以後気を付けて、もっとスケジュールに余裕を持って
望みたいと思いますので、宜しくお願いします。
今回はいよいよ和菓子屋蜜柑さんの「東方麗霊想」との
コラボの後編をお送りいたします。
マリスに浸食され身体を盗られてしまった幽香。
昴達は、命を守ってくれた幽香を取り戻す為に
マリスの脅威に立ち向かうが……
原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。
それでは、ゆっくりしていってね♪
如月昴No.4~博麗神社
……此方の幻想郷に来るのは二度目になる。
其の道中で俺達は此方の紫から此処で起こっている
異変の原因を教えてもらった。
此の世界のアリスが患う奇病「孤毒」。
其の病気の産物である彼女の心の闇「マリス」。
他人を襲い、身体を乗っ取り、
そっくりに擬態し、他人を欺きまた襲う……
恐ろしい能力だ……
紫さんが言うには俺が初めて此の世界に来たときに
会ったアリスも其の擬態の一部だったそうだ。
そして今もまさに戦っている……
俺達に敵の毒に効く薬をくれた、
風見幽香さんという妖怪の身体を乗っ取ったマリスと。
俺は戦闘には慣れてはない……でも、
彼女のお陰で俺は命拾いをした。
俺達を庇ってくれたんだ……其の恩は、此処できっちり返す!!
聖戦の果てへ……
~博麗神社
幽香「クククク……見事ニ騙サレタワネェ、昴君?」
霊夢「ど、どういう事なの…!?マリスは、幽香が倒したはずなのに…!」
魅魔「なんで幽香を浸食出来るんだい…!?」
神子(……戦っている間にマリスから一度も攻撃を
当てられた様子もなく、『あまりにも』一方的な戦いでしたのに……
何処にそんな隙が……?)
紫「……霊夢」
霊夢「何、紫?」
紫「恐らく、貴方に仕掛けた時と同じようにしたのよ」
霊夢「!私に……?」
紫「ええ……」
~白玉楼(過去)
紫「……貴方達ね、霊夢に悪夢を植え付けたのは?」
幽々子「……え?何の話?」
紫「ちょっとね……」
マリス「……イツ気付イタ?」
紫「本当は全部知ってたけど……
あの時よね、天子と戦ってたときよ……」
~白玉楼(過去)
紫「………霊夢が天子に触った時に自分の一部をつけた。
そして、其が霊夢に作用した……違う?」
マリス「……流石、妖怪ノ賢者……御明察ヨ」
~博麗神社(現在)
霊夢「!あの悪夢……やはりマリスが原因だったの……!」
紫「多分、幽香がマリスに触った時に同じ様に
マリスが自分の一部を付けたんじゃないのかしら?」
霊夢「!そう言えば、幽香は肉弾戦も好みだったっけ…!」
紫「但し、霊夢の時とは違い、力がついてきてる……
精神的にではなく、直接肉体に作用できるまでにね」
神子「例えやられても、幽香さんの中に
別のマリスが既に居たという訳ですか……恐ろしいですね…」
昴(!待てよ……さっき俺も傘で叩かれた……!まさか……!)
幽香「!昴君……運ガ良カッタワネ……傘ニハマダ『私』ハ居ナイワヨ」
昴「!」
早苗「皆さん、そんな事を言ってる場合ではありませんよ!?
仲間が一人やられたんです!助けに行きませんと……!」
幽香「攻撃スレバ、当然本体モ苦シムワヨ!?」
早苗「!人質に…?卑怯な……!」
昴「『此方の』早苗!」
早苗「!」
昴「此処も俺達でやらせてくれ……!」
早苗「!?む、無茶ですよ!
