防衛線を完成させ、
お祝いムードの旧地獄で開催された
お祭りに参加したアリス達。
地霊殿に戻り、一人最奥部にたたずむアリスの
元に思わぬ来客が訪れた……
原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。
それでは、ゆっくりしていってね♪
幻想の守護者
アリスNo.37~地霊殿最奥部 礼拝の間
……オ祭り……皆、楽しんでイタわね……
久々に楽しカッタなぁ……
今はさとりサンヤ勇儀さん、こころサン達ハ
旧地獄デ防衛線のチェックをシテルらしいシ、
こいしちゃん達トお留守番シテタラ
オ燐さんやオ空サンがこいしチャンノ世話はスルから
地霊殿を散歩シタラト……
やっぱり此処ハ恥ずかしくハナルけど落ち着クわね……
防衛線ガ出来テイレバ、霊夢達ハ簡単ニハ近寄レナイ筈……
マア……オ祭リモ得ヲシタワ…………
マサカ……アイツガ来テタナンテネ……
さとりサン達……其ニ旧地獄ノ住民モ皆……
優シイ……嬉シイ……
アリスモ……嬉シソウダッタ……
デモ……マダ足リナイワ…………
彼女ハ……孤独……一人デズット……暮ラシテタカラ……
友達ハ……オ手製ノ人形達ダケ……
泊マッテイク旅人達モ、皆気味悪ガッテ逃ゲタガル……
彼女ノ……熱心ナ彼女ノ何処ガイケナイト言ウノ?
彼女ハ……孤独……「コドクノアリス」……
可愛ソウナ彼女……「私」ハ……
ソンナ彼女ヲ……慰メタイダケ…………
デモ………皆ハ所詮「私」ダケ……
ヤット振リ向カセタト思エバ、 身体ハ別人デモ其ハ「私」……
アリスノ操リ人形トナッタ彼女自身……
独リデソンナ傀儡ヲ操ル……孤独ナ演劇……「孤傀劇」…………
……デモ……彼女ハ……悲シンデハイナイ……
知ラナイカラ……世界ガ変ワッテイル事ヲ……
彼女ガ望ム幻想郷ニ……認メラレル……劇場(ギニョル)ニ……
ダカラ……彼女ヲ罵ル者ハ許サナイ……
彼女ヲ辱シメル者ハ許サナイ……!
モウ……孤独ニハサセナイ……!
アリス……私ニ屈辱ヲ負ワセタ最大ノ仇………………博麗……霊夢……!!
其ダケナノニ……ソウシテ止メニ来ル……
「私」ヲ皮肉混ジリニ「マリス」ト呼ンデ……
私ヲ抑エ…マタ独リニシヨウトシテ来ル……
ソウデショ?…………八雲……紫ィイィィイイィ!!!!
八雲紫No.10~地霊殿最奥部 礼拝の間
…やはり此処にいたのね……
地底の皆にかくまって貰って何のつもりかしら?
今までさんざんこんな事をして……
もう、無意識とは呼べないわね…
……こんな処、前に霊夢と来たときには無かったわね……
増築したのかしら?
其にあの像……貴方と……確か面霊気、秦こころの像……
よほど気に入られてるのね……
……「止メニ来ル」?
