以前に頂いた聖魂のマキシさんのリクエスト
により、衣玖さんを主人公としたサブストーリーを
お送りします。
バトルは起きません。
霊夢達に計画を阻止され、満身創痍となった衣玖。
しかし、そんな彼女にも行かなければならない
場所があった…………
原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。
それでは、ゆっくりしてフィーバーしていってね♪
永江衣玖No.13~幻想郷上空
……う……こ、此処まで来たら…………
もう……大丈夫でしょう…………
計画の全ては……私が計画した……とすれば……
あの御方には……………
!………ち、血が………
手と顔が………痛いです…………
……有頂天で……手当てをして来れば良かった……ですかね……
……総領娘様……寝てましたね……
まだ霊夢さん達……との戦いの傷が……癒えてなかったのですね……
!グゥウ……ハァ……ハァ……
総領娘には……決して罪を着せる訳は……いきません……
あの御方は、将来天界の行方を……担う御身なのです……
……わ……私が唆した此の出来事で……終わらせる訳には……!
……ですが……ですが………一ヵ所だけ……
行かなければなりません…………
私事で……此処だけは…………
い…………生きてて下さい…………
~永遠亭 444号室
文(TV)「皆さん、こんにちは。
本作三度目の出演をTVでお送りいたします、
毎度清く正しい……」
はたて(TV)「前置きは良いから早くしなさいよ!」
文(TV)「!……あのねですね、はたてさん。
再出演したいからって、アングルの外から
声をかけるのは良くないですよ?本番中なんですから」
椛(TV)「!(小声で)文さん……まだ回ってますよ!」
文(TV)「!あやや………やり直しですね、此は……
にとりさん、カメラもう一度宜しいですか?」
にとり(TV)「ひゅい!?わ、分かったよ……!」
【少女準備中……しばらく待っててね☆】
文(TV)「…………では、改めまして。
皆さん、こんにちは。お昼のニュースの時間です」
文(TV)「始めに、速報です。
先程、幻想郷を覆った黒い雲を作ったと思われる犯人が逮捕されました」
文(TV)「逮捕されたのは、いずれも幻想郷在住の
無職、わかさぎ姫容疑者、赤蛮奇容疑者、今泉影狼容疑者、
元アーティストの九十九弁々容疑者、九十九八橋容疑者の五人です」
文(TV)「犯行について黙秘している模様です」
文(TV)「また、一部の情報では
他にも幻想郷在住の無職、鬼人正邪容疑者、堀川雷鼓容疑者、
天界在住の竜宮の使い、永江衣玖容疑者等三人が事件に
関与しているとの事ですが、現在行方が分からなくなっている模様です」
文(TV)「警察は彼女等が何らかの事情を知っているとして
幻想郷全域で指名手配して、捜査を進めています…………」
天狗①(TV)「マリスが出たぞぉ!!!」
文&はたて&椛&にとり(TV)「!!」
天狗②(TV)「予想以上に多い……其に新たな勢力も付けてる様だ…!
……放送中止して援護に来てくれ!!」
マリス達(TV)「ギシャァアアァァーーーー!!!」
椛(TV)「!すぐ近くまで来てるな……!私達も総出で迎え撃つぞ!!」
文(TV)「はぁ……せっかく出れたのに……どうして
こう何度も邪魔が入るのですかね……」
にとり(TV)「!雛や秋姉妹も、途中で合流するみたいだね!
よし、宗教合戦のように久々に大暴れするぞ!」
はたて(TV)「ほら、アンタも早く行くわよ!」
文(TV)「~~仕方ないですね……其では、本日は此で失礼します!
皆さんもマリスにはくれぐれもご注意を!では!!」
【MHKnews END】
屠自古&プリズムリバー姉妹「何……だと……!?」
屠自古「始まって五分も経ってないぞ……!
山の方も大変だな……ホントに」
ルナサ「其より……屠自古さん……さっきのって……!」
屠自古「嗚呼、アイツ等……指名手配されたのか……」
メルラン「やっぱり悪いことを隠してたのね……あの三人。
顔まで写っちゃって……」
リリカ「!?ゲホッ……ビックリしてご飯が……!」
メルラン「!汚いなぁ、も~……大丈夫!?
