東方孤傀劇~コドクのアリス   作:因田司

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今回は、再び紅魔館編です。
!よく考えると、サブストーリーだけだった紅魔館、
既に本編にも来ていましたね……
今更気付くとは……鈍くさいですね、僕。

世にも恐ろしい夢から覚め、
紅魔館での生活も再開する事が出来た咲夜。
しかし、その日を境に
彼女の日常は歪みを見せていた………

原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。

それでは、ゆっくりしていってね♪


メイド・イン・カオス◎

十六夜咲夜No.9~紅魔館

……あの恐ろしい夢から覚めて、翌日。

もう、何ともないようですし……

 

……あの天人達……比那名居天子と永江衣玖の

計画も阻止できた…………

後はアリスを見つけ出して

奇病『孤毒』を完治させれば、全てが終わる……

脅威は消え、再び本当の平和が

幻想郷に訪れる…………けど…………

 

!もう……!

あの夢の事はもう忘れましょう……!

終わったことなんですし…………

……そんな事よりも!今日も良い天気ですね…………

格好の洗濯日和です!

 

紅魔館に戻った私に休みなんて要らないわ!

さて、洗濯物を干すとしますか!

 

 

メイドの周りのとある風景

~紅魔館

 

~紅魔館ベランダ

 

咲夜「……其の服を此方に干して頂戴?

私は此方に干していくから」

 

メイド妖精①「かしこまりました」

 

咲夜「!あぁ!気を付けて……!

其は御嬢様のパジャマなのよ……落とさないように!」

 

メイド妖精②「!も、申し訳ございません……!」

 

 

レミリア「咲夜!」

 

フランドール「さーくや!!」

 

咲夜「!レミリア御嬢様!?其に妹様まで……!

ダ、ダメですよ!こんな昼間から外に出てしまっては……!!」

 

レミリア「心配しないで、此があるわ」

 

咲夜「!其の傘は…………」

 

レミリア「『特注の日傘』よ」

 

フランドール「御姉様と相合い傘だもんねーー♪」

 

咲夜「ホッ……左様でしたか……失礼しました」

 

レミリア(……最近、咲夜は心配し過ぎているわね……

何に心配してるのかしら……?)

「咲夜!フランの事は大丈夫よ。だから、

貴方が心配することはないわ」

 

咲夜「!ハ、ハイ……!承知致します」

 

 

咲夜「……さて、干し終えましたし……

お次は買い物にでも……」

 

 

?「咲夜」

 

 

咲夜「!!」

(此の声は……夢の中で聞いた謎の声……!)

 

?「……此方ヨ、咲夜……」

 

咲夜「!?門のところから……

!?門の前に誰かいる?…………!!」

 

?「フフフ……ヤット見テクレタワネ、咲夜?」

 

咲夜「!アリス……!美鈴!!其処にアリスが……」

 

 

アリス「無駄ヨ」

 

 

咲夜「!!?」

(また……私のすぐ横に…………どうやって……!?)

 

アリス「此処ニハ誰モイナイ……

イルノハ……私ト咲夜……貴方ダケヨ」

 

咲夜「!…………」

 

アリス「フフフフフフ……」

 

咲夜「クッ……!!」

(……また目を確かめるのは良い選択肢じゃなさそうね……

……顔を見ないで…………距離を置いて…………)

 

アリス「!咲夜…目ノ事ハ大丈夫ヨ。ダカラ、

貴方ガ心配スル事ハナイワ………」

 

咲夜(グ……!御嬢様の真似を……!)

「……私に何をしたの?」

 

アリス「モウ一度未来ニ来テモラッタノヨ……

見テ……貴方ノ周リヲ……」

 

 

 

咲夜「!?…………廃れている……いつの間に……!」

 

アリス「……貴方………魔理沙達トイタトキニ、

彼女達ニ『同情』ヲシテイナカッタ?」

 

咲夜「!…………」

 

 

~嵐の聖域(過去)

 

魔理沙「此の手で、必ず救い出す!!

例え私も地獄に墜ちても……アリスを足下から押し上げてでも

アイツだけでも……地獄から解放してやる!!」

 

咲夜「私も其のつもりよ、魔理沙!