私にもそれなりの理由があるのよ……
~亜空間(過去)
紫「……今はもう少し待った方が良いわ……直ぐに動くと……」
咲夜(マリス)「……『私』ノ擬態デネ!!!」
爽歩「!妖夢が……危ない!!」
紫「!!え、ちょっと……爽歩君!?」
爽歩「させるかぁ!!」
紫「……飛び降りて…………言った傍から………!」
~暗夜の里(過去)
雪那「……私達を食べて、どうするつもりです?」
アリス(マリス)「!!アグァァア……!!!」
雪那「どうするのです?と聞いてるのですが……」
アリス(マリス)「グッ……!」
雪那「……やってみます?」
アリス(マリス)「!?」
雪那「私を食べてみます?此のまま……?」
アリス(マリス)「!ヒッ……!!」
~残雪の道(過去)
エンペラー「此ノ桃ガ…食ベ物ノ在処ガ欲シイナラ……私ヲ倒シテミルノヨ!!」
神矢「!そう言う事か……コイツを倒さないと、食べ物にはありつけないってか!」
神矢「行くぞ、柳葉!!食べ物の為にも!!霊夢達の為にも!!」
深幽「……(コクコク)!」
~亜空間(過去)
紫「同じ大きな一つの事象を創るもの同士……
貴方達の行動を見ていて、ふと、
もう一度己を見つめ直してみたのよ」
晴夢「成程ね……」
紫「……貴方達はどう思うの?」
晴夢&龍桜「…………………………」
晴夢「なあに、そんな事気にするか」
紫「!え……?」
晴夢「お前が良いと思って決めた道に
お前が言う間違いなんてないだろ。な、龍桜?」
龍桜「ああ、私も晴夢がそう決めたなら
その道に何処までもついていく覚悟がある!
私が恋人の道なら、私の言う間違いも無い筈だからな」
晴夢「言い過ぎだって……」
紫「…………良いと思う道…………私の……」
晴夢「だからよ、何だ……思い切ってやっちまえ!って事だ」
幻想郷上空~(過去)
駆真「……覚悟なら必要だと思います」
紫「!」
駆真「俺にもいるんです…大事な人が。
大事な仕事と言えば、その人の為にしかありえません」
~博麗神社(過去)
昴「…此処も俺達でやらせてくれ……!」
早苗「!?む、無茶ですよ!
貴方さっき…毒を喰らったばかりですのに……!」
昴「其の毒が治ったのは彼女のお陰だ!」
早苗「!幽香さん……」
昴「だが今は、敵の手に堕ちてる……
俺達を庇ったばかりに……!」
魅魔「…………」
昴「俺はやる……かつて救った……二人の霊夢の時の様に!」
霊夢(Ano)「!昴……!」
八雲紫No.11~地霊殿最奥部 礼拝の間
……私は此まで沢山の異世界の人物と出会い、
各々が守る者の為に戦う姿、そしてその為の持つべき物を聞いた……
どの人も、立派なものばかりだった……
彼等を、そして彼女等を見習わなければならないと…そう思ったのよ……
新しき者達から、沢山の新しき事を学べる…可能性は無限に存在するからよ…
私はもう迷わない………!
何を目的にしてるかは知らないけど、
もう、私の作った幻想を此以上壊させはしないわ!
霊夢達には悪いけど…此の異変は私が終わらせる……
お前を動けなくし、ワクチンを打たせて貰う!!
VS〈七色の人形遣い〉アリス・マーガトロイド
~地霊殿最奥部 礼拝の間
アリス「アンタヲ…アンタヲ、始末スル事ヲ
ドレダケ夢見テ来タカ……!!」
紫「……にしても、凄い豹変を遂げたわね、アリス?
もはや顔もドス黒い……金髪もくすんで見えるわ」
アリス「扇子デ隠シテナイデ……顔ヲ見セロ!!」
紫「知ってる癖に……」
アリス「!顔モ見テクレナイ……誰モ見テクレナイ……!」
紫(……私はもう気付いてるのよ……幾ら長く生き、此の幻想郷を作った一人でも
神格化されなければ所詮、妖怪の端くれ………)
紫(私も……対象内だと言うことを……)
アリス「ナラ……其ノ扇子ヲヘシ折ッテヤルワ!!」
紫(!相当頭に血が上ってるわね……人形を使わずに飛び掛かってくるなんて……)
アリス「顔ヲ……見セロォオオオォオ!!!」
紫「動きが一直線よ……『枕石漱流』!」
アリス「!?ス、スキマガ……!」
紫「勢い付き過ぎて避けきれないでしょう……
捕まえてやるわ!」
アリス「!嫌ァアアァアアa…………」
紫「……思った以上に早かったわね……さてと……
とっと地上に連れ帰って、ワクチンでも打とうかしら……」
紫「もう一回捕まえてね……」
アリス「バーカガ……引ッ掛カルカ!
