シスコン一誠くん   作:超人類DX

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このシリーズのイケメン王子様は――残念な子。


ひとめぼれ

 アーシア・アルジェントを匿う様になってから暫く経つ。

 悪魔達……つまりリアス達から無意味に絡まれる事は無かったのだが、それはあくまでも悪魔として絡まれる事がなくなっただけに過ぎなかった。

 

 というのも、一誠本人に直接絡むといけないとだけは学習したのか、最近は偶然やタイミングの良さを装ってレンと接するのだ。

 

 そう――

 

 

「あ、あの兵藤さん、これも何かの縁だからメールアドレスを……」

 

「え、何で私?」

 

「ほ、ほら、何かあったら個人的にお助けできたらなぁ……みたいな? あははは……」

 

「その台詞、私じゃない女の子に言ってあげたら泣いて喜ぶんじゃないかな?」

 

「へ? え、いや……僕は兵藤さんに言ってるんだけどな……」

 

「私は良いよ、お兄ちゃんと一緒だし。

せめて学校の時だけはお兄ちゃんを独り占めしたいし」

 

「だ、そうだ。早く消えろドブ川のミミズが」

 

「うぅ……じゃ、じゃあせめて兵藤さんの事を名前で呼んでも――」

 

「呼んでみろよ、声帯潰されたければなぁ……!」

 

 学園の王子様とやらが、レンに対して特に。

 

 

 

 そもそも木場祐斗はめっちゃくちゃ顔が良い。

 学園の王子様だなどと本人にとってみたら気恥ずかしくで呼んで欲しくも無い通り名まで貰ってるのだ、当たり前といえば当たり前だが、そんな彼が何故レン――兵藤怜に対して、王子様らしからぬ態度なのか。

 

 それは彼がまだ主に倣って駒王学園に入学してからまだ暫く経った頃の話である。

 

 

『キャー!! 木場君よ!!』

 

『もう、なんて可愛いお顔!』

 

『食べちゃいたいわ!』

 

 

「…………」

 

 

 何時もの様にそこを単に歩いてるだけで女子から騒がれる祐斗。

 廊下をただ歩くだけで殆どの女子から黄色い声をあげられる。

 そのせいで男子から嫉妬されてそのコミュニティから微妙に外されるということもあり、クラスでも浮いてるといえば浮いていた。

 

 とはいえ、リアスに遣える使命が心の中で優先される祐斗としては誰にどんな評価を下されようが、主の沽券にさえ触れてなければ基本的に気にしなかった。

 

 抱える過去の事もあり、一定のコミュニケーションは取っても決して深くは潜らない。

 それが木場祐斗という表の姿であり、赤の他人からの評価なぞは、言ってしまえばどうでも良かった。

 

 

「えー、今日の授業内容は予告した通り、男子は長距離走を行う」

 

「うわぁ、めんどくさいよ先生~」

 

「そんな事より女子の大縄跳びを見学したいっすよ~」

 

 

 そんな枯れてる様に見えなくもない少年木場祐斗の人生観を劇的に変えたのは、高校生活初の軽い長距離走大会的な授業の日の事だった。

 

 体育教師の説明に対して共学校になったばかりでまだまだ少ない男子の殆どが野次を飛ばす中、体操着姿で淡々と野次をガン無視して説明する教師の声に耳を傾ける祐斗は、この日も大縄飛びをやってる筈の女子からキャーキャー言われていた。

 

 

「また木場かよ……」

 

「ムカつくわぁ……」

 

 

 女子からの声援を後ろに坦々としていた祐斗が気に入らなかったのか、多くの男子が嫉妬混じりに毒づき内心ため息を吐く祐斗。

 

 しかし本日は他クラスの男子と合同であるせいか、何時もより女子からの声が多く、その中にある意味一番目立つ女子が居た。

 

 

「あ、お兄ちゃ~ん! 頑張って~!」

 

 

 

