試験当日。
前も言ったとおり、雄英高校が引き取ってもらった親族の家から遠いので、早めに起きて電車に乗り込み、しばらく席に座って、目的の駅に着くまで待つ。
受験なんて何度もやったが、やっぱり緊張する。
勉強だってしっかりしたし、戦闘も出来る。
自信はあるが、そんな簡単に緊張しなくなるわけじゃないようだ。
そんな緊張も、眠気によって感じなくなって行く。
早めに起きたせいか、眠い。
まだ着くまで時間があるし、それまで寝ておこう。
そう思いながら、目を閉じた。
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やって参りました!
眠気がなくなったことにより、無駄に上がったテンションのまま、心の中で叫ぶ。
長かった。本当に。
約15年間、幼い頃からヒーローになると決めていたので、ヒーローになるための第一歩とも呼べる雄英高校の入試に、にやけが止まらない。
心なしか、周りが明るく見えるのは、気分が明るいからだろう。
そんなことを考えながら、案内の紙に書いてあった講堂に向けて進む。
流石、日本で一番のヒーロー高校というべきか、アホみたいに広い校舎に迷いそうだ。
「広いな!ここは!迷いそうだ!一応あんたについて行ってもいいか!」
無駄なテンションと大きな声。
思わず振り向いた先にいたのは、こちらを向いている坊主の少年が俺に話しかけていた。
濃い眉毛と鋭い目、明るい雰囲気が特徴的だ。
「あ、ああ。俺も絶対に迷わないっていう自信があるわけじゃないけど、2人でいれば迷いにくそうだしな」
若干戸惑いながら返す。
別にコミュ症ってわけではないが、こんなテンションの塊のようなやつに話しかけられて普通に返せるほど、コミュ力高くない。
「俺の名前は、成河 凍焼。よろしくな」
簡単な自己紹介を述べて、手を差し出す。
握手をするためだ。
「ああ!俺の名前は夜嵐 イナサだ!よろしくな!」
そう言ってから、俺の手を取った。
夜嵐 イナサ。
何処かで見たことがあるような、ないような。
原作の知識も、もうほとんど覚えていない。
重要人物とかなら思い出せるんだけどな。
こいつが重要人物じゃないのか、それとも俺がただ忘れているだけか。
今はとにかく、講堂に向かおう。
早めに来たつもりだが、出来るだけ早く行ったほうがいいし。
そう考え、イナサと話をしながら講堂に向かった。
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「筆記は以上で終了だ!次は実技!最後に面接だぜ!」
プレゼント・マイクの声が俺の鼓膜を震わせる。
高台から放たれた声は、軽めに個性を使っているのか、普通ではありえないぐらいの声量を持っていた。
説明でもあった通り、筆記が終わり、次は実技。
リレーだと思っていたんだが、3kmマラソンだった。
普通に走るだけでは完走できないコースを、いかに早く走るかを見るのだと。
そんなことを考えていたら、一つ前のイナサ達がスタートした。
原作で出てくる公式チート、轟 焦凍も一緒だ。
流石というべきか、こんなことを考えている間に結構な距離走ったようだ。
俺も頑張ろう、そう気合いを入れ直した。
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「スタァァァーーート!!」
無駄に大きいプレゼント・マイクの声を聞きながら、個性を使って移動する。
キャンプのときは、滑って移動したが、今は違う。
足の裏から氷を作り出し、どんどん重ねていくことで進んでいる。
火の個性で適度に体を温めながらも、氷の個性の使用も緩めない。
その速度は、先ほどのイナサと轟の記録を抜けるほどだ。
それほどまで、実力がついたのは、ヴィランを狩ることで実戦経験が詰めたのもあるが、やはり父親の個性を奪ったのが大きい。
父親の個性を奪うことで元からあった氷の個性が強化され、氷を出す速度はより早く、氷の大きさはより大きく、温度はより低くく、単純な強化、しかしだからこそ強くなった。
デメリットとして体温の低下が早くなったが、火の個性で補える。
結果、イナサと轟の記録を約30秒リード。
実技試験一位という、誰もが欲しがる称号を獲得した。
すいません。
推薦入試の内容が書いてある部分が原作で少なかったので、描写が足りなくなってしまいました。
評価、感想、ありがとうございます。
評価で2を付けられてしまいました。
悔しいので頑張ります。
よければダメだったところを教えてくれると嬉しいです。