貴方さっき…毒を喰らったばかりですのに……!」
昴「其の毒が治ったのは彼女のお陰だ!」
早苗「!幽香さん……」
昴「だが今は、敵の手に堕ちてる……
俺達を庇ったばかりに……!」
魅魔「…………」
昴「俺はやる……かつて救った……二人の霊夢の時の様に!」
霊夢(Ano)「!昴……!」
幽香「フフフ、ジャア勝負再開……」
幽香「……ノ前ニ……」
みんな「!?」
幽香「……幽香ハ其ノ強サ故、
戦イノ際ニイツモルールヲ設ケルト聞イタワ……
ナラ、私モソウシヨウカシラ?」
昴「!ルール……不利なものじゃないだろうな?」
幽香「マズ、戦ウ人数ヨ。其ハ………」
幽香「昴君、貴方一人ヨ!」
みんな「!」
霊夢(Ano)「卑怯よ!さっき毒に冒さてたのを狙って……!」
昴「良いだろう……俺と一騎討ちをするか!?」
アリス(Ano)「!昴……!」
幽香「勝負ノ制限時間ハ……私ノ頭ヲ見ナサイヨ」
昴(!緑色の髪が……半分紫色に……)
「……其がどうしたんだ?」
幽香「幽香ノ髪色ガ、全テ紫ニナルマデ……
ツマリ、完全ニ身体ヲ貰ウマデヨ」
昴「!何……!?」
幽香「モシソウナレバ、時間切レ……
此処カラ安全ニ退散サセテ貰ウワヨ!」
魅魔「!幽香の身体をさらって行くつもりかい!?」
幽香「勿論ヨ……」
神子「如月昴君!」
昴「!?」
神子「此を……!」
霊夢「!!其は……アンタ……!」
昴「!……此って……」
神子「私の宝剣です。私の信仰を沢山詰めています!」
霊夢「でも、なんで…!?」
神子「貴方は、幽香に恩を感じているのでしょう?」
昴「!はい……」
神子「ならば、其の恩をきっちり返すのが義というもの……
世の義を果たす為なら、私は喜んで託しますよ」
幽香「!其ノ剣ハ……!」
~嵐の聖域(過去)
霊夢「抜刀!!『仙人の宝剣』!!!」
針妙丸「!其は……!」
イク「ナ、何故……其ヲ貴様ガ持ッテイル!?」
霊夢「此こそが!神子、そして屠自古から託された
最後の切り札よ!!」
~博麗神社(現在)
幽香(竜宮ノ使イニ止メヲサシタ剣……!
マサカ……マタアレヲ出スナンテネ……)
「貴方ガソウスルナラ……!」
諏訪子「!傘の先端に、鎌の刃が!」
昴(接近戦で決着をつけようって訳か……)
幽香「サテ、撤退スルツイデニ……」
昴「もう、逃がしはしない……」
幽香「絶対ニ……貴方ヲ貰ウワヨ!!」
昴「絶対に……お前から取り戻す!!」
VS〈傀儡のフラワーマスター〉風見幽香
~博麗神社【浸食完了まで残り6:00:00】
幽香「フフフ……行クワ!!」
昴「来い!!」
幽香「ハァア!!!」
霊夢(Ano)「!来るわよ!」
神子「応戦するのです、昴君!」
昴「!く………!」
幽香「流石……イツモ傘ヲ振リ回シテルダケハアル……
扱イヤスイワァ……!!」
昴(~~流れるように鎌を……!)
幽香「ソレェ!!」
アリス(Ano)「!花弁のカッターが飛んでくるわ!」
昴「!~!!」
幽香「!今ノヲヨク防イダワネ……」
昴(~~、俺には真似できない遠距離技を……!
圧倒的に不利だな……)
幽香「………フフッ」
昴「!ウワァア……!!」
霊夢(Ano)「!昴!!」
昴(くっ……危なかった……今の一撃を防げなかったら
真っ二つだった……!)
幽香「マダマダヨ!」
昴「!三人に分裂した……!」
霊夢「二人はマリスの擬態よ!気を付けて!」
幽香達「フフフ……分カルカシラ?」
昴(……どれだ……どれが本物だ……!?)
幽香①「スペルハ使ワナイカラ安心シテ……」
昴「!」
幽香②「デモ、スペルヲ使ワナクテモ倒スコトハデキル」
昴「!?グッ……!!」
(~~死角から突っ込んで……!?)
