以前コラボの際に頂いた聖魂のマキシさんのリクエスト
により、咲夜さんを主人公としたサブストーリーを
お送りします。
てゐ達により永遠亭に運ばれ、マリスを摘出する
措置をとられた咲夜。其の一方で
彼女も己を守るために抗戦を繰り広げていた……
原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。
それでは、ゆっくりしていってね♪
十六夜咲夜No.10~???
…………!!
わ、私は………!?
!十六夜咲夜だわ…………ですよね……?
!そうだわ!間違いありません……!
……其にしても、此処は何処かしら……?
地面が波打っている……気持ち悪いわね……
でも……どうしてこんな所に……?
!私は紅魔館で…………
御嬢様から休みを頂いたんだわ……!
でも………………
~紅魔館(過去)
咲夜(……また、御奉仕できるようにしっかり休まねば……
しっかり……また働けるように……御嬢様と共に生きる為に……!)
アリス「咲夜……」
咲夜「!!!」
(!?ア、アリスの声……!?)
アリス「貴方ハ、マダヤルベキ事ガアルワ……」
咲夜(!!い、いけない…こんな処に一人で居たら……また……!)
「お、御嬢様……お待ち下さい……やはり、私が……!」
アリス「罪ヲ……償ッテクレルンデショ?」
咲夜「!!!ウグゥ………ヴヴヴヴ………!??」
(~~!!こ……この痛みはぁ………!!!)
レミリア「!咲夜?……何かあったn!!咲夜……!??」
咲夜(!?今度は…御嬢様もはっきり確認できるのに……)
「!!あぁ……頭がぁアあぁああァ………!!!」
十六夜咲夜No.11~???
……あれから何があったのか……はっきり覚えてない……
でも……頭に響いていた、あのアリスの言葉……
きっと……マリスに喰われたのですね。
……しかし何処で……?
竜宮の使いや天人の化け物との戦い以来、
マリスとは関わっていないわ……
あの夢も現実とは関係がないと思うけど……
……どうやって……どうやって私はやられたの……?
!あった……マリスが私を喰えるチャンスが……
私が気付けなかった……今なら判るわ……
確か……大量の天人のマリスと戦ってた時に……
~嵐の聖域(過去)
魔理沙「咲夜ぁ!そっちは終わったか!?」
咲夜「清掃完了よ!……にしても汚いわね……この黒いシミ」
魔理沙「どの道落ちるさ!さぁーて……
残るはデカブツ!!てめぇだけだ!!!」
十六夜咲夜No.12~???
……まさか、あの時服に付いたマリスが私を……
油断したわ……妖器の影響で此方の判断力が薄れている
時を突かれてやられたのね……
!そんな事を今更後悔しても仕方がないですね……
此処からどうやって脱出できるか……今は其を優先させないと!
でも…………誰か知らないけど、
其の邪魔をするつもりなら容赦はしないわ……
後ろにいる奴!掛かってきなさい!!
VS〈深淵のフラワーマスター〉風見幽香
~???
幽香(マリス)「……随分ト威勢ガ良イノネ……身体ハピンチノ癖ニ」
咲夜「!貴方は、私を治療をしてくれた……!」
幽香(マリス)「!幽香ヲ知ッテルノネ……咲夜」
咲夜「!其の言い方……マリスね?」
幽香(マリス)「気付クノガ早イワネ……」
咲夜(此の人も……マリスにやられてしまったのね……)
「此処は何処なの?私に何をしたの?」
幽香(マリス)「身体ハ喰ッタノニ精神デ
生キ残ルナンテ流石ニシツコイワネ…」
咲夜(……精神……と言うことは………)
「此処は……私の精神世界なのね……
随分汚ないわね……アンタ達が原因なんだろうけど」
幽香(マリス)「残ル精神ハ、アンタダケ……」
咲夜「やる気ね?」
(とは言え……彼女とは花の異変の時にしか戦ってないし、
負けてるからね……確か……花を操って広範囲攻撃をするんだったわね……)
幽香(マリス)「精神デモ始末シテアゲル……!
