幻想郷をかけて戦った衣玖達と霊夢達。
其は激しく、熾烈を極めたものだった。
また、其の激闘の行方を見つめていた者がいた……
じっくりと……興味深げに…………
原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。
それでは、ゆっくりしていってね♪
宇佐見 蓮子~京都のとある大学
……ねえ、メリー。
最近のテストって難しくなったり、
と思ったら簡単になったり……
何だか複雑だよね…………
……!そうだ……メリー!
また夢の中に行ってもいい?
定期テスト終わったし、
久々に「秘封倶楽部」の
活動再開もしようと思うしさ!
……流石、そう来なくっちゃね!
じゃあ、メリー……そっちに行くからね!
マエリベリー・ハーン~京都のとある大学
……そう言わないの、蓮子。
まあ、そういう風に
ちょくちょく変えないと……
いつも同じ難易度だったら
受ける意味がないんじゃないかな……
……?またいくの……?
…………そうね、
テスト終わってスッキリしたし、
活動を再開しないと、また不良サークルって思われても
たまったものじゃないからね。
蓮子、私の目を見て……一緒に夢の世界にいきましょう!
素敵な異次元旅行
~幻想郷
①~霧の湖
蓮子「!着いたわ……」
メリー「何だろう……霧がかかってる……
またあの密林みたいな秘境かしら……?」
?「…まだだ!!大ちゃんの力はまだ残ってるぞ!!」
メリー「!あっちから声がするわ!」
蓮子「行こう、メリー!」
チルノ「サイキョーの一撃第三弾!!!
氷符『アルティメットブリザード』!!!」
マリス「!!迎エ撃ッテヤルワァアアア!!!
グォオオオォオォォーーーーー!!!」
蓮子「!?うおっ……!此って……戦闘シーンかしら!?」
メリー「チビッ子達……!あれって妖精!?
……と……巨大な……鯨かしら……!?」
蓮子「!あの鯨、本で見たことがある!
神話でペルセウスが石にしたお化け鯨じゃない!?
……確か……『ティアマト』だっけか……」
メリー「オカルトサークルなのに何で
そんなうんちくがあるのよ?」
蓮子「別に良いじゃないの……
今回も……石……じゃなくて
あれは氷付けになるのかしら?」
みんな「今度こそ、いっけええぇぇーーーー!!!」
チルノ「レティのかたきだぁああ!!
ウオォオオリャァアーーーーー!!!」
蓮子「頑張れ、妖精ちゃん……!!」
マリス「!!?グヴォオオアァアーーーー……!!?」
蓮子「!!?こ…此方に飛んできたぁ!!」
メリー「!!蓮子!境界の切れ目を見つけた!
速く此の中に……!!」
蓮子「は、速く入れてぇー……!!」
②~柳の運河
蓮子「~~、あ、危なかった……押し潰されるところだったよ……
今度の夢は何やら物騒ね、メリー……」
メリー「物騒とは何よ。私だってこんな夢は
見たくもなかったのに……それより此処は……?」
蓮子「柳が沢山ある……日本に有りそうな場所ね……」
メリー「!見て、誰かがいるわ……」
蓮子「!本当だ、今度は人が沢山居るね……」
メリー「其処の柳の陰に隠れましょ」
蓮子「うん……」
駆真「……へっ、本当にただの人間か……
かかってきて確かめてみろよ」
赤蛮奇(首)「!生意気な……!!
飛頭『マルチプリケイティブヘッド』!!!」
神矢「!首がさらに増えた……!!」
深幽「!…………」
赤蛮奇(首)「終わりにしてあげるわ!!
一斉射撃開始!!」
蓮子「な……何あれ……!?」
メリー「ろくろ首が……人を襲ってる……!!
れ、蓮子、怪奇事件よ……此は!」
赤蛮奇(首)「人間なら此で死ぬでしょうね!」
神矢「ウォオオォオオオーーーーー!!!
タックルだぁあーーーー!!!」
深幽「!」
赤蛮奇(首)「!?何!?」
駆真「!何をしている!!」
神矢「ウオラァア!!!」
赤蛮奇(身体)「!!?~~~~…………」
赤蛮奇(首)「!!?グハァア……!!」
メリー「!!人がろくろ首を押し倒した……!」
蓮子「あの男の子、やるわね……
どう見ても私達より年下なのに……!」
メリー「……!蓮子、其処にまた境界の切れ目よ」
蓮子「え……?もうちょっと見たかったけどなぁ……
人間の妖怪に対する反逆劇」
メリー「切れ目が閉じたらどうするの。速く行くわよ!」
蓮子「はいはい」
紫(……!境界に歪みが…………誰かしら…………?)
③~迷いの竹林
蓮子「よいしょっと……?此処は?」
メリー「竹林……此所も日本に有りそうね」
?「……確かに此の辺りから感じる……
臭いで分かるわ……血の臭いよ……」
蓮子「!?誰か来る……!?」
メリー「蓮子、其処の竹の陰に隠れましょ……!」
影狼「……しかし、竹の臭いで
上手く把握出来ないわ……
どこかに隠れてるんだろうけど……」
蓮子「!あの人は……!」
メリー「犬耳……でも……何かやばそうね……」
影狼「ま、いいか。
貴方達!居るのならよく聞くのよ!
