東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回は、以前募集しましたコラボ回、
第三弾です。
協力してくださった方は、
「東方幼妖談~Immature Massacre」より、
九賀神矢君と、柳葉深幽ちゃんです。

春が訪れてなお、冬が残る「残雪の道」。
其の道で食料調達の為訪れた、とある二人の影。
しかし、彼らを待っていたのは……

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。

其では、ゆっくりしていってね♪


Requests;辺境に潜む天災◎

九賀神矢No.1~残雪の道

……!此処が………

此処が紫さんが言っていた「残雪の道」………

 

!確かに、暖かいのに雪がまだ残っている……

不思議な場所だ……

 

此処に食べ物がたくさんあるんだな……よーし…

霊夢さんの為にも沢山もって帰るぞ……!

……!どうした、柳葉…?

何か言いたげな顔をしてるが……

 

!そう言えば……紫さんはまだ何か言ってた様な……

思い出してみようか……

 

 

~博麗神社(神矢達の世界)

 

神矢「~~ヘェ……お腹すきましたね……」

 

霊夢「そ、そうねぇ……」

 

神矢「魔理沙さんは…またキノコ送ってくれないのですか……?」

 

霊夢「でも……もう冬でしょ?

キノコ、もう収穫できないんじゃないの……」

 

神矢「!そ、そうですね……寒いときに…キ、キノコが生えるなんて……」

 

 

紫「こんにちは、霊夢、神矢君」

 

神矢&霊夢「!!!」

 

霊夢「地面から紫が生えてるわ!!早速採集して……!!」

 

紫「!、ちょっ……!いきなりど、どうしたのよ……!?」

 

霊夢「冗談よ」

 

神矢(…半ば冗談にも見えなかったけどな…)

 

霊夢「……で、何よアンタ、バカにしに来たの?」

 

紫「!そ、そうじゃないわよ……

貴方達がそんな状態だからね……」

 

霊夢「何の用なのよ、其なら一体……!?」

 

 

紫「実はね……見つけたのよ」

 

神矢「?何をです?」

 

 

 

紫「…食料調達に最適な場所を」

 

 

神矢&霊夢「!!?」

 

霊夢「何処!?其処って何処よ!?」

 

神矢(…食べ物の事になると凄いな……)

 

紫「!~~お、落ち着いて……ちゃんと教えてあげるから……!」

 

神矢「……で、何処なんです、其処は?」

 

紫「そうそう…神矢君の様に落ち着いて聞いてくれれば良いのよ……

其処はね…霊夢、貴方は一回は行った事がある場所よ」

 

霊夢「!え……?」

 

 

 

紫「……『残雪の道』よ」

 

 

神矢「……『残雪の道』?」

 

紫「貴方が命蓮寺の異変の時、最初に訪れた場所よ」

 

霊夢「!!あ、思い出した…!あのネズミと戦った場所ね!?」

 

神矢(……ネズミもいるんだな、此処は……)

 

紫「!神矢君は初めてだったわね……

其処は、春でも冬に積もった雪が残る、不思議な道なのよ。

まぁ……残りやすい…と言った方が良いかもね」

 

神矢「はあ………」

 

紫「其処にね……今、大量に食べ物が出現してるのよ」

 

霊夢「!!神矢!!早速其処に行きましょう!!食べ物を……!!」

 

 

 

紫「但し!………行くのは神矢君だけよ」

 

神矢「!?」

 

霊夢「!な、なんでよ!?私はもう限界なの!!

行かないといい加減、私のお腹が……!!」

 

紫「貴方が行くといろいろ面倒になるからよ。其に……」

 

神矢「?…他に何かあるのですか……?」

 

紫「!い、いえ……とにかく、霊夢は休んでて……

神矢君に任せてみるのはどう?」

 

神矢(……其だけで霊夢さんが食い下がらないとは思えないけど……)

 

 

 

霊夢「……判ったわよ」

 

神矢「!!」

 

紫「……待っててくれるのね?」

 

霊夢「寒くて動けないから……神矢!

