勝手に転生させられた挙句、転生した世界はダンまちでした!? ~主人公ハーレム物語~   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第十七話 リリィとシルさんと、時々ベル

「二名様ご案内でーす!」

 

「それ、言う必要ないですよね?」

 

シルさんに手を引かれながら店内に入る。 相変わらず豊穣の女主人は冒険者で溢れかえっており、繁盛しているようだ。 カウンターせきに座りミアさんに挨拶をする

 

「昨日はすみませんでしたミアさん」

 

「ん? あぁ、アンタかい。 昨日のことに関してはいいよ別に、弁償代や料理の代金は貰ってるしね」

 

「で、でも......」

 

ミアさんは豪快に笑い言ってくるが、リリィは納得いっていないのか食い下がろうとする。 今回は俺も納得いっていないので、リリィに乗っかる

 

「いやいやいや、店の中と外で殴り合いしてたんですから」

 

「あぁん?」

 

「「なんでもないです!!」」

 

俺とリリィは思わず声を合わせ、全力で首を横に振る。 人のことを視線で殺せるんじゃないかって形相で睨んでいるのだ、下手なことを言えば殺されかねない。 そんな俺とリリィの様子を見て、シルさんは笑いながら話しかけてきた

 

「大丈夫ですよセフィロスさん。 日常茶飯事とは言いませんけど、割とお客さん同士で喧嘩とかありますから」

 

「流石酒場と言うかなんというか......」

 

隣でリリィもうなずいているし、俺がおかしいというわけではないみたいだ。 これ以上何かを言おうとすれば、ミアさんに何をされるかわからないのでこの話は終わりにするとしよう。 気持ちを切り替え注文をする

 

「シルさん、とりあえず飲み物一杯」

 

「今日は何か食べないんですか?」

 

「ロキファミリアの方で食べてきたので今日は飲み物だけです」

 

「はーい、わかりました」

 

シルさんは飲み物を取りに行くため店の奥に引っ込む。 すると、ミアさんが話しかけてくる

 

「昨日のことは本当に気にしなくていいよ、シルの言ったようによくあることだからね。 まったく、アンタもお人よしだしあの坊主もお人よしだね」

 

「坊主?」

 

「昨日食い逃げしようとした坊主だよ」

 

「ベルも来たのか」

 

話を聞くとベルは朝に謝りに来たらしく、ミアさんの叱咤激励を受けダンジョンに向かっただとか。 元気だなベルは、俺は体がぼろぼろで動くのも辛かったのに。 シルさんから飲み物を貰い飲んでいると、こんできたのか店内が騒がしくなる

 

『リリィ、一応目的は果たしたし、そろそろ帰るか?』

 

『そうですね、一応は果たしましたし』

 

リリィと目を合わせ席を立とうとしたのだが、間が悪く声をかけられてしまう

 

「あのすみません、隣座らせてもらってもいいですか?」

 

「あ、もう出ますので大丈夫...... ベルか」

 

「セフィロスさん」

 

声をかけてきたのはベルで周りを見回すが、どうやら空いているのは俺の隣だけらしい。 出ようと思っていたが、さっきのロキファミリアでの件を思いだし、そのまま席に座る。 リリィには念話で断ってあるので、追加の注文をシルさんにする

 

「シルさん、追加で飲み物をください。 後リリィの分も」

 

「わかりました!ベルさんは注文お決まりですか?」

 

「じゃあ僕はこれを」

 

「はい!」

 

ベルはメニューを指さし注文をすると、ミアさんに注文を言いまたも奥に行くシルさん。 ベルは俺の隣に腰を下ろすと、話しかけてくる

 

「セフィロスさん昨日はすみませんでした。 お金のこと頭になくて、代わりに払ってもらったみたいで......」

 

「あー、まぁ気にするな、事の成り行きって言うのもあるし」

 

「成り行き?」

 

不思議そうに首をかしげるベル。 どうやら昨日の一件のことは聞いていないようで、そのことを説明しようとすると、俺よりも先にシルさんが話をしてしまう。 少し膨れているように見えるが気のせいだろう

