久々のアリス編です。
……咲夜さんが大変なことになっているのに、
脱線しすぎですね……はい……
地霊殿。
其処は四人、そして新たに二人が住むには
あまりに広すぎた。しかし、其の主は、
己の願いを込めて新たな間を築き上げていた……
原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。
それでは、ゆっくりしていってね♪
アリスNo.36~地霊殿
…………ドウヤラ、成功シタヨウネ…………
……マア、咲夜ハ接近戦ヲ持チ込ム事ハ
前々カラ予想ハツイテタシ、
「妖器」ノ影響デ、性格ガ粗暴ニナル事モ
魔理沙ガ教エテクレタ……
何ヨリ、其ガ原因デ起コッタ小サナ浸食ヲ
彼女ガ見過ゴシタ事ガ、大キイワネ…………
~嵐の聖域(過去)
魔理沙「咲夜ぁ!そっちは終わったか!?」
咲夜「清掃完了よ!……にしても汚いわね……この黒いシミ」
魔理沙「どの道落ちるさ!さぁーて……
残るはデカブツ!!てめぇだけだ!!!」
アリスNo.37~地霊殿
……情報分析ガデキテモ、「妖器」デ阻害サレチャア
全ク意味モナサナイ…………残念デシタ…………
デモ、此デ強力ナ擬態ヲ手ニ入レラレタワ……
「妖器」モ使エル……罪ヲ許シテヤッタ見返リニシテハ
高スギル釣銭ネェ………クク…クククク……
サテ、地霊殿ノ散策ヲ続ケヨウカシラネ…………
古明地さとりNo.16~地霊殿
………………順調ね。
旧地獄の方も、もうすぐ防衛線が出来上がるって
言ってたし…………
此でいつでも地上から刺客が送られても大丈夫ね。
!?…………また………………
……最近地霊殿に現れる、黒い雲…………
何かしら……心を読もうとしても、よく見えない…………
また……怨霊が漏れてるのかしら……
お燐に少し言っておかないといけないようね…………
!あら……こころさん……本の整理は終わった?
…………!そうだ、貴方、アリスさんを知りません?
貴方達に見せたいものがあるんだけど…………
……「知らない」……ですか…………
まあ、アリスさんにも後で案内すれば良いですしね……
こころさん、私についてきて。
少女達の秘密案内~地霊殿
~地霊殿玉座の間
アリス「……ン?此処ハ、確カ…………
私ト魔理沙ガ、さとりサント戦ッタ…………
ドウヤラ此処ガ、最奥部ノヨウネ…………」
アリス「………………誰モ居ナイワネ…………?
デハ………………」
アリス「ヨイショ……ト…………フフフ………此ガ、
アノ時ノさとりサンノ気分……来タ者ヲ見下スニハ
丁度良イ高サネェ…………」
アリス(!?眠イ…………マア、逆ラワズニ眠レバ
問題……ナイ………………ワ……………………)
~地霊殿玉座の間への道
こころ「……この先に何があるの?」
さとり「この先は地霊殿の最奥部よ。
前は、少し時間の都合で紹介できなかったけど…………
今から見せてあげるわ」
?「ヴヴヴグルル…………」
さとり&こころ「!?」
こころ「……何だ……今の声…………?」
さとり「分かりませんが……奥に何かいるようです……」
(………動物の一種でしょうか……?
でも、あの声は聞いたこともない………新種?)
こころ「……さとりさん……我の後ろに…………
何か……嫌な予感がするから…………」
さとり「分かったわ……でも、注意して……」
こころ「……ゆっくり行きますよ……」
?「ヴォオオオォオーーーーー!!!!」
さとり&こころ「!!!キャァア!!」
こころ「な、何だよ今のは……!!?」
さとり(今のは……さっき見た黒い雲…………
!もしかして……此の奥に…………)
「こころさん!急いで行きましょう!」
こころ「!ええ……!」
~地霊殿玉座の間
さとり「……着いたわ。此処が……!!」
こころ「!?」
?「ヴヴヴ…………ヴヴヴ…………」
さとり(玉座に……誰か座っている……!)