私もあの時一緒にいた……罪悪感も感じてるわ……救うなら一緒よ!」

 

 

~紅魔館ベランダ(未来)

 

咲夜「!同情……!?違うわ……あの言葉は本気よ!」

 

アリス「嘘ツキ……本当ハレミリア御嬢様デショ?私ヨリモ」

 

咲夜「…『孤毒』がどうやって発症するか聞いたわ……

心の闇の具現化……過去による傷が起因……

私も貴方と過去に戦った者………其の傷を広めた者の一人……魔理沙の言う、罪人の一人よ」

 

アリス「……只謝ッテ済ムト思ッテイルワケ?」

 

咲夜「そうは思っていないわ……!でも………」

 

 

 

アリス「……本気デソウ思ウナラ……罪ヲ償ウノヨ」

 

咲夜「!……どうやって?」

 

 

アリス「…オイデ……私ノ処ニ………」

 

 

咲夜「!!!ウグァアアアアアア………!!!?」

(~~何……!?あ、頭が………割れそう………!!!)

 

アリス「オイデ………オイデ………」

 

咲夜「~~~イ、イヤァアアアア…………!!!!」

 

 

 

 

 

 

レミリア「咲夜!!」

 

咲夜「~~~!!!?」

 

フランドール「大丈夫、咲夜!?」

 

咲夜「!??お、御嬢様…??妹様……??」

 

レミリア「突然ナイフを構えたと思ったら、

急に頭を押さえて呻きだして……」

 

咲夜「!……アリスは……?御嬢様……?」

 

レミリア「?アリス?………咲夜。

アイツは今、此の幻想郷のどこかに潜んで

行方を暗ましているのよ?

そう簡単に姿を現すわけ無いじゃない」

 

咲夜「!で、でも……先程!門の処に彼奴の姿が!……!?」

 

 

美鈴「!?どうかしましたかー!?咲夜さーん!?」

 

レミリア「……居ないわよ?美鈴が居るだけ」

 

美鈴「咲夜さーん!!御嬢様ーー!!妹様ーー!!

門前は異常はないですよーーーー!!?」

 

咲夜(!?、訳が分からない……あの夜とは違い、

私も起きていた……でも、御嬢様方には見えていない……

!!あれは………まさか幻覚!?)

 

フランドール「!きっと、咲夜も疲れているのよ!

ねえ、そうでしょ、咲夜?」

 

レミリア「今日はもう休みなさい。まだ連戦の疲れが残っているのよ」

 

咲夜「!?私はまだ大丈夫ですよ!?

こんな昼間からお暇を頂くなど……め、滅相もございません!……」

 

レミリア「良いから休みなさい。私の部屋に案内するから」

 

フランドール「アンタ達は洗濯物の管理を宜しくね~~」

 

メイド妖精達「かしこまりました」

 

咲夜「…………」

 

 

 

~紅魔館レミリアの部屋

 

レミリア「……着いたわ!

さあ、ベッドでゆっくり休むのよ?」

 

フランドール「御姉様!咲夜の為の

お布団を取りに行ってくるわ!」

 

レミリア「!分かったわ。此の傘を持っていって。

くれぐれも、其無しで外に出ちゃ駄目よ?」

 

フランドール「ハァーーイ!」

 

咲夜「……!御八つの食器が片づけられて無いじゃないですか…!

すぐに取り下げて参ります……!」

 

 

 

 

レミリア「………咲夜」

 

咲夜「!何でしょう……」

 

レミリア「いい加減にして!貴方、酷い顔してるわよ!?

疲れているのに、何で其の事を正直に言ってくれないのよ!!?」

 

咲夜「!お、御嬢様……し、しかし……!」

 

レミリア「そんな状態で過剰に働くと、本当に死んでしまうわよ!?

貴方には、居て欲しいのよ……私の傍に……貴方が生きている限り……」

 

咲夜(!!レミリア御嬢様……!)

 

 

レミリア「……忘れた訳じゃないわよね……あの不死身人間、

藤原妹紅と戦い終えた時の、貴方のあの言葉を……!」

 

咲夜「!!………」

 

 

~迷いの竹林(過去)

 

レミリア「……咲夜も不老不死になってみない?そうすれば、

ずっと一緒に居られるよ」

 

咲夜「私は一生死ぬ人間ですよ。

大丈夫、生きている間は一緒にいますから……」

 

 

~紅魔館レミリアの部屋(現在)

 

咲夜「……ハイ……」

 

レミリア「……そう言ってくれるのならば、

其の言葉、実現させてよ……!!

