転生者は生き残りたい   作:みさいるZ

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インド終わったので久々の投稿です。


第十話

「なんだ気でも狂ったか。」

 

レフは嘲笑う。目の前で高笑いする男見て。

一般枠として呼ばれるたまたま爆発から逃れ生き残っただけの憐れな弱者。

レフの彼への印象はそんなものだった。

だが、そんな他愛もない弱者のある一言によりそんな印象は覆される。

 

「おいおいおい、随分と偉そうに語るじゃないか。見逃した?俺たちを?・・・違うだろ?お前は俺たちを殺せなかっただけだろ。節穴のレフ。いやそれともこういうべきか?化け物。」

 

「・・・何?」

 

この男は。今なんと言った?化け物?まさか。いやそんなことがあるはずが無い。あってはならない。こんな只の弱者が我等の正体に気づいているなど。

 

「貴様・・・何者だ。どこまで知っている。」

 

「さぁ?知っているかもしれないし、知らないかもしれない。お前は見逃したなんて言って俺たちのことを嘲笑ってるみたいだが・・・二人も取り逃がしている時点で無能もいいところだな・・・節穴のレフぅ。」

 

「貴様!」

 

我等の計画は確かに成功した。だが、現状どうだ?目の前の只の人間が、取るに足らない有象無象の一人がこんな状況でこちらを見透かすような、嘲笑うかのような目でこちらを見ている。

・・・ただただ不気味だ。

・・・だがまぁいいだろう所詮は只の人間。・・・そうだ。こんな負け犬の遠吠えなど行く意味などは無い。そうだカルデアスにオルガを入れて奴らの戦意を削ごうとしたがやめだ、それよりも・・・

 

「ふっ。せいぜい吠えているがいい。貴様らが何を喚こうが結末は変わらない。人理は焼却されオルガは消える。そして貴様らもこの特異点ごとな。ふ、ふはははは、せいぜい無力な自分たちを恨みながら絶望の淵へと沈むがいい。」

 

レフはそういうと、聖杯を手に入れ虚空へと消えていった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

・・・っべーマジびびった。もうぶっ殺されると思ってイキリまくって前世から思ってたこと全部ぶちまけちったよ。

てか、所長カルデアスにスパーキングされなかったな?これってある意味原作ブレイクか?なんか所長見逃されたし、レフもこっちに見向きもせずどっか行ったし、生き残れたのか?

 

「所長しっかりしてください」

 

ん?

 

どうやらマシュと藤丸が所長に声を掛けているみたいだ。まぁ無理もないな。ようやくレイシフト出来たら死んでましたとか発狂もんでしょ。

 

「いや、いやぁ。死にたくない。まだ死にたくない。だれかだれかたすけてよレフぅ、うぅぇぅ。まだ褒められてない誰も私を認めてくれていないじゃない。誰も私を評価してくれなかった!みんな私を嫌っていた!生まれてからずっとただの一度も誰にも認めてもらえなかったのに。」

 

「所長・・・何か何か方法は無いの!?ロマン!」

 

『方法って言われても死者を生き返らせるなんてそれこそ奇跡でも起こさない限り、出来っこ無い!それに・・・

 

次の瞬間地響きが起こり始める。

 

『くっ。特異点の崩壊が始まったこのままじゃ・・・』

 

「ドクターせめて、先輩だけでもレイシフトをこのままでは!」

 

『わかってる!でもこれじゃあまりにも時間が・・・』

 

おおぅ。しっちゃかめっちゃかしてるな。まぁそんなに焦らなくてもまだ手はある。そろそろだ。

 

「え?」

 

突如上から光輝く物体が降りてくる。それはレフが持っていったものと同じ聖杯だった。神秘的な輝きを放つそれは藤丸の目の前へとやってくる。まるで、この聖杯戦争の勝者への景品とでもいうように。

 

『聖杯どうして・・・』

 

「どうもこうも話はあとでしょ。藤丸その聖杯は、お前のだ。それには7基のサーヴァントの魔力が篭ってる。それを使えば()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

「どうすればいいの?」

 

「簡単な事だよ。願えばいいのそれは万能の願望機だ最も死者蘇生は残念ながら無理だけどな。でも聖杯を通じて座に一時的に登録する事は可能な筈だ。時間が無い早く願え!」

 

『藤丸ちゃん!』

 

「先輩!」

 

「お願い・・・私のねがいを叶えて!」

 

藤丸の言葉と、共に聖杯は輝きを増していき、眩しさに思わず目を瞑る。しばらくすると地響きが止み目の前にいた筈のオルガマリーが消えていた。

 

「成功したの?」

 

『あぁ!一時的にだけど特異点の崩壊が止まったこれなら!すぐに3人ともレイシフトの準備を!』

 

モニター越しにロマンの声がきこえる。どうやら上手くいったみたいだ。正直成功するなんて思っていなかったけど、これで最初の特異点の攻略は完了だ。

思わぬ結果に胸を撫で下ろしていると、マシュが声を掛けてくる。

 

「あの。」

 

「えーと君はサーヴァントかな?」

 

知ってはいるが知ってるのがバレればさっきみたいに疑心暗鬼に陥りかねないので知らぬ存ぜぬを貫き通す。まぁさっきのレフへと暴言を聞かれている以上かなりこれからの身の振り方を考えなければならないのだから。

 

「はいシールダーデミサーヴァントのマシュ・キリエライトです。山田先輩先程は手助けをしていただきありがとうございました。」

 

・・・めっちゃええ子やん!え?これからこの子騙していくの?クッソ罪悪感あるんじゃが・・・え?他のマスター見捨てたろ?どうやってカルデアに着いた初日に爆弾処理する方法があるのなら教えて欲しいですねぇ。あいつらはああなる運命だし。それに有能なサーヴァント召喚できれば回復できるでしょ。

 

「本当だよ。山田君が居なかったらオルガ所長も助けられなかったし本当にありがとう。」

 

二人がこれでもかと言わんばかりの笑顔を向けてくる。

やめて(真顔)これ以上は、罪悪感で押しつぶされるで。ていうかめっちゃ足元のフォウ君こっちみてるぅ。アカン。北米版みたいな成長しそう(小並感

 

『よし準備完了これからレイシフトを始めるよ。3人とも準備はいいかい?』

 

ロマニからの通信から入り、レイシフトに備える。

 

青い光に包まれ最初のレイシフトした時と同じ感覚が伝わってくる。

そしてだんだんと意識がなくな・・・ることもなく無事カルデアへと帰還が出来た。

 

そこには、既にロマニたちが集まってこちらを見ていた。

 

・・・さて、どう説明しようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回オリ主によるロマニたちとの対話。そして割とレフがガバガバな感じになってしまった気がする。
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