神崎雪那ちゃんと慧音マリスの寺子屋授業を追っていきます。
此処は、混沌とした「幻想郷」と平行する
世界の一部……「幻想郷」。
其の里の一角で寺子屋が開かれていた。
しかし、彼等を教育したのは、一人の少女と
其の世界にいてはならない存在だった……
原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。
それでは、ゆっくりしていってね♪
~人間の里 とある路地裏(雪那の世界)
慧音(マリス)「!……此処がお前達の……」
雪那「!声からノイズが消えましたね……
其に慧音さんらしい喋り方です……!」
慧音(マリス)「嗚呼、喋り方もアイツらしくした……
……少し喋りづらいな……だが此処は雪那ちゃんの世界だ。
此処の半獣の様に振る舞わないと……」
雪那「あ、あの…アリ…いえ、慧音…さん?」
慧音(マリス)「?何だ?」
雪那「慧音さんは……私を『ちゃん』付けしませんよ?」
慧音(マリス)「!失礼……じゃあ訂正しようか……
……雪那……呼び捨てで良いんだな?」
雪那「はい、ですが………」
慧音(マリス)「?まだ何かあるのか?」
雪那「……今回、本物の慧音さんも来ますが…其はどうするんですか?」
慧音(マリス)「大丈夫だ。其処のところは
対策を取ってある」
雪那「!そうなのですか……?」
慧音(マリス)「奴には用事を作っておいた……
今日は来れない。休講だ。そう思っていれば良い」
慧音(マリス)「ところで…寺子屋はどっちだ?」
雪那「此方です。ついて来て下さい」
慧音(マリス)「よし……!」
~人間の里 寺小屋入口(雪那の世界)
雪那「!此処ですよ」
慧音(マリス)(……此方ノト変ワラナイワネ……)
「……子供達が待ってるのか?」
雪那「恐らく……」
慧音(マリス)「ならば急ぐとしよう……」」
慧音(マリス)(…ククク………手土産ニ一人クライ
拐ッテオコウカシラネェ…………)
~人間の里 とある路地裏(雪那の世界)
慧音(Another)「何だ此は……!くそ!動けん……!」
マリス「貴方ハ邪魔ヲシテハイケナイ……
大丈夫……終ワレバ解放シテアゲル」
慧音(Another)「!此の紐喋った……!?気持悪い…
離せ!離せぇ~~!!」
マリス「アッチト比ベテ少シ厄介ネ……『此処ノ』半獣ハ……!」
~人間の里 寺子屋
雪那「此の部屋です」
慧音(マリス)「そうか……なら、行くか」
慧音(マリス)「お前達!授業を始めるぞ!」
子供達「!!」
慧音(マリス)(!シマッタ……大事ナ事ヲモウヒトツ聞イテナカッタ…!)
「(小声で)…ちょっと良いか?」
雪那「(小声で)?何でしょうか?」
慧音(マリス)「(小声で)……ところで今日の宿題………何だったんだ?」
雪那「あ……アリ……慧音さん、昨日何をしたか
分からないのでしたっけ……今日は此の問題をやって来る事ですが……」
子供「先生」
慧音(マリス)「!何だ?」
子供「大夢先生はどうしたんですか?」
雪那&慧音(マリス)「!!!」
慧音(マリス)(~コ、此ノガキ……!一番聞イテハイケナイ事ヲ……!!)
「~~あ、嗚呼、大夢は……」
雪那「……………」
慧音(マリス)「……今日は来れない。ちょっと事情があってな…
…だから今日は私と雪那だけで授業をする。良いな?」
子供「今日の慧音先生、何か変ですよ?」
慧音(マリス)「!そうか?私は普通だぞ?」
子供「じゃあなんで……」
子供「服の一部が黒いの?」
慧音(マリス)「!!!」
雪那「!!」
慧音(マリス)「~~何でもない……とにかく始めるぞ!良いな?!」
慧音(マリス)「……今回は宿題の提出は無しにする。
次までにしっかりやって来い!」
子供達「!?えぇえ!??」
子供「どうしてですか!?」
慧音(マリス)「其のかわりにだ!!……」
子供達「!?」
慧音(マリス)「其の分みっちり授業をするからな…」
慧音(マリス)「……………」
慧音(マリス)「……またつまらん授業が始まると思ったか?」
子供達「!!」
慧音(マリス)「……其の顔は図星だな?