幽香③「一人ナラ、誰トモ傷ヲ分カチ合エナイ」
昴「ガッ……!!」
幽香①「モウ……同ジ轍ハ踏マナイワ!」
昴「!ぬぐぅ……!!」
幽香②「……防イデクレタワネ……」
昴「!?痛っ……」
幽香③「デモ……今ノ勢イヲ防イダラ、手ガ痛クナルハズヨ」
幽香「フフフフフ……」
昴(……一人に……戻った……のか……?)
アリス(Ano)「!昴……来てるわ!立ち上がって!」
昴「ぐっ……」
(強い……其に剣を使ってても、相手に斬りかかることが出来ない……!
髪の毛もどんどん染まっていく……時間も無いって言うのに……!)
【浸食完了まで残り3:29:76~】
幽香「……ドウシテ、私カラ幽香ヲ取リ返ソウトスルノ?」
昴「!?」
幽香「彼女ニ命ヲ救ワレタカラ?ソレトモ、此ノノイズガ嫌ダカラ?」
霊夢(Ano)「昴!騙されたらダメよ!紫から聞かなかったの!?」
昴「分かってる!でも……!」
幽香「彼女ハソンナ事ハ気ニシナイ。興味モナイ……
アルトスレバ、数多ノ花トメディスンダケ……」
昴「!この……!」
幽香「!?オット……!」
昴(!と、跳んだ……!?)
幽香「闇雲ニ振リ回シテモ無駄ヨ……」
霊夢「!後ろよ!」
昴「!?……」
幽香「私ニクレレバ、彼女トモイラレルノニ……ホラ!」
メディスン(マリス)「フフフフ……」
みんな「!」
魅魔「幽香から……メディスンが……!」
神子「どうやら……幽香さんは『じぇねれ~た~』と
化して来ている様ですね……」
幽香「昴君、貴方ハ逆ニ彼女ノ幸セヲ
奪オウトシテイル……」
昴(!身体の中に戻っていく……!)
幽香「コンナ勝負ヲ申シ込ンデ勝ッテモ、
逆ニ貴方ニ襲イ掛カルカモシレナイノヨ?」
昴(~~騙されるな……!時間の無駄だ……!)
【浸食完了まで残り00:27:06~】
幽香「尤モ……襲ウ気力ガ残ッテレバノ話ダケド」
昴「!」
(声が……すぐ真上から……!?)
諏訪子「!マズいよ……!動けないのに……!」
霊夢(Ano)「昴!!逃げてぇ!!」
幽香「信ジテタノニ……!」
昴「……何をだ?」
幽香「アノ時言ッテクレタ様ニ……
私ヲ救ッテクレルト信ジテタノニィ!!」
昴(!鎌を……降り下ろされる……!)
霊夢(Ano)「!昴ぅ!!!」
神子(!流石にもう……!)
昴「~~~~!!」
幽香「!?」
みんな「!」
昴「~~、……?」
幽香「ナンデ……?身体ガ……動…ケナイ!……
誰カ……ウグッ!………邪魔……シテルノ……!?」
昴(何が……どうなってる……?)
幽香「~~私ハ……!」
みんな「!」
幽香「私ハ………モウ…昔トハ……違ウ!!」
マリス「!?グォワァアアアーーーーー!!?」
白蓮「!マリスの上半身が……!」
幽香「私ハ……簡単に死ヌ訳にはイカナイのよ!!」
魅魔「!まさか……幽香!?」
霊夢「!!幽香が…浸食に抵抗している…!」
神子「まだ…完全に意識は盗られてはなかったようですね…!」
マリス「ウグウゥ……オ、大人シクシナサイ……!!」
霊夢(!もしかしたら、今が……!?)