失敗したらどうなるか、判ってるんでしょうね!?」

 

神矢(……マジですか……だが、やってみようか……男としても……)

「…でも紫さん……俺一人で大丈夫でしょうか……?」

 

 

紫「心配ないわ、此の娘も連れてきてるから!」

 

深幽「………………」

 

神矢「!柳葉……お前も来るのか?」

 

深幽「……(コク)」

 

霊夢「でも、此の娘って……」

 

紫「守矢神社からは許可は取ってあるわ。心配しなくても」

 

霊夢「……相変わらず手が早いわね」

 

紫「フフ、決まりね……じゃあ……出発よ♪」

 

 

~亜空間(過去)

 

紫「…此の先が『残雪の道』よ」

 

神矢「判りました、紫さん………行こう、柳葉」

 

深幽「……(コク)」

 

 

紫「……二人とも、一つ注意する事があるわ」

 

神矢「?何です?」

 

紫「其処には強敵が潜んでいる事があるわ……

もしかしたら今まで戦った敵よりも恐ろしい強敵が……警戒も忘れずにね」

 

神矢「…忠告、ありがとうございます……行って来ます!」

 

深幽「………………」

 

 

 

 

紫(……貴方達が強くなった噂は聞いたわ……

……あの時からどれ程強くなったのか…見させて貰いましょうか……)

 

 

 

九賀神矢No.2~残雪の道

……そう言えば、強敵が出るって、紫さん言ってたな……

だとすると……注意も必要か………

 

……どうも罠に見えてきたな……

そんな都合の良い事があるなんて…不自然だな……

……まあ、一度引き受けてしまったんだ。

騙されたと思って……食べ物が手に入るなら……

何としてでも持って帰ってやるか!

 

柳葉、沢山採ってやって霊夢さん達を驚かせてやろうぜ!

 

 

 

華麗に邪魔をする者

~残雪の道

 

神矢「さて……と……探すか!柳葉!あっちを頼む!」

 

深幽「……(コク)」

 

 

?「天にして大地を制し、地にして要を除き……」

 

 

神矢&柳葉「!?」

 

神矢(何だ…声が…?何処からだ……!?)

 

 

?「人の緋の心を映し出せ!!!」

 

 

深幽「?……!」

 

神矢「!上か……!?」

 

 

?「ハァアア!!!!」

 

 

神矢&深幽「!!?」

 

神矢「グゥッ……空から……人が……!?」

 

柳葉「~~~~!!」

 

?「フフフフフ…………」

 

神矢「~~…誰だ!?」

 

?「私は、比那名居天子……幻想郷の天人よ」

 

神矢(!…大きな石の上に乗っている女の子……此の娘が……天人……!)

 

 

神矢(……ん?天人……?そういえば、この前地震が起きたときに……)

 

 

~博麗神社(神矢達の世界)

 

霊夢「…フー、食べるだけ食べたって感じ?」

 

神矢「…そうですね、かなり満腹ですよ」

 

神矢(……さて、腹が満たされた時は寝るに限r……)

 

 

神矢&霊夢「!!?」

 

神矢(ウワッ!!じ、地震か!!?)

 

霊夢「キャ……ち、ちょっとちょっと!!またあの天人!?」

 

神矢(!天人って……誰だ…!?)

 

 

~残雪の道(現在)

 

神矢(あの時霊夢が言っていた…成程、

天人さんってこんなんだったんだな……今風だな……)

 

深幽「……………」

 

天子「!あら…この『要石』に貴方達も乗りたいの……?

