.hack//OverLord:Another Side   作:ヨツバ

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はい、久しぶりの投稿です。
ちょっと忙しくて遅れました。今回はちと息抜きで番外編です。
本編と関係なくて、キャラ崩壊が当たり前なので注意かもです。


VOl.EX:ぷれぷれぷれあですア~ンドどっとはっく
始まっちまったよ


アインズは超動揺していた。彼が動揺しているのがおかしいって?

確かにアインズはアンデットの身体になっているから精神安定により動揺するなんてことは有りえない。だが例外はあるものだ。

アインズはこの世界では無類の強さを持つが絶対的に無敵というわけではない。どんな存在にも弱点などが存在し、もしくは相性が悪かったり、限定的な効果があったりする。

今回はアインズに対して限定的にあるアイテムが聞いたのだ。アインズというよりはアンデット系に対してだろう。そのアイテムとは『完全なる狂騒』。

このアイテムは精神効果の効かないアンデット系に効果があるように仕向けるようにするものだ。

 

「あわわわわわ、やっちまったー!?」

 

アインズは手元を狂って『完全なる狂騒』を間違って自分に発動してしまったのだ。だから今のアインズの精神性は人間に戻っている。

 

「くあああ。今のオレが本来のオレだよ。普通はこんなことはできないだろが!?」

 

普通は異世界に転移したらすぐに冷静になれるはずがない。あたふたして不安になるだろう。いきなり自分の知らないところに、例えば日本からどこかの秘境の集落に転移した思えば分かるだろう。

 

「ヤバイヤバイヤバイ!?」

 

もうアインズはテンパっている。どうすれば良いかと考えるが、ナザリックの面々には説明できない。

今のアインズを超神聖化してくるナザリックメンバーに今の姿を見せたくない気持ちがあるのだ。

 

「こういう時はやっぱカイトさんに相談に相談かな」

 

こういう時は話を聞いてくれるカイトに相談するのが一番だろう。流石にナザリックの面々に相談できない。したら怖いから。

 

「まずはメッセージでカイトさんに来てもらおう」

 

カイトにメッセージをしていたらアルベドから連絡がきた。つーか、トビラの前で声をかけてきた。

これにすらビックリしているんだから今のアインズは動揺しているというか小心者になってしまったのか。

 

「アインズ様。今よろしいでしょうか?」

「ああ、アルベドが。ちょっと待ってくれないか…少し体調が」

「アインズ様大丈夫ですか!?」

 

急にいきなり大声を出されたらビックリするのだが。

 

「いやいや、大丈夫。やっぱ大丈夫!!」

「あ、まさかあの人間…カイトとかいう奴に何かされましたか!?」

「え!?」

「なんなら今すぐ私が殺しに…!!」

「しなくていい、しなくていい。するな!!」

「ああ、アインズ様の純潔を奪ったと言うなら私はカイトを必ず殺します!!!」

「…お前は何を言っているんだ」

 

最近アルベドが壊れてきたかもしれない。これも設定を弄ってしまった責任だろうか。

ていうかアルベドがトビラをぶち壊して入ってきたんだが…後で直してもらおう。

 

「アインズさん呼んだ?」

「あ、カイトさん」

「来たな恋敵!!」

「え?」

「ちょっと黙ろうかアルベド」

 

閑話休題。

 

「アルベドよ。私に用とは何だ?」

「はい。プレアデスたちが謁見したいとのことです」

「なるほど。分かった…だが今は体調が」

「では呼んできますね!!」

 

アルベドが話を聞かずに部屋を出て行った。

話を聞かないで出て行ったのはある意味良しとしよう。とりあえずカイトと2人で相談できる状況になった。

 

「どうしたのアインズさん?」

「実はカクカクシカジカで…」

「なるほど。マルマルウマウマなんですね」

 

アインズは凄く分かりやすく、都合の良い感じでカイトに自分の状況を説明した。カイトも都合のよい感じにアインズの状況を理解した。

 

「分かりました。今のアインズさんが精神操作にかかり易いからフォローしつつ、アイテムの効果が消えるまで一緒にいれば良いんですね!!」

「そうです。凄く話が分かってくれて助かります!!」

 

ガッシリと握手。男はたまに凄く話を瞬時に理解できる時があるのだ。

 