ソンナ見エ透イタ罠ナンテネェ!!」
紫(じゃあ、さっきのはマリス……本物は柱の影に隠れてたのね……)
アリス(時間クレテアリガトウネ……ユ・カ・リ!?)
「アンタ……探シテル奴等ガ居ルデショウ……
コイツ等ノ事カシラ!?」
紫「!!」
VS〈七色の人形遣い〉アリス・マーガトロイド
〈体に優しくない傀儡〉メディスン・メランコリー
〈傀儡のあまのじゃく〉鬼人正邪
〈傀儡のパーカッショニスト〉堀川雷鼓
~地霊殿最奥部 礼拝の間
紫(!……マリスを囮にして人形の準備をしてたのね…)
アリス「ククク……一斉ニ三人ハキツイダロウ……エェ!?」
紫(!人形じゃないわ……あれは………)
メディスン「……………」
紫(メディスン……幽香の親友……!そして残りの二人は……)
正邪「………………」
雷鼓「………………」
紫(指名手配中の天邪鬼と付喪神……!
成程……見付からないわけだわ……)
アリス「幽香ノ奴、相当慌テテタデショウネ!?ククク……!」
紫(……にしても……三人とも肌の色が気持ち悪いくらいの紫色に……)
「見事に漬け込んでいるわね…ホルマリンといい勝負してるじゃない!?」
アリス「!~~人ノ感情ヲ嫌ナ液ミタイニ……!!」
アリス「叩キノメセェエエ!!!!」
メディスン&正邪&雷鼓「カシコマリマシタ」
紫(!最初から相手する気はないわ……狙うは本体……)
「……『幻想狂想穴』」
アリス(!……スキマに逃げ込んだわね………!?)
「私ヲ覆エ!私ヲ守ルノヨ!!」
メディスン&正邪&雷鼓「カシコマリマシタ」
アリス「ドウ?此デ何処カラ飛ンデキテモ、私ニ攻撃ヲ当テラレナイ!
其ノ隙ニアンタヲ……!」
紫「やっぱり、お前は咲夜とは程遠い……」
アリス「!?」
紫「足下からアッパー!」
メディスン&正邪&雷鼓「!?」
アリス「!痛テテテェエ……!!!」
紫「周りだけじゃなく、足下にも気を配ることね」
(フフフ……漫画を読んで身に付けたのよ、此の応用技は……)
アリス「痛テーナァア……ンノヤロォオ!!!」
正邪「……欺符『 逆針撃 』」
紫(!此は霊夢が言っていた……確か後ろから来るんだったかしら……?)
「芸が無い……」
アリス(ククク……相殺スル気ネ……)
「其ノ余裕ガ命取リナノヨ!!」
雷鼓「……六鼓『オルタネイトスティッキング』」
紫「!」
アリス「今更振リ返ロウトモ遅イワ!!直撃ヲ喰ライナサイ!!」
紫「クッ……!」
アリス(更ニ天邪鬼ノ追撃モ喰ラッテズタボロニィ……!)
紫「なーんて、さよーなら」
アリス「!!」
雷鼓「!?ガァッ……」
アリス「スキマニ逃ゲテ、両方ノ技ヲ鉢合ワセニ……!!」
紫「付喪神が可愛そうよ……
いつもの人形のように大事にできないの?」
アリス「何処……何処ニイルノヨ!?」
紫「……出てきてほしいなら出てきてあげるわよ」
アリス(!……来ル!)
「メディスン!下ヲカバーシロ!!」
メディスン「カシコマリマシタ」
アリス「残リハ周リヨ!」
正邪&雷鼓「カシコマリマシタ」
紫「……………」
アリス「フフフフ……モウ同ジ手ハ喰ワナイワヨ!?」
紫「だから甘いんだって……」
アリス「!?何ヲ……!?」
紫「……罔両『八雲紫の神隠し』」
メディスン&正邪&雷鼓「!?グウゥッ……!!」
アリス「!?ギャァァア……!!」
(陣形ノ……隙間ニ……ワープシタ……!?)