ドカ食いは危ないわよ!?」
リリカ「だってェッホ!……病院食美味しかったもんックホォ……!!」
屠自古(……アイツ、天界から抜けたのか……
逃げ回って……今度は何を企んでいる?)
ルナサ「あら……?」
メルラン「どうしたの、ルナサお姉さん?」
ルナサ「窓辺に此が……」
屠自古「?果物を詰め合わせた籠か……」
【貴方様への愚行の謝罪、完治への切望と共に此を御贈り致します。】
屠自古「!!」
リリカ「クヘンッ!……な、何て書いてあるの?」
メルラン「つまり、バカなことしたことに対するお詫びと
治って欲しいという願いが込められているのよ」
屠自古(!まさか……!)
「三人とも、私の昼飯やる!私は外に行くから!」
ルナサ「え……!?永琳さんの許可は……!?」
屠自古「取っといてくれ!」
プリズムリバー姉妹「……………」
ルナサ「……本人じゃないと意味がないのに…………」
リリカ「ゲッホ……た、助けてよぉ……ンケホッ……!」
メルラン「!あぁあぁ……背中叩いてあげるから……!」
~永遠亭オペレーションルーム前
屠自古「急がねえと……!」
(アイツ……此処に来たと言うのか……!?
罪人だぞ……大丈夫なのか……?)
?「ギォオァアアアァァーーーーー!!!!」
屠自古「!!?」
てゐ「お、抑えきれないウサァ……!」
永琳「頑張るのよ……てゐ!他のところも……頑張って……抑さえてて頂戴……!」
玉兎達「了解です……!」
?「離セェエェェエェエエ……!!!!」
屠自古(中から声……手術してるのか……恐らく…マリスの被害者か……)
?「~~ガァアア!!!」
てゐ「っわぁ……か、噛み付いてきたウサ!!」
永琳「だいぶ浸食部分を切除できた……あと少しよ……!」
屠自古(……待ってる人も居ない……別の部屋で待機してるんだろう……
マリス感染の予防か…………そう言えばアイツも…………)
屠自古「!そうだ……今は其どころじゃなかった……行かねえと!」
再会する雷達~永遠亭上空
衣玖「…………」
(……顔を会わさなくて良かった……あのニュース……
やはり……指名手配されてましたか……)
衣玖(……しかし、正邪さんも雷鼓さんも
捕まっていなかったのですね……何処かに逃げているのでしょうか…………)
衣玖「!そんな事よりも…屠自古さん…生きてましたか……良かったです……」
屠自古「生きてねえ!!既に死んでんだよ!!」
衣玖「!?」
屠自古「近くにいると思えば……やっぱり居たか」
衣玖「……もう気付かれましたか……」
屠自古「あんな律儀な贈りもん、お前以外にあるか!
窓辺に置いて……ネコバスにでも乗ってたのかよ」
衣玖「どっちかと言うとコマの方が近いですね。
其に……和の為には礼儀も欠かせないのですよ」
屠自古「お前、マリスに喰われたあげくに
霊夢達にボコボコにされたんだってな」
衣玖「ええ……正確に言えば『わざと』でしたがね……
しかし……何処で其を……?」
屠自古「太子様から手紙で聞いた。其に
お前の顔見たら判るぜ?血だらけだぞ。
消毒すら出来てないんじゃねえか?」
衣玖「ええ……服は着替えたのですが……」
屠自古「!確かに……ソイツは宗教合戦の時の服だろ?」
衣玖「!よく……御存知で………」
屠自古「『緋想天』と『心綺楼』で微妙に違うからな」
衣玖「!貴方も……」
屠自古「太子様が新しいもの好きでな。やらされ気味だったがな」
衣玖「外に出て大丈夫なのですか?
お腹の包帯、取れてないじゃないですか……」
屠自古「許可は取ってんだ。其に
誰のせいで包帯巻いてると思ってるんだよ」
~嵐の聖域(過去)
衣玖「此処から退場願います。魚符『龍魚ドリル』!」
屠自古「!?グァ……!?」
(何……う、後ろから……!??)
衣玖「充電した私は鈍くはないですよ……?
そろそろ勝負が面倒になりましたし……
今私は忙しいですしね」
屠自古「~~グホァ……!!」
~嵐の聖域(過去)
屠自古「グ……!!くそぉ……!!」
衣玖「……先刻の余裕が仇となりましたね……
怨霊とはいえ、痛いですか?」
~嵐の聖域(過去)
屠自古「此で……てめぇは逃げられねぇ!!」
衣玖「!?私の腕を……!?」
(!ま、まさか……!!)