良かったら、乗せてあげても良いけど?」

 

神矢「!いえ……結構……」

(……何か、我が儘な感じだな……どうしようか……)

 

 

 

 

 

天子(マリス)(……マサカ、コンナ処ニ人ガイタナンテ…………

探シテテ骨折リ損ト思ッテハイタケド…………ラッキーダッタワネ)

 

 

天子(マリス)(…ン?此ノ子達ハ……確カ……)

 

 

~柳の運河(過去)

 

紫「……フフフフフ」

 

赤蛮奇「!?何が可笑しいです?」

 

紫「私はあまり戦わないわ?」

 

赤蛮奇「!………『あまり』?」

 

紫「主に戦うのは……」

 

 

紫「此の子達よ!『枕石嗽流』」

 

オリキャラ達「!?ワァアーーーー!!!!」

 

 

赤蛮奇「!?……??、?……?」

 

深幽「~~~~…………」

 

神矢「クッ……大丈夫か、えっと……柳葉?」

 

深幽「……(コク)」

 

神矢「そうか……しかし、此処は……?」

 

 

~残雪の道(現在)

 

天子(マリス)(…竜宮ノ使イノ部下ダッタ

ロクロ首ヲ倒シタ、紫ノ使イノ二人………)

 

 

天子(マリス)(ダガ、『私』達ハ其ノ実力ヲ見ル前ニ……)

 

 

~柳の運河(過去)

 

 

紫「!あ、因みに貴方達は邪魔。

『至る処に青山有り』」

 

 

マリス①「!?ヴオォーー…………!!!」

 

マリス②「ヴヴヴヴ……ヴ…………ヴ…………!」

 

赤蛮奇「!?な……弱点の後ろから……!?

私の……ぞ、増援が……!!」

 

 

~残雪の道(現在)

 

天子(マリス)(紫ニ奇襲サレタンダッケ……

ダカラ、アノ子等ノ実力ハ私ハ未ダ知ラナイ……用心シテカカラナイトネ……)

 

神矢「!そうだ……此処等あたりで食べ物がある場所、知りません……?」

 

天子(マリス)「!食べ物……?」

……もしかして、此の桃が欲しいの?」

 

神矢(!帽子の上に桃が……何だアレ……非常食か?)

「い、良いのですか…!?其を俺達に……!?」

 

天子(マリス)「ええ……」

(…フフッ……此モ『私』ノ擬態ノ一部……

喰ワセレバ一瞬デ体内カラ浸食出来ル……運ガ良カッタ……

コンナニ早クケリヲ着ケラレルナンテ……)

 

 

深幽「……(クイックイッ)…!」

 

神矢「!どうした、柳葉?袖を引っ張って……?」

 

深幽「………………」

 

神矢「……!もしかしてお前……あの天人に勝負を申し込みたいのか!?」

 

深幽「……(コク)」

 

天子(!勝負デスッテ……!?折角手間ガ省ケタト思ッタノニ……

ナンテ提案ヲシテクレルノヨ……!!)

 

 

天子(………マア、実力ヲ確カメタ方ガ

身体ヲ盗ッタ時ノ為ニモ役ニ立ツカモシレナイ…

…其ニ…弱ラセタ方ガ浸食ハ容易イ……)

「いいでしょう……勝負に勝ったら、此の桃と、食べ物の在処を教えるわ!」

 

神矢「!?勝負に……?」

(…だが、此に勝てたら……沢山の食べ物に………!)

 

天子(マリス)「……どうなの?」

 

深幽「………………」

 

神矢「……良いぜ!絶対に手に入れてやる…!!」

 

 

VS〈非想非非想天の影〉比那名居天子

~残雪の道

 

天子(マリス)「さて、一勝負してお腹をすかせようか!?

二人纏めてかかって来なさい!」

 

深幽「………………」

 

神矢(!…もしかして、柳葉は情報を聞き出せると思って勝負を…?

其が思惑だというのならば……!)

 

 

天子(マリス)「『非想の剣』……さあ、行くわよ!」

 

 

神矢「!?グッ……!!」

 

深幽「!」

 

天子(マリス)「?……まさか、既に空腹で限界じゃないわよね?」

 

神矢(~~~残念ながらその様だな……もう、何日も食べてなかった……

その上……無理をしようとして……身体が……もたない……!!)