 ほぼ99%が祐斗に黄色い声援を送る中、ただ一人、見る限りだとまだ高校生の年齢じゃない年下の仲間とどっこいどっこいかちょっと上な小柄体格のポニーテールに髪を結んでる女子が、木場祐斗――では無いだれかにニッコニコしながら手を振ってるのが見えた。

 

 

「お兄ちゃん? 誰の事だよ?」

 

「木場な訳ないよな?」

 

「あぁ、兵藤だろ? ウチのクラスなんだけど、あの子従兄弟の兄貴と同じクラスなんだよ、ほれ、あそこで欠伸してる無愛想顔の奴」

 

 

 お兄ちゃんって誰の事だよ? と祐斗のクラスメートの疑問の言葉に、彼女と同じクラスの男子が顎で軽く端っこの列に立つ、やる気無しな顔をした男子を指し、何の気なしに聞いていた祐斗も視線を向ける。

 

 その男子は話によるとさっきから物凄い声援送りっぱなしの女子の従兄弟らしく、唯一祐斗以外で一人ながらも声援を受けてる男子になるのだが、何故か祐斗に向けられる様な嫉妬の念は無かった。

 

 

「何だよ、アイツも敵かよ」

 

「バカだなお前、従兄弟なんだから応援くらいされても問題ないだろ。

それに見ろよ兵藤の姿を、よく見ると普通に可愛いだろ?」

 

「ん? ……む、確かに二年生の姫島先輩やグレモリー先輩みたいな目の覚める美しさとは違って、こう、ほんわかする様なものを感じるな」

 

「それにちっさいと思ってたけど、胸はちょっとあるかも……」

 

「………」

 

 

 大人の色気はゼロだが、こう、無垢な子供っぽさが感じられる茶髪の女子に対して男子達はその身体はちっさいけど膨らみ気味の胸を見て狩人みたいな目をする。

 

 祐斗も釣られてその女子を見るが、決して他の男子とは違ってゲスな感情は無く、思うところも特に無かった。

 

 

 これが木場祐斗が最初にレンを見た時の印象であり、本来ならそこから発展なんてする事も無かった筈だった。

 そう……この長距離走後までは。

 

 

 

 結果的に言うと、かなり加減したペースでも転生悪魔故の身体能力の恩恵により祐斗がぶっちぎりの1位で終わる予定だった。

 しかし終わってみれば祐斗は疲弊した様に息を切らしていた。

 

 

「すっげー! 木場に勝ちやがったぞアイツ!」

 

「マジかよ、イケメンを制裁の希望の星じゃねーか!!」

 

「…………」

 

 

 そう、唯一レン一人に応援されていた少年、名を一誠と呼ばれる男子に祐斗は負けたのだ。

 

 

「ぜぇ、ぜぇ……は、速いねキミ……」

 

「……………」

 

 

 手を抜いたのは認める。

 だがそれは序盤の頃の話であり、途中から顔色を一切変えず、殆ど短距離ダッシュと変わらないペースで10キロ近くを走り抜ける一誠に追い抜かれ、それに対抗しようと本気になりだした祐斗は結局一度もその背を追い抜けずに二位という結果を迎えてしまった。

 

 流石に悪魔としての身体能力をフル使用するまでは無かったが、それでも精神的なショックのせいか思いの外疲弊してしまった祐斗は、シレッとした顔の一誠に声を掛けてみたのだが…………

 

 

「……」

 

「ッ……!?」

 

 

 無視をされた。

 いや、無視をされたというよりは祐斗を一瞥し、見下した様な目を向けるだけで何も返さなかったという方が正しいのか。

 とにかく、普通の人間とは一線を画す一誠のその目に心の奥底まで見透かされた感覚をした祐斗は顔を強張らせたが、その間に割って入る様にして走ってやってきたレンによって中断する。

 

 

「さっすがお兄ちゃん! ダントツだねダントツ!」

 

「ん……」

 

「でも女子からの反応はあんまり良くないかも。ほら、何せ木場君だっけ? 彼を差し置いちゃってるし」

 

