東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回は、嵐の聖域での決戦其の壱、
ユウミマ編をお送りします。

衣玖達との戦闘の中、突如参戦した魅魔のおかげで
正邪と雷鼓に大ダメージを与えることに成功する。
魅魔と幽香は霊夢達に衣玖を任せ、
重傷を負った二人の追撃に向かうことにした……

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。




Sun's Roar

魅魔No.1~嵐の聖域

フフフ……霊夢と魔理沙が来てたのは

予想できたけど、まさか幽香、

アンタも来てたなんてね…………

これじゃあ、昔のまんまだね。

再び集えるなんて復活した甲斐があるってもんだ!

 

……にしても、居ないね…………

顔面に喰らわせたはずのに、ちっとも見つからない。

最近の若造達はしぶとくなったのかねぇ……

昔は呆気なかったのに…………

 

!!あれは……!フフフ……

居たね……?

行くよ、幽香!

悪い子にちと灸を据えてやるのよ!!

 

 

 

鬼人正邪~嵐の聖域

~~~………ぬぐぅうう~~~~……

か、顔が……焼けるように痛い……

あの幽霊野郎…やって…くれたなぁ…!?

 

!!あ、あの二人は……!

しまった!………見付かったか?…

……仕方ない、迎撃するぞ!雷鼓!

 

全ては……衣玖様の為に!!

 

 

 

 

 

VS〈逆襲のあまのじゃく〉鬼人正邪

〈夢幻のパーカッショニスト〉堀川雷鼓

~嵐の聖域

 

魅魔「!見つけたよ!!」

 

正邪「くそ…なんて事だ……

また見つかってしまうなんて……!!」

 

幽香「!貴方達……二人とも悲惨な顔ね」

 

魅魔「当たり前だ!

顔面に零距離弾幕を浴びせたからね!」

 

雷鼓「き、貴様ぁ~~……!」

 

正邪「!……慌てるな、雷鼓。此方にも秘策はある」

 

雷鼓「!?……!そうだったな……」

 

魅魔「……秘策?」

 

 

正邪&雷鼓「来い!イクシード・マリス!!」

 

 

マリス「………………」

 

魅魔「!?何だい、この一つ目の化け物は!?」

 

幽香「マリスよ!」

 

魅魔「!?マリス!?アリスじゃなのかい!?」

 

幽香「アリスみたいだけど……偽者よ!」

 

正邪「さあ、見せてやる!

衣玖様の知識の集大成を!!」

 

 

正邪「擬態しろ!」

 

マリス「キキキキキ………」

 

 

幽香「!?…誰に擬態を……?」

 

魅魔「…最近の若いのって、

一人で戦えないのかい?」

 

雷鼓「ぬかせ!!……おっと、擬態完了したようだ……」

 

 

 

 

 

 

幽香「!!そんな…まさか……」

 

メディスン(マリス)「ククク……」

 

幽香「!!?メディスン……!!」

 

 

 

 

 

 

VS〈小さなシェードポイズン〉メディスン・メランコリー

〈逆襲のあまのじゃく〉鬼人正邪

〈夢幻のパーカッショニスト〉堀川雷鼓

~嵐の聖域

 

魅魔「!?アンタの知り合いかい!?」

 

正邪「ほう……ならば好都合だ」

 

 

メディスン(マリス)「…『ポイズンビー』」

 

 

幽香「!?あれは…魅魔、気を付けて!!」

 

魅魔(!蜂が飛んでくるね……!?)

 

雷鼓(…『ポイズンビー』……コイツ、毒を扱うのか……)

 

魅魔「要は蜂に刺されなきゃ良いんだろ?

弾幕で軽~く落としてやるさ!」

 

 

正邪「逃がさん!逆符『天下転覆』!!!」

 

 

幽香&魅魔「!!」

 

幽香(上下が逆に……?か、感覚が……!!)

 

魅魔「!成程アンタ、面白い能力持ってるじゃない!」

 

正邪「そんなこと言ってる場合か?」

 

幽香「!しまった、蜂が……!!」

(方向感覚が狂って……避けられない……!)

 

魅魔「!幽香!」

 

幽香「!?ウグァ……!!」

(きょ、強烈な…毒が…ぁぐぅ……)

 

 

 

雷鼓「ほぉ~~……凄い効き目だな」

 

魅魔「幽香!し、しっかりしな!!」

 

幽香「がぁ……か!………」

(く……何で……………!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~とある道中(過去)

 

マリス「幽香……アンタモ……直ニ

後悔スルワ……コノ異変ニ関ワッタ……事ニ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~嵐の聖域(現在)

 

幽香(!!じゃ、じゃあ……あの時………

メディスンは……既に……?)

 

正邪「…お友達の毒でやられるなんて