紫「幾らガードを固めても、一寸もの隙間があれば
其処から直ぐに崩れるのよ!」
メディスン&正邪&雷鼓「~~~~!!!」
紫(!魔法の糸が外れた……此処ね!)
アリス「!!」
紫「『枕石漱流』!」
メディスン&正邪&雷鼓「!?~~…………」
アリス「!シ、シマッタ!」
紫「もう三人は預かった……後はお前だけ……!」
アリス「グゥウ……ソ、ソンナ……!?」
紫「立ちなさい…!今から動けなくするわ…」
紫「『キマイラの翼』!」
アリス「!!?ゲホォッ…ス、スキマガ…身体ヲ……!!」
紫「此で終わりよ……
『マリス・マーダー』〈Malice Murder〉……
『マム』〈Ma-Mu〉を喰らいなさい!!」
アリス「!?ヤ、ヤメロ……ヤメロォオオオオオオーーー!!!!!!!」
アリス「ナーンテネ♪」
紫「!?」
?「『非想の剣』」
紫「!!…………」
アリス「フフフフ……カカッタワネ……?」
紫「!~~カァッ……グ……!」
(こ……此の剣は……!!)
アリス「後ロヲ見ナサイヨ……」
紫「!!」
天子「ククク……」
紫「~~な……お前が………此処…に……!?」
紫(!違う……此の天人くずれはマリス……!
でも……何で……)
天子(マリス)「驚イテルヨウネ……スキ魔サン?」
紫(何で……私のスキマから……出てきてるの……!?)
アリス「自業自得………其ガ理由ヨ」
紫「!……」
~地霊殿最奥部 礼拝の間(過去)
紫「動きが一直線よ……『枕石漱流』!」
アリス「!?ス、スキマガ……!」
紫「勢い付き過ぎて避けきれないでしょう……
捕まえてやるわ!」
アリス「!嫌ァアアァアアa…………」
~地霊殿最奥部 礼拝の間(現在)
紫(やられた……さっきマリスを閉じ込めたときに
中で……擬態したのね…………でも…………)
「ど、どうして……私のスキマから……出て……来れる……!?」
アリス「……フフン……」
紫「…………!!」
(……まさか……いや……そんな筈が……!)
アリス「其ニ今ノデ全部ダト思ッテルワケ……?」
紫「!?」
アリス「マダイルノヨ、手駒ハ」
?「……………」
紫「!」
(柱の影に……誰かいるわね……)
アリス「来ナサイ……此方ニ……」
?「カシコマリマシタ」
紫「!?」
アリス「ククク………」
紫「!!!」
萃香「……………」
紫「うそ………萃香……?
目が……そんな…………!」
アリス「オ祭リデ偶然勇儀サン達ト
一緒ニ歩イテルノヲ見ツケテネ……上手ク引キ剥ガシテ
睨ンデ口封ジシタノヨ……ビックリヨネェ、ネェエ!?」
紫「~~す、萃香までも……!」
アリス(……勇儀サンニハ悪イケド……地上ニ帰ッテ霊夢達ニ
居場所ヲ言ワレタラ堪ラナイシネ……)
紫「!!?~~、!~~!?」
アリス「!……因ミニ其ノ地震野郎ノ剣……
身体的ニハダメージハ無イケド……」
紫「~~~………… 」
アリス「何デ出来テルカハ判ルワヨネェエ……!?」
紫「……成程…………」
紫「ヤハリ……そう来るノネ……?」
アリス「形勢逆転ヨ!アンタニ残サレタ時間ハ少ナイ……!
意識ガアル間ニ、此マデノ怨ミ……タップリト晴ラシテヤルワ……
八雲紫ィイ!!!」
如何でしたか?
今回は、紫とアリスの突発的な
決闘を御送り致しました。
現在、紫がピンチです……とてつもなくマズい状況です……
切り抜けられるのでしょうか……!?
それでは、次回もゆっくりしていってね♪