東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回は、幽香さんを新たに仲間に加えた
霊夢編での出来事をお送りします。

旧友である幽香を加えた霊夢と魔理沙。
其処に二つの情報が入る。
それは有益で、かつ絶望的な情報であった…………

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。

それでは、ゆっくりしていってね♪




新たな力~Fish's Laughter~

博麗霊夢No.25~とある道中

……さて、改めてアリスを探せるけど……

え、「あの人は誘わないのか?」?

……あのね……誘うのは悪くないわ。

でも、考えてみてよ!

アイツは今、何処にいるかすらも

分かってないのよ?

私達にその場所を探す余裕はあると思う!?

 

……大丈夫よ、魔理沙。

アイツもきっと何処かでこの異変を

感じてくれてるはずだわ。

そしたら……きっと……ね?

 

!あら……着信が…………

……「ゲーム買うお金ないのに携帯買うな!」?

アンタねぇ……此は必需品なのよ!?

しかも、カッパのバザーで格安で売られてら

買うしかないでしょ!常識分かってないわね……

 

ところで、誰からかしら……?

……!永遠亭の永琳からよ!

もしかしたら、何か分かったのかもしれないわ……

すぐに繋ぎ直さなきゃ!

 

 

 

 

TEL;八意永琳→博麗霊夢

~とある道中

 

永琳「……もしもし……霊夢さん?」

 

霊夢「アンタどうしたのよ、こんな時に?」

 

魔理沙「よう、元気か?演説良かったゼ!」

 

霊夢「ちょ、魔理沙!割り込まないで!」

 

幽香「……ねぇ…誰なの?」

 

霊夢「え?ああ……さっき話した、

マリスの名付け親よ」

 

永琳「…もしかして、今……」

 

霊夢「……アリスの居場所を捜索中よ?

アンタがテレビでうるさく訴えていたから……」

 

魔理沙「私達も付き合ってるのさ!」

 

永琳「!……ありがとうございます……」

 

霊夢「他にも、私からは神子達にも

探すように言ってあるから」

 

魔理沙「……あれ?別行動なのか?

私はつい、一緒に探すのかと……」

 

霊夢「!あ…………」

 

魔理沙「……こりゃ後で奢られるな。

御愁傷様だゼ、霊夢!」

 

 

 

幽香「……理由聞かないと……」

 

魔理沙「!ああ、そうだったな。

で、何でかけてきた?ワクチンできたのか?」

 

永琳「いえ、完成はまだ遠そうです……

今回は、マリスに関しての新たな情報です」

 

霊夢「テレビでは言ってないの?」

 

永琳「ついさっき入ったばかりなのです。

良いですか?」

 

魔理沙「良いゼ?さくっと言いな」

 

 

永琳「……マリスには新たな力があることが判りました。

一つは『他人に取り憑ける』事です」

 

魔理沙「何だと!?」

 

永琳「……マリス達は人や妖怪の負の心を糧にして

対象に取り憑けるのでしょう。

その場合、身体の自由が乗っ取られ

マリスに身体を利用される様なのです」

 

霊夢「……誰がやられたの?」

 

永琳「つい先程、紅魔館で

パチュリー・ノーレッジさんがその被害に

遭ったとの連絡がありました」

 

魔理沙「パチュリーが!?」

 

幽香「……その人って、紅魔館の図書館の管理人さん?」

 

永琳「その通りですよ」

 

霊夢「アイツがやられるなんてよっぽどの事ね……

でも、どうやってアイツを?」

 

永琳「小悪魔さんに擬態したマリスにやられたと……」

 

魔理沙「くそ……セコい奴等だな……」

 

 

 

永琳「まだあります。

マリスは『アリスさんの被害者に擬態出来る』です」

 

霊夢「何ですって!?」

 

幽香「……擬態?」

 

永琳「はい。今各地でアリスさんに睨まれた

被害者に擬態したマリスに襲われるという

被害が相次いで起こってるそうです……

幸い、皆軽傷で撃退したようですが……」

 

魔理沙「ややこしいな……」

 

 

 

魔理沙「!!待て、さっき白玉楼に鈴仙がいたぞ!?