 

天子(マリス)(……一人ハ、手ヲ付ケナクテモ良サソウネ……)

「じゃあ、貴方は休んでいなさい。もう一人と戦うわ!!」

 

深幽「!……」

 

神矢「!ま、待て……!!」

(深幽は、使えるスペルは少ない……今のままじゃあ……!!)

 

 

天子(マリス)「はぁ!!!!」

 

 

神矢「!!ヴ……!?」

(か、身体が……クソ……!!)

 

 

深幽「……霊刀『アシストブレード』」

 

 

 

神矢&天子(マリス)「!?」

 

天子(マリス)「~~こ、此は………霊力の刀ね!?」

 

神矢(!天人の剣と……互角………アイツ…接近戦も出来たのか……)

 

深幽「~~~~」

 

神矢「!柳葉……俺が動けるようになるまで…時間を稼いでくれ……!!」

 

深幽「~~~(コク)」

 

 

天子(マリス)「~~でも、扱いはまだ…慣れてないようね!?」

 

深幽「!?」

 

神矢(!刀を弾かれた……マズい、隙まみれだ……!!)

「柳葉!一旦後ろに下がれ……!!」

 

 

天子(マリス)「遅いわ!天符『天道是非の剣』!!」

 

 

神矢(!!まっすぐつっこんでくる……避けられない……!)

「動けぇ……俺の身体ぁ……!」

 

天子(マリス)(マズハ……突キ刺シテ弱ラセテヤルワ……!!)

 

 

深幽「……霊体『ゴーストボディ』」

 

 

神矢「!!」

 

天子(マリス)「!!?」

(身体ガ……スリ抜ケタ……!??テ、手応エガ……!!!)

 

 

深幽「~~~!!!」

 

 

天子(マリス)「!!?グボァアア……!!?」

 

神矢「!!…すり抜けた直後に顔面パンチでカウンターを……!!」

 

 

 

深幽「………」

 

神矢「や、柳葉……お前……強かったんだな……!」

 

深幽「……(コク)」

 

天子(マリス)「~~グッ……やって…クレタわねぇ……!?」

 

神矢(…腹を空かせている場合ではないのは判ってるのに……クソ……!)

 

 

神矢(!…力が…………此は……ルーミアの時の……!)

 

深幽&天子(マリス)「!?」

 

天子(マリス)(!何…頭カラ…………角カ!?)

 

神矢「…柳葉、時間稼ぎ、ありがとう。

俺は、もういける……此処からは俺に任せてくれ!」

 

深幽「……(ニコッ)」

 

 

 

神矢「今度は俺が相手です!!来てください!」

 

天子(マリス)(クッ…復活シテシマッタカ……ナラバ!!)

「良いわ!!相手ニシテあげる!!」

 

 

 

神矢「遅いですよ!!」

 

天子(マリス)「!!ハ、速…!?」

 

 

神矢「衝符『掴頭投地』!!!」

 

 

天子(マリス)「!!ギッ!?わ、私の頭ヲ……!?」

 

神矢(……ちょっと申し訳ないが……!!)

「ウオラァアアアーーーーー!!!!」

 

天子(マリス)「!!?~~~~…………」

 

 

 

 

天子(マリス)「………………」

 

神矢「……頭を地面にめり込ませた……!

どうです、俺達の勝ちですよ!」

 

深幽「……(グッ!)」

 

神矢「…御見事って言いたいのか?お前も良かったぞ?」

 

深幽「……(コク)」

 

天子(マリス)「~~!!ブハァッ!!……クッ………!」

 

神矢「……手荒な真似をしたのもなんだが、其の桃を貰いましょうか……

ついでに此処にある食べ物の在処を、改めて教えては…?」

 

 

 

 

 

天子(マリス)「マダヨ……」

 

神矢&深幽「!」

 

天子(マリス)「……クク……クククク……」

 

神矢(……まだやる気か……だが、今の俺達なら……!)

