勝手に転生させられた挙句、転生した世界はダンまちでした!? ~主人公ハーレム物語~   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第一話 出会い

目が覚めるとそこは知らない天井、天井?

 

「なわけあるか!どう見ても空じゃねぇか!!」

 

「いきなりセルフツッコミとはやりますねマスター」

 

「!?」

 

おなじみのネタをやろうとして、天井ではなく空だと気付いてツッコミを入れたのだが、どうやら他人に聞かれていたらしい。 びっくりして周りを見回すのだが、人影はない。 そしてマスターとか呼ばれたのだが......

 

「マスター、視線をもう少し下げてください」

 

「視線を下げる?」

 

言われた通り視線を下げると、長ドスというのだろうか? 鞘にルビーか何かをあしらった長ドスが置いてあった。 なんか宝石が光っているような気がするが、光の反射かな?

 

「下げはしたけどあるのは長ドス、どういうことだ?」

 

「喋っているのがその長ドスです」

 

「うっそ!? 呪われた武器!? 転生特典呪われた武器ってどういうこと!?」

 

驚いて半歩ほど後ずさる俺。 いやだって、喋る武器とか呪われた系しかないでしょ? あの駄女神、なんてものを持たしてくれたんだ!!

 

「呪われてはいませんよ。 インテリジェントデバイス、そう言えばわかると思いますが?」

 

「インテリジェントデバイス、インテリジェントデバイス......あぁ、魔砲少女リリカルなのはの」

 

「はい、そうですマスター。 若干字が間違っているのに合っているような気がしますが」

 

違うよ!? なんて電波を受信したが、無視だ無視。 俺の世界のアニメで、話し合い(物理)をして友達という名の奴隷を作るお話に出てくる魔法の杖ね。 ※作者が実際に思っているわけではありません。 主人公がそう思っているだけです

 

「ということは、転生特典はインテリジェントデバイスだけ?」

 

「いえ、ほかにも二つほど。 ですがそれに関しては後程、スキャンした結果こちらに向かってくる人影が三人ほどいます。 急いで離れた方がよろしいかと」

 

「どういう世界かもわからないから確かにそうだな、逆に話を聞いてもいいけどここ路地裏だしなぁ、間違いなくいい人ではなさそうだしな」

 

インテリジェントデバイスによると、三人組は前からくるそうなので反転し後ろの大通りに出ようとしたのだが、どうやら囲まれていたようだ

 

「すみませんマスター、まさか後ろにもいるとは......」

 

「いや仕方ないでしょ、こっちは一人なんだよな?」

 

「はい」

 

「ならこっちから突破する!!」

 

刀を抜き、目の前の人間をどうにかしようとする。 これでも前の世界では、実家が剣道場だったので昔からみっちり仕込まれていたのだ。 ほかにも師範、つまり父親になるのだが、知り合いの道場に行かされたりもしたので剣に関しては結構かじっているのだ。 ・・・・・・こっちで役に立つかはわからないけど。 ともかく後ろから追いかけてきている奴らもいるので、手早く済ませるために渾身の突きを繰り出すのだが、剣で弾かれてしまう。 これでも結構な力でやったし、体もそれなりに鍛えていたのだが......転生で体リセットされた? それにしては前世通りに動けたのだが。 そんなことを考えている暇もなく、後ろからの足音はどんどん迫ってきていた。 前のおっさんは俺をつかもうと手を伸ばすが、後ろに下がりそれを回避する。 相手の剣を見てみると弾いたようだが、衝撃を完全には殺しきれなかったらしく罅が入っていた。 俺が入れたのか、日々の手入れが悪いのかはわからないけど。 でも好都合だ、刀を鞘に納め渾身の力で再度突きを放つと、今度は剣が折れ相手の鳩尾に鞘が突き刺さる。 だがそこで止める俺ではなく、踏ん張っているのか少し、いやかなり重いがそのまま大通りまで押し出す

 

「しゃっあ!逃げる!」

 

大通りまで来たことで相手は気絶、俺はその場から楽々逃げ出した

 

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「ふぅ......ここまで来れば大丈夫だろう」

 

「お見事でしたマスター」

 

しばらくインテリジェントデバイスのナビに従い、人けのないところまで来て一息つく。 あの追手が意外にしつこかったのだ。 本気で走ってるにもかかわらず引き離せないどころか追いついてくるし、これでも前世は大人より早かったんだぞ? それこそ体育教師から逃げられるほどには。 そんなことはさておき、ようやく一息つけたので話の続きを聞くことにする

 

「それで、何の話してたんだっけ?」

 

「転生特典についてですね。 一つは私インテリジェントデバイス、二つ目はマスターもお気づきかと思いますが、運動神経、刀などを扱う技術はそのままです」

 