ソイツはマリスじゃないのか!?」

 

永琳「鈴仙に関しては見分ける情報があります。

本物は、妖夢さんといつも一緒だそうです」

 

魔理沙&霊夢「!あーねっ……」

 

幽香「……?」

 

永琳「気を付けてください。

擬態したマリスは擬態した人のスペルカードを

使用できるようです……

そして、先程言った侵食された被害者にも

恐らく擬態ができるかと……」

 

霊夢「!アイツら……強くなってるわね……」

 

永琳「更に複数体が同一人物に擬態出来る可能性も

あります……惑わされないようにしてください」

 

魔理沙「分かった!気を付けるゼ!」

 

 

永琳「それともう一つ……

どうやらあの天人の残党がまた何か

企んでいるようです……」

 

魔理沙「何!天子の配下が!?

どこでその情報を……!?」

 

永琳「先程私が資料と取りに行って

戻ってきた書斎に、

その概要が書かれた手紙があったのです」

 

魔理沙「!誰からだ……?」

 

永琳「分かりません……名無しでしたので……」

 

霊夢「でも……残党なら……

きっと首謀者は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽香「…!皆、何か来るわ!!」

 

霊夢「!!ゴメン、永琳!

ちょっと切るね!」

 

永琳「え、まだ情報が……」

 

魔理沙「!また後でかけ直すゼ!じゃあな!」

 

 

 

 

霊夢「……まさか自分から出向いてくるとは……

良い度胸じゃないの……永江衣玖!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永江衣玖No.5~とある道中

……フフフ……見つけましたよ……貴方達。

…!貴方は……確か「太陽の畑」の管理人……

 

どうやら、情報が漏れてたようですね……

思わぬ誤算です……

ですが、時既に遅し………

計画はかなりの段階まで進んでいるのです……

「何をするつもり」?

さあ………何でしょうか……?

 

ですが折角です……和をもって貴しをなす。

ただし、和を保つには礼も必要……

ですから、気付いた褒美として

私からのプレゼントを渡すとしましょう。

 

フフフフ……御覧なさい……

私のマリスを……!

……私だって知っています。

影達がそう呼ばれる事を……

 

私の独学で作った秘薬で強化したマリス……

名付けて「イクシード・マリス」!

……その力……たっぷりと味わって貰いましょう……

 

では……ごきげんよう……フフフフ…………

フフフフフ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

VS〈人形使いの深淵〉イクシード・マリス・マーガトロイド

~とある道中

 

衣玖「フフフフ……」

 

魔理沙「!待て!逃げるな!!」

 

 

マリス「………………」

 

 

魔理沙「!何だ……このマリスは……!?」

 

幽香「……コイツが…あ…あのアリス……??」

 

魔理沙「違う、幽香!

コイツはアイツの偽者だ!」

 

霊夢「魔理沙……!気を付けて!

このマリス……今までの奴とは違うわ!」

 

 

マリス「ハアァ!!」

 

 

霊夢「!?グゥウ……!??」

 

魔理沙(!パンチか……!!)

「霊夢!!」

 

幽香「速い……!!」

 

 

 

マリス「……幽香?」

 

幽香「!その声は……アリス……なの?」

 

霊夢「ゲホッ……幽香!

ソイツに……誘惑されたらダメ!」

 

魔理沙「行くぞ!幽香!」

 

幽香「!え、ええ……!」

 

 

魔理沙「先陣はきらせてもらうぜ!!

天儀『オーレリーズユニバース』!!!」

 

幽香「『幻想春花』!!!」

 

 

マリス「……無駄ヨ」

 

 

魔理沙「!?ガァア……!?」

 

幽香「!打ち落とされた……!?魔理沙!!」

 

霊夢「弾幕も……全部かわすなんてね……

すべてにおいて、ランクアップしてる……」

 

魔理沙「グゥ……衣玖の野郎……

厄介な奴を作り出しやがってぇ……!」

 

 

幽香「私が相手してあげる……!」

 

マリス「……貴方モ反抗スルノ……幽香?」

 

 

幽香「直接傘でしばいてやる!!

オラァア!!!」

 

 

マリス「!……単純ナ……」

 

魔理沙「幽香!そんな攻撃、ヤツには効かないぞ!?」

 

 

幽香「……と見せかけて!!

