東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回は、サブストーリー編の前半を御送り致します。
久々に命蓮寺での出来事です。

此処は白蓮の居ない命蓮寺。
日に日に力を増していくマリス達に対し、
警戒体制をとっていた。其処に、二つの影が迫る。
しかし、其の相手もとある使命を背負っていた……

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。

それでは、ゆっくりしていってね♪


妖怪防衛大合戦~狐狸結託編~前編◎

二ッ岩マミゾウNo.3~命蓮寺入口

……ぬえ。最近世の中が物騒になってきておる……

此の前には小傘殿も上空で襲われたそうじゃないか。

幸い軽傷で済んだ様じゃが……

 

ナズーリン殿の言った通り、墓地の方も良いが

やはり入口を守った方が正解じゃったのう。

此まで奴等は入口からの襲撃が多かった……

其の侵入口を封じれば、結果的に全体を守れるのじゃからな。

流石は「小さな小さな賢将」じゃ……

 

!待て……誰かが……此方に向かっておる……!

!あれは……以前白蓮殿が言っておった……

 

……怪しいのう……

?何故そう思うのかって?

こんな物騒な世の中を平然と歩く奴がおると思えるかのう?

彼奴……!もう一人居たのか……彼奴等は

マリスの擬態に違いない……新たな姿で此の命蓮寺を襲いに来たのじゃろう。

 

よし、儂が手合わせしよう……

ぬえ……下がっておれ……

 

宗教合戦以来、久々に本気を出すとしようかの!?

 

 

 

八雲藍~命蓮寺入口

……最近、紫様から連絡が来ないな……

マリス達が外の世界に漏れないように

各所の結界のチェックをしておけと言われたけど……

 

あと一ヶ所……命蓮寺で終わりだな……

他は皆、異常も無かったし、張り直す心配も無かったが……

 

ん?どうしたんだ、橙?

!入口に居るのは……確か最近新入りしたと言う……

封獣ぬえと……二ッ岩マミゾウ……だったかな?

……明らかに敵対心剥き出しの表情をしてる……

 

……どうやら、私達をマリスの擬態だと思ってるようだな……

 

!そうだ……少し面白いことをしようか……

心配するな。橙は後ろからついてくるだけで良い………

私が何とかするから……其で良いな?

……よし、良い子だ……

 

橙に少し怖がられるかもしれないが……仕方ない。

彼処が万が一、マリスにやられてしまうよりはマシだ!

 

 

 

 

VS〈策士の九尾〉八雲藍

~妙蓮寺入口

 

ぬえ「!来るよ……」

 

マミゾウ「分かっておる……狐と狸……

一度はやり合ってみたかったぞい!」

 

藍「…………」

 

マミゾウ(……一言も喋らん……ビンゴかの……?)

「御主等は大妖怪、八雲紫の式……

八雲藍、そして橙……其で相違無いかのう?」

 

藍「…………」

 

 

 

 

 

 

藍「……嗚呼、今はそう呼ばれてるな」

 

マミゾウ「!!」

 

藍「だがわしはそう言われるのは正直好きじゃねえ。

此処に来る前に呼ばれた名前の方が、わしにとってはまだマシだ」

 

マミゾウ「……何を言っておる……!?」

 

藍「此の世界には、『マリス』という負の感情が

溢れておる……わしにとってなんと住みやすい辺境であろうか!!」

 

マミゾウ「!マリスを利用する気か……!?」

 

藍「好都合な方につく……そう言うものだろう?」

 

マミゾウ(……噂には聞いてはいたが……最強の式とは此処までの

言い方も迫力があるとはのう……)

 

藍「此の古寺を渡してもらおうか」

 

マミゾウ「どうするつもりじゃ……?」

 

藍「わしの根城にするからだ」

 

マミゾウ「そう言うと思うてた……!無論ノーじゃ!!」

 

藍「!はっ……如何に長寿の妖怪狸であろうと、

わしにあだなす事は出来ないぞ!?」

 

 

 

 

 

 

 

藍(……まさか、こんな所で役に立つなんて……

紫様に無理矢理叩き込まれた此の言葉使い……

あの本達にも……感謝しないとな……)

 

 

 

~とある八雲家(過去)

 

藍「……今日もまた、良い天気だな……橙?」

 

橙「Zzzz……Zzzz……」

 

藍「!」

(……寝てたのか……どおりで返事がないと……

……しかし、いかにも気持ち良さそうに寝てるな……)

 

橙「Zzzz……Zzzz……」

 

藍(どうする?縁側の板の上で寝させるの何だから……

尻尾の中に入れてあげようか………)

 

 

紫「ただ……いま……!」

 

藍(!おや、紫様が帰って来た様だ……

声からして重いものを持ってる様な……)

「ちょっと待ってろ、橙……紫様の手伝いを……」

 

橙「Zzzz……Zzzz……藍……しゃま……Zzzz……」

 

藍「!!…………」

 

紫「?……ら…藍?~~い、居るんでしょ……?」

 

藍「(ボリューム絞って)紫様!やっぱり自力で来て下さい……!」

 

 

 

 

 

紫「もう……玄関まで来ても……良い……じゃないの!