「じゃあこのあと、どうやらプレアデスが来ますのでフォローお願いします」

「プレアデスって言うと確かナーベラルが所属している戦闘メイドたちのことだよね」

「そうです。でもオレあんま知らないんだよなあ」

「え、自分のギルドのNPCなのに?」

「オレが作ったわけじゃなないですから…」

「じゃあ今回のでちょうど良いかもしれないね」

 

プレアデスはナザリック地下大墳墓第9階層の戦闘メイドチームである。

アインズは彼女たちの創作者ではないので詳しくは知らないのだ。ならば今回プレアデスの面々が謁見を求めているのならちょうど彼女たちを詳しく知れるのだ。

 

「カイトさんも覚えていってください」

「ボクも?」

 

そんなこんなでプレアデスが全員集合。カイトがここにいることに関してアルベドやナーベラルとかは一瞬だけ顔を歪ませたがアインズが適当に誤魔化して黙らす。

今の状態が動揺しまくるというのに戦闘メイドのプレアデスが6人も集まるのは緊張してまうじゃないか。

 

(ああ…胃が無いのに胃がキリキリする!?)

(胃が無いのに胃がキリキリするってどんな気持ち?)

 

アイテムのせいで今の状況だと尊大な口調で話すことはできない。

なので苦肉の策としてなんやかんや説明をつけてアインズ対して砕けた口調で話してほしいと命令した。おたがいに砕けた感じでやれば多少の動揺は隠せるかもしれないのだ。

プレアデスには普段の口調で自己紹介をしてもらう。

 

「ゆ、ユリ・アルファ。御身の前に」

 

いつも通り。

 

「ルプスベギナ・ベータ。御身の前っす!!」

 

元気だね。

 

「ナーベラル・ガンマ。御身の前に」

 

その紅茶セットどこから出したの?

 

「シズ・デルタ。いる」

 

なぜ柱の裏?

 

「ソルシャン・イプシロン。御身の前におりますわ」

 

良い感じに砕けた口調だ。

 

「エントマ・ヴァシリッサゼータ。御前ですわ」

 

超ゆったりしてる。てか横になってる。

 

(おお、これは新鮮!!)

(普段はこんな感じなんだね)

「アインズ様。私は…」

「あ、アルベドはもう知ってるからいい」

「そ、そんな!?」

 

 

次に続く

 

 

ナーベラル。

ナーベラルはドッペルゲンガーであるのだから何でも変身できるはずだがレベルを魔法職に全てつぎ込んだから変身はできないという。

ドッペルゲンガーであるのに変身ができないのならドッペルゲンガーではないのだろうか。それはともかく、アインズとナーベラルはよくわからない振りつけで踊っていた。

 

「「よいっしょ」」」

「……」

「「よいっしょ」」

「……」

「「よいっしょ」」

「何やってんの?」

「おわっ、ブラックローズさん!?」

「ボクもいるよアインズさん」

 

アインズとナーベラルが変な振りつけで踊っていたらカイトとブラックローズが来てくれたのだ。

実はカイトだけじゃきっと今のアインズをフォローできるのも限界があるから応援としてブラックローズを連れてきたのである。

そして件のアインズはナーベラルと踊っていたという。

 

「何その変な踊り?」

(変な踊り!?)

「口を慎めゴミ虫」

「ゴミ虫!?」

 

アインズはブラックローズの言葉にショック。ブラックローズはナーベラルの言葉にカチーン。

アインズに関しても自分で誤魔化し考えたとはいえやはり変だったかと思ってさらに自分のセンスに落ち込む。

 

「この踊りはアインズ様が考えたものです。踊ることで魔法の詠唱時間を短縮できるものなのです」

(ああぁぁ言わないでくれナーベラル。ほら、ブラックローズさんが残念そうな目でこっち見てるから!!)

 

ブラックローズはアインズに凄く残念そうな目で見ている。如何に忠誠心マックスなNPCとはいえ、変な振りつけで嘘を言うのはどうかと思う。

でもそうでしもしないとアインズに対してのNPCの気持ちを裏切ってしまうからだ。アインズはどこかNPC対して自分が主として尊厳を守らないといけないと必死になっている気がする。

それはアインズだけでなくNPCたちの重すぎる忠誠心も原因にあると思うのだが。

 

「アインズさん…ナーベラルにそんなこと言ったの?」

「ええ、まあ。はい」

「へえー」

(ああ、ブラックローズさんの目が痛い…)

 

ブラックローズは残念そうな目で見てくるがカイトはどうフォローしようか迷っている顔だ。

 

