カラスに転生した   作:MK/シュウ

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どうも、第2話です。
余談ですがカラスは猛禽類が種族的に嫌いだそうです。


梟に襲われた。

さて、俺は三歳になった。ちゃんと空も飛べるし餌も取れる。

だが、夜は行動できない。

何故かって?

それはフクロウがいるからだ。

カラスの天敵は、意外にもフクロウである。まず、カラス全般は夜目が効かない。そして飛行能力は高くない。むしろ普通である。

そしてフクロウは飛行能力が高い上、夜目が効く。まぁ夜行性だしな。

そしてカラス中でも有名であろう銀の星もフクロウの手によって最後を迎えた。

草食のフクロウにでさえカラスは警戒する。ハシブトハシボソ関わらずである。

故に、フクロウはカラスの天敵である。

流石に死にたくないので、いつもは寝床で寝てるが…

「ちくしょうめ…」

落ちた。気づいたら落ちてた。

さて早くもどらないと…

 

ほうほう

 

悪寒。警戒レベルを最大限まで引き上げる。各感覚を澄ます。

どこから来る…

 

ばさ

 

後ろか!

右に転がって回避する。

現在持っているスキルで夜目の効かなさは克服した。故に、しっかりとフクロウを捉えた。

フクロウが急旋回してこちらへ向かってくる。

「手間ぁかけさせるな」

フクロウがそう言い、足を出してこちらを仕留めようと襲いかかる。

ジャンプして回避。

その跳躍は普通のカラスにはできない高さ。

そのまま、背中にしがみつく。

離せと言わんばかりにフクロウがいろんな機動を取る。

「いい加減に落ちろ!イレギュラー!」

それでもしがみついて…嘴をフクロウの首に叩き込む。

「ぐぁっ」

いきなりの痛みに、フクロウが失速。

さらに嘴を深く突き刺す。

それでも落ちない。

しっかりしがみついて、嘴を引き抜いて、再度ぶち込む。

今度は背骨を狙って。

背骨を咥える。

「あ゛…が…ががっ…」

それを思いっきり引き抜く。

そのショックで、墜落するフクロウ。

念のため、離れる。

そして、落ちた死に損ないに嘴を何度も叩き込む。

何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も叩き込む。

気づけば、そいつの頭部は見る影もなくグチャグチャになってた。嘴は、所々が欠けていた。

〈レベルが上がりました 4→10〉

〈スキルが追加されました。〉

〈空中戦闘適正S〉

〈動体視力強化〉

〈色彩拡張〉

〈飛行能力強化〉

〈接近戦闘能力強化〉

〈治癒能力強化S〉

 

体の形状が変化する。

嘴は切れ味が良くなり、翼周りは強靭になり、視界が鮮明になる。

久々の視界。

色の付いた景色。

嬉しさのあまりに空へ飛翔する。

「グギャアアアアアアアアアアアアア」

カラスとは、到底思えない鳴き声。

それが、夜の空に響き渡った。

 

………………………………………………………………………………………………………………………………

彷徨ってるとき、そいつを見た。

かつての職業と同じ名前の鳥。

ああ、自分が憧れたのはこれだったな。

俺は、この時、かつて自分が望んだ目標を思い出した。

………………………………………………………………………………………………………………………………

転生して以来、変わらないと思った毎日が、変わった。

恐らくあれはハシブトガラスだ。

だが、所々が異常に発達してる。

あれが転生者であれ、進化した烏であれ、初めて面白いと思えた。

只の識別番号じゃ面白くない。

名付けるならば『Night Crow』が妥当だろう。

こいつは、絶対、面白いと確信した。

 




主人公がチートの入り口に立ちました。
そしてまだ艦娘が出ない。
最後新しいキャラが出ましたが二人とも転生者です。
それでは。
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