勝手に転生させられた挙句、転生した世界はダンまちでした!? ~主人公ハーレム物語~   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第二十七話 路地裏にて、厄介ごと

この頃ロキファミリアの皆さんと模擬戦をやっているおかげか、前に比べればステータスの上りもよくなり新たな階層への進出が許された今日、俺はさっそく新たな階層に来ていた。 ベルなんかはもう七階層らしく早いものだ。 そのベルなのだが、今日はエイナさんとデートらしく一緒に来ていない。 まぁ、その情報もミィシャさんからなので本当かどうか定かではないのだが。 モンスターを倒すが、やはりというか俺のレベルには合っていない。 正直言って、ガネーシャファミリアの逃げ出したモンスターはもっと下層にいたのだからもう少し下の階層に行ってもいいと思うのだが、そのけがをしたということで様子見ということになったのだ。 ロキファミリアの皆さん、特にアイズさんやレフィーヤなんかは俺の到達階層を聞いて驚いてもいたが。 そのことをミィシャさんに言うと苦い顔をして、様子見と言われたので渋々従っている

 

『夕凪、データの方はどうよ?』

 

『魔法の威力などのデータは十分です。 戦闘に関しても、やはりと言いますか身体強化を使わなくても余裕でしょう』

 

『やっぱり?』

 

夕凪にナビゲートしてもらいつつ、午前中からデータをとってもらっていたのだが、問題なしとのこと。 この階層をもう少し探索して、数日したら階層下げてもらうように説得するか。 そんなことを思いつつ、モンスターを倒していくのだった

 

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探索できる階層が増えてきたことで少しづつ稼ぎが増えてきたことをうれしく思いつつ、道を歩く。 俺もリリィもそこまで金を使わないので貯金が増えるのだ。 通常冒険者なんて言うと装備やら消耗品やらで金がかかるが、装備に関しては夕凪は万能だし、魔力を使えば直るものばかりだ。 消耗品なんかは確かに使うが、ダンジョン探索でなんかほぼ使わない。 使うのはロキファミリアでの模擬戦だが、それもポーションとかの費用はあっち持ちだし。 なので俺は特に使わない。 そうそう、今日は一日ダンジョン探索だったわけだが、なぜロキファミリアに行かなかったかというと、今日から数日ダンジョンにこもるらしい。 なぜかというと、あのアイズさんが持っていた砕けた剣なのだが、やはりアイズさんの剣ではなく代剣だったらしい。 その額なんと四千万ヴァリス。 気が遠くなるような額だが、数日で稼ぐつもりらしい。 流石大手のファミリアともなると違う。 そんなわけで誘われた俺だったが、丁重にお断りしておいた。 下手したら中層まで潜るのだ、命がいくつあっても足りない。 それに守られるのは趣味じゃないので。 断った時皆さん残念そうだったが、俺に過剰な期待はしないでいただきたいものだ。 今日の夕飯はどうしようか迷いながら歩いていたのがいけなかったのだろうか、曲がり角で誰かとぶつかる

 

「おっと?」

 

「きゃっ!?」

 

そこまで大きな衝撃ではなかったのだが、目の前の子は俺にぶつかり転んでしまう。 見た目は十二、三歳くらいだが、この世界にはフィンさんのようにパルゥムという見た目の小さい種族がいる、とりあえず助け起こす

 

「えっと、ごめん、よそ見してたみたいだ」

 

「・・・・・・」

 

手をつかみながら助け起こすが、目の前の子からは反応がない。 怒ってるかなーなんて思っていると、遠くから怒鳴り声が聞こえる。 その怒鳴り声が聞こえると、目の前の子はビクッと体を震わす。 何やら関係があるみたいだ。 その声は近づいてきて、やがて

 

「ようやく見つけたぞこのクソパルゥム!!」

 

男が剣を抜いて迫ってくるが、その間に入り込む。 正直言って関係はないのだが、このまま見逃すのもバツが悪い

 

「おいてめぇ、どういうつもりだ!」

 

「いや、どういうつもりも何も剣まで抜いて穏やかじゃないじゃないですか? 剣を納めえてはなしあうって言うならどきますけど」

 

「関係ない奴はすっこんでろ!!それともなにか、てめぇはこいつの仲間か?」

 

「いや仲間じゃないですけど......」

 

どうしよう、見なくてもわかるがかなり頭に血が上っているようだ。 正直言ってこういうのの相手は面倒なので、普通だったらスルーなのだが。 今も目の前でギャーギャー騒いでいる男にいい加減嫌気がさし刀に手をかけると

 

「やめなさい」

 

横から声がする。 ちょうど俺と男が向かい合っているところは、脇が階段になっているのでそちらを向くと、見知った姿が

 

「街中で剣を構えるとは穏やかではありませんね」

 

「なんだとてめぇ、口を挟むんじゃねぇ!!なんならてめぇか、ら?」

 

「リューさんからなんだって?」

 

男が二の句を告げなくなる。 それもそうだろう、リューさんに向けていた剣を根元から切ってやったのだから。 こちらを見る男の顔が、ありえないものを見るような目だが気にせず続ける 

 

「俺だけならまだしも、リューさんに手を出そうとするならただじゃ置かないぞ?」

 

「っ!? 覚えてやがれこのクソガキ!!」

 

「誰が覚えてるか、ボケ」

 

刀を納め、ため息をつく。 リューさんを見ると、少し驚いていた。 そんなことは気にせずに話しかける

 

「リューさん、なんか巻き込んでしまってすみません」

 

「いえ、セフィロスさんなら問題なかったようですね、出しゃばりました」

 

「いやいや」

 

リューさんが下りてくるのを待ち歩き始めるが、ふと気になったことがあり足を止める

 

「どうかしましたか?」

 

「いえ、パルゥムがいたんですが、いつの間にかいなくなってる?」

 

なんかかすかに気配は感じるが、そのパルゥムかどうかわからないし、いいか。 そう思って止めていた歩みを再開する

 

「あれ、セフィロスさん?」

 

「ベルじゃん、デートは?」

 

歩き始めると同時に声をかけられ、見るとベルがこっちに小走りで走ってきていた。 近づいたベルにそう声をかけると、面白いくらいに顔を真っ赤にする

 

「ででで、デート!?」

 

「エイナさんとデート行ったんじゃないの?」

 

「クラネルさんも隅に置けませんね」

 

「ちちち、違いますよ!? エイナさんが心配してくれたので装備を見に行っただけですよ!?」

 

女の子と二人でかける

 

「それはデートなのでは?」

 

そう思い隣のリューさんに確認をとるが、隣のリューさんは考え込んでしまった

 

「難しい問題ですね、そこらへんどうなのでしょうクラネルさん」

 

「僕に聞かれても困りますよ!?」

 

とりあえずリューさんは天然なのか、当の本人であるベルに聞いていた。 その後、結局俺の夜ご飯は、リューさんが俺のことを助けてくれたお礼ということで豊穣の女主人で食べていくことになり、リューさんはデートのことが気になりシルさんに聞くという珍事が発生した。 それによりベルは格好の餌食に。 デートかどうか判断するために行動を根掘り葉掘り聞かれ、真っ赤になっていた。 可哀想に......

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