こころ「其処に居るのは誰!?」
?「!!?フェア……!?ワ、ワタ……!
さ、さとりサン……!?こころさ!キャ……!!」
さとり「!!…………アリスさん……!?」
アリス「キャァアアデッ!……イダッ!……オヅゥ!……」
こころ「!ア、アリス!!」
アリス「キャゥ!………ヒェア!?………ウグゥウ~~~…!!」
さとり「だ、大丈夫ですか……アリスさん……!?」
こころ「階段を派手に落ちたけど……怪我は無い!?」
アリス「イッチチチチ…………え、ええ……無事デスヨ…………」
さとり「……どうして玉座に座っていたのです?」
アリス「すみません、さとりさん……散策シテイタラ、
いつの間ニカ此処に来てシマッテ……座り心地良サソウでしたから…………
勝手ニ座って…………申し訳ありません……」
さとり「……まあ、良いわ…其に丁度良かった。
貴方にも案内したい処があったのよ。
……地霊殿の最奥部よ」
こころ「!え……此処……最奥部じゃないの!?」
さとり「当時はそうだったんだけれども……
ちょっと待ってて…………確か玉座に…………」
アリス&こころ「?……?」
さとり「えーと…………確か背もたれの……裏側の一部が…………
!あったわ……此のレバーを引くと……!」
アリス&こころ「!!」
アリス「な、何……此ノ地響きハ……!?」
さとり「フフフ……」
こころ「!!此は……ゆ、床から…………!!」
さとり「最奥部に続く階段よ。さ、降りましょう」
アリス(……マダ、先ガアッタトハネ…………
増築デモシタノ……?コンナ短期間ニ……?)
こころ「……リス……アリス!」
アリス「!?ア!……ゴ、ごめんなさい……」
こころ「どうしたの?ボーッとして………」
アリス「いえ……さっき玉座デ寝てシマッテテ……
まだ起キタバッカリで…………」
さとり「大丈夫ですか、アリスさん?」
アリス「ハ、はい……行キマショウカ……!」
~地霊殿最奥部 礼拝の間
さとり「……さてと、着いたわよ!」
こころ「!此処は…………礼拝堂?」
さとり「まあ……そんな処ね」
アリス「……!さとりサン……あの2体ノ像は……?」
さとり「……其に応える前に、一つ質問を良いかしら?」
アリス「え?アァ、はい……構いませんケド……?」
こころ「で、其の質問とは何ぞや?」
さとり「……貴方達は、此の世に『救世主』が居る事を信じていますか?」
アリス&こころ「!……救世主?」
さとり「ええ……此の世を正しき道へと導く者の事です。
此の歪んだ世の中を戻し、元の在るべき世界に戻す者を指します」
アリス「私ハ……居ると思イマス」
こころ「我はそんな者は居ないと思う。残念だけど」
さとり「?何故です……?」
こころ「……かつて、私は地上で起こった宗教合戦の時、
只『希望の面』を探していただけなのに、数々の宗教家が、
我をめった打ちにし、その後誰も近寄らぬ此の地下へ
『更正をして来い』と葬った……」
さとり「!更正って……強要だったの……?」
こころ「どいつもこいつも……『世の中の為』とのたまってはいるけど、
実際は現世の覇権を握るために、元凶と見なされた私を討伐しただけだったの!
