東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回は、島夢さんの「東方雰囲気録」より
灰咲大夢君とアリスとのやり取りを紹介します。

黄金の部屋の中央……
記憶を抜かれていた大夢をなだめる為に
話をしようと決意をしたアリス。
しかし、其の準備をする彼女の目にうつる
彼に対する感情は明らかに違っていた……


原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。

それでは、ゆっくりしていってね♪



Requests;Tea Tears

灰咲大夢No.3~地霊殿最奥部 礼拝の間

……俺は金ピカの部屋の真ん中で

待たされている……どうやって来たんだ……此の部屋に……

 

誰に待たされるかというと……

あり得ない事だが……一つ目の女の子に……

 

!あ……通路から此方に来る……

手はワゴンを握ってる……お菓子に紅茶……

いろんな食べ物がワゴンに乗ってる……美味しそうだ。

でもあんなにいっぱい何処に置くんだろう……?

床に置くというのも……

 

 

!!床から黒い椅子とテーブルが出てきた……

凄いな……どうなってるんだろう……?

……座っても、大丈夫だろうか?

何か……視線を感じるんだが……

 

彼女は……少しだけど気味が悪い……

だが、彼女も何か寂しそうだ……

座る様に催促してる……どうしよう……

 

 

 

 

まぁ、折角だし……話を聞いてみる。

 

 

 

 

 

 

 

Dark Teatime

~地霊殿最奥部 礼拝の間

 

アリス「……座ッタワネ?サ、オ話シマショウ」

 

大夢「……………」

 

アリス「?ドウシタノ……オ腹空イテナイノ?」

 

大夢「……いや、そうじゃなくて…」

 

アリス「其ノ紅茶、私ガ淹レタノ。マカロンモ美味シイワヨ?」

 

大夢「!一応…頂くよ」

 

アリス「ドウゾドウゾ♪」

 

 

 

アリス「ドウ?美味シイ?」

 

大夢「……………」

 

 

 

 

 

 

 

大夢「本当に……誰なんだ?」

 

アリス「!私…?私ハ……只ノオ人好シヨ」

 

大夢「……どうして……一つ目なんだ?」

 

アリス「!ヤッパリ……反ラセラレナイワネ……」

 

 

 

 

アリス「私ハネ……トアル病気ヲ患ッテルノ」

 

大夢「!……病気?」

 

アリス「ソウ……其モ、アマリ知ラレテイナイ病気ヲネ……」

 

大夢「じゃあ……死ぬのか?」

 

アリス「判ラナイワ……他人ガ噂シテタ事ダモノ……」

 

 

アリス「貴方ニハ……オ父サンヤオ母サン、ソシテ……

大事ナ人ガイルノネ……」

 

大夢「!居ないのか……大事な人が……?」

 

アリス「イル……デモ戻レナイワ……コンナ……

酷イ顔ニナッテシマッタラ……

モウ……何処ニモ……帰レナイ……」

 

大夢「!」

(……泣いてる……)

 

アリス「貴方達ニハ……何ノ罪モ無イ……

私ミタイニ醜クモナイ……普通ノ人間……人間ノ少年ナノニ……

引キ裂カレテシマウ……此ガ……此ガ幻想ダト言ウノ!?」

 

大夢(!何を言ってるのかは判らない……でも……

俺を……慰めてるのか……?)

 

アリス「貴方達ハ……何モ悪クナイノニ……

アンマリヨ……!ナンテ……理不尽ナノ……!?」

 

大夢(!大粒の涙が……カップに流れてく……空のカップに……)

「……君も……そうだったの……その……俺……みたいに……?」

 

アリス「イエ……違ウワ……」

 

 

 

 

 

 

アリス「私ハ……アル人物ヲ追ッテ

別ノ世界カラ此処ニヤッテ来タノ」

 

大夢「別の……?どういう事だ……?」

 

アリス「デモ……此ノ世界ニ来テカラ

ズット……ズゥーット……一人ダッタ……」

 

大夢「!そう…だったのか……?」

 

アリス「エエ……私ハ……此ノ世界……

幻想郷ニ見棄テラレテシマッタノヨ」

 

大夢「!世界に……見棄てられた……?」

 

アリス「……被害妄想ダト思ッテル?」

 

大夢「!いや……そんな事は……」

 

 

 

 

アリス「此ノ世界ニトッテハ、何ノ価値ノ無イ奴ト

呼バレテモオカシクハナイワ!!私ハ……!!私ハ……!!」

 

大夢「!お、落ち着けって……!」

 

アリス「コンナノ……本当ノ幻想ジャナイ……理想デモナイ……

避ケヨウノ無イ……理不尽ナ現実ト変ワリガナイジャナイ……!!」

 

大夢「!本当の……幻想……?」

 

アリス「……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリス「大夢君……私ノ目ヲ見テ頂戴……」

 

大夢「!何故だ……?」

 

アリス「私ハ……モウ、貴方ヲ返スワ……」

 

大夢「!?返すって……何処へ……?」

 

アリス「貴方ノ世界ヘヨ……家族ノ元ニオ帰リ……」

 

大夢「どうやって帰らせるんだ……?」

 

アリス「……私達ハ……駄目ダッタ……

……私ガ…価値ノ無イ奴ダッタバッカリニ……

デモ……マダ貴方達ナラ……チャンスガアル……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大夢(!?なんだ…………眠い…………?)