「へ、くだらねー」

 

「言うと思った……あははは」

 

 

 会話からして仲が非常によろしい事が伺えるレンとイッセーの会話。

 しばし強張らせた顔で眺めていた祐斗だが、その祐斗に漸く気付いたレンにより、祐斗にしてみれば運命的な変化を迎える。

 

 

「えーっと、木場君だっけ? 大丈夫? 怪我でもしたの? 何か変な顔だけど」

 

「え…? あ、いや……何でもないよ大丈夫」

 

 

 その場に尻餅っぽく腰を下ろしていた祐斗の目線に合わせる様にしゃがんで話しかけてきたレンに当初祐斗は取り繕う様にして返すつもりだった。

 

 そう――"つもりだった"

 

 

「そう? でも凄いよね木場君。ウチのクラスの女子からも人気者だし、ほら今もキャーキャーと――おおっと、こうしてると私何か言われちゃいそうだね」

 

「ふん、もし妬みでお前に何かする様ならソイツを粉々にしてやるから安心しろレン」

 

「……………………」

 

「粉々にしたら流石にダメだよお兄ちゃん……」

 

 

 何だ、この胸の高鳴りは?

 レンが自分……じゃなくて自分を見て騒いでる女子に視線を向けながら苦笑いしているその表情から目が離せず、暫くポーッとしてしまう。

 

 平均より下回る小柄な体型は確かに年下の仲間に似てるのかもしれない、しかし何故か祐斗にはその小柄な仲間と一致しないものを感じた。

 

 それが何かまではわからない。けれど祐斗の胸は高鳴ることを止めず、目の前でしゃがんでるレンに夢中になっていた。

 

 

(あ……良い匂い)

 

 

 今まで味わった事の無い気分。それは主やその右腕、それから年下の仲間と一緒に居ても欠片も感じる事無かった心地よい気持ちであり、その気持ちを受け入れた途端、まともに話したのも認識したのも初めてだというのに、その挙動やほのかに香る女の子特有の香りに祐斗は相手に気付かれる恐れも忘れてガン見していた。

 

 そして……

 

 

「っ!?!?」

 

「ん? どしたの?」

 

「い、いいい、いや!? 別になんでもないよ!?」

 

「んー? なんか怪しいな。何時もの木場君っぽくないよーな……」

 

「おいレン、お前何でコイツの事知ってるんだ?」

 

「だって超有名じゃん木場君、あのグレモリー先輩と姫島先輩と一緒に歩いてるし、部活も同じらしいし―――どうしたのお兄ちゃん? ちょっと怖い顔だけど……」

 

「いや……レン、お前それ以上の事は何にも考えてないよな?」

 

「? うん、綺麗だなーとかかっこいいんじゃないかな~とは思うけど、私はお兄ちゃんの方が格好良いと思うよ? あ、ごめん……本人の目の前で言うのはダメだよね」

 

「………。いや、それなら良いが」

 

 

 

「っ……うぅ……!?」

 

 

 祐斗は見てしまった。いや見えてしまった。

 レンが着ている体操着の下に覗く普通に小柄な体型としては実は大きめの胸とその綺麗なピンク色の……。

 

 

「うわ、どうしたの木場君? お腹痛いの?」

 

「な、なんでも……無い……!」

 

「なんでも無いようには見えないんだけど……え、本当に大丈夫――」

「大丈夫だから! 本っっっっっっっっっっっっっっ当にッッ!!! 大丈夫ですから!!!!」

 

 

 な、何でノーブラ!? と祐斗は亀の様に丸まりながら、ただひたすらにバレてはならないと必死になる。

 それを受けてレンは若干引くが、どうやら祐斗の身に起きた事まではわかってない様子。

 

 なのだが…………。

 

 

「おい、レン……お前、何でブラ付けてないんだよ?」

 

「!?」

 

「へ? あーうん……何かまたキツくなっちゃってさー 太っちゃったのかな私? 背は伸びてないし……」

 