だがな……あんなカタブツの私は『今回は』忘れろ」
慧音(マリス)「今日は、特別授業をしようか」
子供達「!?えぇ……?」
慧音(マリス)(マァ……驚クノモ無理ハ無イ……
イツモツマラナイ授業バカリシタ先生ガ、突然コンナ事ヲ言エバネ……)
「さて、黒板に……と………」
慧音(マリス)「お前達に『友達と言える人』は居るか?」
子供「??」
慧音(マリス)「友達とは非常に大切だ……
一方が困難に立たされた時、
其の困難の解決に尽力し、解決に導いてくれる……」
子供達「……………
慧音(マリス)「…………簡単に言うとだな……
困った時に一緒に解決してくれるって事だ」
慧音(マリス)「持って損はない……絶対にな。
持ってないと、何でも一人でしたがり、そして『私』みたいになる」
子供「!先生も一人だったんですか?」
慧音(マリス)「!い、いや……そうだな………
ずっと昔の話だ。今はそうじゃないがな」
慧音(マリス)「とりあえずだ……最低でも
一人は持っておけ。其だけで随分と違ってくる。良いな?」
子供達「はあぁーい!!」
慧音(マリス)「ようし、じゃあ皆、起立!」
子供「!え……もう終わるんですか!?」
慧音(マリス)「終わる訳がなかろう……
だが、此処でする事にしては……多分初めてだろう……」
子供達「!?」
慧音(マリス)「今回は特別だ。
友達を此処で一杯作れ!但し、無茶はするなよ?」
~人間の里 寺子屋入口(雪那の世界)
慧音(マリス)(……何ダカ……拐ウ気ガ失セテタワネ……私…………
マァ……此デ良カッタノカモネ…………)
雪那「今日は……ありがとうございました」
慧音(マリス)「!お礼は良いさ……
お前が望んだ事をこなしただけだ……『私』流でだがな」
雪那「……………」
雪那「…私も……一緒にやりたかったです……」
慧音(マリス)「!……」
雪那「け……慧音さん……私…………」
慧音(マリス)「……私も…悲しい……
引き裂かれる者の痛み…………愛した者と共に過ごした時は
何よりも美しく、其に優るものはない」
雪那「!?貴方も……」
慧音(マリス)「嗚呼……だが……
私達は何より時間が経ち過ぎた……もう繋がりを戻す事は不可能に等しい……」
雪那「!!…誰なんです…相手は…?」
慧音(マリス)「でも、お前達は……まだ可能性がある……
雪那……大丈夫だ……大夢は……必ず戻って来る」
雪那「!慧音さん…!!」
慧音(マリス)「だが…謝らせてくれ……
私があんな内容の授業をしてしまった事を……
お前は其以上の者を失ったばかりだと言うのに……
見せ付けるかのようにあんな授業を……」
雪那「い、良いんですよ……
生徒達も楽しそうにしてましたし……」
慧音(マリス)「……………」
慧音(マリス)「!!!」
雪那「!……どうしました?」
慧音(マリス)「……目標……変更……」
雪那「?え、え……?、!?」
慧音(マリス)「招カレ……ザ……ル…不審…人……物…
…ギギ……至急……集……結……」
雪那「!?、?ど、どうしたんです?声も……!」
慧音(マリス)「至急…キキ……キ…集結……抹……消…………」
雪那「え?け、慧音…さん…?え?……?」
慧音(マリス)「!………予想外だな……」
雪那「?何がです……??」
マリス「ギシシシシ………!」
雪那「!キャ……そ、其の蛇は……?