アンタノ身体ハ……私ガ貰ウワ!!」
咲夜(!傘の先端から鎌の刃が……見たこともないわね……)
「私に刃物で立ち向かうなんて、なんて滑稽なn……」
咲夜(!待った……此のマリス…………
天人の化け物と戦ってて付けられた……)
咲夜「!!まさか……!」
~嵐の聖域雲の裏(過去)
エンペラー「……………!逃ゲタワネェェ………!!?」
咲夜「……ハァ……ハァ……!……何…あのチート級の強さは……!?」
魔理沙「くそったれが……!ヘェ……あれが……!」
~???(現在)
咲夜「イクシード……マリス……!!」
幽香(マリス)「!ソウ言ワレテタワネ…………」
咲夜(~~なら厄介ね……霊夢達から聞いた……
あの竜宮の使いが使役する為に改造したマリス……
只でさえ普通のマリスより強いだけでなく、
むやみにダメージを与えるとキレて
パワーアップするんだっけね……)
咲夜(でも……逆に怒りのせいで細かい事に
注意を向けられなくもなるとも…………)
幽香(マリス)(……マタ分析シテルノカシラ?)
咲夜(どっちをとるべきか………でも、どちらにしろ
倒さなきゃならないわ!)
「まずはその物騒な鎌、持てなくしてあげるわ!」
咲夜「『マジックスターソード』!!」
幽香(マリス)「!単純ナ……」
咲夜(鎌の刃で防御を……
まるでサボの死神の様ね……)
幽香(マリス)「土手ッ腹ニ風穴空アケテクレルワ!!!」
咲夜「!危ない……!」
幽香(マリス)(……ヤハリ速イ……)
咲夜(……隙が大きいとは言えど、降り下ろされれば
ナイフでは流石に受け切れない……かわさないと……)
幽香(マリス)「!?ヴゥ~~ン……ク、クソォオ~~……!!」
咲夜(!鎌が刺さって抜けないの……?)
「マヌケね……!其の時間、活用させて貰うわ……!」
咲夜「『クラックソウル』!!」
幽香(マリス)「!ガッ……!?」
(~~セ、背中ニ踵落トシガ……!!)
咲夜「まだ抜けないなら……此を使おうかしら!?」
幽香(マリス)「!」
咲夜「『咲夜の世界』!!」
幽香(マリス)「……………」
咲夜「……私を騙し討ちにしたつもりでしょうけど、
私は簡単にくたばる訳にはいかないのよ」
幽香(マリス)「……………」
咲夜「いくら戦法を変えようとも時を止める
能力の前では無意味なのよ!」
幽香(マリス)「……………」
咲夜「アンタを倒し、現実に戻らせてもらうわ!!」
幽香(マリス)「サセナイヨ?」
咲夜「!??」
幽香(マリス)「残念……大外レ!!」
咲夜(時を止めていたのに……なんで動けるの……!?
いったい……どうやって…………!?)
幽香(マリス)(プププ……計算ガ狂ッテ動揺シテラ……!
マアソウデショウネ……絶対ニ全弾当タルト思ッテタナイフガ
全部動イテカワサレタカラネ……!)
咲夜(!髪の毛が緑色から白色に…!?いつの間に……)
咲夜(!……そうだ……)
~嵐の聖域(過去)
衣玖「……普通のマリスは、侵食…またはアリスさん
の力を受けた者にしか擬態出来ず、その力も
充分には再現できません……」
~嵐の聖域(過去)
衣玖「……しかし、私のマリスはそれらの他に
今、マリスに触れている者の力を
擬態したマリスに加えることが出来るのです!」
~???(現在)
咲夜(……そうだったわ……あのマリス……
イクシード・マリスは別のマリスが触れている
人物の能力のみをトレース出来るんだったわね……そして……)
~嵐の聖域(過去)
衣玖「私は縛られている頂点の一人、
聖白蓮さんを選択します!」
天子(マリス)「ヴヴヴヴヴ……」
霊夢「!!天子の髪が、白蓮カラーに…!?」
魔理沙「マズいゼ…!!アイツと言ったら!!」
衣玖「さあ、総領娘様!
