東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回から、衣玖達との決戦に入っていきます。
……ですが、今回は霊夢達が来る前の話です。

幻想郷を再び覆っていく黒い雲の渦。
霊夢達は衣玖と雌雄を決するために
その中心へ向かう。
しかし、其処には既に先客がいた…………

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。

それでは、ゆっくりしていってね♪


幻想郷のニーベルンゲン
従者の為の宴


永江衣玖No.12~嵐の聖域

………………貴方達、

霊夢さん達がもうすぐ来るはずです……

気を付けてください……

総領娘様の計画の完遂を

邪魔されてはたまりませんからね……

 

!…………フフフ……

貴方まで来るとは…………

どうやら、少し敵を多く作りすぎたようですね……

構いません。所詮悩みの種は潰せば良いだけの事……

霊夢さん達が来るまでのウォーミングアップと

考えていいでしょう……

特に貴方にとっては今回初めての戦闘…………

その実力、じっくり見させてもらいましょう……

 

では、行きなさい!

 

 

十六夜咲夜No.5~嵐の聖域

……まさか、貴方が黒幕だったとはね……

上空の黒い雲を見て薄々は感づいていたけど……

もともと、貴方は嫌いだからね……

 

紅魔館を一人抜け……永遠亭を一人抜けたなら……

責任はしっかりとるまで……!

霊夢達も来るなら、その時間を稼ぐまでよ!

 

皆の……レミリア御嬢様の幻想郷を守りきってみせる!!

 

 

 

 

VS〈夢幻のパーカッショニスト〉堀川雷鼓

〈逆襲のあまのじゃく〉鬼人正邪

~嵐の聖域

 

正邪「久しぶりだな、狂気の殺人メイド」

 

雷鼓「また会えるなんてな……会いたくもなかったが」

 

咲夜「!貴方達はあの時の……!」

 

正邪「衣玖様の邪魔はさせない……

此処で墜ちて貰おうか」

 

咲夜「……貴方達ではっきりしたわ。

天の邪鬼、貴方が此の異変の黒幕ね!?」

 

正邪「私もそうだが、真打ちは衣玖様だ。

再び、弱者が強者を支配するための

世の中を作り出してみせる!

貴様等が我等を雑魚扱い出来ない世の中をな!」

 

咲夜「……まだそんなこと考えていたのね。

ひねくれの小物妖怪が」

 

正邪「!小物言うな!」

 

咲夜「しかし変ね。天の邪鬼って

人には従わないはずじゃあ……?」

 

雷鼓「私達は変わったのだよ。

私が正邪の下に就いたようにな」

 

咲夜「貴方はそうだろうけど、他の奴等はどうなのよ?

例えば……狼女とか」

 

正邪「!?お前、影狼を倒したのか……!?」

 

咲夜「他にも、刺客は送ったはずよね?

そんなことをしても無駄よ。今の幻想郷に敵うはずもない」

 

正邪「その台詞……勝ってからにして貰おうか!」

 

 

正邪「逆符『イビルインザミラー』!!!」

 

 

咲夜「!」

(コイツの能力は確か『何でもひっくり返す能力』……

左右が逆になるんだっけ……惑わされないようにしないと……)

 

正邪「どうした?混乱してるか?

何せ久々だからな……攻撃して来いよ!ほれ、ほれ!」

 

咲夜「………………」

 

正邪「……いきなり戦意喪失か。

お前も雑魚とは言えないなぁ~~……雷鼓!」

 

 

雷鼓「分かってる!

六鼓『オルタネイトスティッキング』!!」

 

 

正邪「さあ、ブッ飛びやがれ!!」

 

衣玖「………………」

 

 

咲夜「……『パーフェクトメイド』」

 

 

雷鼓「!?………………」

 

正邪「………………」

 

咲夜「……さて、ブッ飛ぶのは貴方の番ね」

 

雷鼓「…………!?グハァアア……!!!」

 

正邪「!?雷鼓……!?」

 

雷鼓(い、いつの間に……こんなに……ナイフがぁ……!?)

 

咲夜「実力違うのになめすぎなのよ」

(此処は、下手に動かずにカウンター戦法を使う……

動かない私を一方的に狙うから対策も取りやすいしね)

 

衣玖(……動かないでカウンター戦法を使うつもりですね……

……流石、一度戦った相手に対し正確な対策をとる……

〈完全で瀟洒な従者〉の二つ名……ダテではない様ですね)

 

雷鼓「グゥウ……!なめた真似を……!!」

(……さっきの戦いでの傷が……まだ……)

 

正邪「く……此処は一旦、解除するしかないな」

 

咲夜「!」

(解除された……でも、油断はしない方がいいわね……

動いた途端また発動するかもしれないし……)

 

 

咲夜「此処は、遠距離ね!