 

「昨日ロキファミリアの方と喧嘩をしたんです、殴り合いの」

 

「えぇ!? な、なんでそんなことになったんですか!?」

 

「昨日ベルさんを罵倒していた狼人の人とです。 頭に血が上って、ベルさんを罵倒されたのが許せなくて、レベルが上なのにもかかわらず殴り合いしたんです。 ボロボロになりながら」

 

「・・・・・・」

 

今度こそ俺が説明をしようと口を開こうとしたのだが、今度はリリィが説明をする。 どうやらこの話は俺の周りでは地雷原で、リリィも頬が膨れている。 しかも二人ともジト目で俺を見ているためか、すごく居心地が悪い

 

「セフィロスさん...... 僕のために、すみません!!」

 

ベルもベルで今の話を聞いてか、俺に頭を下げている。 なんだよこの状況、ジト目で見てくる二人に、目の前で頭を下げる野郎一人。 周りから俺はどう映っているんだろうか、かなり心配だ。 だが救世主は意外なところから現れた

 

「ほれ、注文の料理だよ!冷めないうちに食べな!」

 

「ほ、ほらベル料理来たぞ!冷めたらもったいないからな!」

 

とりあえず頭をさげていたベルの肩をたたき、料理に向かせる。 ふぅ、これでベルの方はどうにかなった。 リリィとシルさんはさわらぬ神にたたりなしと言うことで、放っておくことにする。 ベルは渋々ながら料理を食べ始めたので、俺は飲み物を飲み話を始める

 

「まぁ、殴り合いの一件は気にするな、僕の問題だからな。 それよりお前に朗報がある」

 

「朗報、ですか?」

 

料理の方に夢中なのか、殴り合いに関しては何も言うことはなかった。 シルさんもリリィも俺にジト目を向けるのをやめ話し込んでいた。 と言うかシルさん、リリィと話し込んでいていいのか? 店は? 関係ない話は頭の隅に置いて置き、ベルに今日のことを説明しておく

 

「一応話し合いの結果、昨日の殴り合いの話は解決した。 それでだな、ロキファミリアの団長、フィンさん、幹部であるアイズさんに修行をつけてもらえることになった」

 

「・・・・・・? ??」

 

「どういうことですか!?」

 

ベルは状況が追い付かないのか食べる手が止まっていた。 代わりにリリィと話していたシルさんが俺に聞いてくる。 というかシルさん、近いよ!

 

「あのシルさん、落ち着いて。 近いから」

 

「はっ!? あぅ......」

 

俺が指摘するとシルさんは顔を赤くして離れる。 ふぅ、何とかなった。 気を取り直して説明を始める

 

「昨日の殴り合いのお詫びってわけでもないんだけど、色々あってな。 それにミノタウロスの件もあったということでな」

 

「その色々が一番大切ですよね!? なんでよりによってそこを飛ばすんですか!?」

 

再起動したベルが突っ込んでくるが、色々あったとしか言えない。 詳しく説明するのも憚られるし、このぐらいでいいだろう。 シルさんはいまだにさっきのことを気にしているのか、顔が赤いままだ。 俺も少し恥ずかしかったけどさ。 リリィはリリィでこっちを膨れっ面で見てるし

 

「そんなわけで明日の早朝、ここの店の前に集合な?」

 

「どういうわけですか!?」

 

「ミアさん勘定!」

 

「はいよ!」

 

ベルが騒がしいが無視してミアさんに勘定を払う。 いまだ膨れっ面なリリィの手を取り、店から早々に退散を決め込む

 

「あ、セフィロスさん!またのお越しを!」

 

「はい、また来ますシルさん!」

 

 




サブタイは適当でーす

ダンメモ、何だあれ、何だあれ!? とりあえずキャラ崩壊のあれは見なかったことにして、アイズたんとレフィーヤふつくしい...... この頃石の消費激しくて俺っち涙目。 とりあえず貯めねば(使命感

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