封印されし大魔法使いの力、とくと堪能下さい!!」
~???(現在)
咲夜(トレースをすれば、擬態した身体の何処かに、
そのトレースされた者の特徴が浮かび上がる……)
咲夜(……現在マリスに喰われている者……あの髪の色……
間違いない…………トレースした対象は………)
咲夜(……私自身……十六夜咲夜の能力……
時を操って、私のスペルを破るなんてね……)
幽香(マリス)「時ヲ操レバ『私』ナンテ屁デモナイト
思ッテタデショウ?」
咲夜(!?後ろ……時を操って……!)
幽香(マリス)「『フラワーショット』!!」
咲夜「グゥウ……!!」
幽香(マリス)「 ドウ?精神ニ直接ダメージヲ喰ラッタラ……
無茶苦茶痛イショ?」
咲夜「~~!?~~~~」
(~~前より、何倍も……痛い……!?)
幽香(マリス)「自分ノ能力ヲ相手ニ使ワレル気分ハ?」
咲夜(!また……いつの間に…目の前に……!)
幽香(マリス)「安心シロ……痛メ付ケタリハシナイワ」
咲夜「!」
(!……まだ……痛みが……!動けない……!)
幽香(マリス)「一思イニ、鎌デブッ裂イテヤルカラヨォ……!!」
咲夜「!!」
(もしかして……さ、さっきの一撃で……怒った……?)
幽香(マリス)「人間風情ニハモッタイナイ其ノ能力……!
シッカリ使ッテアゲルカラヨォオ!!!」
幽香(マリス)「ギャァアーーーハァアァアアアーーーー!!!!」
咲夜「~~~~!!!」
幽香(マリス)「……………」
咲夜「!……動きが……止まった……?」
幽香(マリス)「……………」
?「……捌器『全てを二つに別ける物』」
幽香(マリス)「~~~~……………………」
咲夜「!!」
(後ろから……一撃で…………!)
?「ま……綺麗には別れなかったけどね……」
咲夜「~~~~」
紫「間一髪だったわね……十六夜咲夜……」
咲夜「……貴方の其の能力……本当に便利ね……」
紫「大丈夫?立てるかしら?」
咲夜「~~え、ええ……!」
紫「感謝しなさいよ?生き残った精神がやられてしまったら
助けようにも助けられないんだから……」
咲夜「……何の用なの?」
紫「昏睡という生き地獄に墜ちた貴方に細い、
しかし丈夫な蜘蛛の糸をあげに来たのよ」
二人のみぞ知るハナシ
~???
咲夜「!……此の注射器が……蜘蛛の糸?
何とも医学的な仏様ね……」
紫「此を自分に打って頂戴」
咲夜「自分に……?
!もしかして……此が……!」
紫「肉体には永琳が打ってある。精神面から貴方が打てば
幾ら重度の浸食であろうとマリスは完全に消滅する」
咲夜「……………」
紫「心配しなくても、副作用は無いわ。
天才の永琳が言ってたもの」
咲夜「!御嬢様……レミリア御嬢様は……!?」
紫「永琳亭までついて来てたけど、
手術中の貴方の声を聞き次第出ていったわ」
咲夜「!何か……御嬢様を傷付ける事を……?」
紫「悪口は言ってなかった。只の叫び声よ。
ただ……其の声は、もはや貴方の声ではなかったわ」
咲夜「!!……私は……どうなってたんです?…………」
紫「一言で言うと…………貴方じゃなかったわ」
咲夜「!!…………其以上は言わないで……」
紫「私も言いたくないわ」
咲夜「じゃあ……今の私は……?」
紫「永琳達が尽力したお陰で一命は取り止めたわ。
普通の肌の色。今の貴方と同じ顔よ」
咲夜「……………」
紫「貴方を陥れたマリス達に、貴方の主人は激昂してたわ」
咲夜「!」
紫「まさに鬼の様な形相で飛んでったけど……
無茶してなければ良いわね」
咲夜「!まさか傘も差さずに……!?」
紫「行きは玉兎達が差してくれたけど、帰りはどうだったかしらね……」
咲夜「!!御嬢様……!!」
紫「其処で……此をアイツに差して貰えないかしら?」
咲夜「!此の傘……」
紫「私の傘だから、気に入らないと言うだろうけど」
