次の日
俺は昨日まりなさんに誘われたバイトの件でドラムの自主練の時間より30分早くCiRCLEに来ていた。
「こんにちわ。昨日の書類持ってきました」
「あ、響弥君!ありがとう持って来てくれて」
「いえいえ」
「よし、じゃあバイトしてもらうために必要なものは揃ったから、詳しいこと説明するね」
そういうとまりなさんはカウンターから出てきてロビーの方におれを案内した。
「えっと、まずシフトについてなんだけど2週間に1回希望の日を聞いてい決めます。このお店最近忙しくて人手が少ないから希望の日はほとんど入れると思うよ」
「まじすか?それは助かります!」
「じゃあ早速シフトの方決めちゃおう。響弥君はいつから働けそう?」
「俺はいつでも大丈夫ですよ?なんなら今からでも」
笑いながら冗談ぽく言った。
「ホント?じゃあ早速これから研修も兼ねて働いてもらおうかな」
「はい!って、え、マジですか?」
「うん。もちろんちゃんとお給料は発生するから安心して」
まりなさんはいつも通りの優しい笑顔で話してくれる。
どうしよう、冗談のつもりだったのにまさか本当に今から働くなんて思ってなかった…
「あのー、俺この後個人練てスタジオ予約してるんですけどー」
「あ、そうだったね。じゃあ明日とかどうかな?」
「いや、キャンセル料とか発生しないなら今からでも大丈夫ですけど」
「こちらからお願いしてるからそれは大丈夫だよ」
「じゃあこれからお願いします」
「こちらこそよろしくね。じゃあスタッフルームに案内するね」
それから俺はスタッフルームに案内され、着替える場所などを教えてもらった。
次に会計の仕方と貸出機材の貸し出し方法。
予約の取り方などいろんなことを教えてもらい、気づいたら3時間くらい過ぎていた。
「よし、一通り説明は終わったかな。機材とかはやって行くうちに覚えていくから心配しないで」
「はい…」
さっき、まりなさんからアンプやPA卓といった、ギターやボーカルの人が使う機材について説明を受けたけど、今までドラムしかやってこなかったからドラム以外のことは全くの無知だったからさっぱりわからなかった。
一応まりなさんはフォローはしてくれたけどちょっとこの先心配だ。
「私これから事務作業と一緒に休憩取るから、何か困ったことやわからないことがあったらスタッフルームに呼びにきて」
「わかりました」
そして、まりなさんは裏に戻って行った。
幸い、今の時間はスタジオは一部屋しか使われてないのでしばらくはカウンターで座りながらぼーとするだけになりそうだ。
それから30分後
お客さんは一切来ず、暇なので今は机の上に置いてあった音楽の専門誌を読んでいる。
「あ、ここにガールズバンドのことが書いてある」
記事には日本全国でガールズバンドブームが起きていて、その中でも特に注目されてるガールズバンドが載っている。
花咲川女子学園で結成された仲良し5人組 〈Poppin’Party 〉
幼馴染5人が奏でる王道ガールズロック 〈Afterglow〉
アイドルがバンド⁉︎〈Pastel✳︎Pallets〉
高い技術を持つ本格派ユニット!〈Roselia〉
ハッピー、ラッキースマイル、イェーイ!〈ハロー、ハッピーワールド〉
合計5つのバンドが載っていた。
「花女って家の近くにある学校だったな。てか、最後のバンドに関しては自己紹介じゃなくね?」
そんなことを思いながらも、どのバンドも個性的でめちゃくちゃ面白そうだ。
どんな曲を演奏するのか機会があったら聞いてみたいな。
カランカラン
入店を知らせるドアのベルが鳴った。
「16時から予約してる戸山です!」
「戸山さんですね、ちょっと待ってください」
予約表から言われた名前を探す。
「部屋番号はCでよかったですか?」
「はい!」
部屋の確認が取れたので彼女に鍵を渡そうと顔を見たとき何か違和感を感じた。
「あれ…」
それけら彼女を5秒ほど見続けていた。
「あの、私の顔何かついてますか?」
「え?あ、すみません!なんでもないです」
「そ、そうですか」
咄嗟に謝り、鍵を渡しすと彼女はメンバーのところに行った。
「あれ、香澄ちゃん顔が赤いけど大丈夫?」
「え、ほんと?」
「何かあったの?」
