勝手に転生させられた挙句、転生した世界はダンまちでした!? ~主人公ハーレム物語~   作:サクサクフェイはや幻想入り

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2018/4/11 誤字報告ありましたので修正しました。 報告ありがとうございます!


第二十話 神様の宴

修行もそこそこに、俺とベルはロキファミリアを後にした。 というのも、アイズさんとの模擬戦を目撃していたティオナさんが自分もやりたいと言い出し、いきなり殴りかかってきたことから始まり、当然マインドダウン寸前の俺はそれを受け止めきれずに吹き飛ばされ、今日もポーションのお世話になった。 代金はロキファミリア持ちだから問題はないのだが、ウィリディスさんにアイズさんと模擬戦をやったことがばれて、またもいきなり杖で殴り掛かってくるというアクシデントも発生して今日の鍛錬はなしということになった。 アイズさんは少し残念そうだったのだが、まぁ仕方ないだろう。 あのままやってたらポーションにマインドポーションの消費激しすぎだし、それは流石にロキファミリアにも申し訳ないしね。 そんなわけで時刻は大体午後三時といったところだろうか、明るいうちに帰りとなったわけだ

 

「セフィロスさんはすごいですね......」

 

心底疲れ切った表情のベルが俺のほうを向いてそういった。 結局ベルは宙を舞い続けたが、それがトラウマになることはなかった。 だが、集中して模擬戦やっているときはいいのだが、普通の時に蹴りのモーションなどをすると肩が少しビクついていた。 こればかりは時間が解決してくれることを願うしかない

 

「すごいって何がさ?」

 

「いえ、アイズさんとの模擬戦で吹き飛ばされて、マインドダウン寸前でティオナさんにも吹き飛ばされたわけじゃないですか、よくトラウマにならないなと......」

 

そういうベルの瞳が少し濁っている気がするのだが、きっと、たぶん、気のせいと信じたい。 ベルの言葉に関しては結局

 

「まぁ、トラウマ云々は置いておいて、要は慣れだよ慣れ。 模擬戦なんて怪我がつきものだし」

 

「そういうものなんでしょうか?」

 

うん、普通の模擬戦なら怪我なんてすることないね。 あくまで前世の話だけど、普通ならの決められたルールの中で防具なんかつけてやるわけだし。 防具をつけないなら寸止めとかだしね。 アレ? なんか俺、防具つけないで父親に、めったうちにされた記憶あるけど気のせいだろう

 

「というかそういうもんだと思っとけ、そう思ってないとやってられんぞ」

 

「はい......」

 

なんてベルとたわいない話をしていたのだが、ふとベルが思い出したようにあることを告げた

 

「そういえば今日の夜どうしよう」

 

「どうしようって何が?」

 

「いえ、今日神様の宴があるので」

 

「え、マジで?」

 

「えっと、本当ですよ?」

 

リリィは何も言っていなかったということは行く気がないわけで、でも流石に行かせないのもどうかとも思うので

 

「すまんベル、用事ができた!!」

 

「えっとはい、また明日」

 

その場から反転、リリィのバイト先まで俺は走る。 今日の予定はバイトしか聞いていないので、たぶんバイト先に行けば会えるだろう。 リリィは恥ずかしがっていたが、マスターはいつ来てもいいと言っていたし。 そんなわけで走ること数十分、全速力で走っていたので多少息も上がっているが、扉に手をかけ中に入る

 

「いらっしゃいま......って、セフィロスどうしたんですか!?」

 

「リリィ、神様の宴、あるらしいじゃないか」

 

「うっ」

 

ばれたしまったみたいな表情をしているところを見るとやはり行く気がなかったみたいだ。 ベルから話を聞いてよかったと思う、本当に。 ベル、ありがとう。 心の中でお礼を言いながら、素早く息を整える

 

「どうしたんだいリリィ様? おやセフィロス君、いらっしゃい」

 

「どうもマスターさん。 いきなりで悪いんですけど、リリィ早退させてもらえませんか? 神様の宴があるらしいので」

 

「セフィロス!?」

 