咲夜「でも……此処では……」
紫「!そうね。意識が戻ったら、ベッドの近くに置いてるとするわ」
咲夜「……………」
紫「さてと、私は行かなきゃね……」
咲夜「……何処へ?」
紫「アルマゲドンを起こしによ」
咲夜「?」
紫「私はアリスの居場所を知っている……其処に向かう」
咲夜「!……まさか、一人で決着を付けようと言うの……!?」
紫「私は此の幻想郷を作った賢者の一人……
霊夢達が頑張ってるのを見ると少しね……」
紫「もし……私が行って戻らなかった時には……」
咲夜「!!」
紫「……フフ、初めて会った時に貴方から貰った
直筆の二枚舌よ。覚えてない?」
咲夜「あげれない筈だけど?」
紫「其に私に言った筈よ、萃香の異変の時に……
『私は嘘を吐く』って」
咲夜「!其は……!」
紫「貴方は、洞察力に優れている……
其はやがて……敵をも欺く叡知に匹敵する様になるだろう……」
咲夜「……………」
紫「現実に戻れば、霊夢達が来るはず……
永琳には話はつけているから……会って話を聞いて頂戴。
そして主の元に行くのよ」
咲夜「其のつもりよ……!」
紫「!そうそう……起きたら玉兎達が居るから
合言葉代わりに此を行ってね。『パチュリー様の掃除役』」
咲夜「?どうして其を?」
紫「マリスかどうか判別するためよ。
嫌う者に様付けをする事は、アイツのプライドが許さない」
咲夜「判ったわ」
紫「…霊夢達と此の幻想郷を頼んだわよ……」
咲夜「!待って……!」
紫「そして……己の主を大切にね、咲夜…………」
咲夜「………………」
咲夜「違うのよ……あの異変の時に言ったのは……」
~博麗神社(過去)
咲夜「……丁度いい時に来てくれたわね。
まるで聞き耳立ててたみたいに」
紫「立ててたもん。で、もうそろそろでしょ?夢の大宴会」
咲夜「今回の異変は、めでたく貴方が本命になったのよ。
ついさっき。悪い事を企んでるでしょ?貴方は。年がら年中」
紫「酷いわね。私はちゃんとお酒を持ってきたわよ。
只で宴会に参加しようなんて思っていないわよ」
咲夜「……」
~???(現在)
咲夜「……『悪い事を企んでる奴が嘘を吐く』のよ……
でも……さっきの………貴方はそんな事を………………」
咲夜「!ワクチンを打たないと……」
咲夜「えいっ……!」
マリス達「!!!??ギギギギィイィィ~~…………!!!」
咲夜(!私の精神世界が……晴れていく……
精神を喰っていたマリス達が……消えていく……)
咲夜(……此で…………元の身体に…………)
~永遠亭 445号室
咲夜「……………ん……?」
玉兎①「!起きたわ……!」
咲夜「……意識が……戻ったのね…………」
玉兎②「動くな!」
咲夜「!!」
玉兎③「お前は誰だ!?」
咲夜(!……もしかして……此処が使いどころかしら?)
「……『パチュリー様の掃除役』」
玉兎①「!……どうやら本物ですね……」
咲夜「…………」
玉兎②「無礼を働き、失礼しました」
玉兎③「八雲紫様から
差し入れを預かっております」
咲夜「!傘………紫からね……?」
玉兎①「左様で御座います」
咲夜(……きっと、彼女なりのお節介……)
咲夜(……霊夢達が来るのを待ちましょう……
私がやられていた時に何が起こったのか……話を聞かなきゃ……)
咲夜(そして…… もうあの約束を絶対に破るわけにはいかない……!
待ってて下さい………レミリア御嬢様……!!)
如何でしたか?
此の話は前の章での
和菓子屋蜜柑さんの昴君とのコラボと、
紫がアリス達にやられる間のお話です。
咲夜さんが復活しました!
霊夢達とまた合流すれば活躍出来そうです。
リクエストを下さった聖魂のマキシさん、
どうもありがとうございました。
本編も続きますよ!
それでは、次回もゆっくりしていってね♪