「受付の男の人にじーと見られてちょっと照れちゃった…」
「なんだそいつ、変態とかじゃないのか⁉︎」
「もしかして、一目惚れとか?」
「お、おたえ!そんなんじゃないよ!」
どうやら、俺が戸山さんを見ていたことてらしい。
女子高生って恋バナとかそういう話好きだから仕方ないか。
けど、おれは健全な男子高校生なんで変態扱いはやめてほしいな。
なんてことを思っていると、俺を変態と言った金色ツインテールの子と目が合い。
いきなり睨みを効かしてスタジオに入って行った。
「何もそこまで怒らなくてもいいじゃん…」
俺が戸山さんを見ていたのは、猫耳みたいな特徴的な髪型をしていた子が、さっき読んだ雑誌のバンドにいたのに気づいたからだ。
「聞いてみたいと思ったけど、案外近くにいるもんなんだな」
ちょっとラッキーなんて思いながら、また雑誌を読み始めた。
1時間後
「響弥君、そろそろ4時だから上がって良いよ」
「あ、もうそんな時間か」
戸山さん達がスタジオに入ってからは誰もお客さんが来なかったので、あのまま雑誌を読んだらエアでドラムの練習なんかをしたりしてたらいつの間にか、バイト終了の時間になっていた。
「仕事の方はどうだった?」
「あまりお客さんも来なかったのでただ座ってるだけだったので、なんとも言えないすっね」
「たしかに今日は人が少ないね」
「後は、やっていくうちに慣れて行こうかなって思ってます」
「そっかそっか、まぁ気楽にやってよ」
「はい」
「あ、折角だしスタジオで練習して行く?」
「え、いいんですか!」
「今日は他に予約も入ってないし、今も人が少ないから全然良いよ」
「ありがとうございます!」
嬉しいサプライズが待っていた。
スタジオ内
あれからシフトから上がり、着替えてドラマを叩く準備をしている。
まずは、基礎練とアップも兼ねて、スネアを叩く
タン、タン、タン、タン
まずはBPM90という遅いテンポで4拍子で叩く
タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ
次に8拍子
タタタタ、タタタタ、タタタタ、タタタタ
次に16拍子
この3つの拍子をBPM120、150、180と変えて叩いていく。
2つ目は、さっきと同じように叩く速さを変えて、4ビート、8ビート、16ビートと叩いていく。
これが俺がドラムを演奏する前にする基礎練だ。
ここまでで、約15分経ってるから、時間をなるべく有効に使いたいのですぐに演奏に移る。
「さーて、今日はうまくできるかな…」
今日演奏するのは、結構前から練習している曲で、昨日の練習でも失敗した曲だ。
「すーはー、良し!」
一度深呼吸をして、気合いを入れて演奏に入る。
またいつもの所でミスをして叩くのをやめてしまった。
「あー、もう!なんでいつも同じとこだけミスるんだよ!」
イライラしてスタジオが防音設備があるのをいいことに、大声で叫んだ。
それから30秒くらいボーと天井を眺めて落ち着いていたんだけど。
「香澄、早く行くぞ!」
「えー、でも今のドラム凄かったよ?」
「だとしても、他の人が使ってる部屋を覗くな!」
「有咲だって、一緒に見てすごいって言ってたよ?」
「だぁー、もううるせぇ!」
何故が扉の前で戸山さんとさっき俺を睨んできた女の子が騒いでいた。
何か用かなと思い2人に話しかけることにした。
「あのー、何かありました?」
ドアを開けて、2人に声をかけると戸山さんがいきなり俺の手を握った。
「あの!もう一回ドラム叩いてくれませんか!」
「え、は、はい!」
お久しぶりです、皆さん!
いひょじんです!
今回は主人公のアルバイトの様子を描いて見ました。
え、なに?早くバンドリのキャラクターを出せ?
まぁ、そんなに焦らないで!ガルパで星4出なくなるよ!
と、いう冗談は置いておいて。
次回からがっつりバンドリのキャラクターと関わって行きます。
ここまで読んだ方はお分かりかと思いますが、まず一番初めはPoppin’Partyです!
僕も主人公と彼女たちがどんな会話をしていくのが構想を考えるのが楽しいです!
次話は1週間以内には上げるつまりなので、お楽しみに!
それじゃあまた次回!