.hack//OverLord:Another Side   作:ヨツバ

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今回も短いですが生暖かい目で読んでってください。


もうだめかもしれない

ルプスレギナ

 

 

今、アインズはルプスレギナからカルネ村での報告を聞いている。

彼女はカルネ村の監視のために派遣しており、何かあればすぐに報告するようにしているのだ。現在カルネ村では特に問題は起きていないので今回は定期報告だ。

 

「で、どうだった?」

「はいっす。カルネ村では異常はないっす!!」

「そ、そうか。異常はないか。なら良い…エンリやンフィーレアは元気か?」

 

エンリにンフィーレアはアインズが直々に保護した人間だ。彼らはナザリックには合わないが、この異世界でアインズが仲良くなった人間。このまま友好な関係でいたいものだ。

 

「エンリとンフィーレアはなかなかくっつかないっす」

「そう…え?」

「あいつら実は両想いのくせにくっつかないっすよ!!」

「ええ、うん。そうか」

 

急に恋愛の話になった。残念だがアインズはその手の話はどうしようもない。だって恋人ができたことないから。

 

「人間はよく分からないっすね。ゴブリンはすぐくっついて夜の営みをするのに人間は全然。エンリもンフィーレアもゴブリンのようにくっついてギンギンになればいいのに」

「んー…まあゴブリンと人間は違うからな。そう言ってやるなルプスレギナよ」

 

後ろに控えているアルベドが何故か興奮しているが怖いので無視。つーかこの話はそろそろストップだ。

うまく言い返しができないから。それにこの話を続けるとアルベドが色んな意味で怖くなるし。

 

「アインズさん」

「きたで…って仕事中かいな?」

 

カイトはいつも通りフォローで来てくれた。そして応援で来てくれたのはレイチェル。

 

「ああ、カイトさんにレイチェルさん。大丈夫ですよ」

 

カルネ村の報告はここでストップだ。聞きたいことは聞いたので終了である。

 

「来たな恋敵…!!」

「え?」

「アルベドは無視してください」

 

ルプスレギナってどんな子?

そう言われれば『誠実』に見えるというのがアインズの見解だ。でもそう言うと他のプレアデスたちから妙な反応をされるし、ルプスレギナをそれで弄っているのだ。

何でだろう?

 

「それってルプスレギナが誠実じゃないからやん?」

「え!?」

 

チラリとルプスレギナを見るとキラキラした目で見れくれる。

 

「せ、誠実」

「違うんじゃないの?」

 

もう一度チラリと見てもルプスレギナはキラキラして目で見てくる。

 

「せ、せいじつ…」

「女はいくらでも猫被るもんよ」

「……」

 

なんかもう分からなくなってきた。

 

「アインズさん大丈夫?」

「うう~ん」

 

実はルプスレギナがこれからいろいろとやらかすのをアインズは知らない。いや、もう何かやらかしているかもしれないが。

 

「なあなあルプスレギナ。報連相って知ってはるん?」

「ほうれんそう?なんすかそれ?」

「え、報連相知らないのかルプスレギナ!?」

 

アインズはルプスレギナに指導することを決めた。意味ないけど。

 

「アインズ様と2人きりで指導…間違いが!?」

「起きないぞー」

 

 

シズ

 

 

アインズにカイト、月長石はシズが改造されている姿を見ていた。

 

(シズが改造されてるー!?いや、オートマタだけども!?)

「まあ、改造は男のロマンだよね」

「…」

「月長石もそう思うって」

「月長石さん今無口だったよ!?」

 

カイトは月長石の意思疎通ができるので問題なし。どうやって意思疎通をしているかはナイショだ。

で、改造に関しては男のロマンというのにアインズも理解できる。なんならこの3人で語ってもいい。

 

「にしても改造しすぎだろう。シズの成分が顔しかないぞ」

 

今のシズはなんかもうどっかのゲームに出てくるようなロボット状態だ。しかも飛んでるし。

エントマとソリュシャンが悪ノリで改造したのだ。シズ自体が嫌がっていないなら尚更ノッているだろう。

 

「ドリルは男の武器だよね」

「…」

「あ、それ分かります。シズは女だけど」

 

何故か分からないけどドリルを装備したら天高く突き上げたい気持ちにかられる。本当にどうしてだろう?