「紫!其方にワープするから、構えてて!」
紫「!……良いわよ?」
霊夢(Ano)「ならば、私も行くわ!」
紫「定員無制限だから大歓迎よ?」
霊夢&霊夢(Ano)「『亜空穴』!!」
紫「……『枕石漱流』」
神子「!霊夢さん達、何を……!?」
紫「何か狙いでもあるんでしょ?で、狙いを定めてと……」
紫「行きなさい……『枕石漱流』」
霊夢&霊夢(Ano)「ハァアアア!!!!」
白蓮「!霊夢さん達を砲弾に……!」
霊夢&霊夢(Ano)「マリスーーーーーー!!!!」
昴「!霊夢……!?」
霊夢「幽香から……!!」
霊夢(Ano)「昴から……!!」
マリス「!!?」
霊夢&霊夢(Ano)「離れなさい!!!ダブル『昇・天・脚』!!!」
マリス「グヴァアア……!!!」
霊夢「よし……幽香から引き剥がしたわ!」
紫(……二人分の『昇天脚』は強烈ね)
諏訪子「!おぉ~~上がった上がった……!」
霊夢(Ano)「昴……大丈夫!?」
昴「~~わ、悪いな……霊夢……」
霊夢(Ano)「何無茶をしてるのよ…もう少しで斬り殺されていたのよ!?」
幽香「う……………」
霊夢「!幽香……!アンタも……!」
昴「大丈夫か……?」
幽香「……世話を……かけたようね……」
昴「!痛……くっ……う……!」
霊夢(Ano)「!昴……!」
昴「心配ない……手が痛いだけだ……!」
神子「……昴君、『彼方の』霊夢さん」
昴&霊夢(Ano)「!?」
神子「二人で私の信仰をありったけ放出させていて下さい……」
昴「!そうしたら……どうなるんです……?」
神子「剣が、貴方達を最善の道に導いてくれるでしょう……」
アリス(Ano)「なら、その間私は二人の護衛をやらせて貰うわ!」
昴「でも、貴方達は……?」
諏訪子「飛び入りの乱入か……じゃ、私も♪」
早苗「!諏訪子様……!?」
神奈子「もう……幽香さんも取り戻せたのです。
此処からは別の戦いに入るのですよ?」
白蓮「まだ決着は付いていませんしね?」
神子「今度は私達が、昴君の時間稼ぎをします!」
神奈子「今こそ、頂点の力をもう一度合わせるときです!」
諏訪子「やっぱり見るより実際やった方が面白いよね!?」
魅魔「おっと!私達も混ぜてくれるかい!?
幽香と相方の仇を取りたいんでね……立てるか、幽香?」
幽香「ええ、もう…大丈夫よ…」
紫「さて…仕方ないわね……」
霊夢「私は、昴君ともう一人の霊夢と居る…二人に力を貸すわ」
アリス(Ano)「!なら、前言撤回!三人の護衛よ!」
紫「其が良いわ」
昴「ありがとうございます…!」
神子「では、行きますよ!!
『しょ~だうん』の時間です!!」
VS〈人形遣いの影〉マリス・マーガトロイド
~博麗神社上空
マリス「~~~!!」
(マ、マズイ……幽香カラ引キ剥ガサレタ……此ノママダト……!)
白蓮「人を巣喰いし悪心に……」
マリス「!!?チョ、頂点……!?」
白蓮「金色の鉄肘を!!天符『釈迦牟尼の五行山』!!!」
マリス「ゴフォアアア……!!!」
白蓮「行きましたよ、神子さん!!」
マリス「!!?」
神子「信仰を持っていないと舐めては困りますよ?」
マリス「人符『勧善懲悪は古の良き典なり』!!」
マリス「アガァアアァァアア!!!」
神子「神奈子さん!諏訪子さん!」
神奈子「待ってましたよ!」
諏訪子「発射よーい……」
神奈子「御柱『メテオリックオンバシラ』!!」
諏訪子「合掌『だいだらぼっちの参拝』!!パンパンパーン!!!」
マリス「!!!グァアハァアア…!!!!」
諏訪子「行ったよ~~~!!」
魅魔「さて、幽香!もう騙されないよね!?」
幽香「ええ!…さっきのお返しよ……!!」
魅魔「『オーレリーズ』解放!!発射!!!」
幽香「『幻想春花』!!!」
マリス「!!?オゴフォオオ……!!!!」
魅魔「行ったぞ、緑髪の神さんよ!!」
早苗「え?は、はい!行きますよ!!」
早苗「『病気平癒守』!!そして……!!」
みんな「!!」
諏訪子「あの瓶は……!」
早苗「貴方ノ力デ、行カセテ貰イマスヨ!?」
マリス(!!ワ、『私』ノ……一部ヲ……!?)
