東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回は、前編からの続きで、
こころが地底の妖怪と激戦を繰り広げます。

地底を守るための
強さを手に入れるため、
単身で旧地獄に行き、
其処に住む妖怪達と連戦を繰り広げるこころ。
残る二人を果たして破れるのか?!

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で、見てくれると、幸いです。

それでは、ゆっくりしていってね♪


the Lion Heart~後編

星熊勇儀No.7~旧地獄

ヤマメをハンデ有りで破るなんてね……

……相手と対峙するとき、

不利な状況を背負わされることもある……

……でも、今のアンタには、

そのハンデをも打ち破る力がある!

本当に見事だ!

 

だが、次の相手は手強いぞ?!

……時には相手に惑わされない、

屈強な心も必要だ。

私は其を見定めさせてもらうとしようか!

 

パルスィ、出番だよ!!

 

 

 

VS〈地殻の下の嫉妬心〉水橋パルスィ

~旧地獄

 

パルスィ「チッ、やっと出番ね……」

 

こころ「……貴方は……?」

 

パルスィ「……水橋パルスィ。

妖怪『橋姫』よ」

 

勇儀「橋の上の人を引きずり下ろして食う妖怪ね。

……更にそれだけじゃあないんだ」

 

こころ「?」

 

 

パルスィ「……妬ましいぃ……」

 

こころ(!何、この負のオーラ……!?

此じゃあまるで…………)

 

勇儀「彼女は『嫉妬心を操る程度の能力』さ。

負のオーラをバリバリ感じるだろう?」

 

 

パルスィ「……チッ、私より幸福じゃないのどうし

てそんなに幸せなの私は嫉妬で死んで妖

怪になったのに恨みたっぷりなのにあ

んたには夢があるのさっきのヤマメの時も

自分を貫き通したけどそうしなく

てもいいのに妬ましい妬まし」

 

 

こころ「っ!我はそんなに幸せではない!!」

 

パルスィ「!……じゃあ何なのよ?」

 

こころ「私だって、地上の輩にさんざん利用され、

自分の思い通りに生きていけなかったのです!

その挙げ句には退治され、更正を強要され、

この地底に来たんだ!

私より前に来て、地底で平和に暮らしていた、

貴方の方が余程幸せではないですか!?」

 

パルスィ「!!……そ、其なら私の方が幸せ、

ということになりますね」

 

こころ(……あくまでも我を唆したいんだな?

嫉妬することに……)

 

勇儀(!?パルスィが動揺してる……

これ程はっきりと指摘されなかったからな……)

 

パルスィ「……始めましょう」

 

こころ「……お願いします!」

 

 

パルスィ「……花咲爺『シロの灰』!!!」

 

 

こころ「!灰?!目潰しかっ……!」

 

パルスィ「……隙を見せないでよ?」

 

こころ「くっ…見えない………!?」

 

パルスィ「捕まえた」

 

こころ「!!?いつの間に!?」

 

勇儀「……パルスィの奴、アレをかける気か……!」

 

 

パルスィ「……私は嫉妬を操り、糧としている……

……勇儀からそれを聞いたよね?」

 

こころ(!ダメだ、い、今の彼女を見たら……!)

 

パルスィ「…妬ましい……此方を見なさい」

 

こころ「!がぁ……首がぁ……!」

(此が……『橋姫』の力……?

……何人も引きずり下ろしただけは

あるわね…………)

 

 

パルスィ「言葉で駄目なら、力ずくよ。

妬符『グリーンアイドモンスター』!!!」

 

 

こころ「!!?…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

~???

 

こころ「!なっ、此処は……何処……!?」

 

?「……アナタハ嫉妬シテイル……」

 

こころ(!これは、パルスィさんの幻覚……!!

!?何……この感覚…………)

 

?「……アナタハアノ娘……ソウ、

アリスニ嫉妬シテイル……ソウデショウ?」

 

こころ「!そんなこと、何を根拠に!?」

(!体が……言うことを聞かない?!)

 

?「……アナタハ、アノ娘ガ自分ヨリ

優遇サレテイル……

自分ハ身勝手ナ理由デ、認メテモラエナイ……

ダカラ悔シインダ。ソウデショウ?」

 

こころ(く……口が…………勝手に……!!)

 

?「認メナサイ……ミトメナサイ……」

 

こころ「……は……は…………」

(こ、ここ認めたら……絶対に言わない!)

 

?「……ミトメルノヨ……」

 

こころ「…………は……ぁi」

 

 

 

~地霊殿(過去)

 

さとり「私のせいで惨めな思いをしている

こいし……」

 

こいし「この本の続き、私が書いてもいい?

    アリスちゃんもこころちゃんもいいよね?」

 

アリス「……例え……

地上で受け入れられなくても……」

 

 

 

 

 

 

~???(現在)

 

こころ「……!違う!!我は、

仲間を妬んで等いない!!」

 

 

 

 

 

~旧地獄

 

勇儀「……!?」

 

パルスィ「!!そんな……!」

 

こころ「私は……仲間を妬んだりしない!!

    此処に住む妖怪達を守りたい……

    パルスィさん、貴方も同じよ!!

    例え何を思われようが、我はそれを受け止める!

    守るために強くなってみせる!!」

 

パルスィ「!!………」

 

 

こころ「憂面『杞人地を憂う』!!!」

 

 

パルスィ「…妬ましいけど、嬉しいわ……

     見事よ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こころ「……大丈夫ですか?」

 

パルスィ「……!フ、フン!」

 

 

 

 

 

星熊勇儀No.8~旧地獄

まさか…パルスィの幻覚を打ち破るなんてな……

……相手の誘惑に乗らない、

屈強な心も戦いには不可欠な代物だ。

ここまでやるとはね……

 

…パルスィ、よくやった。

ほら、此を飲め……

こころ、アンタも忘れずにな……

 

……さて、残すは私だけね?

