東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回は、霧の湖で起こっている
激闘の続きです。

巨体を使い猛攻を仕掛けるマリスに対し、
精一杯善戦を続けるチルノ達。
一方、衣玖から遣わされたわかさぎ姫を
瞬く間に倒した乱入者にミスティアは
自らの勇気を呪ったのであった……

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。

それでは、ゆっくりしていってね♪




Misty Fights~称えらるべき勇気~◎

ミスティア・ローレライNo.2~霧の湖畔

……まさか……こんなときにこの人に

再会してしまうなんて…………

さっき感じた不安が的中してしまうとはね…………

この人は……正直にいってあの新人よりも

遥かに強い……勝てる自信もあまりないわ…………

 

……チルノちゃん……ゴメン……

どうやらそっちに合流できそうにない………

でも……ここに私を運んだ……

そんな運命に乗ってあげるわ!

チルノちゃん…貴方の言ったとおりに!

そして其れを変えてやる!!

 

行くわよ!!

 

 

 

 

VS〈天衣無縫の亡霊〉西行寺幽々子

~霧の湖畔

 

幽々子「……最初に言うわ。

私は貴方達には感謝してるのよ~?」

 

ミスティア「……感謝?」

 

幽々子「此の娘……ずっと水の中に居たから、

少し手が出しづらかったのよね……

でも……貴方達がおびき出してくれたから……」

 

ミスティア「!!」

(じゃ、じゃあ……この人……始めからずっと!?)

 

幽々子「それに……貴方も来てくれたからねぇ……」

 

ミスティア「!!ヒィッ……!!」

 

 

幽々子「……さて、条件を付けるわ。

貴方が勝ったら……私は貴方を諦め、此の娘も返すわ……

でも…負けたら貴方も………ね?

判るでしょ?その先は……」

 

ミスティア「!~~~~……」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

幽々子「……まあ、この先は言わないでおくわ。

負けたときのためにとっておいてあげる……」

 

ミスティア(……こうなったら……)

 

 

ミスティア「速攻にかける!

鷹符『イルスタードダイブ』!!!」

 

 

幽々子「!おっとと……」

 

ミスティア(!そんな……私一番のスピードを誇る攻撃を……)

 

幽々子「悪くないスピードね……でも、

其では逃げられないわね」

 

ミスティア「!フ、フン!着物着てて……

速く動けるのかしら!?」

 

幽々子「……『私』じゃないわよ?」

 

ミスティア「え!?」

 

 

幽々子「……霊符『无寿の夢』」

 

 

ミスティア「!?グワッ!?…………?」

 

幽々子「其の人魂からよ?」

 

ミスティア(何……さっきの……

私でも見えなかった………でも!)

「何ともないわ!不発のようね!?」

 

幽々子「フフフ……どうかしらね?」

 

ミスティア「何ですって……!?」

 

幽々子「そろそろ効いてくるわ……」

 

ミスティア「!?ガッ……!?」

(か……身体が…………締め付け……られて……!?)

 

幽々子「私は出来るだけ貴方を傷付けたくないの……

だから……内側から徐々に弱らせてあげる……」

 

ミスティア「!?~~……グゥウウ~~…………!!」

 

幽々子「其に水に濡れて弱ってるようだから……

そろそろ限界じゃないかしら?」

 

 

ミスティア「…………フフフ……フフフフ……」

 

幽々子「!?あら……?」

 

ミスティア「私が……此の程度で…………

降伏すると思って!?」

 

幽々子「おぉ~~……頑張るわね…………」

(……『无寿の夢』を耐えるなんて……)

 

ミスティア「反撃するわよ!!」

 

 

ミスティア「『リトルバタリオン』!!!」

 

 

幽々子「…『悉皆彷徨』」

 

 

ミスティア「!?人魂で防御も…!?」

 

幽々子「もう一度言うわ……

貴方を傷付けたくはない。大人しく降伏しなさい………」

 

ミスティア「なら私ももう一度言うわ!

