東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

72 / 126
今回は、霊夢編です。

負傷した衣玖を追跡を続ける霊夢達。
しかし其の道中、瀕死の屠自古と出会う。
彼女には霊夢達に伝えたいことがあるようだった……

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。

それでは、ゆっくりしていってね♪


聖徳の意、受け継がん

博麗霊夢No.27~とある道中

魔理沙!幽香!衣玖を探すわよ!

何としてもアイツを取っ捕まえて、

もっと情報を吐き出させないと……!

 

!待って……!

其処に誰かいる……注意して……

衣玖の仕掛けたマリスかもしれないわ……

其処にいるアンタ!いったい誰なの!?

 

……!!

アンタは……神子のところの屠自古!?

どうしたの、其の傷は!?

……!倒れる……しっかりして!!

誰にやられたの!?

……!龍魚……!!

く……衣玖の仕業ね……!

神子はどうしたの!?

……「マリスに捕まっている」!?

頂点達が幽閉されるなんて……

 

え……「神子から私に伝えたいことがある」!?

分かったわ……幽香!薬をお願い!

屠自古……話して頂戴。

 

 

 

 

 

伝言

~とある道中

 

幽香「魔理沙、そっちの腕を……!」

 

魔理沙「了解だゼ……!こうだな?」

 

 

屠自古「……れ、霊夢ぅ………」

 

霊夢「何?」

 

屠自古「お前は……太子様…が………

一番……信頼なさってる……

恐らく……配下の……私達……よりも…………」

 

霊夢「!」

 

屠自古「……私達を……太子様を……

過ちから…救ってくれた……からな」

 

霊夢「!」

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社(過去)

 

神子「ちょっといいですか?」

 

霊夢「!神子……!一人でどうしたの?

!もしかしてお賽銭でも入れてくれるの!?」

 

神子「いえ、今日は少し……」

 

霊夢「ちぇっ、違うのか……何なのいったい?

此方はアリス捜索のための準備で忙しいの!」

 

神子「私が復活したときといい、

宗教合戦の時といい、迷惑をかけてしまったことを……」

 

霊夢「え……?ああ、アレね!

別に気にはしてないわよ?暇潰しにもなったし……」

 

神子「そうですか……」

 

霊夢「で、他にあるでしょ?」

 

神子「……はい」

 

 

 

 

 

 

神子「貴方は……アリスさんの事をどう思っているのです?」

 

霊夢(!!アリス……!?

い、言われたくなかったのに……!!)

「あ、あぁ~~…………勿論、仲間よ!

ある異変解決の時、力も貸してくれたし!

そう思うしかないわ!」

 

神子「…………何か有ったんですか?貴方達の間に」

 

霊夢「!!~~…………」

 

神子「……すみません。嫌なことをきいてしまって……

言及はしませんから……」

 

 

 

神子「霊夢さん、この言葉を御存知ですか?」

 

霊夢「何よいきなり……」

 

神子「『善人よりも、悪人の方が救う必要がある』です。

前の世界でそのような考えが流行ってたそうです」

 

霊夢「何……アンタ、私を説教しに来たわけ!?

耳が痛いわ……あの仙人みたいね……」

 

神子「!そ、そう言うわけでは……」

 

霊夢「じゃあ何なのよ?」

 

神子「……今世の中は混沌……謂わば

『かおす』になりつつあります……もしかすると、

以前の天人達のようにマリスを利用しようとする

者達が現れるかもしれません……

其処で……貴方に頼みがあります」

 

霊夢「?頼み……?」

 

 

 

 

 

神子「私達も、また貴方達と共に戦います。

……が、敵は恐らく私達の力を恐れ、

何らかの罠を仕掛けるはずです。

もし、それが要因で私達が戦いに加わることができなければ……」

 

霊夢「!其って……!」

 

神子「…此を貴方に授けます。

私は貴方を信頼できる証拠……

……貴方も使いこなせるはずです。

何せ沢山の異変を解決し、多くの人々を救ったと……」

 

霊夢「神子…………

そんな大事なもん、さっさとしまって!

今は其の時ではないでしょ!?」

 

神子「!そうですね……」

 

 

 

 

 

 

神子「……私はマリスの影響は受けませんが、

私にも……アリスさんの気持ちが判るような気がするんです」

 

霊夢「『陰陽玉』っと……どうして?」

 

神子「私も、異変直後反省をしていました。

復活しただけであれほどの騒ぎになるとは……

私は……此の地に来る必要があったのかと……

迷惑をかけてしまうなら……別の地に……」

 

霊夢「バーカ。アンタ固いわね……

『幻想郷はすべてを受け入れる』って言葉知らないの?」

 

神子「!?其の御言葉は誰が……!?」

 

霊夢「隙間のb……大妖怪、紫の言葉よ。

あのぐうたらも……こんな言葉残すなら、もっと働けばいいのに…………

だからアンタも此処に来た以上、仲間と

普通に暮らせばいいのよ!」

 

神子「……私も色々な言葉を残したつもりですが……

まだそんな素晴らしい言葉が有ったとは……」

 

霊夢「素晴らしいって……そんなこと言ったら

アイツ、付け上がっちゃうわよ?