~~何で……私を出迎えてくれ!……ない…の?」

 

藍「お帰りなさいm!(ボリューム絞って)ど、どうしたんですか……

其の本の山は……!?」

 

紫「よ……い…しょ!フゥ……外の世界で買い物をしたのよ。

古本屋で良い本を見つけてね……大人買いしたって訳よ。

ちょっと藍も読んでみなさいよ」

 

藍「は、はぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

藍「…紫様……此の本、絵と台詞しかありませんよ?」

 

紫「そういう本なのよ。外では『漫画』って言われてるわね……

!見てよ、此……貴方にそっくりよ?」

 

藍「…………私はこんなに牙を剥き出しにしてませんし、

デカくはないですよ?……もしかして私に似てるのが理由で……?」

 

紫「当たり前じゃない……其にほら、橙も出てるわよ?」

 

藍「!!(ボリューム絞って)橙はオッドアイではありませんし、

蒼い炎に包まれてなんかいません!焔なんかも吐きません!」

 

紫「そう怒らないの……

!折角だし、此の言葉遣い出来るようになったら?

練習に付き合ってあげるけど?」

 

藍「えぇ……!?な、何故いきなり……!?」

 

紫「威厳が出てくるじゃない」

 

藍「(ボリューム絞って)橙に怖がられますよ!

そんな事、油揚げ没収されても嫌です!」

 

紫「………嫌なら其の尻尾に飛び込むわよ?」

 

藍(!違った……!橙なら良いけど……紫様は……流石に…………)

「……判りました……」

 

 

 

 

 

~命蓮寺入口(現在)

 

藍(……そう言えば、紫様は主人公が八卦の子を倒す場面……

凄く気に入ってたな……其の時の決め技を真似したいわ、と

常日頃仰っていたが…………)

 

マミゾウ「否が応でも、此処は通さぬ。

儂じゃって、妖力には自信があるぞ?

此の尻尾が何よりの証拠ぞい!」

 

藍「あぁ……?」

 

マミゾウ「変化『百鬼妖界の門』!!」

 

 

藍「!おぉおぉ……魑魅魍魎共が湧いて出よるわ…

そんな虫ケラ共にわしが畏れおののくと思ったか!」

 

 

藍「式輝『孤狸妖怪レーザー』!!」

 

 

マミゾウ「!弾幕で打ち消しおった……!」

 

藍「フフフ……此の世界のスペルカードシステム……

なかなか便利だな……」

 

マミゾウ「!?其はどういう……?」

 

藍「まだまだ行くぞ!!」

 

 

藍「式輝『プリンセス天狐‐Illusion‐』!!」

 

 

ぬえ「!マミゾウの目の前に……!」

 

マミゾウ(!?意表を突いて来おったか……!)

「じゃが……スペルなら儂も負けてはおらんぞ!」

 

 

マミゾウ「変化『分福熱湯風呂』!!」

 

 

藍「!?グワッチィイ!!?」

 

ぬえ「良いぞ、マミゾウ!」

 

マミゾウ「カウンター防御と共に良いお湯じゃ……♪」

 

藍「~~ふん……あの小僧の方がお色気は上じゃな」

 

マミゾウ「!?な、何を……あの変化と一緒にするでないぞい!!」

 

藍「!!」

(!あれ……話が噛み合ってる……

あれ……?も、もしかして……元ネタを知ってる……?)

 

マミゾウ(……あの口調……以前白蓮殿が夜に見ておった

アニメで聞いた様な……まさか……しかし、確証が無い……)

「いや……其どころではないのう……」

 

 

藍「『狐狗狸さんの契約』!!」

 

 

マミゾウ「!……消えおった……!」

 

ぬえ「マミゾウ、気を付けて!耐久スペルだよ!」

 

マミゾウ「判っておる……儂も扱っておるからな!」

 

 

藍「此でも喰らってろ!!」

 

 

マミゾウ「!!ウグォオ……!?」

 

ぬえ「!マミゾウ!」

 

マミゾウ(姿を消して、連続で……弾幕を……

つ、強いのう……儂を……此処まで……苦戦させる……とは……)

 

藍「何だ?もう終わりか?古狸が無理しやがって……

わしより尻尾の数が少ないのに……」

 

 

マミゾウ「し、仕方ないのう……!」

 

藍「!まだ何かあるか……?」

 

 

 

マミゾウ「ラストワード!発動じゃ!!」

 

 

藍「!?ラ、ラストワードだと……!?」

 

ぬえ「!!」

 

マミゾウ「さあさあ、待たせたのう……

儂の化け力、まだまだこんなものではないぞよ……?

真の段幕勝負十番変化、始めようじゃないか!!」

 

 




如何でしたか?

そう言えば、昨日雛祭りがありましたね。
と言うことで、遅れてはいますが
忘れてはいけない彼女のイラストを一枚。


【挿絵表示】


シリアスじみているけど
明らかに何かがおかしい、
そんな狐狸合戦は次回に続きます。

それでは、次回もゆっくりしていってね♪
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