其の為に、無理をしないで休んでてよ……!!

死んじゃうじゃない……一緒に居られないじゃない………!!」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

咲夜「!!……も、申し訳ございません…!」

 

レミリア「……私を泣かせた分、しっかり休んで貰うからね?」

 

咲夜「休ませて貰います」

 

レミリア「さあ……ベッドに戻りなさい、咲夜。

心配しなくとも、此の程度……自身で軽く運べるわ」

 

咲夜「………」

 

レミリア「…咲夜、もうすぐフランが布団を持ってきてくれるわ。

其まで大人しくしてて頂戴よ?もし、其処から動くと………」

 

咲夜「承知しております……」

 

 

レミリア「じゃあ失礼するわ……咲夜、お大事にね」

 

咲夜「!!~~~恐れ入ります……御嬢様ぁ……」

 

 

 

咲夜(……御嬢様に申し訳ない事をしたような気がします………

私が思い続け過ぎたばかりに……逆にレミリア御嬢様を……)

 

咲夜(!いや…そんな事を考えている場合じゃないわ私……

また、御奉仕できるようにしっかり休まねば……

しっかり……また働けるように……御嬢様と共に生きる為に……!)

 

 

 

 

 

 

アリス「咲夜……」

 

 

 

 

 

 

 

咲夜「!!!」

(!?ア、アリスの声……!?)

 

 

 

 

 

 

アリス「貴方ハ、マダヤルベキ事ガアルワ……」

 

 

 

 

 

 

咲夜(!!い、いけない…こんな処に一人で居たら……また……!)

「お、御嬢様……お待ち下さい……やはり、私が……!」

 

 

 

 

 

 

アリス「罪ヲ……償ッテクレルンデショ?」

 

 

 

 

 

 

咲夜「!!!ウグゥ………ヴヴヴヴ………!??」

(~~!!こ……この痛みはぁ………!!!)

 

レミリア「!咲夜?……何かあったn!!咲夜……!??」

 

咲夜(!?今度は…御嬢様もはっきり確認できるのに……)

「!!あぁ……頭がぁアあぁああァ………!!!」

 

 

フランドール「!?どうしたの、御姉様!?

凄い呻き声が………!!咲夜……!?」

 

レミリア「!フラン!パチェや美鈴達を呼んできて!!

……咲夜が……ひどく苦しんでいるのよ!!」

 

フランドール「う、うん……!!」

 

 

咲夜「~~~~ヴヴヴヴヴヴヴググ~~~………!!!」

 

レミリア「咲夜、しっかりして!…しっかり……

……シッカリ……罪ヲ償ワナクチャ……ネ?」

 

咲夜「!!」

 

 

 

 

 

 

アリス「ソノ気ナラ……出来ルワヨネェ……咲夜?」

 

 

 

 

 

 

咲夜「~~や、止めてぇエエええェエえぇエェえ……!!!」

 

レミリア「!!咲夜!!?しっかりして……死んじゃ嫌……咲夜ぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

アリス「オイデ………オイデ………オイデ………」

 

 

 

 

 

 

咲夜「ガァア……グアァアアアアァアアァァアアーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因幡てゐNo.4~とある道中

…それにしても、師匠……

「場所は後で伝える」ってどういう事ウサ……?

患者の居場所が分からないのに……

情報無しでは私達は急行できないウサ………

 

!携帯が……!師匠からウサ!

玉兎の皆、ちょっと待ってて欲しいウサ………!

 

……師匠?患者の居場所ウサか?

どうして今まで情報を……「記者会見の準備」……

……そうだったわね…すっかり忘れてたウサ……

では、改めて居場所を……………

 

 

!!?……わ、分かったウサ!!

皆!場所は「紅魔館」!

一人が危篤に陥っているらしいウサ!

事は一刻を争うと聞いたから………

 

 

急いでいくウサよ!!

 

 

 




如何でしたか?
今回で紅魔館編は終わりです。

咲夜さん、危篤状態になってしまいました……
此は…少々ヤバい展開になってますね。

次回は久々にアリス編です。

それでは、次回もゆっくりしていってね♪
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