 

天子(マリス)「残念ダケド……此ノ桃ハマダアゲラレナイワ……」

 

 

神矢「!な、何だ……!?沢山の黒い雲が…天人さんの

体内に入っていく……!?」

 

天子(マリス)(…此ノ力ヲモウ一度使ウ事ニナルナンテネ……

マア、私ヲ本気ニサセタ事ヲ……後悔サセテヤルワ……!)

「!!?ヴグゥウ……グゥウウウ………!!!」

 

神矢&深幽「!?」

 

天子(マリス)「!!ヴヴヴヴ……ヴヴヴヴヴヴ……!!!」

 

 

神矢「!!……お、おい…身体が……服を破いて……!!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

深幽「!……(クイックイッ)…!」

 

神矢「!ど、どうした……!?」

 

深幽「………!!」

 

神矢「!もしかして……後ろに下がった方が良いのか!?」

 

深幽「……(コクコクコク)」

 

神矢「よ、よし……下がるぞ……!!」

 

 

 

深幽「~~……!!」

 

神矢「!!な、何だあれは……!?」

 

 

 

?「グォオォオオオオオオオオーーーーー!!!!!」

 

 

 

神矢「!?何だ……て、天人って…一つ目の化け物が……正体かよ……!?」

 

深幽「~~~~!!」

 

?「此ノ桃ガ…食ベ物ノ在処ガ欲シイナラ……私ヲ倒シテミルノヨ!!」

 

神矢(!もしかして…紫さんの言っていた強敵って……!!)

「そう言う事か……コイツを倒さないと、食べ物にはありつけないってか!」

 

 

神矢「行くぞ、柳葉!!食べ物の為にも!!霊夢達の為にも!!」

 

深幽「……(コクコク)!」

 

 

VS〈非想非非想天の神体〉エンペラー・プリンセス

~残雪の道

 

エンペラー「ギォオォオオオオァアアアーーーー!!!!!!」

 

深幽「~~~~!!」

 

神矢(……また図体がでかくなったな……

…とりあえずは顔の巨大な目玉を狙えば良いか?……だったら!)

 

 

神矢「先手は貰うぞ!!烈火『フレイミングフォース』!!!」

 

 

エンペラー「無駄ヨ!!『非想の剣』!!」

 

 

深幽「!?」

 

神矢「何だ……あの左手のプロペラは……攻撃を防ぎやがった…!!」

 

エンペラー「此ノ防御ヲカイクグッテ攻撃デキルカシラ!?」

 

 

エンペラー「ツイデヨ!!天地『世界を見下ろす遙かなる大地よ』!!」

 

 

神矢&深幽「!?」

 

神矢「じ、地面が隆起して……狙いづらい……!!」

 

エンペラー(…以前ハ、遙カ天空ノ上ダッタケド……

今回ハ、地面ガアル……地震野郎ノ力ヲ最大限ニ発揮デキルワ!!)

 

神矢(!尻尾にあの乗っていた石が……

あれを打ち付けて地形を変えてるのか……!?)

 

深幽「!?~~~!!~~~」

 

神矢(クッ……何とか出来ないものか…!?)

「や、柳b!?オワッ……アイツの技を……と、止めれるか…!?」

 

深幽「!!~~(コク)」

 

神矢「!で、出来るのか…!?頼む…此のままだと…狙えない…!!」

 

エンペラー「…此ノスペルヲ突破シタトコロデ剣ノ盾ガ……」

 

 

深幽「~~……呪木『ファントムツリー』」

 

 

エンペラー「!!?グォオワァアァアアア!??」

 

神矢「!!アイツの足下から……木が……!!」

 

エンペラー(!!……シ、死角ノ足下カラ……

此ノ重量ノ身体ヲ…打チ上ゲルナンテ……!?)

 

神矢(!スペルを中断させた……空中で無防備……今か!)

「ナイスだ、柳葉……!此処で一気に叩いてやる!!」

 

 

エンペラー「!グッ……『天地プレス』!!!」

 

 

神矢「!!」

(なっ……此処から更に……!?かわせるか……!)

