きっと自分は壊れていたのだろう。
それはもう、ずっと前から。空っぽの中身を創りあげ、偽り続け。
あまつさえ、
しかし、後悔はしていない。壊れていたことを悔いることはない。
この自分だったからこそ、彼女とここまでくることができたのだということだけは確信しているから。
彼女は言っていた。生前彼女
願いを叶える力を持ちながら、自身でその力を使うことのできない彼女たちが抱え続けた願い。数合わせに近い立場でこの
だが、不思議と気分は悪くない、理由も…今ではよくわかる。
自分が何を賭けて、誰を想って戦ったのかは理解しているし、その目的があったからこそ、自分は…いや、自分と彼女はここまで戦ってこられたのだから。
おもえば、初めて会ったあの時から、自分は少しずつ、人として大切なものを、人ならざる彼女から教えられていたのだろう。
…自分は、彼女が何より尊いものだと、その美しい宝石の瞳を輝かせながら話したような人物であろうとし続けられていただろうか。
きっと、今それを考えても無駄であろうことは想像に難くない。
彼女の持つ最大の
でも、たとえそうだったとしても。
どこまでも浅はかで、無駄な足掻きばかりであった人生だったとしても。
何もなかった場所に生まれたこの『
人々の願いを叶える奇跡と…彼女の祈りの結末を迎えるための礎としての役割を果たすために…。