ご愁傷様にも程があるだろ」

 

 

正邪「ダメ押しだ!やれ!!」

 

メディスン(マリス)「……『スウィートポイズン』」

 

 

幽香「!?ヌグゥウ…………!!」

 

魅魔「幽香……!!」

(……駄目だね、感覚が狂って……助けられそうにない……

…………ちと甘く見すぎてたね……コイツ等を……)

 

正邪「……アンタは仲間だった奴に殺されるんだよ……

まあ、その前に浸食はしないといけないけどな」

 

 

雷鼓「浸食しろ!イクシード・マリス!!」

 

メディスン(マリス)「ククク……!!」

 

 

雷鼓「終わった後は、幽霊野郎!お前だ!

さっきの借りをたっぷり返してやる!!」

 

魅魔「!?幽霊野郎だって?

随分な口の聞き方だね!?」

 

正邪「今度こそ成仏させてやる!」

 

メディスン(マリス)「フフフフフ…………」

 

幽香「~~~~~~……き…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽香「貴様等ぁああぁああーーーーーーー!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正邪「!?ば…馬鹿な…!?」

 

雷鼓「…毒を喰らってるのに…!??」

 

 

幽香「ウオラァ!!!」

 

 

メディスン(マリス)「!!?グァアア……」

 

正邪(!?は、速い……

……『天下転覆』で感覚を狂わせてるのに……!?)

 

雷鼓(か、傘で返り討ちに……!!

胸を……一突きで……!?)

 

メディスン(マリス)「~~、ユ……幽香…………何…デ?」

 

幽香「……メディスンじゃないからだ…………この……!!」

 

メディスン(マリス)「!!?ヴォオオ…………」

 

 

正邪(!い……衣玖様のマリスが……一撃で……!!)

「毒が……効いてなかったのか……!?」

 

幽香「違う!コイツのおかげだ!!」

 

魅魔「!?…ソイツは何だい…?」

 

幽香「本物のメディスンから貰った解毒薬だ!!

私に毒の影響が出ることを恐れ、

これを渡してくれたのよ……

あの娘はいつも私の事を気遣ってくれた……!

今回も、私のために素敵な花畑を探しに

旅だった……だが、貴様等に其を踏みにじられた!!」

 

幽香「何の罪のないあの娘を……絶対に許さない!!

メディスンの居場所を吐くまで私は、貴様等を……

地獄の底まで追い続けてやる!!!」

 

雷鼓「!?私達は何も知らない…!!」

 

正邪「衣玖様がご存じのはずだ……聞いても無駄だぞ!!」

 

 

幽香「しらばっくれるなぁ!!!

徹底的に虐めてやる!!!心の奥底から後悔させてやる!!!」

 

 

正邪&雷鼓「!!?」

(あれは……!!)

 

魅魔(……こりゃ凄いね……幽香がキレたとこ、久々に見たけど

以前より凄みが増してるね……先陣は任せても良さそうね…)

「幽香!私ぁ援護に回るよ!好きなだけ暴れてきな!!」

 

正邪「!!」

 

 

幽香「さっきの返しだ!!」

 

 

正邪「!?ブッ……!!!」

(か、傘で……また顔面を……!!)

 

魅魔(!逆さまスペルが解けた……!

今がチャンスだな!?)

 

 

雷鼓「させんぞ!五鼓『デンデン太鼓』……」

 

 

魅魔「幽香には近付けさせないよ!

弾幕を喰らいな!!」

 

 

雷鼓「!?ぐ……!!」

 

 

幽香「~~!!」

 

 

正邪「!?グ、ガァァア……!!」

 

魅魔「お!?」

(額を片手で……私の戦い方パクったね……!?)

 

正邪(!~~ひ、額が……割れそう……だ……!!)

 

幽香「死ぬよりも酷い事にしてやるわ……」

 

正邪「!!」

 

 

幽香「零距離の『フラワーシューティング』!!!」

 

 

正邪「!!カァ、ガァァアァアア…………!!!」

 

雷鼓「!正邪!!」

 

魅魔「よし……後は私に任せな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魅魔「さあ、捕まえたよ!

幽香の友達に化かしたのが間違いだったねぇ?」

 

正邪「ぐぅ……畜生……!!」

 

幽香「残りは貴様だ!!覚悟しなさい!!」

 

雷鼓「なめてもらっては困る!」

 

魅魔「私は手を塞いでいるからね……

後はゆっくり見物させて貰おうか」

 

正邪(……抵抗できる……気力も……無い…………)

 

幽香「メディスンに手を出した事……

あの世で後悔するが良いわ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽香&魅魔&正邪「!!?」

 

雷鼓「?どうした?」

 

