それに気が付かないうちに本作品よりサブ作のこの作品のお気に入りが増えててわらってますw
みんなAC 好きなんだなぁ…気持ちはわかるけどもw
そんなこんなで第三話どうぞ!
「もう間もなくポックル星に到着します。着陸に備えてください」
ドラえもん達に一つ一つの経緯を説明し終えた俺達はポックル星に到着するということで気持ちを入れ直していた。ドラえもん達は俺の過去の経歴に驚きを隠せてなかったけどなんとか理解してくれた。
因みにこれが撮影ではなく実戦であることは伝えていない。伝えた方がいいかと思ったが伝えない方が変に緊張せずに済むと判断し敢えて言わなかった。
まあ何かあってもACの装甲なら(大体は)防げるから盾になることもできるし主任もいるのだから一先ず問題はないだろう。
それよりも死神部隊だ。どこで仕掛けてくるのかも分からなければ一体どんな戦略で攻めてくるのかもわからない。数で押された場合、俺と主任だけならともかくドラえもん達を守りながら戦うことになればこちらが圧倒的に不利となる。しかし敵もそう簡単にドラえもん達を逃がしてくれるとは思えない。
だから何があっても良いように常に俺の状態でいる。無論戦闘中以外なら僕でいると思うのだがもうすぐ敵陣に着くということで今は俺の状態でいる。主任も先程まではいつものふざけた雰囲気であったが今はもうその面影など一切なく、EXUSIAに乗っていた時と同じ真面目モードになっていた。
その俺達二人の雰囲気に当てられてなのかは知らないが心無しか撮影だと思いこんでいるドラえもん達も気を引き締めている。
そして、船がワープ空間を抜けるとモニターに大きな惑星が映っていた。恐らく地球よりもでかく、色はエメラルドグリーンが基本となっている惑星。
「これがポックル星か…でかいな」
無意識のうちに僕がつぶやく。皆もそれを感じたのか、首を縦に降って頷いていた。正直地球と同じくらいかと思っていた俺達にとってこのサイズは想定外だ。ここのどこに宇宙海賊がいるのか分からなかったら宇宙海賊の企みを阻止できなかっただろう。そもそもアロンくんが来なければここに来る事はなかったし主任に会うこともなかったんだが…
「間もなく着陸体制に入りますので、皆さん注意してください」
言われた通り近くの手すりに捕まって着陸に備える。暫くすると軽い振動が伝わり、エンジン音が消える。どうやら問題なく着陸は出来たようだ。
俺はアロンが宇宙船の扉を開けるのと同時に撮影時にも使用したバトルライフル二丁とACを展開し、即座に飛び出る。今回のアセンは重量二脚の重装甲型。ある程度装甲値を上げ、敵がレーザーメインと言うこともあるのでTE装甲をメインに上げている。なお主任もハングドマンを展開してはいる為、この2機なら基本TE攻撃からは身を守れるが死神部隊のアセンが現状ではわからない以上、もし遭遇すれば逃げる必要がある。
最悪戦闘中にアセンブルを変えればいいのだがそう簡単に変えられる物ではない。システムを展開し、パーツをセットし、戦闘モードを再起動する。言葉にすれば簡単なのだがそれを行うには一度ACを仕舞わなければならない。
そういう意味ではロザリィと行動していた時の方が安全ではあった。時間は今より掛かるもののヘリの中ということもあり、余程の攻撃でなければそう簡単にやられる必要がない。しかし武器だけは戦闘中でも多少のラグはあるし動きが止まることにはなるが交換できるのがありがたい部分だろう。しかしそれでも今まで通りハンガーにある程度武装を設定して切り替えたほうが楽ではあるのだが。
だが無い物ねだりは仕方ない。一応主任と話し合い、もしアセンブルを変えることになればその間主任には全力で僕を守ってもらうことになる。
また、今回は長期決戦が予想されるので今の所
《システム、スキャンモード》
飛び出すと同時にリコンを一気にバラまき、システムをスキャンモードへと変える。幸いな事に僕達以外に生体反応とかはなく、近くに敵がいる様子も見られない。俺は一息つくとバトルライフル一丁を右手に残し、他は解除した。
主任も俺の様子を確認するとKARASAWAと呼ばれるレーザーライフルを手に残し、他を解除した。
周囲を見ると遊園地の遊具と思われる物がいくつも見える。恐らく実際にこういった物を作ることでその惑星の住人に自分達を信じ込ませていたのだろう。
しかし、奴らの目的はともかくどうやってあんなでかいダイヤモンドの太陽を壊す気だ?エネルギーを利用するとは聞いていたがどのように利用して壊すのかまではアロンも知らないようだった。