「………」

 

「あーあ、早く私も木場君の部活の部長さんみたいなナイスバディになりたーい!! そうしたらたわわに実ったおっぱいを自分で揉めるし、お兄ちゃんにも沢山……」

 

「デカい声で何言ってんだお前は……。

ちっ、おいとりあえず保健室で絆創膏貰ってこい。で、貼れ」

 

「貼る? 何でよ? 別に私怪我してないよ?」

 

「良いから! ったく、お前ホント俺に似てガサツになりがって……ほら!」

「わわっ! 押さないでよもう!」

 

 

 一誠にはバレてしまった様で、即座に祐斗からレンの身を物理的に離し、保健室に行けと背中を押す。

 そして、蹲る祐斗に向かって小さく……

 

 

「テメー……もしレンに何かしたらぶっ殺す」

 

「な……はぃ……」

 

 

 この世のものとは思えない悪鬼の様な形相と声で脅す。

 

 

 まあ、要するに祐斗は一目惚れしゃったのだ……レンに。

 

 

 

 

「―――――と、言う事が一年の頃にありまして……」

 

「ふーん、なるほどね。何というかちょっと安心したわ祐斗。

あなたって時々その……ホモなんじゃないかと疑ってたから」

 

「なっ!? 何でそんなことになってるですか!?」

 

「いえ何と無くね? しかし一目惚れねぇ? へぇ、あの祐斗が」

 

「うふふふ、しかもレンちゃんのを見て……男の子ですわねぇ?」

 

「も、もう良いでしょう!? だから僕はレンさんを仲間にするのは賛成です! はい、おわり!!」

 

「……」

 

 

 そして月日は流れ現在。

 レンに神器が宿っていた事、その兄代わりの一誠が神器を持たずして異常な力を持っていた事。

 そして小猫に対する怯えがある事等々が発覚し、今後彼等兄妹とどう上手く接する事ができるかの会議を行ってる最中、主の命令でレンに対する拘りの理由を暴露させられた祐斗は、横でしらーっとした顔をする小猫から目を逸らしながら恥ずかしそうに縮こまっていた。

 

 

「い、言うだけでこんな恥ずかしいなんて……」

 

「まぁまぁ、惚れた理由なんて各々違うものなんだから、恥ずかしがる事なんてないわよ?」

「そうよ祐斗君、ちょっと意外だっただけよ?」

 

「祐斗先輩もスケベさんだったんですね……」

 

「や、やめてくれよ小猫ちゃん。そんな目で僕を見ないでくれよ……」

 

 

 ほのぼのと笑みを浮かべるリアスと朱乃とは対照的にしらーっとした目をする小猫に挟まれながら、ますます小さくなる祐斗は、苦し紛れに話題を逸らそうと口を開く。

 

 

「そ、それより問題はレンさんのお兄さん――」

 

「へぇ、お付き合いすらしてないのにもう『お義兄さん』だなんて祐斗もせっかちねぇ?」

 

「違いますよっ!! 兵藤くんの事です!! 寧ろ問題は彼でしょう!?」

 

 

 逆ギレ気味に叫ぶ祐斗に、それまでにやついていたリアスの表情が変わる。

 

 

「確かにそうね……問題はイッセーかも。

特に小猫にとってはどうすれば良いかわからない相手だもの」

 

 

 そう言ってイッセーの話題になった途端、一気にしょんぼりとする小猫を見て同情するリアス。

 

 

「この前みたいに小猫を前にしても錯乱することは無くなったけど、今度は露骨に避けようとするせいである意味学園内では有名になっちゃったわね。

イッセーと小猫の間にただならぬ関係性がある……みたいな」

 

「はい……顔を合わせても最早嫌な顔すらしなくなって、無視されます……」

 

「要するに無関心を装い始めたって事かしら。

本当に何でイッセーはああも小猫だけ特に意識してるのかしら?」

「……………。まさか実は小猫ちゃんが好きだとか……」

 

