はじめてのハンドリ作品の投稿となります。
まだまだ初心者なので至らないところがあると思いますが、よろしくお願いします。
それでは、ご覧ください。
ドン、タン、ドドタン、ドドタ、ドッドタン
自分1人しかいないスタジオの中に、スネアやバスドラムやハイハットの音が鳴っている。
今は自分の好きなバンドの曲をカバーできるように練習をしているが、2番のサビ終わりのフレーズが難しくて、苦戦してる最中だ。
「よし、もう一回やろ!」
気を取り直して、曲の一番初めから叩いて見ることにした。
頭の中で拍子をしっかり取りながら、体が覚えている感覚に従って演奏する。
そうして、一番は難なくクリア。
そのまま二番のAメロBメロに入っていき、問題の2番サビになる。
ここは感覚ではなく、頭の中でどのタイミングでスネア・ハイハット・バスドラ・タムを叩くのか考えて演奏する。
今練習している曲はリズムが早いのでミスをして少しでもタイマンがずれてしまうと、元に戻るのは厳しい。
そして、2番のサビに入る。
焦りと緊張で少し手に力が入ってしまったが、うまくフィルインに入る。
しかし、上手くいったことでちょっと気が抜けてしまったせいか、次のクラッシュシンバルを叩くタイミングが遅れてしまった。
ミスをしたことによって、演奏中に保ってた緊張や集中力が糸のようにプチンも切れた。
「あー、もう!なんでいつもあそこで気を抜いちゃうかなー!」
スネアにスティックを置いて、後ろの壁にもたれかかった。
10秒くらい、ボーっと天井を見ていると、ドアの上にある終了10分前を知らせるランプが光り始っていることに気がついた。
「あれ、もうそんな時間だっけ?」
近くの壁掛け時計を見ると、18:55を指していた。
「やば、あと5分しかないじゃん」
思ったより時間が過ぎていたので、急いで帰る準備をする。
荷物をまとめて、スタジオの鍵をフロントに返しに行く途中、ロビーに制服を着た女子高生が5人が楽しそうにお喋りをしていた。
最近、この子達をよく見る気がする。
そんなことを思いながらフロントへ向かう。
「お疲れ様、今日は前に言ってた部分上手く行った?」
「いやー、今日もあの部分だけうまくいきませんでしたよ」
俺に気さくに話しかけてきてくれたのはまりなさん。
このライブスタジオ「CiRCLE」のスタッフで、よく演奏に関する相談とか聞いてくれる優しい人だ。
「そっかー、私もあの曲聞いたけど、たしかに君が苦手としてる部分は難しいね」
「だから、速さをゆっくりにして確認しながら叩いたりしてるんですけど、曲の通りの速さで叩くとどうしてもミスっちゃうんです」
「けど、闇雲にただ叩いてるんじゃなくて、考えて叩いてるならもうすぐ出来るようになるよ。」
「だと、いいんですけど…」
「大丈夫だって、お姉さんが保証してあげる各個
「はぁ…」
まりなさんはドラムは担当外らしいので詳しいことは言えないが、いつも頑張れと言って元気をくれる。
そういうところが原因なのか、このスタジオはここらへんで結構人気らしい。
「あ、香澄ちゃん!スタジオ空いたからもう使えるよ!」
「はーい!」
まりなさんがロビーの方に声をかけると、さっき見かけた女子高生5人組のうちの1人が走ってきた。
「はい、鍵ね」
「ありがとうございます」
「今日は2時間やるんだっけ?」
「はい!もうすぐライブなんでみんなで練習なんです!」
「おー、それは大変だ!頑張ってね!」
「はい!」
鍵を受け取って、彼女は仲間のところに戻っていった。
てか、あの子の髪型凄いな。
猫耳みたいな髪型だった。
「響弥君はスタジオ予約していく?」
「えっと、明後日の14時とか空いてますか?」
まりなさんは机の上のスケジュール表を確認する。
「14時は1人用は埋まっちゃってるね」
「あ、まじすか」
「15時なら空いてるけどどうする?」
「じゃあその時間でお願いします」
「了解」
まりなさんはスケジュール表に予約と書き込む。
「なんか最近、このスタジオというかここらへんで楽器をもった女の子を結構見るんですよね」