何処で聞かれてるか………ん?もう帰るの?」

 

神子「私は此で失礼します。

お話しすることができて良かったです。

準備の邪魔をしたお詫びとしてですが……

賽銭を上げていきますね」

 

霊夢「!!別に……め、迷惑じゃないわよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神子「……霊夢さん」

 

霊夢「?」

 

 

 

 

神子「其の時は宜しく御願いします……」

 

 

 

 

 

霊夢「!……ええ!任せてよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~とある道中(現在)

 

霊夢(……神子…………

アンタは本当に此の事を見越せていたのね……)

 

屠自古「!ゲホッ……霊夢……

太子……様は……縛られながらも…………

……お前に……此を渡せと…………」

 

霊夢「!」

 

魔理沙「!?お、おい……此って……!!」

 

霊夢「分かったわ……」

 

魔理沙「!霊夢!分かってるはずだろ……其は」

 

 

 

 

霊夢「前に神子からこの事について約束をしてたの」

 

魔理沙「!?」

 

幽香「約束……?」

 

霊夢「自身に危機が及べば、此を私に託すと……

渡す相手が変わっても、約束は約束よ!」

 

魔理沙「其じゃあ……今神子達はやべえのか?」

 

屠自古「ああ……だが……!

あの方々…なら、きっと…………」

 

魔理沙「………………」

 

幽香「………………」

 

 

 

屠自古「受け取ってくれ……太子様の……意思を……」

 

霊夢「ええ……神子、確かに受け取ったわ……

……次は私達の番ね……!」

 

 

屠自古「……霊夢……一つ…………いいか?」

 

霊夢「……何?」

 

屠自古「……私達は……あの時……お前達に倒されて……

…………良かったと……思ってる…………

そうで……なければ……今…………

……幻想郷は……どう……なってたか……」

 

霊夢「今もどうなるか分からないわ。

だから、今から其を変えに行くのよ!」

 

魔理沙「其の通りだゼ!」

 

幽香「私も同じくよ!」

 

 

 

 

屠自古「…………羨ましい……ですね……太子様………

………貴方は………良い……人達と……巡り……会われて…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小傘「屠自古さぁーん!!」

 

魔理沙「!小傘!

どうしてお前が此処に!?」

 

小傘「!霊夢さん達も此処に……!

屠自古さんが……私を庇ってくれたのよ!」

 

魔理沙「!其で……!」

 

小傘「!……屠自古さん……?」

 

幽香「……心配ないわ。

私と魔理沙で応急処置はしたから……

今は眠ってるだけよ」

 

小傘「!!~~良かったぁ~~……」

 

 

 

霊夢「……小傘。

屠自古を永遠亭に運んでくれない?」

 

小傘「!勿論ですよ!……でも霊夢さん達は……?」

 

霊夢「……屠自古の仇を討ちに行くのよ!」

 

小傘「!なら私も……!」

 

魔理沙「助けてもらったんなら、お前は恩を返せ!

屠自古を助けたいんだろ!?」

 

小傘「!」

 

 

 

 

 

 

 

~嵐の聖域(過去)

 

屠自古「其の騒霊達を助けたいんだろ!?

時間を稼いでやる……行け」

 

 

 

 

 

 

 

 

~とある道中(現在)

 

小傘「……うん!分かった!」

 

幽香「気を付けるのよ?」

 

小傘「はい!

屠自古……さん……!頑張ってくだぁ……さい!

……今、永遠亭に……運ぶ……から……」

 

 

 

 

 

 

 

 

幽香「……さて、上に妖しい雲があるけど……」

 

魔理沙「行くか、霊夢?」

 

霊夢「行くに決まってるわ!

今度こそ、アイツとケリを着けてやる!」

 

魔理沙「ついでに、アリスの情報も絞り出してやるゼ!!」

 

 

 

霊夢「そうね!……二人とも、行くわよ!!」

 

 




如何でしたか?
今回の屠自古と霊夢の出会い、
神子からあるものを託される回でした。

あるものはこの先で明らかにするつもりです。
衣玖さんとの最終決戦も近そうです。

ですが、その前に次回は久々のアリス編です。

それでは、次回もゆっくりしていってね♪
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。