勝手に転生させられた挙句、転生した世界はダンまちでした!? ~主人公ハーレム物語~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
ミィシャさんからのありがたいOHANASI(説教?)を終え、シルさんからの弁当を食べ終えた俺はベルと一緒にロキファミリアのホームを目指していた
「まったく、不用意な一言を」
「すみませんでしたー!」
歩きながら頭を下げる、という器用なことをするベルを無視しつつぼやく。 何とかなったからいいものの、あれでは何のために気を使って言わなかったかわからない。 遅かれ早かればれていただろうが、今回のタイミングは最悪だった
「まぁ、終わったことだしいいけどさ。 お前の正直なところは美徳だと思うが、善し悪しだな」
「すみません、すみません!」
さらに頭を下げ続ける回数が多くなったが、目的地に着いたようなのでいったん辞めさせ門番に話しかける。 大きなファミリアともなると入団希望者も多いわけで、そういうの対策でもあるのだろうが俺やベルには遠い道のりだ。 まぁ、何をやるにも地道にコツコツだ。 門番と話していたのはいいのだが、昨日と違う人なのでなかなか通してもらえない。 団長であるフィンさんの名前を出してもダメだし、アイズさんの名前を出したら睨まれた
「約束してたんですよね?」
「そうなんだけど下まで伝わってなかったのかな? ふーむ、仕方ないし今日は出直すか」
少し残念だとは思うが仕方がないので帰ろうとすると
「「あ」」
探し人であるアイズさんとばったり会った。 いつも鎧を極限まで落とした装備だから私服は新鮮なのだが、なんで背中があいてる服ばっかりなんでしょうかね? 背中にステータスがあるからなのだろうか? 関係ない思考を隅に置き、アイズさんに話しかける
「ども」
「門の前で、どうしたの?」
「いや、入れてもらえないからさ」
「?」
そこで不思議そうな顔をされても困るのだが、そのあとアイズさんが門番と話をして俺たちはようやくロキファミリアのホームに入ることができた。 そしてただいま鍛錬場に来ているわけなのだが、なぜかエルフ、レフィーヤ・ウィリディスと対峙していた。 どうしてこうなった!
「私が勝ったら金輪際、アイズさんに近づかないでください!」
「意味が分からんのだが......」
「問答無用です!!」
エルフは本来高い知力や魔力を有しているので魔法を使うわけなのだが、なぜか彼女は杖で俺に殴りかかってくる。 いや、杖ってそんな使い方していいの? 緊急時とかは仕方ないと思うけど、もともとそういうものじゃないよね? 昨日フィンさんやアイズさんと特訓したおかげか、Lv.3の彼女の攻撃がよく見える。 と言っても後衛型の彼女で、しかも冷静じゃないからなのだろうけど。 少し離れたところでベルとアイズさんが模擬戦しているが、ベルが吹っ飛ばされていた。 アイズさんも手加減してるんだろうけど、そもそも地力が違いすぎるわけで、ベルトラウマになってないといいけどなぁ
「よそみ、なんてー!!」
「いや、なんかごめん」
とりあえず避けていた杖を白刃取りの要領で両手で杖を挟み込む。 流石に後衛型と言っても、力のステータスは上なのでギリギリ押される。 身体強化魔法はマックスでかけているが、そんなに長く持たないし
「っ!!」
どうやら余計に怒ったらしく、顔を真っ赤にしてさらに力を込めてくる。 それを横にずらし、距離をとる。 腰に差している夕凪を鞘をつけたまま抜き、剣道の要領で目の前に構える。 刀を構えた俺に気にせず向かってくるウィリディスさん。 俺はそのまま振り下ろされた杖を避け、首筋に夕凪を添える
「僕の勝ちということで」
「くぅ!私はまだ負けていません!!」
そのまま手で刀をどかし、再度杖を振り回してくる。 俺はため息をつきながら、乱暴に振るわれる杖をよけ続ける。 いつまで続ければいいんだ? なんかさっきまで怒ってたのに、今度は泣きそうな顔になってるし。 こっちが悪いことをしている気分になるので、さっさと終わらせることにする。 横なぎに振るわれた杖を刀で弾き、はじいた杖を思いっきり蹴り上げ明後日の方向に飛ばす。 罪悪感が半端ないが左手で鞘をつかみ、そのまま抜き去りさっきと同じように首筋に刀を当てる