恐らく砲撃をするつもりなのだが一体どうやって…
そんな事を考察していると急に電気が付き、周りが明るくなる。遊具らしきものも起動し、夜の遊園地は稼働を始めた。どうやら周囲を確認しに行っていたスネ夫が付けたようだが…危ないな、色々と。
まあ仕方ないか。俺も前世の記憶が無かったらそんな風に動くだろうし…
「さて、まずは情報戦と行くか」
『その必要はありません。既にこちらで情報収集と目的をある程度は集めていますから』
「うわっしょい!?」
突然脳に声が響き思わず変な声が出る。周りを見るが誰もいない。あれ、ドラえもん達遊具で遊び始めちゃったよ…大丈夫かこれ…
それはともかく、突然で驚いたがこの声には聞き覚えがある。横にいる主任と同じく前の世界での俺の敵にして一度はオペレータとして組んでもらった女。
『キャロル・ドーリー…か』
『ええ、その通りです。お久しぶりですね』
俺としてはあんまりいい思い出がないこの女だがこいつも主任と同じく意味のないことはしない。寧ろ主任よりしっかりしてる分指示を聞くならこっちのが百倍近くマシだろう。
『それよりも、この様にテレパシーに近いものを使用しているにも関わらずよくすぐに使い方が分かりましたね』
『あー…ドラえもんのひみつ道具に似たようなのがあるから同じようにやっているだけだ』
なるほど、とキャロルは呟き、思考を始める。恐らく彼女や主任にとってドラえもん、まして22世紀の技術なんて珍しいにも程があるのだろう。少し経ってキャロルは失礼しましたと返事してきた。さて、ここからが本題…か
『まず現状についてお話致します。現在敵と思われる宇宙海賊はダイヤの太陽を破壊する為の塔の建設を、その塔の警備を雇われた死神部隊に行わせているようです。また、未確認のAC二機も確認されています』
「未確認?それは一体…」
『そのうちの一機は死神部隊の機体の一つであることは分かっているのですが…どうやら死神部隊とは敵対しているようです。もう一機に関してはデータ上の推測でしかないですが恐らく貴方の、黒い鳥の再来と呼ばれている人物であると思われます』
「…まじか」
キャロルの報告に驚きが隠せず思わず声を漏らす。映像でしか見ていないがあれだけの実力を持ったパイロットがこの星に居る。更に死神部隊と敵対していると言う事はうまく行けばこちらと合流できるという事だ。もし可能ならば合流し、死神部隊と宇宙海賊を叩き潰したいとこだ。そういやようやく敵がどうやって太陽を破壊するのか分かったわけだが…
「先程太陽を破壊する為に塔を建築している、と言っていたがどういう事だ?」
キャロルはああ、なんだそのことですかと言うと説明を始める。いや、なんだって俺は全く分からないからな?
『簡単に言えば星の生命エネルギーを使用しオーバードウェポンを使用すると言った具合です』
「それなんてカ・ディンギル?」
ようはシンフォギア一期でフィーネがやろうとした事と一緒か。ってそれあの塔を壊せということになるわけだがどうするか…
『まあそんなに気にすることもないと思うよ?まだエネルギーの充填まで時間はあるしね。それに死神部隊だけでなく宇宙海賊の幹部みたいのもいるみたいだし』
「おい待てそんなん聞いてないぞ」
待てなんだその新情報。死神部隊だけでもだいぶ面倒くさいのにそんなやつらも居るのか。何度目になるか分からないが再び頭を抱える。主任が後付でACはないから殆ど敵ではないと付け加えるがそれはあくまで俺らの話であってドラえもん達には危険だ。流石にまずいぞこれは…
「おーい!のび太!のび太もこっこいよー!」
ジャイアンの声が聞こえ、そちらに視線を向ける。どうやらだいぶ楽しんでいるようでヒーロースーツのままこちらに手を振っている。記憶が戻る前の俺だったら多分ついて行っているが今の俺にとってここは戦場。それに、さっきから感じるこの予感。何かが増えていっている感覚。しかし殺気の様なものや人の気配は感じない。なんだこれ。
「ちょっとぉこれまずいんじゃないのぉ?」
「…ああ、これはまずい。囲まれているな…」
思わず舌打ちをしてACを戦闘モードで起動しておく。主任もハングドマンを起動し臨戦態勢を整える。すると警備服の様なものを着たロボットのようなものと一人の女性がやってきた。女性、それも地球人そのものだ。あの女…雰囲気が妙だな
「ごめんなさい!勝手に遊んじゃって…」
スネ夫は警備の人がやって来たと思い謝りながら警備員達に近づいていく。もしキャロルの話、そしてアロンの話から推測できた事が正しいなら…スネ夫が危ない!