早苗「吹キ荒ベ!!大奇跡『八坂の神風』!!!」
マリス「!!!ワァアアアアア……!!!!」
早苗「!ア、アレ……後続ハ?」
みんな「!?」
マリス(!連撃ガ止まった…!?イ、今なら……!)
紫「やっぱり鈍感ね…お前は」
マリス「!?」
(シ、下ニ……!?)
紫「…廃線『ぶらり廃駅下車の旅』」
電車『プワーーーン!!!!!!!』
マリス「!!ゴォオッ……!!!」
紫「電車戻して、と………打ち上げたわ。
もう良いわよね、三人とも?」
みんな「!」
昴「待たせたな!!」
白蓮「!おお……あれが神子さんの信仰を纏った……」
諏訪子「!霊夢が二人ともリボンが
神子の髪みたいになってる!ピョコンって……!」
神子(霊夢が衣玖さんと決着を着けた力……本当の救世主のオーラ……
太陽の後光と相まって、さらに美しい……)
霊夢(Ano)「此が…信仰の力……初めてね……」
早苗「昴君!二人の霊夢さん!」
神奈子「止めを刺すのです!!」
昴「よし……!」
マリス「!!サセナイワ!!……」
昴「!?あの光は……!」
マリス「『全人類の非想t…」
アリス(Ano)「槍符『キューティー大千槍』!!」
マリス「!!!ウグウゥ……!!?」
昴「!アリス…!」
アリス(Ano)「悪あがきはさせないわ!観念しなさい、もう一人の私!」
マリス(ヤ、槍ガ……体中ヲ……!)
アリス(Ano)「其のまま抑えるのよ、上海!!」
上海達「シャンハ~~~イ!!」
マリス「!!?グァア……離セェエエ……!!」
アリス(Ano)「今よ!昴!霊夢達!」
霊夢(Ano)&霊夢「ええ!!」
昴「行くぞ!!アリスーーーー!!!」
マリス「ソ、ソンナ……ソンナァアアアァァ!!!」
神子「『詔を承けては必ず慎め』です!!!」
昴「ゥォオラァアアアアーーーーーー!!!!!!」
マリス「ギャアァアアァアアァァァ……!!!!!!」
~博麗神社
霊夢(Ano)「……っと……」
昴「!済まないな、霊夢」
神子「やりましたね、三人とも」
霊夢「まさか、またアンタの力を借りるとはね……」
神子「身体にまた多少負担がかかったとしても、
二度目は其程ではなかったでしょう?」
霊夢「そういう事ではないでしょう!?」
昴「助かりました……此の剣は返します」
神子「!いえ……どういたしまして」
諏訪子「でも凄いよね!あの猛撃の中で
傷一つ喰らわなかったなんて……!」
昴「俺は只、剣に身を任せてたんだ……其だけだよ」
神子「其で良かったんです。其こそ此の剣が
貴方を受け入れた、揺るぎない証拠なのですから」
マリス「オ……己ェエェ~~……!!」
みんな「!」
昴「な……!……真っ二つになっても
まだ生きていられるとは……」
マリス「ル、ルール無視シテ……タコ殴リ……ナンテェェ……!!」
白蓮「!まだ襲おうというのですか……!?」
神子「ですが、斬り口の部分は信仰の力で
中和しています……半身の再生は不可能ですよ?」
アリス(Ano)「しつこいわね……今度は私が相手になってやるわ……!」
マリス「!ギギ……ナ、生意気ナァアア……!!」
神奈子「……早苗」
早苗「!ハイ……!」
(今デスカネ……?)