「今度こそ僕の勝ちだ」
「っ~!私は負けてません!!」
「いや、あんたの負けよレフィーヤ」
ついに泣き出してしまったというか、癇癪を起こした子供のようになってしまったウィリディスさん。 刀を添えてるにもかかわらず暴れだすということをするウィリディスさんに、俺は危ないと思い刀を引っ込める。 どうしようか考えていたところに止めてくれたのは、さっきから観戦していたティオネ・ヒリュテさんだった。 いやー、本当に良かった
「ごめんねー、レフィーヤはさアイズのことになるとちょっと見境なくなるからさー」
「いえ、大丈夫ですけど」
そういって近づいてきたのはティオナ・ヒリュテさん。 姉妹なのにどうしてこうも性格などに違いが出るのだろうか? あんまり変なことを考えているのも失礼なので、明後日の方向に思考を放棄し刀を鞘に納め腰に差す
「それにしても君強いねー、私ともやらない?」
「いやまぁ、僕としては大歓迎ですが」
「バカティオナ、アンタ今武器ないでしょ」
「なら拳で!」
「それこそ馬鹿じゃないの」
ウィリディスさんを羽交い絞めにしながら、姉妹で仲良く喧嘩をしていた。 ちょっとした疎外感。 何の気なしにベルの方を見てみると、また宙を待っていた。 しかも今度は起きださない。 少し心配になり近寄ってみると、ベルは気絶していた
「あー、ベルどんまい」
「ど、どうしよう?」
「そこら辺に寝かしておけば大丈夫でしょ」
ベルに肩を貸し、少し離れたところに寝かしておく。 アイズさんは少し心配そうだが、一応擦り傷とかの外傷は直しておいたので心配ないだろう
「ベルは?」
「さっきも言った通り気絶してるだけだし、そのうち目も覚めるでしょ」
「よかった。 それと、レフィーヤのことも、ごめん」
「そっちも気にしてない」
「でも!」
何やら気にしすぎな気もするけど、どうしたもんか? なんか毎回こんなことで悩んでいるような気もするが、どうしたもんだろうか。 とりあえず俯いていて、なんか小さい子が泣きそうなのをこらえているように見えたので
「え?」
「・・・・・・」
無意識に頭を撫でていた。 びっくりしたのか顔を上げるアイズさんだが、俺も驚いていた。 なんとなく手をどかすタイミングを失ってずっと撫でているのだが、アイズさんもなぜ嫌がらないのか。 それどころか少し気持ちよさそうなんだが、本当にどうしたもんか?
「何を、やっているんですかー!?」
「え?」
「うんまぁ、僕もちょっとびっくりしてる」
止めたのはもちろんウィリディスさんで、抑えていたティオナさんを見ると驚いたような表情をしていた。 あー、あっちも予想外の力で外されたと。 ある意味すごいなウィリディスさん
「何アイズさんの頭を馴れ馴れしくなでてるんですか、羨ましい!!」
「ついにぶっちゃけたねウィリディスさん、薄々感じてはいたけど」
「えっと、あの?」
当の本人のアイズさんはウィリディスさんの行動に驚いていて、なぜかおろおろしていた。 ウィリディスさんはそんなアイズさんも見えないのか、俺に詰め寄ってくる。 これ、俺特訓できるのかな。 途方に暮れていると、何を思ったのかアイズさんが俺に詰め寄っていたウィリディスさんの頭をなでている。 なんかウィリディスさんも最初は戸惑っていたけど、なんか蕩けてきてるし。 それを回収するヒリュテ姉妹。 なんだこれ。 なでていた本人は、なぜか不思議そうにしてるし
「レフィーヤ、どうしたんだろう?」
「あー、うん。 とりあえず手合わせお願いします」
面倒くさくなった俺は刀を構えると、剣を構えるアイズさん。 結局今日も俺はアイズさんにボコボコにされた
書けば出る、本当だったんですねー これ書いた後にガチャ引いたらレフィーヤ出ました、嬉しい限りです
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