私は其の程度では降伏しないわ!!」

 

幽々子「…どうやら、少し痛めつけないといけないようね……」

 

ミスティア「…!!」

 

 

幽々子「『胡蝶夢の舞』」

 

 

ミスティア「!?速…!グゥウウ……!」

 

 

幽々子「まだよ。至近距離の桜符『桜吹雪地獄』」

 

 

ミズティア「キャァアアーーーー……!!!」

 

 

幽々子「此の位で充分のようね…」

 

ミスティア「……グゥウ……」

 

幽々子「…貴方は負けるのよ…

どうやら貴方の未来は、此の娘と同じようね!」

 

ミスティア(……ゴメン……チルノちゃん……皆……

私……此処までみたい……)

 

幽々子「とどめよ…貴方も眠ってもらうわ」

 

 

幽々子「…『故人のお届け物』」

 

 

ミスティア「!?」

(キ…キス…!?駄目だ…動けない……)

 

 

 

 

 

 

 

VS〈閉塞心の巨影〉マリス・ティアマトロイド

~霧の湖

 

 

リグル「蛍符『地上の彗星』!!!」

 

ルーミア「夜符『ナイトバード』!!!」

 

 

マリス「!?ギギャァアァアアーーーー!!!!」

 

リグル「よし!効いてるわ!!」

 

チルノ「後はアタイにまかせろーー!!」

 

 

 

 

大妖精「チルノちゃん!」

 

チルノ「?どしたの、大ちゃん!?」

 

大妖精「氷の剣を…」

 

チルノ「?……!うん…」

 

大妖精「私の霊力を注いであげる……」

 

 

チルノ「!?お、おおお…おぉおおぉおーーー……!!?」

 

みんな「すげぇええーーーーー……!!」

 

マリス「!!」

(氷ノ剣ニエネルギーガ……!?

アレハマズイワネ……!!)

 

大妖精「私、スペルが使えないから…」

 

チルノ「ありがとう……大ちゃん!」

 

マリス「……来ルカ…?」

 

 

チルノ「いくぞ!!サイキョーの一撃第二弾だ!!

氷符『ソードフリーザー』!!!」

 

 

みんな「いっけぇーーーーー!!!」

 

チルノ「今度こそ三枚おろしだぁああーーーー!!!」

 

 

マリス「ダガ…無駄ヨ!!」

 

チルノ「!?うわぁあーー!!!」

 

リグル「!チルノちゃん!!」

 

チルノ「くっそーー……」

 

ルーミア「相手の方がリーチが長いわね……」

 

 

マリス「サテ…貴方モ…レティノトコロニ行クノヨ!」

 

チルノ「!レティ…!?

レティに何をしたぁ!!」

 

マリス「…苦シソウダッタワ…春ダカラカシラ…?

デモ……アレハ長居デキソウニナカッタワ」

 

大妖精「!レティさんまで……!」

 

マリス「サア…レティノ元ニ行キタイナラ……

私ノ元ニ来ルノヨ……彼女ニ会ワセテアゲルカラ……」

 

 

チルノ「…まだだ!!大ちゃんの力はまだ残ってるぞ!!」

 

マリス「!!?何…!?」

 

 

チルノ「サイキョーの一撃第三弾!!!

氷符『アルティメットブリザード』!!!」

 

 

マリス「!!迎エ撃ッテヤルワァアアア!!!

グォオオオォオォォーーーーー!!!」

 

 

みんな「今度こそ、いっけええぇぇーーーー!!!」

 

チルノ「レティのかたきだぁああ!!

ウオォオオリャァアーーーーー!!!」

 

 

 

 

 

マリス「!!?グヴォオオアァアーーーー……!!?」

 

チルノ「!?な、何だ!?」

 

大妖精「マリスが…吹っ飛んだ!?」

 

リグル「あの巨体が……」

 

ルーミア「バラバラに飛んだのかー……!?」

 

大妖精「チルノちゃんがやったの…!?」

 

チルノ「え…!?アタイ、何もしてない……

…とにかく!アイツのところに行こう!!」

 

みんな「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~霧の湖畔

 

マリス「ヴォオォオ……オォオオ………」

 

大妖精「凄い…巨大なマリスが…一撃で……」

 

リグル「!誰かが援護してくれたんだ、きっと!」

 

チルノ「やっぱり!アタイらはサイキョーね!!

そんな仲間を気付かない間に手に入れてたなんて…!

レティ……かたきは取ったわ!」

 

大妖精「!チルノちゃん!ミスティアさんの援護に行かないと!」

 

チルノ「!そうだった!みすちーが危ない!

みんな、行くぞ!!」

 

みんな「おぉーーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

~紅魔館屋上

 

レミリア「…神槍『スピア・ザ・グングニル』……

あのデカブツめ……五月蝿くて眠れやしない……

でも始末してあげたから……馬鹿の妖精達…感謝しなさい……

…さて、もう一度休もうか……」

 

 

 

 

 

 

 

VS〈天衣無縫の亡霊〉西行寺幽々子

~霧の湖畔

 

幽々子(…フフフ…ついに……)

 

ミスティア「!!~~~……」

 

 

チルノ「かーかれぇえ~~~~!!!」

 

みんな「わぁああぁああ~~~~!!!」

 

 

幽々子「!?」

 

ミスティア「…チルノ……ちゃん…?」

 

幽々子「クッ……」

 

チルノ「みすちー!!大丈夫か!?」

 

大妖精「リグルさん!ルーミアさん!

