勝手に転生させられた挙句、転生した世界はダンまちでした!? ~主人公ハーレム物語~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
ロキファミリアでの激動の一日を終えた次の日、待ち合わせをした豊穣の女主人の前でベルを待っていた。 だが手持ち無沙汰というわけでなく、シルさんと話しているわけなのだが
「今日はロキファミリアにいかれるんですか? これお弁当です」
「行くにはいきますけどダンジョンに潜ってからにしようかなと。 ありがとうございます」
「ならお弁当は無駄にならなそうですね、よかった」
ほっとしているシルさんだが、そう思うなら作らねばいいのでは? なんて思うのだが好意を無駄にできるわけも無く、そのまま受け取る。 偶然だったとはいえあんな出会いだったのにまさかこんなことになるとは思わなかった
「セフィロスさーん!」
「おはようベル、それと早朝なんだからもうちょっと声は控えような?」
「おはようございますベルさん」
こちらに向かって走ってくる人影が見えたと思ったら、ベルだった。 確かに挨拶は大事だと思うのだが、朝ということもありもうちょっと声を控えてほしいものだ。 やんわりと注意しつつ、近くで立ち止まったベルが息を整えるのを待ち歩き出す
「それじゃあシルさん弁当ありがとうございますした。 そんじゃ、今日の予定を歩きながら説明するから行くぞベル」
「気を付けてくださいね」
「わかりました」
「それじゃあ今日の予定だが、午前中はダンジョン探索をして午後からロキファミリアの方に」
「ダンジョン探索は分かったんですけど、ロキファミリアに行く、修行をつけてもらえる理由の説明は......」
とりあえず俺たちはダンジョンへと向かった
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「ふっ!!」
「・・・・・・」
俺とベルは順調にダンジョン攻略しているわけなのだが、ベルの動きが少し前と違うような気がする。 ステータスが結構上がったのだろうか? 俺なんか昨日の修行でこれまでよりは上がったが微々たるものなのに。 まぁ、隣の芝生は青く見えるというし、俺は俺のペースでレベルアップを目指そう
「相変わらずセフィロスさんの動きって無駄がないですよね」
「ん? まぁ無駄な動きはしないように鍛えたからな」
周りの敵も片付いたため、一応周囲を警戒しながら近づいてくるベル。 そんなベルの言葉に俺も周囲を警戒しながら魔石を拾う
「ベルもベルで動きが数日前と違うけど、ステータス結構上がったのか?」
「あ、わかりますか?」
えへへ、と少しうれしいのか笑いながら返事をするベル。 やっぱりステータスが結構上がっているようだ
「神様曰く成長期なんじゃないかっていうんですけど、ステータスにも成長期ってあるんですかね?」
「俺に聞かれてもな」
ベルの言葉に苦笑を返す。 そもそも俺は転生してきた身だ、ベルの神様、ヘスティア様がそう言うならそうなのではないだろうか。 ベルも返事を聞いて苦笑しているが。 魔石を拾い終えたのでベルに声をかけ、ダンジョンを進む
『夕凪、スキャンは?』
『完了しています。 このまままっすぐ進んでください』
『サンキュー』
「もう少し稼いだら地上に行こうか」
「はい! それにしても、セフィロスさんとダンジョン回ってると、行く先にモンスターがいて短時間でも結構稼げますね」
「はははははは、気のせいだろ」
本当は夕凪にナビゲートしてもらっているからだとも言えず、笑ってごまかしておいた。 その後もダンジョン探索を続け、俺とベルのバックパックは一杯になり、地上で換金してもらう。 相変わらず換金所の職員の目は死んでいたが気にせず、今日の稼ぎを確認する。 稼ぎを確認しベルを待っていると、ベルも換金が終わったのか駆け寄ってくる。 ベルは俺よりも稼ぎは少なかったようだが、満足しているようだ
「さて、少し休憩したらロキファミリアに行くか」
「本当に僕も行っていいのかなぁ...... それにいきなり行っても大丈夫なんですか?」
「それについては向こうに許可とってあるから問題ない」
話をしながらギルドを出ようとしていたのだが、ただでは出れないらしい
「セーフィーロースーくーん」
「み、ミィシャさん?」
後ろから肩をつかまれたと思ったら、相手はミィシャさんだった。 ただ、なんで間延びした呼び方をしたのかはわからないが、確実にわかることがある、ミィシャさんが怒っていらっしゃるということだ
「ふふーん、どこに行こうとしてるの?」
「いや、換金終えたんで休憩しようかなと」
「へー、ならこのあと少し話いいよね?」
笑顔だ、笑顔なのだが目が笑っていない。 しかも肩においてある手も、逃がさんと言わんばかりに思いっきりつかんでいる。 手か痛いよミィシャさん
「は、話? 僕は特に」
「特に? 特にない? 話がない!? こないだロキファミリアと喧嘩しておいて、話がないー!?」
「すみません!すみませんでした!!だからそんなに揺らさないで!!」
両肩に手を置かれ、そのままガクガク揺らされれる。 ベルはこの状況についていけず、しかもミィシャさんの雰囲気に押されているのか、あわあわするだけで止めに入らない。 ミィシャさんは頭に血が上っているのか俺の話を聞かず、結局ベルの担当であるエイナさんが止めに入るまで俺は揺らされ続けた
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「それで、どうしてロキファミリアの人と殴り合いになったの?」
あの状況では話す、なんてことができるはずもなく俺たちは適当な部屋に入り、話を開始したわけだ。 俺の隣にはベル、向かい側にはミィシャさんとエイナさんという布陣だ
「それには山より高く海より深い事情がありまして」
「ふざけないで話してね?」
にっこり笑うミィシャさんに負け、俺は事情を話し始める
「先に謝っておく、すまんベル。 えっと、事情というのがですね?」
俺はこの間の酒場の一件を話す。 狼人がミノタウロスの時のことを途中から見ていたらしく、その時のことでベルを馬鹿にしたことを。 それで気に入らなくて殴り合いのけんかをしたことを
「事情は分かったけど......」
「やっぱり殴り合いはだめだよ、それも高レベルの冒険者に」
エイナさんとミィシャさんにたしなめられるが、もう終わったことだし言われてもというのが正直な感想だ。 心配してくれるのは分かるが、ねぇ?
「以後気をつけます」
「改める気全くないね......」
俺の返事にさすが俺の担当のミィシャさん、よくわかっているようだ。 それには答えず立ち上がる
「どこ行くのセフィロス君?」
「いや、飯食って休憩を」
「ここで食べて休憩をしていけばいいんじゃないかな? ベル君もそれでいいでしょ?」
「はい、大丈夫です。 この後はロキファミリアに行くわけですし」
「ばっ!?」
「ロキファミリアにぃ?」
せっかく沈静化できたのに、ベルの不用意な一言に反応してミィシャさんの目がこっちに向く。 ミィシャさん、目が怖いです。 そんな変化にエイナさんも少し引き気味だ
「ミィシャ、話聞くだけ聞いてみよ?」
「そだねー、そんなわけで話してね」
「・・・・・・はい」
蛇に睨まれた蛙よろしく、俺はミィシャさんのプレッシャーに負け、キリキリと話し始めた。 結局、話し終わった後にかなりあきれられたわけだが