レイラを玄関からリビングへ案内すると、ボードとメガエラがこっちを見ていた。
「そいつが例の?」
「ああ。」
二人を見て彼女は少し怖がっている様子だった。
「へぇ~。随分可愛らしい子じゃないですか。これは私の腕の見せ所ってところですね。」
「本当だな。こんな可愛い子なかなかに見かけないもんだぞ。」
怖がるレイラとは別にこちらはなかなかに好印象である。
「しっかし、街の連中は気が狂ってるな。この子に罵詈雑言を投げかけたり石を投げてたりしてたんだろ?」
ボードは服の隙間から見える痣や赤くなったところを見て言った。
そうだなと言って俺は目線を彼女に移す。
「レイラ。このくすんだ金髪のオールバック野郎は俺の友人のボード。隣がメガエラさんだ。」
「は、初めまして・・・。ボード様、メガエラ様。」
「じゃあメガエラさん。後は頼んだよ。」
「分かりました。ささ、レイラさんこっちへ。」
「え?・・へ?あ、あのちょっと・・!?」
メガエラに別室へ連れていかれたレイラは頭に大量の?を浮かべていた。
「さて、ボード。そういやお前昼飯食ったのか?」
「いいや、まだだが?」
「そう・・か。正直俺もあれだけじゃ足らなくてな。何か作ろうと思うんだが?」
「良いな。レイラちゃんの歓迎も兼ねたプチパーティーだな。」
「ああ。お前の店から食材を持ってきてくれ。メインは・・パスタかな。ほら、メモ。」
メモを受け取って、ボードは自分の店へ戻ろうとする。
玄関へつながる廊下への扉に手をかけようとしたとき、こっちの方へ振り向いた。
「なぁ。」
「ん?何だ?」
「俺はさ、お前が友達で良かったよ。」
ボードにしては珍しく良く分からないことを言っていた。
「いきなりどうしたんだ?」
「・・いや、何でもないさ。これからもヴェラード何でも屋をごひいきに。」
そう言って家から店まで戻っていった。何だったんだ今の?
さて、メガエラさんによると1時間半はかかるらしい。
コンロ(もちろん魔道具)に火をつけ、スープ用の湯を沸かす。幸いこの町は漁港が存在するため新鮮なイカ、エビ、アサリが手に入る。
スープは・・海鮮だな・・。
サラダはあいつの野菜待ち。ベーコンでも焼いておくか。ドレッシングは・・・そうだ。エルフ秘伝のニンジンソースでも使ってみるか・・。
パスタも・・アスパラがあったな。エビとアスパラを使ってアッサリ目に仕上げるか。
と、そうこうしているうちに紙袋に食材をたっぷりと詰めてボードが戻ってくる。
「さて、ボード。お前も手伝ってくれ。」
「よし!ビストロならぬ
「頼むから普通に手伝ってくれ。間違ってもアイスにリキュールとオレンジジュースなんかかけるなよ!」
「分かってる分かってる。さぁ作るぞ!」
~1時間半後~
サラダ、スープ、パスタ、急遽作った魚のソテー。どれもいい出来である。
デザートに用意したアイスは冷凍庫(もちろん魔道具。と言うか家電製品はすべて魔道具に置き換えられて存在するものと考えてもらってOK)にしまってある。
丁度配膳が終わった時ドアを開けて、綺麗な服を着たライラとほこほこした顔をしているメガエラが入ってきた。
レイラは顔を下に向け顔を赤らめている。
「あ、あの・・ご主人様・・なんで私がこんな・・・。」
「ライラ。」
「は、はい。」
「俺は君がそんなみすぼらしい恰好をしてるのが嫌なんだ。君は俺の物つまり君の格好も俺の格好と同じようなものなんだ。」
「・・・・なんでそんなに優しくしてくれるんですか?」
「さぁ、なんでだろうな。」
ふふっと笑って俺は誤魔化す。ボードとメガエラはそんな俺たちを見てニヤニヤしている。
「ボード。何笑ってるんだ。」
「いやぁ、なんでもないよ。お前は絶対その子を奴隷として扱うことはないんだろうなぁって。」
なんでもないよより後ろの部分が良く聞こえなかったがまぁ良いだろう。
今は昼飯にありつこうか。席に座るとレイラがまだ立っている
「どうした。レイラ?」
「え、あ、その・・・この席は他のお客様が・・。」
「ん?ここは君の席だ。ほら座って。」
椅子を下げる
「あ、ありがとうございます。」
~この後めちゃくちゃお昼ご飯食べた~
ピストル大泉へようこそ!撃ち抜くぞー!
ライラちゃんの可愛さが足りない・・・これが文章力の無さ・・。
頑張ります。
ちなみに劇中でも書いた通り、だいたいの家電製品が魔道具として置き換えられてます。