 

 

深幽「…霊符『トリプルバレルバレット』」

 

 

エンペラー「!!援護……!?グァ……!!!」

 

神矢(!攻撃用の石を破壊しつつ、同時に攻撃を……!)

「すまない、柳葉!」

 

エンペラー(~~アノ小娘……強イ……!)

 

神矢「さあ、その目玉にぶち込んでやる!!」

 

エンペラー(!ダガ……コイツハ……直線的ネ……!!)

 

 

エンペラー「無駄ト言ッタハズヨ!!『非想の剣』!!!」

 

 

神矢(!!また、プロペラの盾を………)

 

エンペラー(浸食ハ無理ニナルケド……

其ノ炎ト一緒ニ細切レニシテヤルワ……!)

 

神矢(!避けきれない…!!)

 

 

深幽「…幽体『ゴーストボディ』」

 

 

エンペラー「!!」

(……イ、イツノ間ニ……私ノ懐ニ……!?)

 

神矢「!柳葉……!」

(懐で何をするつもりだ……?)

 

 

深幽「……霊刃『アシストブレード』」

 

 

エンペラー「!!!ギィイヤァアアアアア!!!!」

 

神矢(!!アイツの両腕を切り落とした……良いぞ!此で丸腰になった…!)

「柳葉、下がってろ!当たるぞ!!」

 

深幽「……(コク)」

 

エンペラー(~~マ、マタ……同ジ状況デ……私ハ……!!)

 

 

エンペラー「舐メルナアァ!!『全人類の緋想天』!!!」

 

 

神矢(!チャージし始めた…ヤバそうな攻撃だな……だが!)

「させる前に倒す!!」

 

エンペラー「遅イ!!」

 

神矢「!」

 

エンペラー「至近距離カラ塵芥ニシテヤル!!!」

 

 

深幽「…霊爆『ランダムクラスター』」

 

 

エンペラー「!!アグォオオオオオ……!!!」

 

神矢(何だ…!?上空から大量の弾幕が……アイツに……!!)

「柳葉か…!?」

 

深幽「……(グッ!)」

 

神矢(……何処まで俺は、柳葉に感謝しなきゃいけないんだろうな……全く……)

「攻撃を中断したな!?終わりだ!!」

 

エンペラー(~ソ、ソンナ……マタ……コンナ形デ……!!)

 

 

 

神矢「喰らえ!!狂焔『ルナティックブレイズ』!!!」

 

 

 

エンペラー「!!ガ、ガァアァァァァァ………!!!!!」

 

 

 

 

神矢「……やったな!」

 

深幽「……(コク)」

 

エンペラー「ガ……キキギィイ………!!オ、己ェエエ……!!!」

 

神矢(…聞きづらいけど……今度こそ……!)

「改めて、其の桃と、食べ物の在処を……」

 

エンペラー「……此処カラ南ニ……約30間…約…50メートル地点ヨ………

……桃ハ……好キニ…スルガ良イワ………」

 

神矢「判った」

 

深幽「!……(クイックイッ)…!」

 

神矢「!…大丈夫だ、致命傷は避けてるが

もう動けない筈だ……戦いを挑む元気もないさ」

 

エンペラー「………………」

 

神矢「…では、失礼して………」

 

 

 

?「其の桃を取ってはダメよ!」

 

 

 

神矢&深幽「!!」

 

エンペラー「!?」

 

 

?「捌器『全てを二つに別ける物』」

 

 

エンペラー「!!!ギァア……!!?」

 

神矢&深幽「!!」

 

神矢「!ゆ、紫さん……!!」

 

紫「危なかった……間に合ったようね……」

 

エンペラー「カ……ユ、……ユカ……紫ィ……ィ……!」

 

神矢「……消えちゃいましたけど……良かったんですか?」

 

紫「大丈夫よ、アイツは……まあ……ね」

 

神矢(……大丈夫じゃ無さそうだけど……)