 

アリス「貴方ハ……眠ル……

貴方ハ……再ビ元ノ世界ニ……戻レルワ……

ソシテ……本当ノ幻想デ……彼女ト出会ウノヨ」

 

大夢(!さっきから何を…………本当の……幻想……?

彼女って…………?)

 

 

 

 

 

 

 

アリス「貴方達ナラ……きっと……モウ一度出会える……」

 

 

大夢(!彼女の目が……戻っていく……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリス「お休み……大夢君………お休み………」

 

 

 

 

 

 

 

大夢(……何だ………病気………治ってるんじゃ…………ねえか……?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大夢「……………」

 

アリス「……………」

 

 

 

?「ヤッタノ?」

 

アリス「……………」

 

にとり(マリス)「……チョット気ニナッテシマッテ……デ、ドウナノヨ?

気絶サセレタノヨネ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリス「イエ……ヤッテナイワ」

 

にとり(マリス)「エ……?」

 

アリス「今回ハ特別ヨ……只…彼ヲ眠ラセタダケ……」

 

にとり(マリス)「!其ダケナノ……?」

 

アリス「此ノ子ノ身体ニ……『私』ヲ送リ込ムナンテ出来ナイ……」

 

にとり(マリス)「記憶ヲ消サレ、弾幕モ撃テナイノニ……!

失神サセル絶好ノチャンスナノニ……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリス「出来ル訳無イジャナイ!!!」

 

にとり(マリス)「!!」

 

アリス「コンナニ可哀想ナノニ……

ソンナ酷ナ事……シテアゲラレル訳無イジャナイ!!!」

 

にとり(マリス)「……………」

 

アリス「……可哀想ナノニ……此以上酷イ目ニ会ワセタクハナイ……

私達ノ……二ノ舞ニハサセタクハナイ……」

 

にとり(マリス)「デモ……何デソンナ情ガ……?」

 

アリス「私ダッテ……最初ハ彼等ヲ憎ンデタ……嫉妬シテタ……

引キ裂コウト思ッテタ……其ノ仲ヲ……」

 

 

 

アリス「デモ………」

 

 

 

 

~暗夜の里(過去)

 

 

雪那「……私達を食べて、どうするつもりです?」

 

アリス(マリス)「!!アグァァア……!!!」

 

雪那「どうするのです?と聞いてるのですが……」

 

アリス(マリス)(……デ、デモ…ス、素手デ掴ンデクルナンテ……馬鹿ネ……

フフフ……此ノママ一気ニ此ノ娘ヲ…………!)

 

 

 

雪那「……やってみます?」

 

 

 

アリス(マリス)「!?」

 

雪那「私を食べてみます?此のまま……?」

 

アリス(マリス)「!ヒッ……!!」

 

雪那「もし食べちゃうのであれば、大夢さん達は途端に

攻撃をしますよ?良いんですね?」

 

アリス(マリス)(!!?……目ガ……冷タスギル……

イ、射竦メラレタ…………!)

 

 

 

 

 

 

~地霊殿最奥部 礼拝の間(現在)

 

 

アリス「……一方ヲ傷付ケル者ヘノ、モウ一方ニ宿ル冷タイ怒リ……

彼等ノオ互いヲ思ウ気持チ…アレホド深イモノダッタナンテ……

私ハ怯ンデ逃ゲテシマッタ……」

 

アリス「私ハ……次コソハ完膚無キマデ仲ヲ引キ裂イテヤロウト

思ッタ……紫ヲ手ニ入レ、其ハ時間ノ問題ニナッタト思ッテイタ」

 

アリス「デモ、先ニ引キ裂カレテシマッタ……

其ノ方法ヲ『彼方の』閻魔カラ吐カセタ時、私スラゾットシタ……」

 

 

 

 

 

 

アリス「コンナ別レ方……何モ言ワズニイナクナッテシマウ……

ソンナ事ッテ……アンマリヨ!!!」

 

にとり(マリス)「……ヤッパリ貴方、彼女ノ事ト……」

 

アリス「其ヲ言ワナイデ!!……其以上……言ワナイデ……!」

 

にとり(マリス)「判ッタ……モウ地上ニ行クワ……」

 

 

 

 

 

 

 

大夢「……………」

 

アリス「ウゥ……」

 

紫「……………」

 

アリス「!オ願イ……送ッテアゲテ……此ノ子ヲ……」

 

紫「……カシコマリマシタ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~亜空間

 

大夢「………………」

 

紫「……彼女ト……出会エル事ヲ……

『私』達ハ諦メサセナイ……雪那チャンモ……悲シマセタクナイ」

 

紫「人ノ幸セヲ奪ウ幻想ナンテ必要ナイ。

……此方ガ終ワッタラ、イズレ……貴方達ニ世界ニモ…………

貴方達ヲ此以上引キ裂コウトスル者ヲ……」

 

 

 

 

 

紫「彼等ニハ私達ノ分モ…………ソウヨネ……魔理沙……?」

 

 

 

 

 

 




如何でしたか?

大夢君と雪那ちゃんが突然
会えなくなった事を聞いたアリスは
自分と照らし合わせてたのでしょう。
……彼女と魔理沙の関係の事を……

大夢君が雪那と再び出会える事を……
僕も祈っています……

コラボはまだまだ続きます。

それでは、次回もゆっくりしていってね♪
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