「「スネ夫(さん)!そいつらは警備員じゃない!」」
「へっ?」
俺とアロンが同時に叫ぶのと共にスネ夫の元まで一気に加速しスネ夫を回収、再びブースターを吹かし後退する。それと同時に銃声が響き、スネ夫が居た位置に見事な円形が出来上がる。さしずめグラハムスペシャルならぬのび太スペシャルとでも言ったところか。なんかダサいな…
スネ夫が腕元でグエっと小さく呻くがこれは仕方ない。もし回収していなければスネ夫は消し炭になっていたのだから。
俺はスラスターを吹かしながら着地し、お返しに鉛弾(当たれば爆発する)を撃ち込んでやる。しかし、女はそれをローリングで避け、平然とした顔で立ち上がる。少しくらい表情崩れくれてもいいだろ…とりあえずスネ夫をドラえもんに投げ渡し、軽口を叩く。
「もう少し表情豊かな方がいいと思うぞ?顔はいいんだしな」
「そうか、初代黒い鳥の言葉だ。頭には入れておこう。ところで、お前は私を楽しませてくれるな?」
女がそう言うと女の胸元辺りからぶら下がっていたドッグタグを中心に装甲が展開され、徐々にその姿をACへと変えていく。なんだそのアメリカ映画みたいな展開の仕方トランスフォーマーかお前は。現れたのは逆関節の狙撃特化と思われる赤と黒を基本としたカラーリングの機体、やはり間違いなかったか…
「死神部隊…仕掛けてくるのが早いな」
「ふっ‥お前と戦える事を待ち望んでいたからな。候補者ではない、正真正銘の黒い鳥。人の中の可能性」
こんな序盤から死神部隊と交戦するとは思っていなかった。来てももう少しあとだろうと考えていたから正直予定外過ぎる。でも、あいつの性格はなんとなく読めた。言葉からして恐らく、昔の武人の様な性格であるはず。なら!
「そうか、ならここで倒させてもらおう!」
「見せてもらおう、お前の持つ力。このKに届くといいな!」
俺はそのまま左腕のバトルライフルを撃ちながら右腕のバトルライフルをハンガーのブレードと入れ替え、接近戦の準備を整える。相手は攻撃を避けながらこちらを狙撃してくるが俺はそれをギリギリのタイミングまで引き付けてから回避する。敵がTEメインとは聞いていたが向こうのACはどう見てもKEメインの機体。当たらなければいいのだが向こうの狙撃技術はかなり高い。
「ちっ!アセンブルを確実に間違えてきたなクソ!」
「よく言うな黒い鳥。狙撃を避けながらこちらに近づきつつも自身や味方に弾が当たりそうになればバトルライフルでそれを撃ち落とすなど、完全に異常だ」
「昔から射的は得意でな!」
無駄口を叩いてはいるが正直ギリギリだ。だが、こちらに意識が向いてるのはありがたい。このままこいつを引き離す!
「はっ!こっちだよノロマ!」
「ちっ、流石にやるな…だが!」
向こうは誘いに乗ってこっちを追いかけてくる。このまま距離を引き離せれば!
「主任!こっちはこのまま引き受ける!そちらはうまい具合に脱出してくれ!合流地点は逃げきってからこちらに送ってくれ!」
主任に通信を送りスラスターを吹かす。主任からは了解と短いコメントのみが来たがまあやってのけてくれるだろう。あとはこっちが上手く奴を仕留めるか、もしくは足止めして振り切るかの二択だ。
俺は辺りが不自然に枯れている森を見つけると視線を逸らさないように注意しながら着地する。
向こうもここでやり会う意図を汲んだのか正面に着地し、こちらを見据えていた。
「なるほど…あの者たちが居れば本気は出せないということ…か」
「そういうことだ。こっちとしてはなんとしてでもあの場から引き離す必要があった訳だが…まさか乗ってくるとはな」
「ふっ、全力を出せない相手と闘っても意味がないということだ。最初に言ったただろう黒い鳥。私は見たいのだ。黒い鳥と呼ばれる者の…オリジナルの力をな」
なるほど…完全な戦闘狂だなこれは…俺とKは静かに、互いの動きを見ながら仕掛けるタイミングを見極める。こっからの動き方次第で戦況はいくらでも変わる。まるで西部劇のガンマンだな。
どうでもいい事を端で考えながらジッとタイミングを待つ。
「そろそろ仕掛けてくれてもいんだぜ?」
「無理に動けばこちらがやられる、それくらい分かっているさ。そちらもそれを分かっていて動かないのだろう?」
そりゃ読まれているか…しかしいつまでたっても動かないのであれば時間は稼げるだろうが場は動かない。
こちらから仕掛けるか…そう思いライフルを握り直した俺だが突如コックピット内に警告音が響いた。
「ちっなんだ!」
「この反応は…まさか!」
何事かと思いレーダーを確認すると未確認の反応が2機。どうやら向こうはこの反応について何か知っているみたいだが…
警戒していると空中から大量の弾幕が雨のようにKの機体に向けて降り注ぐKはそれをバックブーストでそれを躱し再び地面に着陸する。それと同時に二機のACがこちらの後ろに着陸し、銃口をKに向けた。
一機はKの色違いとも見れる機体、ただし脚部などのカスタマイズは多いに違うがどこか似た雰囲気を出している。
もう一機の機体は俺と同じようなアセンブルに俺と同じカラーリング、そして何より目立つのが肩の黒い鳥のエンブレム。
それを見た俺は先程キャロルから聞いた話を思い出した。黒い鳥の再来と反乱を起こした死神部隊の機体の話を。
「こちらリィナ・B・リュミエールです。そちらのAC、大丈夫でしょうか?」
黒い鳥の再来と思われるパイロットから通信が入る。まさか本当に女だったとは…
「こちらレイアーク・ディル・シュヴァイツェン。AC名ダークレイブンだ。こちらはなんとか問題ないんだが…まさかお前が黒い鳥の再来か?」
お礼の通信も兼ねて確認を取る。こっちとしては助かったがそれを確認しとかないとな…
「貴方がオリジナルの黒い鳥…情報が正しかったと?」
もう一機の黒と青のACからも通信が入る。こちら声も女性だ。しかし…情報?