「貴様。アインズ様の言葉は全て真実であり、意味を持っているのだ!!」

「へえーそうなの」

「我々はアインズ様からアインズ様の言葉1つ1つに意味を持っているとお聞きした。ならば我々はアインズ様の言葉の意味をくみ取らなければならないのです」

「ふーん」

「ちゃんと話を聞いているのですか!!」

「んなの聞いてないわよ。アタシたちはアインズさんの部下じゃないし」

「これだからゴミ虫は!!」

「だから何でゴミ虫呼ばわりされなきゃなんないのよ!!」

 

ブラックローズとナーベラルは気が付いたらいつも口喧嘩をしている。初めて出会った時から喧嘩腰ではあったがもう最近は顔を会す度に口喧嘩をしているような気がする。

喧嘩するほど仲が良いなんて言うかもしれないが、彼女たちにそれを言うと全力で否定しそうだ。でも喧嘩が続いてギスギスした関係になるのは同盟としてはいけないだろう。

これはいずれどうにかしていきたいがナザリックのメンバーはカルマ値が極悪なの難しすぎる。同盟関係として接するのはできるが同じ仲間として見るのはできなさそうだ。

 

「でも少しは仲が良くなってる?」

「たぶんね。全員ってわけじゃないけど何人かは仲が良い?って感じになってるのかな?」

 

残念ながら仲が良いというベクトルではない。独自に関係さが出ているのだ。

例えばアルベドとなつめだが仲は良いというよりは同じ恋をする者として話がたまたま合うだけだ。

オルカとシャルティアはいがみ合う仲だが同じ敵と戦う場合は一緒には戦ってくれる。アウラとガルデニアは話をするくらいには打ち解けている。マーレとエンデュランスもだ。

デミウルゴスと八咫は仲が良いというよりかは腹の探り合いをする関係。

 

「確かに仲が良いって関係じゃないな…」

「でもマシなのもいるよね」

 

コキュートスと砂嵐三十郎は武人として仲はまずます良好。そしてセバスとバルムンクも同じく仲は良好。この2組が一番マシだ。

いや、本当にマシというか良い関係だと思う。他のメンバーもこの2組を見習ってほしいものだ。

 

「で、ブラックローズとナーベラルは悪友みたいな関係かな?」

「あ、それっぽい」

 

会うたびに煽りに口喧嘩。確かに悪友、というか喧嘩友達みたいに見える。

 

「まったくこれだから下等な人間は…」

「はっ、その下等な人間であるアタシに勝てないアンタはそれ以下じゃないの?」

「貴様!?」

「やるの!?」

 

ナーベラルはバチバチと『チェインドラゴンライトニング』を発動しようとし、ブラックローズはエクシードで『ローズブレイカー』を発動しようとしていた。

 

「「ストーップ!?」」

 

いつの間にか本当に喧嘩というか戦闘になりそうだから止めるはめになったカイトとアインズであった。

 

「つーか、これオレがフォローしてる!?」

「立場が逆になっちゃたね」

 

特にオチは無い気がする。まだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナザリックの宝物殿。

ここにはある領域守護者が存在する。その名前はパンドラズ・アクター。

彼はナザリックに存在するアイテムを全て管理する存在だ。だからナザリックにあるアイテムのことなら何でもござれ。

 

「ほうほう。これが『ぴろしの書』ですが珍しいものです」

「はっはっはっは。だろう!!」

「私もアイテム作成はできますが貴方もできるとは思いませんでした」

「まあ私はアイテム作成といよりはグラフィックの方が専門なのだがな」

 

パンドラズ・アクターの前には黄金戦士のぴろし3。

何で彼がナザリックの宝物殿にいるかは分からない。

 

「今度共同でアイテムを造るのも良いかもしれませんね」

「気が向けば手伝おうではないか!!」

 

まさかこの冗談のような会話の発端があんな事件を巻き起こすとはアインズが予想なんてつくはずもない。




読んでくれてありがとうございました。
次回も気長にお待ちください。


今回でわかるように『ぷれぷれぷれあです』にカイトたちを突っ込んだだけの物語です。最初に書いたとおり息抜きの作品なので生暖かい目で見てください。
そして最後のやつで分かるように『あんな事件』はマジでキャラ崩壊なので注意ですよ

はっきり言ってパロディがみんなを襲う!!


カイト「う、頭が…」
ブラックローズ「アタシも…」
アインズ「どうしたんですかまるで中二みたいに!?」
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