衣玖「離しなさい!龍魚『龍宮の使い遊泳弾』!!」
屠自古「!!グゥウウ~~!!
は、離すかぁあーーー!!」
~幻想郷上空(現在)
屠自古「電流まで流されたら、治りは遅くなるっての」
衣玖「……………」
屠自古「まあ、一回刺された事を生かせなかった私も私だがな」
~玄雲海(過去)
依玖「魚符『龍魚ドリル』!!!」
屠自古「!!ぐぅう………………」
依玖「…………貴方怨霊ですよね……
すり抜けられるのでは?」
屠自古「な、なめやがってぇ~~!!」
依玖「……口が悪いですよ?
雷魚『雷雲魚遊泳弾』!!!」
屠自古「ガ、ガァアァァアアーーーー!!!」
~幻想郷上空(現在)
屠自古「二回もお前から同じ手を喰らうなんてな……」
衣玖「!ウ………」
屠自古「!お、おい……!」
衣玖「!す、すみません……」
屠自古「相当無茶してるようだな……」
衣玖「貴方にやられても……総領娘様の方を優先…しましたから……」
屠自古「!?あれから怪我を治してないのか!?」
衣玖「ええ……」
屠自古「お前……」
衣玖「では、用がありますので失礼させて貰います……」
屠自古「待てよ」
衣玖「?何です?まだ何か……」
屠自古「お前、エンジェルさん庇ってんだろ?」
衣玖「!」
屠自古「ニュースに出てたぞ。
主に罪が来ることを防いでるんだろうが……」
衣玖「…………」
屠自古「バカか、お前は?」
衣玖「!」
屠自古「逆効果になるぞ。逃げ回ってるってことは、
部下の不祥事として主にも影響が出るんだよ。
もしアイツに何かあれば、其はてめえのせいでもあるんだぜ?」
衣玖「そ、そんな……!」
屠自古「庇ってるつもりが逆に首絞めてんだよ、お前は。
強すぎる忠誠心の穴ってヤツだな」
衣玖「……やはり、私は何処までも…………」
?「見付けましたよ」
屠自古&衣玖「!?」
?「久しぶりだね、竜宮の使いさんよ」
屠自古「……まさか、直々にいらっしゃるなんてな……」
映姫「貴方の優秀な部下がいくら黙秘しようとも、
逃げられる事は出来ませんよ」
衣玖「……此の御方が貴方の上司……幻想郷区域担当の閻魔様……
四季映姫・ヤマザナドゥさんですか……」
小町「そうさ……!おや……アンタ、映姫様と会うのは初めてかい?」
衣玖「……相変わらず馴れ馴れしいですね…」
屠自古「!死神と面識があるのか?」
衣玖「ええ……過去に戦った事があるんですよ」
小町「お、蘇我の怨霊さんも一緒かい?
雷使うもの同士、仲良いんだねえ……『類は友を呼ぶ』っての?」
屠自古「……確かに馴れ馴れしいな」
衣玖「そうですか……判って下さって何よりです」
小町「!おっと……其が長所と前に言ってくれたじゃないか……」
映姫「小町!!!お喋りが過ぎてますよ!!!」
小町「!?す、済みません……!」
屠自古(……此が閻魔様の威厳ってヤツかよ……
空気がピリピリしてやがるぜ…………!)
映姫「全く………永江衣玖さん、貴方には既に
逮捕状が出ています。直ちに連行しますよ」
衣玖「……良いでしょう」
映姫「まずは……取り押さえなければならないですが……」
衣玖「構いませんが……もう抵抗できる気力もありませんよ」
映姫「そうですか……」
小町「……お前さん、顔が血まみれじゃないかい。
ろくに手当てもせずに逃げてたんだね……」
衣玖「地獄の裁判は、閻魔様の独断で判決が決まると言いますが……
私の場合は、余程酷いものでしょうね……」
映姫「貴方への判決は大方予想がついています」
衣玖「……『悔悟の棒』で無限にしばかれたりするのですか?」
小町「おや、映姫様の『悔悟の棒』を知ってるのかい?」
衣玖「罪を書き、悔い改めるまでしばき続ける地獄の道具……
罪人の罪や数に比例し、回数が増えるかつ一発が重くなるんですよね?
