勝手に転生させられた挙句、転生した世界はダンまちでした!? ~主人公ハーレム物語~   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第二十六話 説明

朝、と言っても何時ものように早朝と呼べる時間ではなく、良心的な朝の時間だ。 ロキファミリアの前にいた。 なんか前にも同じようなことを思ったけど、たぶん気のせいだ。 今日は横にはリリィがいる。 なぜかというと、昨日のモンスターフィリアで夕凪の性能がばれたからだ。 いや、もうね、仕方なかったと思うんですよ、あの状況じゃ。 リリィもかなり苦い顔で戦闘映像を見ていたが、仕方ないと言ってたし。 それとは別にかなり無理をしたことがばれ、さらにお説教が追加されたわけだが。 そんなわけで、神に嘘は通じないのでそのまま話す、というわけにもいかず、嘘を言わず真実を面白おかしく脚色した話をリリィにしてもらおうという魂胆だ。 はっきし言って、異世界人だなんて正直に言ったら間違いなく無乳神のおもちゃにされる。 顔パスになりつつあるロキファミリアの門を通り、いつもの鍛錬場へ。 鍛錬場に行けば誰かしら会えるだろうと思っていたのだが、フィンさんに始まり、リヴェリアさん、もう一人の幹部でもあるガレスさん、アイズさんにレフィーヤ、ヒリュテ姉妹、ロキ様がいた。 主神に幹部が勢揃いなんだが...... 隣のリリィもこれには表情が硬かった

 

『どどど、どうしましょうセフィロス!?』

 

『とりあえず落ち着こうリリィ。 打合せ通りに行こう、とりあえず僕から話しかけるから』

 

「どうも、おはようございます。 勢揃いですね」

 

「なんや面白いことが聞けそうやからな」

 

「「・・・・・・」」

 

ロキ様の言葉に俺とリリィは苦虫を噛み潰したような顔をする。 面白がるのはいいが、本当に面倒だ。 そんな俺たちの様子に気が付いたのか、フィンさんは苦笑いしながら話しかけてくる

 

「ははは、ロキがすまないね。 でも、僕もティオネから聞いたけど、興味深い話であることは確かだからね」

 

どうやらフィンさんも知っているようだ。 どちらにしろここまで来たら逃げ場はない。 リリィに任せることにした。 昨日説教の後に考えた理由はこうだ。 オラリオに来る途中に気を失い、気が付いたらオラリオでこの刀を持っていたというものだ。 半端なく嘘くさいが、リリィが話せば信憑性も上がる。 地上の子供たちは、神には嘘がつけないというものだ。 なので信憑性が上がるわけだ。 まぁそれでも聞いてくると思うが

 

「・・・・・・リリィの話は分かった、でも本当なんか?」

 

「えぇ、目が覚めてこの刀を持ってオラリオにいましたから」

 

本当に嘘は言ってはいない。 目が覚めたらオラリオに居たし? 目を細めてロキ様は俺を見てくるが、俺はそれを見返す。 先に目をそらしたのはロキ様で、ため息をついた

 

「どうしたんだいロキ?」

 

「今の嘘っぽい話、本当や」

 

えー!? っと驚く皆さんだが、これで信用されたわけだ。 まことに心苦しいが、正直に言うわけにいかないので勘弁してください

 

「だが本当なのか? 刀が変化したとは言ったが」

 

「まぁここだけの秘密にしてください。 モード、小太刀」

 

そう前置きをし、夕凪に声をかけると一瞬にして小太刀になる。 これには皆さん驚いたようだが、こういう反応を見ると面白い

 

「若造、どうして小太刀と今言ったのだ?」

 

「別に声出さなくても念じれば変化するんですが、音声認識のほうが分かりやすいかなと」

 

「なるほどのぅ、面白い武器じゃの」

 

「状況に応じて変化させることも可能、ってことだね。 そうなると複数使えるみたいだけど、何が使えるんだい?」

 

「うーん、刀はもちろん小太刀、槍なんかも使えますね。 後は練習中のものがいくつか」

 

「へぇ......」

 

なんかフィンさんの目が怪しんだが、なんか地雷踏んだっポイ? すぐにそんなことはなくなったのだが、今の目はやばそうな予感がする

 

「さて、武器のことも聞けたけど、昨日のお礼をしないとね」

 

「昨日の?」

 

「お礼?」

 

俺とリリィは首をかしげる。 昨日のお礼と言われても、謝礼に関してはギルドからもらっているし。 お礼を言われることはしていないような気がする

 

「昨日レフィーヤや私たちを助けてくれたお礼よ、お礼」

 

「助けたって言っても、僕がいなくても三人なら余裕だったような気がしますけど」

 

「聞いた状況だとレフィーヤを助けてくれたらしいじゃないか、それにアイズもな」

 

「助けたっていうかただ怪我をしに行っただけというか」

 

「・・・・・・」

 

リリィが無言で睨んで来る。 正直そこまで怖くはないが、居心地が悪い。 そんな俺たちにフィンさんやリヴェリアさんは苦笑していた

 

「がはは、面白い若造だのぅ!だが人の好意は素直に受け取っておくものだ」

 

「ガレスの言う通りだよ。 と言っても、まだお礼の中身は考えていないんだけどね」

 

フィンさんがおどけたように言う。 まぁそこについてはおいおいでいいんじゃないだろうか

 

「さて、話し合いも終わったことだし、一戦、やろうか?」

 

「ハハハハハ、はぁ......」

 

槍を構えたフィンさんに、俺は乾いた笑いを返し刀を構える。 一戦と言うけど、リヴェリアさん以外の皆さんが武器を持っているところを見ると、かなりの試合数になるよなぁ...... と、どこか他人事のように感じつつ、フィンさんとの模擬戦を始めるのだった

 

 

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