リリィは驚いているようだが、俺はお構いなしにマスターに直談判する、 確かにいきなりの早退はどうかと思うが理由も理由だし。 俺は少し不安だったが、マスターはあっけらかんと答えた

 

「いいよ」

 

「マスター!?」

 

「バイトも確かに大事だけど、神様には神様の用事もある。 店のほうは何とかするから行っておいでリリィ様」

 

懐の大きいマスターでよかった。 まぁ、バイトのほうは俺が臨時で入るので心配いらないのだが、リリィの表情は晴れない

 

「でも、私が行っても......」

 

「リリィ、今までなら行かなくてもよかったかもしれないけどさ、今は俺もいるし一人じゃないだろ? だから行こう、神様の宴。 それに久しぶりに会う神もいるだろ? 情報交換してもいいしさ」

 

「セフィロス......」

 

うつむいてた顔を上げるリリィ。 どうやら決まったようだ

 

「マスターすみません! 早退させてもらいます!!」

 

「行ってらっしゃい」

 

にこやかな笑顔を浮かべるマスターに頭を下げ、リリィは着替えるために奥に引っ込んだようだ

 

「あ、マスター、リリィ送ったら抜けた穴には俺が入るんで」

 

「それじゃあお願いしようかな」

 

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「それでリリィ、ドレスとか売ってる場所知ってる?」

 

「あはは......」

 

着替えて店の外に出たのはいいが、俺がそういう店を知っているはずもなくリリィに聞くと、乾いた笑いが返ってきた。 よくよく考えれば、今は俺の稼ぎで生活が向上してきてはいるがもとはリリィ一人だったわけで、確かに知らなくてもおかしくはない

 

「誰か知ってそうな人いるかなぁ......」

 

「ヘファイストスはどうでしょうか?」

 

「知ってそうだけど、まだホームにいるか?」

 

「行くだけ行ってみるのがいいと思いますよ?」

 

ここからヘファイストスファミリアに行くのも遠いのだが仕方ない、俺はリリィを抱きかかえると非常事態のため仕方なく空を飛ぶ

 

「わわ!? 空を、空を飛んでます!? それに、あの、あの!お姫様抱っこ!?」

 

「一応、夕凪に術式組んでもらったからね。 それと、あまり暴れないで安定しないから」

 

空を経由すればすぐにつくわけで、あっという間にヘファイストスファミリアのホームの近くにつく。 空を飛んでいる分魔力消費は激しいが、この頃毎日マインドダウン寸前まで魔法を行使しているのだ、多少の気持ち悪さは慣れた。 ・・・・・・慣れたくなかったけど

 

「大丈夫ですかセフィロス?」

 

「大丈夫大丈夫、だから門番さんにヘファイストス様いるか聞いて」

 

「そうですね、わかりました」

 

少し気持ち悪いがまだまだ大丈夫そうなので、リリィにヘファイストス様がいるか聞いてもらう。 どうやらいたようで、リリィの顔パスで中に通してもらう。 前と同じ部屋の間で立ち止まりリリィがノックすると入っていいという声が中から聞こえた

 

「「失礼します」」

 

リリィと共に部屋の中に入ると、赤いドレスに身を包んだヘファイストス様がそこにいた

 

「リリィがこのタイミングで来るなんて珍しいと思ったけど、貴方がいるなら納得かもね」

 

「すみません、忙しい時に。 時間がないので本題に、ドレスが売っているところ知りませんか? 今日神様の宴だということを知らなかったので、ドレスの用意ができてなくて」

 

「なるほどねぇ...... 今から用意すればギリギリ間に合いそうね、行くわよリリィ、セフィロス」

 

意外なほど乗り気なヘファイストス様に連れられ、俺たちはドレスが売っている店に連れていかれた。 それからというものリリィは着せ替え人形のように着替えさせられ、俺はなぜかそれを選ばされた。 役得と言えば役得なのだけど、長かった。 ちなみに値段は思ってたよりもお安く買えた。 リリィとヘファイストス様を神様の宴に送り届けた後は、リリィの抜けた穴を埋めるべく俺はバイトに精を出していた

 

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