私は生半可な力では破れないよ!?

…私は手加減も大嫌いでね……

初めから全力で行かせてもらうぞ!

 

泣く子も黙る「鬼」の力、

受けてみな!!

 

 

 

 

 

VS〈語られる怪力乱神〉星熊勇儀

~旧地獄

 

ヤマメ「勇儀、頑張れぇ!!

    こころさんも、負けるなぁ!!」

 

キスメ「ふぅ…ようやく回復した……

    パルスィは、どっち応援するの?」

 

パルスィ「………両方」

 

 

 

勇儀「…地上で見ていたけど、

   あの時のアンタは、まるで空っぽの瓢箪みたいだった」

 

こころ「?」

 

勇儀「……でも、今のアンタはその瓢箪になみなみと

   酒を蓄えている!随分様になったじゃあないか!」

 

こころ「!ありがとうございます!」

 

勇儀「しかし、此処で気を抜くと!

   私が全部酒を飲み干しちまうよ!?

   全力でかかって来な!!」

 

こころ「お願いします!」

 

 

勇儀「行くぞ!!鬼符『怪力乱神』!!!」

 

 

こころ「!?速い!!」

 

勇儀「オラァア!!」

 

こころ「ゲホァアァァア!!」

   (…重い…やはり最後は、手強い……)

 

勇儀「どうした!?防戦だけじゃあ勝てないよ!?

   攻撃も最大の防御だ!来い!!」

 

 

こころ「ならば行かせてもらおう!!

    『吼怒の妖狐面』!!!」

 

 

勇儀「面か!いいぞ、どんどん来い!!」

 

こころ「行けぇえ!!」

 

 

勇儀「無駄だ!!

   光鬼『金剛螺旋』!!!」

 

 

こころ「!?鎖で面を……!キャァア!!」

 

勇儀「ついでにアンタも捕まえてやる!」

 

 

こころ「ならば!『怒声の大蜘蛛面』!!!」

 

 

勇儀「甘い!!」

 

こころ「!!新たな鎖で……クゥ…!」

 

勇儀「同じ状況を何度も作ろうたって、

   そう上手くはいかないよ!!」

 

ヤマメ「…私の時のことかな?」

 

 

 

こころ(この鎖、ヤマメさんの蜘蛛糸より遙かに堅え…

    はやく抜け出さないと!)

 

勇儀「よっと!」

 

こころ「…へ?う、浮いてる!?」

 

 

勇儀「浮いてるんじゃない、浮かせたんだ!

   ソウラァア!!!」

 

 

こころ「!!ムギュゥ……!!」

 

ヤマメ「ああっ!叩き付けた……!」

 

キスメ「勇儀…猛威をふるってるわね……」

 

パルスィ「…どっちにも負けて欲しくないわ」

 

 

 

 

こころ(……強い……歯が…立たない……!)

 

勇儀「……アンタの実力はそんなものなのか?

   アンタには…守りたい者が居るんだろ!?

   私達をも安心させるような、

   そんな強者になりたいんだろ!!?」

 

こころ「!!」

   (そうよ……私には……)

 

 

 

 

 

 

こころ「我には、まだやるべきことがあるのだ!!

    此処で潰えさせてたまるかぁ!!」

 

 

 

 

 

キスメ「!!オオッ!!」

 

パルスィ「!!…………」

 

ヤマメ「いーぞ、いーぞ、こころ!!」

 

勇儀「よく言った!アンタはやはり最高だ!!」

 

こころ「行きますよ!!

    ……!!?」

 

勇儀「!!そ、そいつは……!!」

 

 

こころ(此って……)

   「行くぞぉーーー!!!」

 

 

勇儀「よし、来い!!

   全力で受け止めてやる!!!」

 

こころ「ハァアァァアアアアァアア!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリスNo.31~地霊殿

……こころさん、全然帰ッテ来ない……

もしかして、思い直シテ地上に……?

デモ、戻るトハ聞いたわ……

彼女ハ、絶対に戻ッテくる…!

 

こころサン!?その人たちハ……!?

……「私達もカレーを食わせろ」?

!こころさん、お客さんヲ呼んでイタンデスネ!?

さとりさん、お客サンですよ!!

 

……ヤレヤレ、今夜ハ騒がしくなるわね!

 

 

 

星熊勇儀No.9~旧地獄~地霊殿

…まさか、私を破るとはね……

流石に驚きを隠せないさ!

…アンタは、私達を倒した。

此なら旧地獄も任せられそうだ……

 

いやぁ~~!

久々に楽しかったぞ!

あの霊夢戦や魔理沙戦以来だな!

……こころ、少しお願いがあるがいいか?……

 

…おっじゃましまぁーす!!

悪いが、カレー、増やしてくれないか!?

私達にもカレーを食わせて欲しいんだが……

!!悪いな!

 

じゃあ、こころの健闘と旧地獄の安泰を祝って、

乾杯としゃれ込むかぁ!!

 




如何でしたか?
今回でこころと地底の妖怪達との連戦は
完結します。
勇儀には口調、性格から指導側にまわすのも
悪くないなと思って、この回を作ってみました。

次回はサブストーリー編です。
妖怪の山で再び交戦が起こるようです。

それでは、次回もゆっくりしていってね♪
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