やはり俺は彼女としか本物は得られない 作:Suffer trouble
今回は流れ上めぐりんは出てきません。
めぐりんファンの方ごめんなさい!
私もめぐりんは大好きですが、この話には必要なかったんや・・・
部室へ入ると、二人が気まずそうにこちらを見ていた
「よう」
挨拶は人としての常識だからな
流石にどんな相手でもそれくらいはするさ
「え、ええ、こんにちは告白谷君。よくもまぁそんな平気な顔、で、…」
まぁ、こいつはこういうやつだよな。
だが何で途中で黙っちゃってるの?あれなの、やっぱりお前とは話す気にならなくなったから黙る的なあれなの?
「ひ、ヒッキー…」
俺はヒッキーなんて人間は知らない
ましてや人をキモいや死ねなんて言う奴はもっと知らない。
「まぁ何でもいいが、依頼人だ」
そう言うと二人は俺の少し後ろにいた存在に気が付いたようだった。
「あのー、はじめまして。一色いろはっていいます!今回はよろしくお願いしますね!」
「私は奉仕部部長の雪ノ下雪乃よ。とりあえず詳しく話を聞きたいから、そこに座ってくれるかしら」
なにこの人平然と、普段俺が座ってる椅子に座らそうとしてるの。
俺は立ってろってことなの?まぁいいが。
俺は予備の椅子を取り、一色の座っている近くに椅子を置いた。
「あら?わざわざ一色さんの近くに座る必要があるのかしら変態谷君?」
その言葉に由比ヶ浜もパッと顔をあげてこちらを向いた
「ヒッキーマジキモい!」
はぁ、これだから来たくなかったんだよ。
「俺がどこに座ろうが俺の勝手だ。それにそんなことはどうでもいい。ここに依頼人がいる以上さっさと話を聞くのが普通じゃないのか」
「そ、そうね。その通りだったわ。それじゃあ一色さん、早速で悪いのだけれど、話してくれるかしら」
そう言われ一色が話始めた。
大まかに話を纏めると、一色は男子からの人気は高いようだが、それに(俺の主観だが)比例して女子からの人気は低く、イタズラで推薦され立候補してしまったらしい。だが、本人としては生徒会長になる気はなく、取り止めるよう担任にも言ったが、担任はむしろ乗り気で話を聞かないようだ。また規則にも立候補した人間がそれを取り止めるのは無理らしい。
立候補者も一色のみなため状況的にはいろいろと厳しい。
そこで俺は話し始めた。
「現時点で一色が生徒会長にならない方法は、他の立候補者を用意して選挙で負けるか、信任投票で落ちるかだ。だがやる気のあるやつならとっくに立候補しているはずだし、一色の性格上、信任投票で落ちるなんて嫌だよな」
「あー、そうですねー。信任投票で落ちるとかちょーかっこ悪いじゃないですかー。それよりもー、比企谷先輩よくわかりましたね!」
「ま、そうだな。俺は人より観察力が優れているからな。というか俺以外でもわかるやつにはわかるんだよ」
そこで一旦一色との会話をやめ、雪ノ下たちに向かっていった。
「さっきも言った通り方法は二つあるが、片方を一色が望んじゃいない。それなら他の立候補者を用意するしかない。だが中途半端なやつだと、男子の人気が高い一色が勝っちまう、それに推薦で立候補というのも大きいアドバンテージになる。つまりだ、そういったものを覆せるほどの人間じゃないと厳しいってわけだ」
今回の事情を把握しつつ、今までのような解決法を提示しないことに驚きを隠せない二人。
「俺は俺なりの方法で今回の依頼を解決するつもりだ。まぁ今まで通りってことだな」
「それはいったいどういうことかしら」
俺の言葉に苛立ちを隠せていない雪ノ下は、まくし立てるように問いかけた
「どういうことも何も、今までの依頼でお前ら二人はほとんど俺任せ、むしろ依頼解決してきたのは俺だけのように感じるが、それは俺の勘違いじゃないよな。お前ら二人は人の方法に文句を言うだけで、自らは何もしない。それに俺は今回の依頼で奉仕部をやめる。最後まで足を引っ張られると困るんだよ」
「っそんなの認められないわ!第一退部には平塚先生の許可が必要なはずよ」
「そ、そうだよ。やめるなんてそんな・・・」
こいつら、俺が依頼を解決してきた部分には触れないで、やめるなとか言ってきたぞ、おい。
それは暗に俺の言ったことは間違ってないって言ってるようなものだ。
「平塚先生の許可はもうもらってある。なんなら確認してもらってもいい」
どうやらそのことに驚きを隠せないようだった。
「・・・わかったわ。それであなたはどうやって今回の依頼を解決するつもりなのかしら」
「ゆきのん・・・。そうだよヒッキー、また前みたいな方法なの?」
「それをお前らに教えてやる義理はないが、自分を犠牲にして解決することだけはしねーよ。ただ内容に関しては教えられない」
確かに俺は、今まで自分を犠牲にして依頼解決をしてきた。どうでもいい他人のためにな。だがもうそんなことはしない。こいつらのためじゃない。自分のために。そしてこっち側にいる一色に罪悪感なんてものを感じさせるわけにもいかない。だから、近い位置に立っている俺だからわかる、一色が納得し尚且つ向こう側へと行ける方法でやってやるさ。
「先に一色と話をして、お前らなりの方法を考えておいてくれ。俺が一色と話すのはそれからで構わない。そうだな、三日もあれば十分だろ。俺は帰る」
そういって荷物をまとめる。
俺が自分を犠牲にしないと言ったあたりから、二人の表情は明るく感じられた。
「あ、一色。俺らの事情にお前を巻き込んで悪かったな」
完璧に部外者になっていた一色に声をかけた
「あ、いえ。大丈夫ですよー」
「まぁ安心してくれ。お前が一番納得できて、なおかつ最良な形で解決してやるから」
そう一言言って俺は部室を出た。
その後、依頼を受けることにしたと平塚先生に報告し帰宅した。
いろはすの心情やら、いろいろ話が濃くなっていくのはこれからです!
より力を入れて書いていきたいと思います。
気分次第では今日中にまた投稿するかもです