「好きなら錯乱して過呼吸になるかしら? もっと別の何かだと思うわよ?」

「……実は猫アレルギーって線はどうでしょう?」

 

「小猫を普通の猫と同列に扱うつもり祐斗?」

 

「あ、いえ……失言でした」

 

 

 何故ああも小猫を嫌うのか。

 フォークダンスでの騒ぎの後、獣臭いとまで言われた小猫はそれまで以上に念入りに身体を……それこそ肌を傷つけてしまうレベルに洗ってはリアス達に怒られる毎日を送る様になってしまっており、早いところその原因の解明と解決策を導きだしたかった。

 

 というのも、あの日以降、皮肉にも小猫はイッセーを前にすると、まるで恋する女の子よろしくに身だしなみに気を使いはじめていた。

 

 

「小猫が少しだけ女の子になってくれたのは良いけど、その相手が相手というか、露骨に避けられてるのが悲しいわね」

 

「…………はい」

 

 

 イッセー本人がもし知ったら全身に蕁麻疹でも発生させる事なのかもしれないけど、小猫本人にとっては真面目にイッセーからの評価を回復させたい努力だ。

 その努力を最早一瞥すらくれなくなってしまったが故にわかってもらえないのはもどかしさ通り越して寂しいとすら思えてしまう。

 

 例えそれが異性云々の感情じゃないにしてもである。

 

 

「小猫はどうなの? イッセーの事は嫌い?」

 

「……。わかりません。けど、普通あれだけ拒絶されたら嫌いになる筈なのに――」

 

「寧ろ身嗜みに気合い入れて、何がなんでも見て貰いたい……と?」

 

「はい……やっぱり私っておかしいんでしょうか?」

 

「うーん、普通の女の子っぽい気はしないでもないんだけど……」

 

 

 これもまた本人にとって皮肉だが、かつて力に魅入られた延長戦に抱いた歪を通り越した情念を向けられ続けたトラウマ故に拒絶した、中身は違えど同じ姿の白い猫の少女に意識をされてしまってる。

 

 どこまで行っても、違う歴史を歩んでも、イッセーは白い猫に『懐かれやすい』のかもしれない。

 

 

 そして再びその白い猫と真正面から向き合わなくてはならない日は――

 

 

「……。部長、またご実家から手紙が届いてます。

内容は例の婚約についてです」

 

「また? ………くっ、私は嫌だと断ってるのに……!」

 

 

 近いのかもしれない。

 

 

 ……………。悪い虫(祐斗)に目を光らせなければならないという意味でも。




補足

まあ、つまりキャーキャー言わず、尚且つ近くで見たら普通にかわいくて、小猫っぽい小ささだけど出るところは実は出てて、中身とピンクのぽっちが見えて、挙げ句めっちゃ良い匂いまでしたという、ハットトリックにより木場君は惚れちゃいましたとさ。

 刺激的過ぎて前屈みになっちゃったとしてもね!


ただし、お兄ちゃんならぬ鬼ぃちゃんがデカすぎる壁なのと、彼女自身はほぼ木場君に興味ないっていう悲しさはあるけどね。


その2

これも皮肉な話ですが、あの罵倒のせいで身嗜みに気を使い、イッセーをより強く意識してしまうという小猫たん。

もうこれイッセーからしたらどうしたら良いのかもわからない。


その3

例え話、もし火の鳥さんが偶々部室に来てしまっていたレンちゃまを見てセクハラしましたとしましょう。

 死にます。

例え話、リアスが拝み倒してゲームの人数の補充要因としてレンちゃまを参加させるに成功したとしましょう。

 レンちゃまが説得しなければ殺されます


例え話、火の鳥さんがちょうしこいて『自分が買ったらそこの女(レンちゃま)ごと寄越せ』なんて言いましょう……


  ……………絶滅します


つまり、奇跡とレンちゃま如何に鬼ぃちゃんを説得するかで悪魔社会の未来は左右されます。
多くの悪魔の知らぬところで……。
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