東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回はリクエストに答える回です。
以前に頂いた聖魂のマキシさんのリクエスト
により、萃香を主人公としたサブストーリーを
お送りします。

天子との激闘を終え、
霊夢達とは一旦別れ、旧友に会うために
旧地獄へと出かけることにした萃香。
しかし彼女は気づかなかった。
其処に全ての元凶が潜んでいたことに…………

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。

それでは、ゆっくりしていってね♪


Requests;鬼達の喜劇

伊吹萃香No.4~旧地獄

フフフ……

霊夢から結構良い酒貰っちゃった♪

やっぱり勝利のお酒はサイコーさ!

……さーて……居るかな………

 

!あっ、いたいた!

おーーい!!久しぶり!

元気してた!?

……そっか!じゃあ何よりだね!

アンタ一人かい、今は?

……ん?此?フフン、良いでしょ。

貰いもんだけど結構良いよ、コイツは!

少しあげるよ…………どう、旨い?

!でしょ!?やっぱねぇ……フフフフ……

 

ねえ、久々に勝負しない?

……良いの!?よーし…………ん?……

?!え、其で行くの!?

アンタ好きだねぇ、そのルール……

 

じゃあ、始めよっか!!

 

 

 

 

 

星熊勇儀No.10~旧地獄

……こころの奴……日に日に強くなってるな……

コイツは鍛えがいがあるってもんだね…………

 

ん?おお、萃香!久しぶりだな!

……ああ、元気してたさ!

今は一人だが…………ん?

お前、良い酒持ってるな…………

!?貰いもんなのか!?にしては良い香りだ……

……え、くれるのか!?じゃ、遠慮なく…………

!!プハァ~~、うめぇ~~!

味も最高だなこりゃあ!!

 

……勝負か!?

良いだろう!また二人で戦えるしな!

!ちょっと待て…………よし!

特別ルールだ!

私の此の「星熊杯」になみなみと注いだ酒が

勝負で零れたら、私の負けにしてやる!

異論はないな!?

 

……それじゃあ、行くぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

VS〈語られる怪力乱神〉星熊勇儀

~旧地獄

 

勇儀「さあ、暴れようか!」

 

萃香「……先に飲まないでよ?」

 

勇儀「分かってる!そんな卑怯は私は嫌いだ!

勝利の酒としてとっといてやる!」

 

萃香「……私が飲むのは?」

 

勇儀「勿論、駄目だ」

 

萃香「ちぇぇ~~…………」

 

 

勇儀「あとで分けてやるって!

まず、鬼符『怪力乱神』!!!」

 

 

萃香「!!」

 

勇儀「オラァア!!」

 

萃香「クゥウ……!!」

 

勇儀「!耐えた……!?」

 

萃香「当たり前でしょ、此のくらい!

いつもそうだったよ!?」

 

勇儀(!!………)

 

 

 

 

 

~旧地獄(過去)

 

 

勇儀「鬼符『怪力乱神』!!!」

 

 

こころ「!!?速……!」

 

勇儀「オラァアァァア!!」

 

こころ「グホォアァア……グゥウ……!!」

 

 

 

 

 

勇儀「ほら!体勢直ぐに整えないと

追撃されるぞ!」

 

こころ「く……はい!!」

 

勇儀「よし、もう一回だ!!」

 

 

 

 

 

~旧地獄(現在)

 

勇儀(…いかん…こころとの稽古で……感覚にズレが………

!駄目だ!今は此方に集中しないと!)

 

萃香「……大丈夫?悪酔いじゃないよね?」

 

勇儀「!いや、何でもない!続きだ!!」

 

 

萃香「次は此方からだ!『萃霊花』!!!」

 

 

勇儀「!!」

 

萃香「ハァア!!」

 

勇儀「グホォアァア!!」

 

萃香「!?ゆ、勇儀!?」

 

勇儀「グゥウ……!!」

(何故だ……今のは、避けられたはず…………

もし投げ技だったら……酒が、零れて………!!)

 

勇儀「ま、まさか…………!」

 

萃香「……?」

 

 

 

 

勇儀「私は……油断しているのか!?」

 

 

 

 

 

 

萃香「えっ?な、何のこと?」

 

 

 

 

 

 

 

勇儀(私を力で負かし、不屈の闘志も持ち、

旧地獄の新エースになりつつある

こころに、頼りきってしまってるのか!?)

 

 

 

 

 

 

萃香「?勇儀!?」

 

 

 

 

 

 

勇儀(冗談じゃない!私も旧地獄の住民だ!

私だってしっかりと己を鍛え、こころと……!?)

 

 

 

 

 

勇儀(え……?何でこころが出てくるんだ……?

……もしや、完全に依存してしまったのか?

誇り高き鬼の……此の…私が……!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

萃香「勇儀!勇儀!!」

 

勇儀「!?萃香………悪い」

 

萃香「え?」

 

 

 

勇儀「此の勝負、降りるよ。サレンダーだ」

 

萃香「!?いきなりなんで!?」

 

勇儀「……どうやらここ最近、私は

どうかしてたようだ…………

覇気を……無くしてしまってる……

無気力だ……そんな事なら勝負しない方がいい」

 

萃香「!だからって……!」

 

勇儀「…………私は徹底的に鍛え直さないと

いけないようだな……」

 

萃香「……アンタにいったい何があったの?」

 

勇儀「!其は……」

(あの事は…………)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇儀「……いや、其は言えないな……」

 

萃香「……そうか……」

 

 

 

 

 

 

 

勇儀「……萃香。頼みがある」

 

萃香「?」

 

勇儀「暫く、私と此処で修業を頼みたい。

腐った精神を、一から鍛え直さないと」

 

萃香「分かった!いいよ!」

 

勇儀「悪いな……!じゃあ、今からでもするか?」

 

萃香「よーし!やろうか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

古明地さとりNo.13~地霊殿屋上

……勇儀、うまくやり過ごせたようね……

…鬼は隠し事が嫌いのようでも、

此処は少し黙ってもらうより他はないわ……

 

全ては平和…共存………只其だけよ……

 

 




如何でしたか?
今回は萃香主演のサブストーリーでした。

というよりは勇儀が主役っぽかったですね……
どうやら此の話、後で本編でも重要な役割を
果たしてくれそうです。
リクエストを下さった聖魂のマキシさん、
どうもありがとうございました。

本編もまだまだ続きますよ。

それでは、ゆっくりしていってね♪
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