「確かに、前に比べるとここにくる女の子も増えたね」
「なんかあったんですかね」
「今ガールズバンドブームが来てるらしいよ。特にうちは沢山のガールズバンドがライブとかしてくれるからライブを見にきてくれる女の子も増えてきてるんだよ」
「へぇー、ガールズバンドブームですか」
「ついさっき鍵を取りに来た女の子は、ここでも人気があるバンドの子だよ」
「あの猫耳の子ですか?」
「そうそう。確か君と同じ高校1年生だったはず」
へぇーと思いながら彼女達がいたロビーを見るともういなかった。
よし帰ろうと思い鞄を持とうとしたら、まりなさんな声をかけられた。
「響弥君って、今何かバイトとかしてる?」
「いや、バイトはしてないですよ」
「本当⁉︎じゃあさ、少しお話があるんだけど時間あるかな?」
「大丈夫ですけど」
まりなさんからのお願いってなんだろと思いながら話を聞くことに。
「実は最近人手が足りなくて困ってるんだけど、響弥君うちでバイトしてみない?」
予想外の話で驚く。
「ここでバイトですか?」
「そう。主に使用後のスタジオの整理とか、閉店後の掃除とかの締め作業になるんだけど」
「それって週何日とかって感じですか?」
「そうだね。シフトとかは後で決めると思うけど、たぶん半月に一回希望のシフトを出してもらう形になると思うよ」
「時給とかは…」
「時給はオーナーと相談になるけど、1000円以上にはするつもり」
最近、自分専用のペダル欲しいと思ってたし、高校に上がってから何かと金を使うから小遣いじゃ賄えなくなってきたし、興味はあるけどな…
「あと、閉店後に1時間くらいならドラムも練習していいよ」
「マジですか!」
俺は興奮で少しカウンターに前のめりになった。
これは美味しすぎる話だ。
いつも料金を払って使ってるスタジオが、給料を稼ぎながら無料で使えるなんて話に乗らずにはいられない。
「うん。別にすぐに決めろってわけじゃないからゆっくり考えて」
「いや、やります!てかやらせてください!」
「え、今決めちゃって大丈夫?」
「大丈夫です、俺基本ドラム叩いてる時以外暇なんで」
誇ることでもないのに、何故か俺は誇らしい態度だった。
「君が大丈夫ならいいんだけどね」
そして、まりなさんは机の下から書類らしきものを2枚取り出してきた。
「じゃあこれ。契約書と履歴書ね」
「わかりました。いつまでに持ってきたらいいですか?」
「出来れば3日以内に持ってきてほしいな」
「じゃあ明日の練習の時に持ってきます」
「了解、じゃあその時にもっと詳しいこと説明するね」
「はい」
その後、俺はコンビニに寄って帰宅して、現在は自分の部屋のベッドにスティックを持ちながら寝転んでいた。
まさか、自分がバイトすることになるなんて思っていなかったけど、スタジオスタッフにはちょっと興味があったし、何よりドラマを無料で叩かせてもらえるなんて素晴らし過ぎる。
いやー、バイト楽しみだな。
「響弥、ご飯できたわよー!」
「はーい、今行く!」
母親に晩御飯が出来たと呼ばれたので、スティックをベットの上に置いて下に降りた。
改めまして、こんばんわ!
よっとんです。
普段はラブライブ の作品を書いているんですが、ガルパをずっとやってるとバンドリも書いて見たいなと思ったので思いつきで書いちゃしましたww
この作品は、主人公が各バンドのメンバーと関係を持っていくことを考えたおり、恋愛要素を入れるかはまだ確定していません。
そこらへんは書いていくうちに合わせていこうと考えていますか。
今回は香澄ちゃんしか登場しませんでしたが、次話からは他のキャラクターも登場しますよ!
ここからは、自分のことなんですが、僕も実際にドラムをやっていて今で2年くらいになるのかな?
まぁ、まだ音楽をかじった程度ですけど、ちょっと細かい描写と書いて行けたらいいなと思っています。
それでは今回はここまで!
次話は近いうちにあげますので、お楽しみに!
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