あの二人は私が始末したわ!
次は、貴方達の番よ!!」
蓮子「ヒィィ……メリー、私達何かした?」
メリー「してる訳無いわ。此処は夢の中よ……?」
影狼「だが……今の私は機嫌が良いから、
一つ交渉しようと思うの……」
蓮子「!交渉……?」
影狼「衣玖様の計画を邪魔をしないのだったら、
貴方達を此処から立ち去らせてあげるわ……!」
蓮子「!……イク様って誰よ……韓国人……?」
メリー「分からない……でも、きっとアイツの主ね」
影狼「……但し…あくまで邪魔をするなら、
この竹林ごと貴方達を薙ぎ払ってあげるわ!
そして………貴方達で晩餐をしてあげる……
自分のためのね…………さあ、答えを聞いてあげる……
大人しく出てきなさい!」
蓮子「!晩餐………人肉を食べる気……
!もしかして、アイツ狼男なの……!?」
メリー「違うわ……女の子だから狼女よ」
蓮子「!こ、此処は……降参した方が良いんじゃないの?」
メリー「何言ってるの!夢の中だって言ってるでしょ……」
鈴仙「……其処の貴方!!」
蓮子&メリー「!?」
影狼「!?ほう……貴方が直々に出てくるとは……」
メリー「ウ、ウサギさん……?」
蓮子「何してるの……速く逃げて……食べられちゃう……!」
影狼「……だが……その前に、相棒は……?」
鈴仙「遠くで、傷を癒しています!
私は……あくまで邪魔をするつもりです!」
影狼「……そうですか……なら話ははやい……」
メリー「……!蓮子、狼女の様子がおかしいわ」
蓮子「!?ど、何処が……?」
メリー「ほら……目が生気を無くしてる……!」
蓮子「!本当だ……でもどうして……」
妖夢「……上手くいきましたね!」
蓮子「!もう一人出てきた……!」
メリー「きっと……あのウサギさんのお友達なのよ……」
妖夢「……何時狂わせたんです?」
鈴仙「最初からです」
メリー「!あのウサギさん……
特殊な能力を持っているようですね……」
蓮子「狂わせるって……どうやったんだろう……?」
メリー「!蓮子、彼処に境界の歪みがあるわ。
もう此処は行った方がいいしね」
蓮子「そうね」
影狼(狼)「ウワァアアァアァァアアーーーー!!!!
狼符『スターリングパウンス』!!!!」
メリー「!?狼女が暴れだした!?」
蓮子「は、速く彼処に……!!」
④~嵐の聖域(崩壊)
蓮子「やれやれ……で、此処は……!?キャァ!?」
メリー「か、風が強すぎるわ……!別の処に戻って……!!」
蓮子「!?ま、待ってメリー!アレ!!」
メリー「!!」
イク「光星『光龍の吐息』!!!
グォオオオオオオァアアアアーーーー!!!!」
霊夢「でも、其の隙が命取りよ!!
神子から貰託された、もう一つの力を見せてあげるわ!!」
イク「何ヲシテモ無駄ダ!!吹キ飛バシテヤル!!!
ヴァアアアアアアアアーーーーーー!!!!」
霊夢「『神霊大宇宙』!!!」
イク「!?」
針妙丸「其のスペルは……!!」
霊夢「神霊達よ!私達を守って!!」
蓮子「……嵐のなかで……熾烈な戦いが……!
……物騒を通り越して、雄大な夢ね……メリー!!」
メリー「ぼ、帽子が……!其はどうも……!!」
霊夢「……そろそろ決着を着けてやる!!覚悟なさい!!」
針妙丸「!!」
霊夢「全信仰を……宝剣に……!!」
イク「!!コ、此ハァ………!!」
霊夢「此が最後の一撃よ!!喰らえぇ、衣玖ぅ!!!」
蓮子「!……メリー、『イク』って……!」
メリー「あのドラゴンが狼女の主なの……!?」
霊夢「『詔を承けては必ず慎め』!!!!!」
イク「!!サセルカァアァァーー!!!雲海『玄雲海の雷庭』!!!!」
蓮子「!!この光景って……!」
メリー「!どうしたの、蓮子……!?」
針妙丸「もう一度!!小槌『お前が大きくなあれ』!!!」
イク「!!ヌグゥウウウ………!!」
霊夢「~~針妙丸……!!ナイス……よ……!!」
蓮子「!大剣……!ますます似ているわ……!」
メリー「蓮子、だから何に……!?」
霊夢「終わりよ……永江……衣玖!!!一刀両断!!!!」
イク「!ヴァアァアアアーーーー………………!!!」
蓮子「!切った……!!キャァアアーーー!!!」
メリー「ひ、光が……!眩しい……!!」
蓮子「このままじゃ失明しそう……!風も強いし……
メ、メリー……!速く……中に戻りましょう……!」
メリー「ちょ、蓮子……!押さないで……!!」
⑤~地底の薔薇園
蓮子「あぁあ……まだチカチカする……
?今度は……?」
メリー「う~ん……今度は暗いわ……洞窟かしら……?