おまけに使い捨てと聞きましたが」
映姫「只、今は地獄の資金不足の故に
何度も書き直せる様にしてますがね」
衣玖「エコですか」
映姫「左様……しかし案ずる事無かれ、
貴方は地獄に落ちた罪人ではありませんので、
きちんと現世の刑を下されます…………お喋りで時間を稼いでませんか?」
衣玖「私への判決を言えば、素直に連れていかれます」
映姫「まだはっきりとは決まってはいませんが………私の予想では大体……」
映姫「幻想郷全域において引き回し後、斬首」
屠自古「!!!」
衣玖「……極刑ですか」
屠自古「ま、待ってくれ……幾らなんでも其の刑は……!」
衣玖「良いんですよ……此の平和な幻想郷を、
転覆させ、破滅へ追い込もうとしたのです……当然の報いでしょう」
衣玖「ですが……私を連れていき、刑を下す前に一つ……頼みたい事があるのですが……」
映姫「?何でしょう?」
衣玖「私が雇った皆さんは……私が雇い、
使役してしまったのです。ですから……」
映姫「……無罪にして釈放しろ、と?」
衣玖「…………」
映姫「例え悪気が無くともやってしまったものは
取り消すことはできません。
其に……彼女等には前科がありますから尚更です」
衣玖「…………」
映姫「連れて行きましょう……地獄で詳しく裁判を行いますから」
裁判妖精達「了解です」
衣玖「…………」
映姫「……と言いたいところですが」
衣玖「?」
映姫「無罪ですよ」
屠自古&衣玖「!?」
映姫「貴方の部下達も、いずれ無罪になるでしょう」
衣玖「~し、しかし……何故……!?」
映姫「此方にも、其なりの理由があるのですよ」
小町「ま、他の異変にも干渉してないからね。
此の異変だけ特別扱いはしないって訳さ」
映姫「永江衣玖さん」
衣玖「……はい」
映姫「貴方が主に忠誠を誓い、部下を親しむのは見上げた心がけです……
ですが、其を『唆す』という言い方は間違っていますよ」
衣玖「!貴方……ま、まさか……!」
映姫「此が有ることも御存知ですね?」
衣玖「!!」
屠自古(!何だ………鏡?)
衣玖「~~じょ…『浄玻璃(じょうはり)の鏡』……!!」
映姫「貴方が過去にやった事は全てお見通しなのです。
其に……天子さんに歯向かう事もあったのではありませんか?」
衣玖「!!」
屠自古「!お前が……アイツに……!?」
衣玖(そうでした……総領娘様が地震を起こされた後……
大妖怪、八雲紫さんの御言葉を気にして神社に行ったとき……)
~博麗神社(過去)
天子「……この神社の中心に要石を挿したの。判る?」
衣玖「……またそんな事をしていいんですか?
地震という物は起こす時に起こしておかなければ
地面のひずみは増える一方です。
総領娘様は何か考えがあってやっていると思いますが」
天子「無いよ。その時はその時よ」
衣玖「……少しお灸を据えたほうが良いかも知れませんね」
天子「竜宮の使いのあんたに怒られる筋合いはない」
衣玖「いいえ、総領娘様は少し甘やかされ過ぎた。
たまには痛い目に遭って勉強しましょう」
天子「ふん、私のやる事に間違いなどない。
天道は私の手にある!」
~幻想郷上空(現在)
衣玖(……あの時、後で総領娘様は
影にやる負の感情を増やせたから構わないわ、
と言って下さいましたが……)
映姫「主が間違っていれば、其を直すのも臣下の役目……
計画の内とはいえ、その時貴方自身には本当に制さなければならない……
そんな気持ちがあったのでは……?」
衣玖「!……そうでしたか……やはり私にも…………」
屠自古「衣玖……お前……」
衣玖「!え、映姫さん……そ、総領娘様は……!?」
映姫「…………」
衣玖「!!まさか……そんな…………!」
映姫「あの御方も無罪となるでしょう」
衣玖「!!………ホッ……!」
映姫「但し、だからといって死神を
寄越さなくなるとは思わないで下さいね?」
衣玖「……分かりました。そう報告しておきます」
映姫「此は貴方への説法としておきます。
以後気を付けるよう……さもなくば…………」
屠自古(?『悔悟の棒』に何か書いてる……!?)