マリス「!」
早苗「今ノ貴方ハモウ幽香サンデハアリマセン!其ニ……」
早苗「幻想郷ニ!常識ハ通ジナイノデスネ!!『風起こし』!!」
マリス「!?、!?ナッ……何ヲ……!?」
早苗「サア……大人シク捕マッて貰いますよ!」
マリス「!嫌ダ……嫌ダ嫌ダァアアアァァァアーー…………!!!」
早苗「よし……補充完了です!」
アリス(Ano)「!『此方の』早苗……さっきのといい……
いったい……!?」
早苗「私はマリスさんを利用して自身の技の強化をしてるんですよ。
現人神は浸食されませんし……」
アリス(Ano)「でも、御守りを使ってたじゃない…」
早苗「あれは保険ですよ。万が一の」
昴「……今のは……何をしたんだ……?其に…吸い込まれてたけど……」
早苗「マリスさんを古いマリスさんと一緒に
瓶に詰めただけですよ?減るものは減りますから」
マリス「出セェエェエエ!!!
巫女ハ……巫女ハ皆嫌イダァアァアアア!!!!」
早苗「嫌いになっても職業自体は無くなりませんよ?」
諏訪子「おおぅ……可愛い可愛い♪」
早苗「!す、諏訪子様……黒い塊は可愛くありませんよ!?」
昴「じゃ、じゃあ……終わったのか……?」
早苗「ええ!今度こそおしまいです!」
紫(!そろそろ……昴君達を『彼方の』私に
返してあげないと因果律が狂い始める…マズいわね……)
「……昴君達」
昴「!どうした?」
紫「……時間が迫ってるわ…」
霊夢(Ano)「!もう……?」
昴「そうか……分かった」
昴「……俺達はもう行くよ」
霊夢「!え……?」
昴「帰る時間が迫ってるらしいんだ……」
霊夢「え…ええ……」
霊夢(Ano)「なぁに寂しそうにしてるのよ!
あっちでも私がついてるんだから!
何もアンタが寂しがる必要なんて無いの……よ!!」
霊夢「!?~~ったいわねぇ……!!」
アリス(Ano)「昴が話したがらない理由も判ったわ。
あんな私に似ても似つかない私がウロウロされていたらね」
昴「うん……」
霊夢(Ano)「もしかしたら、アンタもあんな風になったりして」
アリス(Ano)「!?そ、其はイヤだわ……」
霊夢(Ano)「冗談よ」
昴(……冗談には聞こえなかったけどな……)
幽香「……昴君……だっけ?」
魅魔「!お、おっと……動くなら一言
言ってくれたらどうだい……!?」
霊夢「!幽香……!」
昴「大丈夫か?」
幽香「ええ、魅魔に肩貸してもらってるけど……
其以外何ともないわ」
幽香「……命を救われた……ありがとうね……」
昴「此方こそ……抗毒薬だけでなく怪我した俺の為に……
其に……彼処で貴方の抵抗がなかったら……」
幽香「でも……油断した私が馬鹿だったわ……此でマリスが
私に擬態出来るようにしてしまった………」
魅魔「!幽香のせいじゃないさ。其にアンタ……
昴だけじゃなくメディスンの為にも戦ったんだろ?」
幽香「!…………」
アリス(Ano)(……此方の世界では……『此方の』私のせいで
大変な被害が出てるのね…………)
神子「今は、自分の命が助かったことを考えましょう……
マリスへの対策は其からです」
幽香「……そうね」
幽香「あともう一つ……貴方達に話があるんだけど……」
霊夢(Ano)「!何……?」
幽香「……二人って結婚してるんでしょ?」
昴&霊夢(Ano)「!!」
昴「……なんで其を……?」
幽香「指輪よ」
昴「!………」
幽香「結婚したら色々と大変よ?」
魅魔「!おっ、長寿で得た知恵だね?」
幽香「長生きすれば色んな人間を見れるのよ……
頑張りなさいよ、二人とも」
昴「ありがとうございます……」
神子「彼方の世界では博麗の姓は相続され、大結界も相続され………
幻想郷も相続されるというわけですか……」
昴「!そ、そんな大義は……!」
白蓮「此方も……其の必要が有るかもしれないですね……」
霊夢「!う、五月蝿いわね……この生臭尼!」
白蓮「!!な、南無三……私としたことが……!」
魅魔「此の二人を魔理沙にも見せてやりたかったね……
アイツならすぐ腰を抜かすと思ったのに」
霊夢「そうね、アイツにはゾッコンの奴がいるのよ」
アリス(Ano)「!!其って……もしかして……!!」
紫「お喋りが過ぎるわ。行きましょう」
昴「!あ、ああ…そうだったな……」
神奈子「今回は来て下さって、とても助かりました……感謝します…」
白蓮「気を付けてお帰り下さい……そして此からの歩む道に、幸運を……」
昴「!ありがとうございます……」
諏訪子「ファイトォ~~~!!」
早苗「『彼方の』私達にも…宜しくお願いします!」
昴「伝えておくよ!」
魅魔「次に来るときには、マリスをもっと
蹴散らしてるはずだから安心して来るんだよ?」
昴「ああ…楽しみにしてるよ!」
幽香「……………」
昴「…幽香さん…此の薬を……」
幽香「!良いのよ…此は貴方達に渡すわ…!