「でも……なんであの天人さんの桃を取ったらダメだったんですか?」

 

紫「あの桃はね……毒入りだったのよ」

 

神矢「!えっ……?」

 

紫「アイツは、最初から貴方達を始末しようと

してたのよ。わざと負けて、罠にはめようとしたのよ」

 

神矢「!!じゃ、じゃあ……食べ物の方角と距離も…?」

 

紫「全て嘘っぱちよ」

 

神矢(……そうだったのか……)

「!でも、何処かには本当の食べ物の在処が……!」

 

紫「!其は本当ね。私が案内してあげる……ついてきて」

 

 

~残雪の道 北奥部 

 

紫「…着いたわ!」

 

神矢「!!おぉ~~~……!!!」

 

紫「此処の処、『靄』が続く異常気象でね……

いろんな野菜や果物があるわよ?」

 

神矢「~~こ、此を持っていって良いと……?」

 

紫「勿論♪此処は誰の土地でもないからね」

 

神矢「柳葉!!行くぞ!!」

 

深幽「!~~~………」

 

 

紫(……まさか……魔里沙達が苦戦した

『天災』を倒すなんてね……やはり、成長したわね……二人とも……)

 

 

~亜空間

 

神矢「ありがとうございました。此でしばらくは助かります!」

 

紫「ウフフ、どういたしまして。深幽ちゃんもいっぱい採れた?」

 

深幽「~~~~~」

 

紫「!アラアラ……重そうね……それなら、此の籠を使って頂戴?」

 

深幽「!……(ペコ)」

 

紫「神矢君も、ホラ……」

 

神矢「!あ、ありがとうございます」

 

紫「では、この先が『貴方達の』世界よ。気を付けて帰るようにね」

 

神矢「!俺達の……?

!!もしや貴方は………!!」

 

紫「そう言う事ね……もう一度騙してしまって……ごめんなさいね」

 

神矢「いえ……其程でもないですよ、『別の』紫さん」

 

紫「貴方達の戦う姿、格好良かったわよ……フフ、それでは……」

 

神矢「!ど、何処に行くのです……?」

 

紫「私も、いろいろ忙しいのよ。別の世界に用があってね……

あ、貴方達は其処をまっすぐ歩いて大丈夫よ?」

 

神矢「判りました………失礼します」

 

深幽「……(ペコ)」

 

 

紫「さようなら、秘める物持ちし少年少女……

己の秘を明かし、己を知る事を願わん……」

 

 

 

九賀神矢No.3~亜空間

……やっぱり、紫さんの判断は正しかった……

柳葉が居なかったら、あの天人さんに殺されていたかもしれない……

後でお礼をしなきゃな……何が良いだろうか……

 

!要らないのか…?じゃあ……良いのか……

 

しかし、此ほど食べ物が集まれば……もう、

一週間は持つんじゃないかな……其程の量だ……

霊夢さん、もしかしたら腰抜かしてしまうんじゃないか?

 

後、霊夢さんに知らせようかな……「天人っていろんな意味で凄いな」って……

!え、どうした柳葉……止めた方が良いって顔してるな……

判った、其は止めるとしようか……

 

さあ、霊夢さん達が待っている……

帰って!さっそくご飯にするか!!

 

 

 

 

 




如何でしたか?
このお話は、本編である「東方幼妖談~Immature Massacre」
の神矢君をミスティア達から奪還した後からの話です。

イラストです。
神矢君と深幽ちゃん、そして
久々に登場したエンペラー・プリンセスです。


【挿絵表示】


ストーリー上、あり得ない構図ですが
御了承下さい。

神矢君達を提供してくださった芳花紫陽花さん、
どうも有り難うございました。

コラボはまだまだ続きますが、
此で今年は最後の投稿になりそうです。

と言う事で、来年正月から三日以内には、
お正月用のスペシャルエピソードを御用意します。

其では、良いお年を!!
そして次回も、そして来年もゆっくりしていってね♪
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