……それより蓮子、さっきの光景って……?」
蓮子「ん、嗚呼其ね……其は……」
?「貴様……なぜ衣玖様のマリスを……!?」
蓮子&メリー「!!」
蓮子「また人影が……メリー、其処の岩陰に……」
メリー「ええ……」
アリス「……何故?其ハ………ソイツ等ガ『私』ダカラヨ」
正邪「!!!ま、まさか…………お前が…………!!」
アリス「瞼ヲ引ッ張ッテ」
上海達「シャンハーイ……!」
雷鼓「!?ナッ……!?」
正邪「何だ……!?め、目が……!!」
アリス「地震野郎メ……コンナ雑魚共ヲ雇ッテタナンテネ……
……デモ、用済ミヨ……」
蓮子「!酷い……!」
メリー「二人を縛って……瞼まで……!
あのフード、誰なの……?後ろ姿で見えない……」
雷鼓「…本当に何者だ……!?その顔と名前を明かせ!!」
正邪「!!止めろ雷鼓!コイツは……!!」
アリス「良イワ。見セテアゲル……モウ最期ニナルト思ウケド」
正邪&雷鼓「……!!」
アリス「私ハ……『アリス』ヨ」
正邪「!!?~~~~カァ…!……………」
雷鼓「グ…………!?~~~~………………」
蓮子&メリー「!?」
メリー「二人が倒れた……!一体どうして……!?」
蓮子「顔を見せるな的なことを一人がいってた……
……となると、顔の……目を見たから……かしら?
まるで『メドゥーサ』のようね……あの金髪……」
メリー「でも、さっきアイツは『アリス』だって……」
蓮子「『アリス』……!?不思議の国のじゃないんだし……」
アリス「………………マタ二人……
……上海、何処カニ持ッテ行ッテ」
上海達「シャンハーイ……!!」
メリー「!小人たちが引き摺っていく……!」
蓮子「きっと……あの金髪の使い魔よ」
アリス「………………」
蓮子「このままじゃ、私達までも……!メリー、
空間の切れ目は見つからないの……!?」
メリー「言われなくても探してるわ……でも、
どうしても見つからないのよ……!」
アリス「 ………ハハハハ…………アハハハハ……!」
蓮子「!ヤバイよ……メリー、速く!」
メリー「………………!!見つけた……!
薔薇園の端……あの青薔薇の上よ……!」
蓮子「!あんなところ遠いよ……
着く前に見つかっちゃう……!」
メリー「やってみないと分からないわ……!」
蓮子「…………よし!
行きましょう……メリー!」
メリー「ええ、手を繋いで……」
蓮子「合図したら行くわよ……!せーの……今よ!」
蓮子&メリー「それっ!!」
蓮子「急いで……急いで……!」
メリー「……!着いたわ!飛び込むわよ!」
蓮子「よし…それぇ!!」
アリス(……誰カ居タ…………?マァ、良イカ…………)
~京都のとある大学
メリー「!……もとに戻った……夢から出れたのね……」
蓮子「ん……メ、メリー…………」
メリー「!蓮子……!」
蓮子「……私達……無事……?」
メリー「そうみたいね……」
蓮子「う~ん……、久々に楽しかったよ!
結構慌ただしかったけど……!」
メリー「!蓮子……さっきの話……
嵐のところの話だけど……」
蓮子「そうだった!
さっきのあの光景はね、ある詩に似てたんだよ」
メリー「?どんな詩……?」
蓮子「『ニーベルンゲンの歌』よ。
悪竜を英雄ジークフリートが大きな剣で退治するって話が、
序章に有ったのを思い出してね」
メリー(!そう言えば、戦ってた女の子も剣を……!)
「……序章って、続きがあるの?」
蓮子「そう。英雄ジークフリートは
退治した際に血をたっぷりと浴びるのよ。
それが影響して、背中の一点を除く全ての体が
無敵になったの。でも、その後の章で、
その情報が漏れ、その一点を刺されて殺されるのよ」
メリー「……となると、あの娘は……」
蓮子「龍の血を浴びて、其の影響で
何らかの不幸が訪れる……といえば良いのかしら……
ま、あくまで予想だけどね」
メリー「夢の予想してどうするのよ……
もう見る事も出来ないかもしれないのに……」
蓮子「…そうね……!そうだ、メリー!
久しぶりついでにもう一度行かない!?」
メリー「ううん……さっきので少し疲れちゃったよ……
其よりもどこかに買い物に行かない?」
蓮子「!其も良いね!じゃあ行こうか!」
メリー「ええ!」
如何でしたか?
今回は、秘封倶楽部の二人のサブストーリーでした。
本来、二人と幻想郷の関連性は無いのですが、
どうしても繋げたいという自分の願望から
総集編ということにして投稿しました。
次回から、後編がスタートです。
それでは、次回もゆっくりしていってね♪