そんな私利私欲にまみれた下衆共……『救世主』と呼ばれる資格はねぇ……!!」
さとり「~~~……ごめんなさい、私…そんな事も知らず……」
こころ「!い、いいんですよ……謝らなくても……」
アリス「………其トあの像達ニ、何ノ関係ガ在るのです?」
さとり「…………貴方達も知っているはずです。
此処、旧地獄は、地上の者達に忌み嫌われ地上から追われた者、
そして地上の法に従わない者が住み着いて出来た、いわば
幻想郷のアンダーグラウンド………
当然、我々地霊殿も其の中に含まれ、地上の者達から疎遠されています」
こころ「………………」
さとり「……私には此の間をある願いを込めて新たに築いたのです」
アリス「!……アル願い?」
さとり「……地上と地底、二つの世界の『共存』による『平和』です」
アリス&こころ「!!?」
こころ「で、ですが………其は………!」
さとり「理解し難い事は分かります。
でも……幾ら無茶だと言われようとも、私には
其を実現しなければならない理由があるのよ………」
こころ「………妹のこいし………だね?」
アリス「!こいしチャンが……!?」
さとり「そう…よく気付いたわね……こころさん……」
~地霊殿(過去)
さとり「私の妹、ココロを失った妹……
私と、同じ道を歩まぬよう、彼女は
サトリとしての能力を自ら封印したのよ」
さとり「その結果、誰からも嫌われなくなった。
でも、愛されなくもなった……
地上に出ることがたまにあるそうだけど、
まるで道端の小石の様に扱われてるの……」
さとり「私は、その事が心配…………
私のせいで惨めな思いをしているこいし…………
……其すら感じられない事も私にとって悲しい……」
~地霊殿最奥部 礼拝の間(現在)
さとり「私は……こいしが、そしてお燐が……お空が……
其だけじゃない……地底の皆が地上と和解し、
互いを認めあえる……そんな世界を作りたいのです……
其の為なら……例え、此の命を投げ出してでも……!」
アリス「………さとりサン………」
さとり「ですが、かつての私は、其の願いを叶えるためには
例えどんな手段を使っても構わないと妄信していたの………
…………そんな時に、貴方達二人が来たのよ」
こころ「!…私達が来る前に、そんな事を………」
さとり「……貴方達を見ていると、私は自分が信じていた事が
馬鹿馬鹿しく思えてきたの。他にももっと平和的に解決できる方法が
あるのではないかと……そういう風にものを考えられるようになったのよ」
さとり「貴方達が来ていなかったら、恐らく私達は
非常な手段を使って事を行おうとしたに違いないわ……
そして、ますます互いを隔てる亀裂を深めるだけだったかもしれない…
ですから、貴方達には感謝をしているのです」
さとり「あの2体の像……実は貴方達をモデルに作って貰ったの」
アリス&こころ「!!!……///////」
こころ「…そ、そういや…アレ…似て無くもないような……??」
アリス「!……あ、アレ……私ヨネ……?さとりさん……?」
さとり「何ですか、アリスさん?」
アリス「私、何デ……二つ目ナンデスカ?」
さとり「其の目……貴方にしては不自然だと思ったからです。
だから……私の想起を利用して、再現したのよ。
無礼を働いてはいけないと思って………せめての行動なの」
アリス「!!……さとりさん……ア、貴方…私達ノ事ヲ………」
さとり「ええ……此処は、同時に貴方達二人を崇める為に作られたのです」
アリス「!!エ、エェエエ……!?」
こころ「そ、それじゃあ……我とアリスは……まるで………!!」
さとり「そう、まさに『救世主』……」
アリス&こころ「!?い、言い過ぎです////!」
さとり「……に相応する存在なのです。
貴方達は今後も再び、正しい方向に導いてくれると
私達は信じているのです………」
アリス&こころ「/////////………!!」
さとり「…そう言えば貴方達、サブタレイニアン会議で
決まった事を知りたがっていましたね…?」
アリス「……ハイ……」
さとり「折角だから教えてあげるわ」
こころ「!で、でも、其の情報は機密事項では……!?」
さとり「貴方達も、今や立派なサブタレイニアンよ。
情報はシェアしないとね……」
こころ「!!……ありがとうございます……」
さとり「今会議で私達は、貴方達二人を