腕に巻き付けて、大丈夫なのですか……?」
慧音(マリス)「……すまない……どうやら用事が出来たようだ……
私は元の世界に帰る……」
雪那「!どうして……」
マリス「シャァアアァァアアーーーーーーーー!!!!!」
雪那「!蛇が……お腹に入りましたよ……!?」
慧音(マリス)「!?グッ……ヴヴ……!!」
雪那「!服が裂けた……あ、あぁ……!」
?「グォォオォオアァァアアァァーーーーーーー!!!!」
雪那「!!キャァア……!!!」
住民「!?な、何だ……!?」
住民「あそこにいた女の子が突然、巨大な化け物に……!!」
住民「!其の娘って、慧音さんの事だか?」
住民「馬鹿な……!まだ満月もでない真っ昼間だ……
変身出来るわけがない!」
住民「避難しろ!取って食われちまうぞ!!」
住民「無理だ……あんなのが走り回ったら……民家なんて一発だ……!」
?「…大夢君ニ……宜シクヲ言ッテテクレ……」
雪那「慧音さん……!?」
?「モウアノ半獣デハナイ……私ハ『私』ダ」
雪那「!じゃあ……ア、アア……アリスさん……!?」
?「突然ノ事ニ驚カセタ様ダナ……」
雪那「!?………」
?「今ハコウスル事シカ出来ナイ……
彼ノ無事シカ祈レナイ……彼デハナイガ……
コンナニ醜イガ……抱擁ヲ……許シテクレ……」
雪那「……ありがとうございます……」
(……怖いけど……暖かい……
……身体の中で何か動いてる事だけがたまに傷だけど……)
住民「!あの九つ目の化け物……女の子を抱え込んでいるぞ!?」
住民「大変だ!救い出さねえと……!」
?(!……ソロソロ……異空間デイザコザヲ起コスノモ
マズソウダシ……帰ッタ方ガ良イワネ……)
?「『キマイラの翼』!!!」
雪那「!?其は、私たちが出てきた……」
?「……運命ヲ引キ裂ク幻想ナンテ……必要ナイ」
雪那「!え……?」
?「オ前達ノ間ヲ引キ裂イタ奴等ヲ……
イズレ必ズ……引キ裂キニ来テヤル……!!」
?「ヴォオォォオオォオォオオオォーーーーーーーー!!!!!!」
雪那「……凄い勢いで帰っていきました……」
雪那(!引き裂く……………?!もしかして……!!)
慧音(Another)「大丈夫か、雪那!」
雪那「!慧n、アリスさん……!」
慧音(Another)「?アリス……?何を言ってる?」
雪那「!いえ……何でもないです……
慧音さん、何処にいたんです……?」
慧音(Another)「いきなり黒い紐に縛られてて……
路地裏に引っ張り込まれてたんだ」
雪那(?紐?……
!まさか……さっきの蛇みたいな……あれの事ですか……!?)
慧音(Another)「ところで……さっきの黒い巨大な
怪物に何かされなかったか……!?」
雪那「ええ……何もされなかったです……」
慧音(Another)「すぐに寺子屋の子供達を避難させないと……!」
雪那「!もう…大丈夫ですよ」
慧音(Another)「?どういう事だ……??」
雪那「元の世界に帰ったんです…あの人は…」
慧音(Another)「?人?、……?」
雪那(アリスさん…表現が怖かったですけど……
私を元気づけてくれて……ありがとうございました……)
~亜空間
?「ヴヴヴ……目標……目……標……
合……流……本体…………『私』…………
!……目……標……確認……捕……捉…………」
?(…ゴメンナサイ、雪那チャン……突然素気ナイ別レヲツゲテシマッテ……
貴方達ノ再会ヲ……心カラ祈ッテイルワ……)
?(…デモ……私ニモヤルベキ事ハアルワ………マズハ………)
?「……目標……捕……捉…キキキ……キ…………
………神…崎……駆…………真…………………排…………除………………」
如何でしたか?
今回では再開の前のお話としましたが、
島夢さんの本家様では既に
再開を果たしてました事に今頃気付く僕……
……展開の遅さに自分でも驚きました。
コラボはまだまだ続きます!
それでは、次回もゆっくりしていってね♪