「ああ、俺がそのオリジナルとやらになるらしいが…情報とは?」
「ええ、私達が死神部隊から逃げてる最中に通信が来たのよ、オリジナルの黒い鳥が死神部隊と交戦しているから援護をしてくれとね。私達も半信半疑だったけどいざ来てみれば本当にAC同士が戦闘をしている。だからそちらの援護をしたのよ」
情報…恐らくだがキャロルが送ったのだろう…しかしこの状況では助かる。早くこいつをどうにかしてみんなと合流しなくてはないからな
「そういう事か…恐らくその情報を流したのはこちらのオペレーター…になるのか?まあそいつが送ったのだろうからそれについては信用してくれていい。このまま援護を頼みたいのだが…リュミエールとあと…名前は?」
オペレーターについて疑問形なのは仕方ない。まだその辺の立場とかの話は向こうともしていないんだからな。それでついでに名前も聞いておく。リュミエールについては先程向こうから名乗っていたがもう片方は聞いていなかったからな
「ごめんなさい、まだ名乗っていなかったわね。私の名前はマグノリア・カーチス。貴方の最初の雇い主であるフランシス・バッティ・カーチスの子孫よ。それと援護については了解。私達に取っても死神部隊は倒すべき敵になるもの」
「…色々とツッコみたいんだけどそれは置いておこうか…そうか…フランの…ってことはまさか俺の…いやそれについては後で…とにかく、礼を言う、カーチス、リュミエール」
やっばい…一瞬のび太としての部分も出てきたレベルでまずい、まさかのフランの子孫って…ひょっとしたらあのとき…ってか変な事言ったせいでカーチスの回線から俺のってどういう事だろうって考えてるであろう独り言が聞こえてきてるし…
…まあこれについては後で考えよう。わざとらしくゴホンと言い区切りをつける。カーチスもそれが聞こえたのか独り言を辞めていた。
「すまないな、待たせてしまって」
「いいや、構わん。不意打ちを付くような真似をするつもりはない。話を纏めるのは大事だからな」
ここまで通信をしていたにも関わらず邪魔をしてこなかったKに謝罪を入れ改めて向こうと向き合う向こうは3VS1でもやるつもりなのか?そう思っていたが向こうがそれに、と付け加えてくる。
「そちらが合流するのも視野に入れていてな、こちらとしてはやはりフェアで闘いたいと思っていたのでそちらが話を纏めているうちに準備していた物を展開させて貰った」
そう言うと空から二機のACが出現し、Kの機体の両サイドに並ぶ。恐らく無人機だろうが…これで3VS3か
「そうか…ならこれで仕切り直しだ。リュミエール、カーチス、こちらに続いてくれ」
「「了解!」」
二人に指示を出し、スラスターを吹かす。向こうもこちらの動きを確認し二機の無人機をこちらに向かわせ、K自身は空へと飛び上がった。
「さあ、続きを始めようか!黒い鳥!」
Kの言葉が引き金になり、銃声が響き始めた
とりあえずこの作品は完成まで見えてるんでちょこちょこでも出せたらなとは思います。まあ元々そんな話数長くするつもり無かったんですけど…なんか多分話数増えそうだな…
あ、因みにレイアークって名前は前世ののび太の名前でリィナって名前もなんとなく出てきただけです(リュミエールはスターゲイザーから)
多分これから転職する可能性高いのでまた投稿遅れる可能性ありますがACの新作ばりに待ってくれるとありがたいです(要約 中々でない)