俺の名前は山田太郎、素晴らしい才能に恵まれ整った容姿に恵まれた俗に言う人生の勝ち組と言うやつだ。自惚れだって?いいや、自惚れなんかじゃない。俺は俗にいう転生者だ。生前は冴えないサラリーマンをしていたが、神の手違いによって命を落とし、目が覚めたらあらゆる才能にあふれた完璧な人間へと転生していた。
そこからは生前とは違い、リア充生活を満喫した。可愛い彼女、たくさんの友達、裕福な家庭欲しいものはすべて手に入れた。
「やまだー今日、みんなでカラオケ行かね?」
中学からの友達に誘われるが、今夜は家族水入らずで食事をする予定があるので断る。
「わりー。今日は家族で飯食いに行くからさ、また今度。」
そういい、俺は急いで帰宅する。引かれるかもしれないが俺はこの世界の親が大好きだ。なぜなら、自分にとってとても都合のいい人たちだからだ。生前の、親なんぞよりよほど親孝行のし甲斐がある人たちだ。
そうこう言ってるうちに家へと到着し、リビングへと滑り込む。
「ただいまー!太郎ただいまきたくしましたぁ。今夜は焼肉っしょお!!」
テンションMAXで入ったは、いいが父や、母がいつもよりも暗い雰囲気なっていてダダ滑りしたのかとを思っていると、
「お前に行ってほしいところがあるんだ。」
いつになく父が真剣な顔で話しかけてくるのでただ事ではないことを察して真面目に話を聞くことにする。
「父さん、行ってほしいところって?」
聞かなければよかったと後悔した。自分の平穏が崩れ去る音を聞いた。
「お前に、カルデアという組織に所属してほしいんだ。」
俺は型月というどうしようもなくぶっ飛んだ世界に転生させられていたみたいだった。
Fate/Grand order、自分も生前かなりやりこんでいたゲームだ。さすがに内容はかなりうる覚えだが少なくとも主人公の容姿は自分とは違ったはずだ。つまり自分は40何人かの犠牲者となるマスターということだ。・・・冗談じゃないほかのマスターたちは、死にはしないがそんな思いはまっぴらごめんだ。
「父さんどうしてもそのカルデアって組織に入らないとダメ?」
ダメもとで聞いてみるが、どうやら日本で二人目のレイシフト適性100%の人間らしく、ぜひともその力を借りたいとのことらしい。いつの間にレイシフト適性を調べたんだよという突っ込みを入れたいところだが、父が自分に頭を下げるとは余程の理由があるのだろう。・・・死にたくはないだが、この十六年間育ててくれた両親を裏切りたくはない。
俺は生き残るそしてまた平穏に生きるんだ。
ここから俺の人理修復のための聖杯探索が始まる。
温かい目で見てもらえればうれしいです。