別の薬の調合に使ったりしても良いのよ?」
昴「!でも……」
幽香「此は大切にとっておいて頂戴……御守りよ」
昴「………分かった」
霊夢「……昴君」
昴「!……霊夢……」
霊夢「また……助けてくれてありがとうね…」
昴「…………ああ…」
霊夢「…また、会えるよね?」
昴「!其は……分からない……が、
またいつか会えるさ」
霊夢「……………」
霊夢「…ねえ……」
霊夢(Ano)「?何?」
霊夢「昴君の事、よろしく頼んでも良いかしら?」
霊夢(Ano)「!言われなくても分かってるわ!
アンタこそ!頑張りなさいよ、『此方の』私!」
アリス(Ano)「『此方の』私に一つお灸を据えてやりなさいよ!?」
霊夢「其のつもりよ」
紫「じゃ、行くから……」
霊夢「ええ、絶対無事に送るのよ?」
紫「当然よ」
紫「…………霊夢」
霊夢「?どうしたの?」
紫「此処は…………頼んだわよ」
霊夢「!?」
紫「フフフ……じゃあね♪」
霊夢「………………」
~亜空間
紫「…さてと……この先が貴方達の世界よ」
昴「………行こうか…」
紫「さようなら…」
昴「!要らないさ…」
紫「!?」
昴「言葉はありがたいが、
俺達はそう示されなくとも、前に進むよ」
紫「!」
昴「今度は、足手まといにならないように
修行もしておきたいな……なあ、霊夢?アリス?」
霊夢(Ano)「勿論!」
アリス(Ano)「霊夢の恋人なら少しは
戦えるようにならないと困るわよねえ…」
昴「俺達は此で……行こう!」
霊夢(Ano)&アリス(Ano)「ええ!」
紫「…皆、本当に強く…たくましくなってるわね……」
八雲紫No.9~亜空間
…………………
昴君達の御陰で大事には至らなかったけど……
……今、目の前で見せつけられた、共に戦う者の倒れる姿……
幻想の浸食……私達が創った平和な幻想が壊されていく……
…一通り仕事は終わった。もううかうかしていられない。
機はもう熟したわ……一か八か……決断の時よ!
~地霊殿最奥部 礼拝の間
アリス「……!!」
(………ヤラレタカ……異世界ノ者デ、
昴君ハ唯一ノ理解者ダト信ジテタノニ……)
「クソ……!」
アリス(………マアイイ……ソロソロ……頃合イダト思ッテタノヨ……
旧地獄デノ祭リデ、良イ手土産ヲ持ッテ帰レタシ……)
「……上海……アノ二人、ソシテメディスンヲ……」
上海達「!シャンハ~イ!!」
上海達「シャンハーーイ……!」
アリス「アリガトウ………誰ニモ見ラレテナイヨネ?」
上海達「シャンハイ!」
アリス「上出来ヨ……サア、起キナサイ……」
雷鼓「……………」
正邪「……………」
メディスン「……………」
アリス(…アノ失敗作ノ人形ノ様ニ、無理ニ動カストマズイワネ……)
「…サテ、此カラ貴方達ノギミックヲテストスルワ……良イワネ?」
雷鼓&正邪&メディスン「カシコマリマシタ……」
アリス(……人形トシテ生カシテルンダカラ、少シハ期待サセテヨ……?)
「クククククク……待ッテテネェ……霊夢ゥ……!!」