『フラワーショット』!!!」

 

 

マリス「!?キャアァア……!!!」

 

霊夢「!傘の影に弾幕を……!?」

 

魔理沙「オォ……やるじゃねぇか、アイツ……」

 

幽香「……貴方に何が起こったかは知らない……

でも、此方に必ず引きずり戻してあげるわ!アリス!!」

 

 

 

 

マリス「……………~~~~」

 

霊夢「!?様子が変ね……!?」

 

幽香「……!!」

 

 

 

 

 

マリス「グギャァアアーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

魔理沙「!ゲッ!!アイツ……怒り出したぞ!?」

 

霊夢「恨みの怒りで強くなる……!衣玖の作戦ね…!」

 

幽香「何度でもかかってきなさい!」

 

 

マリス「ヴオォオーーーー!!!」

 

 

魔理沙「!さらに速え……!!」

 

 

 

幽香「………………」

 

霊夢「!幽香!?」

 

魔理沙「何ボーッとしてんだ!

すぐ近くまで来てるぞ!!」

 

 

マリス「ギャァアァアーーーー!!!」

 

 

魔理沙「幽香!!」

 

 

 

幽香「動きが直線的よ!

幻想『風鳥花月、嘯風弄月』!!!」

 

 

 

霊夢「!其って……!!」

 

マリス「!!?」

 

魔理沙「さっきの霊夢のカウンター戦法か!!」

 

 

幽香「吹っ飛べ!!」

 

 

マリス「~~!!?ガァア……!!」

 

 

 

 

 

 

 

幽香「よし……でもよく飛ぶわねぇ……」

 

魔理沙「~~!つ、強えぇ……」

 

霊夢「その強さは、まだ健在の様ね……」

 

幽香「さて……アイツのとこに行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリス「ヴァァアア……己ェ、幽香ァア……」

 

霊夢「!見付けたわ……!」

 

幽香「頭に血が上ってると

其処まで判断できないとはね……

強化が……聞いて呆れたわ」

 

 

 

 

 

マリス「……クククク」

 

魔理沙「!?」

 

マリス「幽香……アンタモ……直ニ

後悔スルワ……コノ異変ニ関ワッタ……事ニ……」

 

 

幽香「……チッ、傘で留め」

 

 

マリス「!?ガカァ…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「……!イテテテ……」

 

幽香「!霊夢、魔理沙…大丈夫!?」

 

魔理沙「ダメージが……お……大きい……

グゥウ……衣玖の奴……」

 

幽香「二人共、ちょっと待ってて……!

今薬出すから……!」

 

霊夢「!……アンタも優しくなった……わね……」

 

幽香「!?……」

 

霊夢「前まで……そんなに優しく……なかったのに」

 

魔理沙「……全くだ……」

 

幽香「……私はいつもと変わりませんよ?

……とにかくじっとしてて……薬を塗るから……」

 

 

 

 

 

 

 

風見幽香No.3~とある道中

今、私達には新たな有益な情報と

有害な情報が同時に入ってきた……

私には、ただ其だけの事しかわからない。

 

でも……この異変……何かとんでもない事にになりそうね。

霊夢も魔理沙も必死になっている……

それにあの竜宮の使い……

抜け目がなさそうな……只者ではない……

そんな印象があった。

 

……アリス……

かつて霊夢達と戦ったライバルの様な存在が、

今はこの幻想郷の脅威となっている……

ライバルなら……救ってあげないといけないわ……

でも…………さっきの事が気になる……

後悔?私がいったい何故異変に関わって後悔を?

 

アリス……貴方はいったい何を考えてるの……?

 

 

永江衣玖No.6~幻想郷上空~嵐の聖域周辺

……む……

どうやら、倒されたようですね……

しかし、足止めをできたことには変わりはありません。

それに良いデビュー戦にもなりました。

此からばら蒔きに行かなければなりませんね……

 

……総領娘様の計画は、着実に進行できつつある……

後はあの人が気付いてくれれば……

霊夢さん……貴方達に此から起ころうとする惨劇を

止めることはできまい……

全ては身から出た錆……たっぷりと後悔するのです……

 

全ては総領娘様の為に……

フフフフ…………

 




如何でしたか?
今回は霊夢達が
永琳から新たな情報を貰い、
衣玖からの新たなマリスと戦う回でした。

次回は、各々の大混戦が始まります。
まずは迷いの竹林での戦いです。
混乱しないように気を付けて御覧ください。

それでは、次回もゆっくりしていってね♪
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