『パラレルブレーン』!」

 

 

正邪「!そんな単純なナイフなど当たらん!」

 

咲夜「どうかしら?」

 

正邪「!?ナイフが……分裂した……

気を付けろ、雷鼓!拡散してくるぞ!」

 

雷鼓「!?く、くそ……!!」

 

 

咲夜「逃がさない!

『バニシングエブリシング』!!」

 

 

雷鼓「!?後ろに……は、羽交い締めかぁ……!」

 

咲夜「……目一杯受けなさい」

 

雷鼓「ぬううぅう……!!」

 

正邪「!雷鼓!!」

 

咲夜「……どうするの?小物が……

仲間がピンチになれば……また逃げるわけ?」

 

 

正邪「!私はもうあのときとは違う!!

なめるな!!欺符『逆針撃』!!!」

 

 

咲夜「!……弾幕を後ろに?……!まさか!!」

 

正邪「今度はお前が雷鼓の盾になれ!!」

 

咲夜「!?キャァア……せ、背中に……!!」

 

衣玖(……後ろに向かってうつった弾幕は

ワープし、対象の背後に襲い掛かる……

私には到底真似できない芸当……見事ですね……)

 

咲夜「~~くぅ…………」

 

正邪(!拘束が解放された!)

「雷鼓!今だ、後ろに思いっきりかませ!!」

 

雷鼓「い……言われなくても……!」

 

咲夜「!!」

 

 

雷鼓「さっきの……仕返しだ!

死鼓『ランドパーカス』!!!」

 

 

咲夜「キャァアアアーー…………!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正邪「……フン、下等はどっちだ!」

 

雷鼓「く……」

 

正邪「!雷鼓……!」

 

 

衣玖「おっと……」

 

正邪「!!」

 

雷鼓「い、衣玖様……」

 

衣玖「大丈夫ですか、雷鼓さん?

相当ボロボロになってますが……」

 

雷鼓「……きっと……連戦での負担が大きかったんですね……

ですが……此のくらいは!……何とも……!!」

 

衣玖「……あまり無茶はしないで下さいね……

……にしても二人とも、よく頑張りましたね」

 

正邪「私達の世界作りに協力してくださるなら、当然の奉公だ」

雷鼓「其より……あの殺人メイド……どうされます?」

 

衣玖「二人は其処で休んでて下さい。

私は咲夜さんに少し……」

 

正邪「分かった……いけるか雷鼓?」

 

雷鼓「ああ……!痛…………

彼処で休もうか……衣玖様の……仰る通りに…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲夜「く…………」

(ダメージが、大きい……体を……動かせない…………)

 

衣玖「…………なめすぎなのは貴方でしたね」

 

咲夜「!~~~~!!……」

 

衣玖「無理に動かさない方がいいですよ?

此方の作業が邪魔になるので…………では」

 

 

衣玖「浸食しなさい、イクシード・マリス!」

 

 

咲夜「!!マ……マリス……!?」

 

衣玖「霊夢さん達の様々な異変解決に協力した強者……

良い駒になりそうですね…………」

 

咲夜「~~~~」

 

 

?「『妖怪バスター』!!!」

 

 

マリス達「!!?~~~~…………」

 

咲夜「~~……!?え……?」

 

衣玖「!?私のマリスが……!

……フフフ、来ましたね?」

 

霊夢「来たわよ……永江衣玖!!」

 

幽香「もう逃がさないわよ!」

 

 

魔理沙「咲夜から離れろ!!

恋符『マスタースパーク』!!!」

 

 

衣玖「!!……」

(完全には浸食できませんでしたか……!)

 

魔理沙「大丈夫か、咲夜!?」

 

咲夜「……貴方達……」

 

霊夢「幽香!咲夜の回復をお願い!

魔理沙!衣玖達を倒すわよ!」

 

魔理沙「嗚呼、良いゼ!

幽香、咲夜を頼む!」

 

幽香「任せて!」

 

衣玖「正邪さん!雷鼓さん!此処に……

…………フフフフフ、ようやく役者が揃いましたね?

そこまで総領娘様の邪魔をしたいなら良いでしょう……

全員まとめて私の手駒になってもらいましょう!」

 

霊夢「アンタも、天子も!ふざけすぎなのよ!

私達地上の住民をなめないで!簡単には侵略させない……!

アリスの居場所も吐かせて貰いましょ!!

覚悟しなさい……此処で決着をつけてあげるわ!!」

 

 




如何でしたか?
今回は咲夜さんと雷鼓、そして輝針城の
新キャラクター、正邪との戦いでした。

次回から本当に決戦が始まります。
長引かせて申し訳ありなせん……

それでは、次回もゆっくりしていってね♪
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