ーその転生者、滅竜魔導師ー   作:遊戯王を愛する者

1 / 3
プロローグ

 

 

 

 

 

その場所は数多の結晶に覆われている。

 

 

 

 

そこに7人と1人が向き合っていた。

 

だがボロボロになっているのは数が多い7人側の方である。

 

片や褐色で不気味な模様の肌をしている1人は無傷で王者の如く飄々と立っている。

 

 

 

 

「なぜ我が『竜王』と呼ばれているか」

 

 

 

無傷の男が人差し指をスッと立て、それをゆっくりと上げていく。

 

そしてこの男は言う。

 

 

 

 

「この世界で一番強いからに決まっておろう」

 

 

 

 

あまりに厚顔不遜な発言、だが実際、この男は無傷で立っている。

 

それに対し、7人はボロボロである。

 

その事実に皆、顔をしかめる。

 

 

 

ーーービシィッッーーー

 

 

 

その時、結晶の中の1つにヒビが入る。

 

その音に全員がその方向に顔を向ける。

 

それと同時に結晶が大きな音を立て、砕け散る。

 

 

砕け散った結晶の中から現れたのは7人よりもひときわひどく傷ついた男だった。

 

 

「ならよ…『竜王』、お前を倒してその称号は貰うぞ」

 

上半身は血だらけでふらついているが、足はしっかりと大地に着け、7人の側へ歩み寄る。

 

「お前たち…まだ行けそうか?」

 

そう問いかけるが、それに対する返答はーーー

 

 

粗暴な男は言う。

 

「抜かせ、誰にものを言っている」

 

紅一点の可憐な少女は言う。

 

「まだ魔力はあるので戦えますっ」

 

片目に傷がある男は言う。

 

「ユートのほうがひでぇ怪我じゃねぇか。引っ込んでろ」

 

白髪の男は言う。

 

「レクターが待っているんだ」

 

黒髪で片目が隠れている男は言う。

 

「フロッシュもな」

 

体から電気を放電し始めた男は言う。

 

「ギルドに帰る為にもあいつは倒さなきゃな」

 

最後にマフラーをしている男は言う。

 

「あいつは俺が倒すんだ!燃えてきたぜ!」

 

 

ーーーだった。

 

それを聞いた男は俯き、肩を震わせ笑い出す。

 

「くくく…上等。ならよぉ…下克上ーーー」

 

笑いを止め、真剣な顔で言う。

 

「もとい、『竜狩り』にいくとするぞっ!」

 

7人はそれに応える。

 

 

「「「「「「「おおっ!」」」」」」」

 

 

それを受け、『竜王』は呟く。

 

「面白い、ならばうぬらの言う下克上を跳ね除け、絶望を味わわせてやろう」

 

 

 

その言葉が引き金になったのか、全員が走り出す。

 

 

あるものは援護の為の魔法を発動させ、あるものは腕を鉄の剣に変え、斬撃を繰返し出していく。またあるものは息吹を吐き出そうと構える。

 

それに対し、『竜王』もただ黙って攻撃を受ける訳がなく迎撃していく。

 

そんな激闘の場から少し離れた所ではユートと呼ばれた男の両手に魔力が集まっていく。

 

そして『竜王』に向かって構えをとり、叫ぶ。

 

 

 

 

 

「おおおおおおおおおっ!滅竜魔法ーーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーこれは魔法が存在しない現実世界で命を落とし、女神の力によってーFAIRY TAILーの世界へ転生してきた男が紡ぐ物語である。




完結したFAIRY TAILが好きすぎて、投稿してしまいました。

もう1つの小説はデッキ編成の勉強不足なのと、ストーリーを見直しているので納得でき次第、そちらも投稿していく所存です。

気になる点などあれば教えていただけると嬉しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。