小町「Zzzz……Zzzz……」
映姫「『悔悟の棒』!!」
小町「ィギャン!!?」
屠自古&衣玖「!!」
映姫「こうなります。覚えておいて下さい」
衣玖「……はい」
映姫「貴方は他人思いであり、礼儀正しく接する事が出来るのです。
ですが先程言いました様に、一度犯した罪は消えません……
其の罪を償えるよう尽力して下さい……」
衣玖「はい……」
?「カシャッ!」
衣玖「!?」
(カメラのシャッター音……!まさか……!)
屠自古「さっきテレビに出てたのに……仕事が早いな……
恐らく、私達の話も全部聞いたな?」
衣玖「となると……」
屠自古「お前達は、犯罪者から一般住民に逆戻りってワケだな」
映姫「我々は此にて失礼します……
地獄も色々忙しいですから……」
裁判妖精①「御言葉ですが……私達はどうすれば……?」
映姫「皆さん、小町を連れていって下さい。
後でたっぷり説法する必要がある様ですしね……」
小町「!へっ……!?」
裁判妖精達「了解です」
小町「ちょ、ちょ……待って下さい!……」
映姫「覚悟して下さいね、小町?」
小町「!ヒィ~~ン……!!」
衣玖「…………」
屠自古「良かったじゃねえか、逮捕されなくてよ」
衣玖「ええ……此からは精進しなくてはなりませんね……」
屠自古「だが先にやらねえといけない事があるだろ」
衣玖「?其は?」
屠自古「治療だろうが。さっきから其の顔が痛々しくて堪らん。
永遠亭に来い!お前も治療されるんだ!」
衣玖「……ですが……彼処の主、そして主治医さんは
我々と同じ月人……判り会えるかどうかが……」
屠自古「!天界と月って………!」
衣玖「此処の有名な昔話で『竹取物語』を御存知ですか?」
屠自古「!……天人がかぐや姫を迎えに来てたな……納得したわ」
衣玖「其に……今の私はまだ犯罪人……受け入れて下さるかも……」
屠自古「んな事知るか!其に此処は地球なんだ!
そんな戯れ言は月に帰ってから言え!」
衣玖「!」
屠自古「ほら、さっさとイクぞ!」
衣玖「!!あ、貴方までも……総領娘様なら勘弁できるのですが……」
屠自古「どうでもいいから早く!」
衣玖「………はい」
~中有の道~三途の川岸
小町「映姫様……もう解放させて下さいよ……!
胸とか足とか……!引き摺られてて痛いです………!」
映姫「駄目です。彼処で立ち寝をする死神が居ますか。
あれ以上寝てたら、クビを宣告してましたよ。
其の痛みはクビにしなかった分の罰だと思って下さい」
小町「!?に、二度もクビにされかけるのは……勘弁です……!
ですが……此で良かったんですか……!?逮捕しなくても……!」
映姫「ええ……まだ様子見の段階です。
むやみにあのような刑を下しては、いけませんしね」
映姫「……ところで、様子はどうですか?
大丈夫そうですか?」
小町「!は、はい……何度かは見て来ましたがいずれも
元気そうでしたよ。ですが……少し精神に異常が起きてる様でした」
映姫「そうですか……やはり耐えられない様ですね……
今は我慢して貰う他はないでしょう」
小町「まさか、アイツ等がそうだったとは……驚きですね」
映姫「お喋りが過ぎてるといったでしょう!……行きましょう」
裁判妖精達「了解です」
小町「……ヘェエ……」
如何でしたか?
今回は衣玖さん主演のサブストーリーでした。
屠自古とは和解でき、
逮捕されずに済んだようです。
今回、他にも本作であまり出ていないキャラも
出すことができて少し満足してます。
因みに今回出てきた「MHK」は
「山岳放送協会(Mountain Housou Kyoukai)」の略称です。
永遠亭の記者会見も此のチャンネルで行われました。
……某チャンネルをほぼパクってますね……
リクエストを下さった聖魂のマキシさん、
どうもありがとうございました。
本編もまだまだ続きますよ!
それでは、ゆっくりしていってね♪