私と一緒にチルノちゃんとミスティアさんを…!」

 

幽々子「おやおや…」

 

リグル「!この人…さっきの新人じゃないわ!」

 

ルーミア「新手の出現なのかー……」

 

幽々子「フフフフフ………

どうやら…マリスは倒せたようね……

因みに…新人って此の娘かしら?」

 

みんな「!!?」

 

チルノ「!お前……まさか……!」

 

幽々子「生きてるわよ?でも…

ミスティアと一緒に連れて行こうと思ってたけど…」

 

チルノ「!みすちーは絶対渡さないぞ!!」

 

みんな「そーだ!!!」

 

 

 

 

幽々子「皆、勇敢ね……いいわ、止めた。

ミスティア、勝負は御預けよ」

 

ミスティア「!?」

 

幽々子「此の娘も返すわ。仲良くするのよ?」

 

わかさぎ姫「……………」

 

チルノ「え!?…あ、ありがとう…」

 

幽々子「じゃあね……頑張るのよ。

さてと…仕方ないから今日の夜御飯は

スパゲッティにしようかな~~?……」

 

 

 

 

大妖精「…行っちゃった……」

 

チルノ「……アイツ……

どこかで会ったことがあるような……」

 

リグル「!?あるの…?」

 

ルーミア「いつなの?」

 

チルノ「…分からん!

!それよりもみすちーだ!」

 

 

 

ミスティア「…た……助かった……」

 

大妖精「!ミスティアさん…!大丈夫ですか!?」

 

ミスティア「うん…大丈夫よ……」

 

 

 

チルノ「みすちー……このスペカ……返すよ」

 

ミスティア「!…夜雀『真夜中のコーラスマスター』…

持っていたのね……」

 

チルノ「当たり前だ!使わないっていったからね!

…みすちー…よくやったよ…アイツ相手にすごいよ!」

 

リグル「そうだよ!すごいよ!!」

 

ルーミア「そうなのだー!流石だよ!!」

 

ミスティア「……皆……」

 

 

 

大妖精「!そう言えば……晩ご飯は……!?」

 

みんな「あぁあーー!!!」

 

チルノ「マリモのこと、すっかり忘れてた!!

みんな!戻ってアイツでご飯にしよう!!」

 

 

 

 

 

わかさぎ姫「……無駄よ」

 

チルノ「!新人…!起きていたのか!」

 

わかさぎ姫「衣玖様が遣いなさった増援達は

倒されたら跡形もなく消える……今更戻ってもおそいわ」

 

みんな「えぇーーー………そんなぁあぁ………」

 

大妖精「…なんでこんな事をしたの?」

 

わかさぎ姫「…私達は、誰からも知られる妖怪になりたかった……

でも……皆は下等な妖怪は見向きもしなかった……

だから…下刻上で逆に皆に無理矢理認めて貰おうと思ったのよ!

衣玖様が其の世界作りに協力して下さると仰ってたから……」

 

 

チルノ「この…めーわくかけやがって…!

せっかくだから!お前にせっきょーしてやる!!」

 

ミスティア「先輩からの説教…覚悟しなさい!!」

 

わかさぎ姫「……ハイ……観念するわ…」

 

 

 

 

 

 

西行寺幽々子No.5~霧の湖~冥界

…フフフ……流石ね……

久々にあの娘を狙ってみたけど…

なかなかの抵抗を見せてるじゃない……

立派なお友達もいるようだし……

 

でも…さっきのマリス……

…どうやら…また影で悪者の動きがあるようね……

まあ、あの娘達の事だからね……

霧の湖ではマリスを制圧できると思うけど……

…其に…私の出る幕じゃなさそうだしね…

 

後は任せるわ……

それに…決着は全てが終わるまで御預けとしないと……

ね…ミスティア?……わかさぎ姫?……

 

 




如何でしたか?
今回はマリス戦の決着とわかさぎ姫戦での
突然の幽々子様の乱入を書いてみました。

ついでに今回活躍したバカルテット改め、
チルノ軍団を書いてみました。


【挿絵表示】


今回で特筆されるべきであるみすちーが
遠いのは気のせいです……

次回は、一旦混戦から離れて霊夢編です。

それでは、次回もゆっくりしていってね♪
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