。大事な事はそうではない、そうではないんじゃ」

 

「大事な事……ですか?」

 

大事な事っとは何ですか?と問いかけるとロンサンはそうじゃなっと穏やかに笑いながら

 

「自分が何をしたいか?自分がどうしたいか?じゃとワシは思う。その上で小竜姫、お前さんに聞こうかの?お主は横島殿のことをどう思っているんじゃ?」

 

どう思っているって……人間にしては筋が良いし、それに割と好感が持てる人ってであると言える。それに臆病だが、大事な時には勇気を持って前に踏み出せる人だと……

 

「わ、私は横島さんをどう思っているのでしょうか?」

 

自分でも思っている以上に横島さんに対する好感度が高い事に気付き、ロンさんにどう思っているんでしょうか?と尋ねる

 

「ワシが知るわけ無いじゃろう?」

 

ええ……ロンさんに言われたから考えて横島さんを意識してしまったのに、知らないと言うなんてなんて無責任な……

 

「カカカカ!せいぜい悩むんじゃな」

 

「う、うー……私、私はあ……」

 

妙に横島さんの事を意識してしまい、顔が赤くなる。そしてロンさんがそんな私を見て笑う、それでさらに顔が赤くなると言うループに陥ってしまった私が正常な思考に戻るまで相当な時間を要したのは言うまでも無い

 

「うきゅう?」

 

「なんで角が伸びるんじゃ?」

 

「うーきゅう?」

 

なお竜気のコントロールの修行をしていたモグラちゃんは何故か角が伸びるという謎の現象を起こしており、赤面し悶えている小竜姫の隣で揃って首を傾げているのだった……そして老師は老師で

 

「来た来た!ついに現在の小竜姫のトトカルチョの倍率が変動中になったぁ!」

 

今までほぼ大きな変化の無かった小竜姫の変化。それが大きい物になれと声に出しているのだった……

 

 

 

小竜姫が赤面し悶え、何故かモグラちゃんの角が伸びている頃。横島はと言うと

 

「わーい!うりぼー凄いでちゅ!」

 

「ぴぎゅう!」

 

散歩の時に偶然であった蛍とあげはと一緒に散歩をしていた。うりぼーの事をあげはは大変気に入り、大きくなったうりぼーの背中に乗って大はしゃぎで、うりぼーもあげはを気に入ったのか落とさないようにゆっくりと歩いていた

 

「横島。なんでチビノブも一緒なの?」

 

清姫ちゃんを迎えに来たヒャクメから受け取った物を大事にしまい、普段より少し遅めに散歩に出たのが功を奏したのか蛍とあげはちゃんにあって大所帯で散歩をしていると蛍がそう尋ねてくる

 

「ん?お手伝いスタンプが全部溜まったからメロンパンを買ってやるって約束だから」

 

だからってチビノブをあんまり外に連れ出すのはどうかと思うわよ?と言う蛍にそうかな?と呟く

 

【のーぶのぶ♪】

 

楽しそうに歩いている姿を見るとたまには外に連れ出すべきだと思うし、周りの人も俺を見て、ああまたかっと言う表情をしている

 

「大丈夫じゃないかな?」

 

「横島?もう少し慎重に行動するべきだと思うわよ?この状態になれちゃってどうするのよ?」

 

うーん……そうなのかなあ?上機嫌のチビノブや楽しそうに俺の顔の周りを飛んでいるチビを見て

 

「無理じゃないかな?」

 

「……即答しないでくれる?」

 

はぁっと深い溜息を吐く蛍にごめんごめんと謝るが、多分これからもチビ達みたいな妖怪は増えると思うし、俺自身も拾ってしまうと思う

 

「タマモは駄目だと思う?」

 

「くうん」

 

あ、タマモも呆れきった鳴き声をしてるな。心眼はと言うと心眼でさえも呆れたように笑いながら

 

【もう諦めるしかないさ蛍、これが横島の個性だ】

 

「強烈過ぎる個性ね」

 

呆れたように笑う蛍と心眼にごめんと思いながらも

 

「コン?」

 

「みむう?」

 

「もうータマモもチビも可愛いなー♪」

 

小動物の居る生活に慣れてしまった俺はきっとこれからも小動物を拾っていくと思う。俺はチビとタマモを抱き抱えながらそう思うのだった……なおこれから数秒後

 

「ぴーぐー」

 

「あげはも抱っこー♪」

 

【ノブー♪】

 

「ぐっふうう……」

 

「【よ、横島ぁぁッ!?】」

 

自分達も抱っこーと突っ込んできたうりぼーとあげはとチビノブに吹き飛ばされかけたが、なんとか気合で踏みとどまり

 

「よっしゃ!抱っこしてやろうなあ!」

 

わーいっと喜ぶあげはちゃんと嬉しそうに鳴くうりぼー達に俺も笑ってしまいながら、順番であげはちゃん達を抱き上げるのだった……

 

「なんか面白いやつが居るわね?」

 

そしてその光景をビルの縁に腰掛けて見ていた存在が居た。メドーサとブリュンヒルデが探していた古き神霊だ。古き神霊は横島の周辺を見てくすりと笑う

 

「ずいぶんと面白い人間が現代にも居るのね。名前はなんて言うのかしら?」

 

騒がしくも穏やかな横島の回りを見てその笑みを深めていた……古き神と横島が出会う時は近い……?

 

 

リポート12 束の間の平穏 その2へ続く

 

 




今回は全体的にのんびりとした話になりました。次回もこんな感じで書いて行きたいですね、小竜姫が横島に対して悩み、何故か竜気コンロトールで角が伸びたモグラちゃん妙神山も混沌としてきましたし、横島家の魔窟化とヒャクメから横島が貰った物とは?そこも楽しみにしていてください。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

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