地上からの刺客から守るための、防衛線を築く為に
旧地獄の妖怪達と協定を結んだのよ」
アリス「!!……地上カラ……!?」
こころ「もしや……宗教家共か……?」
さとり「その可能性も無いわけではありませんが、
もう二人、注意せねばならぬ人物も存在します……」
アリス「!!!……霊夢ト……魔里沙?」
さとり「そうよ……かつて貴方が共に行動した仲間……だった人達よ」
こころ「だが、どうして其処で協定を……?」
さとり「……以前に私のお空が、力を暴走させてね……
其の影響で、地底から温泉と大量の怨霊が湧いてしまったの」
こころ「!………お、怨霊……!?」
さとり「人だけでなく、妖怪にまで害をなす怨霊が地上に出て、
地上の人間たち、妖怪たちは迷惑を被り、
其の二人の人物に、原因の調査を依頼したそうなの」
さとり「そして……地底は奴等に荒らされ、
一時壊滅状態となった……」
アリス「……其の事ヲ教訓にして、
次ノ襲撃に生かそうトイウ算段ですね?」
さとり「そう。まして私は旧地獄からも嫌われていたから、
ある意味、其等の和睦の為の協定にもなったのよ」
こころ「………」
こいし「こころ~のね~ちゃ~~ん!!」
こころ「!!……こいしか……よく此処が分かったね」
こいし「旧地獄の鬼達が此処を作っているとこ、
ず~~っと見てたからね!」
アリス「……ドウシタノ?私達に頼み事デモあるの……?」
こいし「此、あげるわ!」
さとり「!其は…………『ココロの本』……!」
こころ「お前……完成させたのか……!?」
こいし「うん!私の力作よ!」
こころ「そうか……頑張ったね!」
こいし「こころのねーちゃん、其、見てみてみ!?」
こころ「!わ、我が……?」
こいし「うん!」
こころ「……よし!……どれどれ…………」
アリス「私やさとりサンニモ見せて下サイ……!」
こころ「良いよ…………」
こころ「…………!…………こいし…………」
こいし「ん~~?どうしたn!!オウブッ!?」
こころ「こいし……………ありがとう……!!」
こいし「~~~~!!ぐ、ぐるじぃい~~!」
アリス(……こいしちゃん……貴方こころサンノ事を…………)
こいし「なになに……!?か、感想は……!?」
こころ「…………此の本、大事にするよ…………!
ずっと……ずっと…………大切にする……!!」
こいし「エヘヘ……嬉しいわ!」
アリス「……さとりサン…………」
さとり「ええ………こいしも、昔と違って随分と変わったわ……
貴方達のお陰よ……!」
こころ「!折角です……肩車してやろう!そーれ!!」
こいし「ワァーーイ♪」
アリス(……私ニモ……こいしちゃんとこころサンのように
一緒ニイテ楽シイ仲間がいた……けど………………ケド……………………)
さとり「!………………」
こいし「アリスのねーちゃーーん!!」
アリス「!」
こいし「此方に来て一緒に遊ぼうよ~~!!」
さとり「コラ!こいし!此処は遊ぶ場所じゃないわよ?
神聖な場所だから…………遊ぶなら、皆で上に戻りましょう」
こいし「は~~~~い………………」
古明地さとりNo.17~地霊殿最奥部 礼拝の間~地霊殿玉座の間
…………アリスさん…………あの悲しそうな表情…………
自分の醜態を晒したくないために、かつての仲間と
別れたことに、未練を感じてるようね……
でも、私達もアリスさん達のお陰で
此処まで変わることができた…………
だから……恩返しとして、私達は
彼女達の新たな居場所になりたい…………
彼女達が安心して暮らせる居場所に…………
!……あら、勇儀達…………どうしたの?
「防衛線が完成した」!?
よくやったわ!
此でアリスさん達を……守ることが出来る……
大きな一歩を歩めたわ!
……「完成したお祝いにお祭りが開かれる」の…………?
……アリスさん!こころさん!
今日の夜は、旧地獄の街に出掛けるわよ!
!そうそう、お燐やお空も呼んでこないとね…………
私が望む世界は……もうすぐできつつあるわ…………
あの二人には本当に感謝しないと……!
如何でしたか?
今回は、さとりさんが秘めてた思い、
そしてアリスとこころちゃんが来る前の
話をあげました。
次回は、霊夢編と頂点編、そして
永遠亭編からお送りします。
それでは、次回もゆっくりしていってね♪