正邪「ら、雷鼓!う……後ろ!!」

 

雷鼓「!?グワァ!!?」

 

幽香「雲の中から、きょ、巨大な手が……!?」

 

雷鼓「な、何だ…!!グ……凄い…力だぁ……!!」

 

 

?「……来イ」

 

 

雷鼓「!?や、止めろ!……何するんだ!?」

 

魅魔「!雲の中に引きずり込まれる…!」

 

雷鼓「た、助けてください、衣玖様……衣玖様ぁ!!」

 

正邪「!雷鼓!」

 

 

?「フフフ……フフフフフ………」

 

 

雷鼓「衣玖様ぁーーーー…………!!!」

 

 

正邪「雷鼓ーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魅魔「…な、何だったんだい……今のは?」

 

幽香「……私じゃないよ…」

 

魅魔「追わなくてもいいかい!?」

 

幽香「………止めるわ……」

 

魅魔「何でだい!?」

 

幽香「私達以外にコイツ等を追っていた奴らが居るのなら、

残りはソイツ等に任せた方が良いわ…手間も省けるし、

私の怒りがいつ冷めても良いように……」

 

正邪「!?」

 

魅魔「ああ、そうかい………」

 

 

 

幽香「~~…………アァア……メディスン……」

 

魅魔「!おいおい……アンタらしくもない…………

!此のうつけ者、霊夢達に裁かせたら!?」

 

正邪「ヒ……!?」

 

魅魔「その娘が居なくなったのはコイツ等が悪いんだろ?

なら、霊夢達に突き出してとっとと

制裁を下させりゃあ良いじゃないか!

アンタ好きだろ?そーゆー系の行動が……!」

 

幽香「…………そうね」

 

 

 

 

魅魔「よし!そうと決まったら戻って……あれ?

帰り道が……幽香、どっちだっけ……覚えてないかい?」

 

幽香「え??……わ、分からないわ……

確か……此方から来たと思うけど…………」

 

正邪「フフフ、雲は絶えずに流れ、

元来た道を隠すのさ!マーキングをしてない限り、

脱出は不可能だ!!残念だったな!!」

 

幽香「……でもマーキングはしておいたけど」

 

正邪「!?何だと……!?」

 

 

幽香「『萌風』!!」

 

 

正邪「!!風で……!!」

 

魅魔「……幽香は頭が回るねぇ……私なんてそんなこと

これっぽっちも思い付かなかったよ」

 

幽香「霊夢達の所に戻りましょ!

ソイツもしっかり捕まえてて!!」

 

魅魔「あいよ!」

 

正邪「く……申し訳ありません……衣玖様……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風見幽香No.4~嵐の聖域

……メディスン…………

まさかあの娘まで被害に遭っていたなんて……

……私に気を遣ってくれたばかりに……

貴方に私はいろいろ助けてもらった。

なら私は……メディスンを…………

絶対に救い出して見せる!

 

だから霊夢……魔理沙……

……私も貴方達に追い付いて、

アリスを一緒に止めて見せる!

私にも、目的が出来たから……

メディスンを助けるという目的が……!

 

……急がなきゃ……!

待ってて、二人とも……!

助けに行くからね……!!

 

 

魅魔No.2~嵐の聖域

………幽香…………

アンタがヘコむのも無理はないよ……

メディスンって娘……聞いたところアンタの唯一の

親友みたいじゃないか……

……ソイツが今、敵の手に渡っちゃあ…………

 

……親友なんて私にとっては羨ましい限りだよ……

そんな素晴らしいもん、私は持てないまま

ポックリくたばっちまったからね……

……まあ、今は良い弟子を持ったが。

 

なら……今の私に出来ること……

生きてる仲間の親友を取り戻すことだね!

私の二の舞にしちゃあ

私も完全にはくたばれないってもんだ!

……何だか、私も本気を出さなくちゃいけないようだね!?

 

幽香!私ぁアンタの手助けをしてやるよ!一緒に取り戻そう!

……なぁに、私とアンタが組めば、『鬼に金棒』って奴よ!!

 

でも…………事態がなぁ…うまく読めてないんだ。

移動中に悪いが、全部説明してくれるとありがたいけどね。




如何でしたか?
今回は、正邪と雷鼓、そしてメディスンに擬態した
マリスとの戦いでした。

やっと幽香さんを怒らせることが出来ましたね……
本領発揮というところですか……
此処から幽香さん達も異変に目的をもって
取り組むようになりますしね……

ユウミマ編が早々に終わり、
次回は、レイマリ編です。
衣玖さんと天子に擬態したマリスと激闘を繰り広げます。

それでは、次回もゆっくりしていってね♪
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