 

「アインズ様。これはただの改造ではありませんわ。ナザリックの防衛に必要なことです」

「そうか。でもやりすぎな気がするが」

「これくらい普通ですよぉ」

「こんなもんかー?」

「はぁい。そして更にシズを赤く染めれば3倍は強化できますぅ」

 

おっとそこまでだ。何故か分からないが今のは話の展開的にしないほうがいい。作品が違う。

 

(エントマの創造主の源次郎さんが何か余計な知識でも設定したのかな?)

「なんかメタイ話かな?」

「一応今回は本編に関係ない番外編なので」

「またメタイセリフだ」

「…」

「月長石もそう思うって」

 

アインズたちの話にソリュシャンたちは分からない。分からなくてもいい。

 

「それにしてもシズはこの異世界だと合っていないよね。主に武器とか…だって近代の武器だし」

 

異世界の文化レベルは中世あたり。シズは近代文化に近いのでこの異世界じゃ浮いている。

 

「そうなんですよね。それのせいもあって外に出るのも限られてるですよ」

 

シズは基本的に無口だがモモンのお供候補として最有力であった。しかし文化レベルが合っていないから却下となりナーベラルとなったのだ。

 

「近代のレベルの武器が中世文化の国に流れたらその国なんていくらでも他の国を陥落していきますよね」

「ああー、やっぱそうだよね。ボクらのレベルがこの異世界じゃとんでもないけど武器までの文化レベルを変えたらマズイよね」

 

カイトたちの目的はウィルスバグの殲滅だ。異世界の文化レベルを変革させることではない。

 

「まあ、そもそもオレらなら文化レベルなんて関係なくどんな国でも堕とせそうですけどね」

「まあ、アインズ様流石ですわ。どんな国でも堕とせるなんて!!」

「ですねぇ!!」

 

つい呟いた言葉にエントマとソリュシャンがヨイショしてくれる。本当は国なんて陥落させるつもりなんてないのに。

 

「え!?ああ。そうだな。私は最強なのだから当然だ。どんな国でも手に入れてみせる」

「…」

「月長石がアインズさんでも堕とせない国があるって」

「はあ?何を言っているのかしら。アインズ様に堕とせない国はないわ」

「そうですよぉ」

 

アインズの力ならおそらくリ・エスティーゼ王国やバハルス帝国を堕とせるだろう。

まだ情報が少ないから絶対に落とせると言えないけど、ほとんどの国を堕とせる可能性はなくはない。

それほどまでに異世界とアインズのレベル差があるのだ。でもまだ見ぬ強敵はいるかもしれない。

 

「ほう、私に堕とせない国があるか。おもしろい。どんな国かね?」

 

アインズも興味があるので頑張って魔王ロールで聞いてみる。

この異世界を少しずつ調べているが、今のところ強大すぎる国は思いつかない。可能性としては法国やアークランド評議国、そして特に気になるのが遥か南方の砂漠に存在するという浮遊都市エリュエンティウだ。

 

(もしかしてカイトさんたちとか言うのかな。カイトさんたちは違うっていうけどあのタルタルガも浮遊国家だし)

 

さあ、どんな答えがくるのか。

 

「…」

「ふんふん」

「どんな国かね?」

「夢の国だって」

「ヴぇ!?」

 

アインズ超動揺。今日で一番動揺したのは間違いない。

 

「夢の国?何その国。そんな国なんて」

「それ以上はダメだソリュシャン!!」

「え!?は、はい!?」

「その国は絶対に喧嘩を売っちゃいけない国だから!!」

 

至高の四十一人全員集合しても勝てない。ナザリックと.hackers全員が力を合わせても勝てない。

 

「喧嘩売ったら本当に夢の国への片道チケットを送られるよね」

「この話はもう止めましょうマジで!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナザリック宝物殿

 

「ちょっと試作品を作ってみた」

「ほほう」

「で、試しに使ってみた」

「で、どうなりました?」

「おそらく成功したと思うのだよ。普段じゃ口にしない言葉とか言っていたしな」

 

ぴろし3が持っていたのはクラッカーのようなモノであった。

 

「ではソレを元に私の作品に組み込んでみましょう」

「うむ。作成するにいたって試作品を何度も作成しよう」

「ええ、勿論です。完成品に至るには試作品を何度も作らないと…モデルは私とアインズ様ですね」

「色はやはり金だな」

 

狂乱の宴まであと少し。

 




読んでくれてありがとうございました。
次回もゆっくりとお待ちください。


今回はちょっと疲れてたかもしれません。
やりすぎたかもしれませんね。 ネタがねえ・・・

カイト「ごめんなさい」
アインズ「ごめんなさい」
アルベド「あの、どこに謝っておられるのですか?」
2人「どっか」
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