「あー、やっぱりそうなのね」

 

でなきゃ刀折れないだろうし、何より逃げ切れなかっただろうし

 

「それとこの特典には続きがありまして、マスターの世界の漫画などの技もマスターの頑張り次第では習得可能です」

 

「え? じゃあなに、飛天御剣スタイルや二重の極みとかも習得可能なの!?」

 

「なぜるろうに剣心ばかりなのかは気になりますが、マスターの頑張り次第では」

 

「頑張って特訓するべ」

 

この世界に来てやることが決まった。 とりあえず飛天御剣スタイルの習得だ。 別に特に好きというわけじゃないけど、剣士としてあれは憧れるだろ

 

「話は脱線しましたが三つ目、マスターの世界ではこのすばと言うのでしょうか? その魔法、およびスキル、全部習得済みです」

 

「マジか! あれでもこの世界ってこのすばじゃないの?」

 

てっきりアクアが担当だったし、このすばの世界かと思ったのだが、どうもこのインテリジェントデバイスの様子だと違う感じがする

 

「はい、この世界はダンジョンに出会いを求めるのはおかしいだろうか、の世界です」

 

「ダンまち、ダンまちかぁ......」

 

アニメも一話しか視聴してないし、全然話が分からん。 まぁ未来なんか知ってもいいことないし、それに俺っていうイレギュラーがいる時点で正史として進むか怪しいけどな。 とりあえず自分の転生した世界と自分の状態はわかった、わかったが

 

「これからどうすればいいんだ?」

 

「この世界は神様と契約......いえ、それでは何か違いますね。 契りを交わして恩恵を刻んでもらわねばなりません」

 

「あー、あれでしょステータスでしょ」

 

「はい、それを刻んで......あとは生活でしょうか? ダンジョンでお金を稼ぎ、冒険をして生活。 そんなところでしょうか」

 

「・・・・・・」

 

「マスター」

 

このインテリジェントデバイスに言われて思い出した、俺ってお金持ってるのか? 急いでお金を探すために自分の服、つまりは着物みたいな服装なのだが探すのだが

 

「金がない、だと!?」

 

「・・・・・・」

 

これにはインテリジェントデバイスも黙り込んでしまう。 これってかなりまずくないか? だって一文無しなわけで、身元照会しようにも転生者、身元なんてあるわけないし、これ積んでね?

 

「とりあえず、どうしよ?」

 

問題は山積みだった。 とりあえず俯いていてもしょうがないということで、ぶらぶらと歩き始めたのだが、どうもこのオラリオという街結構活気があるらしく、結構人がいる。 しかもただの人じゃなく、獣人。 つまり犬耳とか猫耳の本物を付けた人がいっぱいいた、後耳が長い人つまりエルフもだ。 こう見ると異世界に来たと実感はわくのだが、腹減った。 明るいとはいえもう日は傾いてきたわけで、昼ごろからずっと歩いているわけでやばいくらい腹減った。 実はギルドがあるだろうとあたりを付けて歩いてはいたのだが、適当に歩いているだけでつくわけがなかった。 誰かに聞けばいいと思うだろうが、話が通じるかわからん! 一応看板に書かれている文字や話し声などは聞き取れたけど、実際に話しかけるのってかなり勇気いらない? そんなわけで誰にも聞けずに歩き回っていたら、ついに日が暮れてしまった。 どこかの裏口っぽい所に腰をおろし、俯く

 

「ハラヘッタ......」

 

「ですから、あれほど話しかけてみればいいと言ったんですよ」

 

「んなこと言われてもだなぁ......」

 

まさかこんなところで前世のコミュ症が出るとは思わなかった。 友達にお前コミュ症じゃないから、なんて言われていたがコミュ症だし!

 

「それでマスター、これからどうするおつもりですか?」

 

「もう一歩も動きたくないでござる」

 

「・・・・・・」

 

真面目に腹減って動きたくないし、もうここで夜越して明日ギルドに行けばいいと思うの。 明日は明日の風が吹くということで

 

「おやすみなさい」

 

「マスター!? そこでは邪魔ですし、生体反応が!」

 

腹が減っていたせいというのもあるんだろうが、体を起こそうとするが反応が遅れてしまい、その結果。 ガツンと頭に衝撃が走った

 

「いたっ!?」

 

「ふぇ!」

 

なんか可愛らしい声が聞こえたが、今はそれどころではない。 頭を襲った衝撃に頭を抱えながら、転がる

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

「大丈夫、大丈夫です......」

 

若干頭は痛いが自業自得なので、急いで起き上がり声の主を見る。 どこか可愛らしい雰囲気を持った、背の低い子が俺を心配そうに見ていた。 その子こそがこれから俺の主神になる神様だった

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