勝手に転生させられた挙句、転生した世界はダンまちでした!? ~主人公ハーレム物語~   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第三十話 お試しサポーター2

アーデさんとお試しダンジョン探索を終えた次の日、正式にダンジョン探索の契約をし意気揚々とダンジョンに入った。 やはり長年サポーターをやってきたということで経験豊富だ。 別にサポートが必要ないのだが、絶妙なタイミングで目つぶしをしてくれたりと助かっているのも事実だ。 一緒にダンジョンを潜るのは二日目だが、息の合ってきたアーデさんとダンジョン探索、午前の部を終えた。 午後の部となったわけだが、昨日と同じにベルと偶然合流し一緒にダンジョン探索だ。 モンスターを一通り狩り終え、アーデさんが魔石を拾いながら会話をする。

 

「そういえばベル様、そのナイフなんですが」

 

「あ、このナイフ? 神様が僕にくれたんだけどね」

 

「そうなんですか」

 

周囲の警戒をしながら会話を聞いていると、話はベルのナイフになっているようだ。 神様からもらったと言っていたが、本当に不思議なナイフだ。 切れ味も抜群だし、ベルの話だと手入れもしていないらしい。 そもそもナイフなども手入れが必要だということをベルは知らなかったようだが...... 俺の夕凪は魔力さえあれば新品同様なので、手入れの必要はないのだが。 仕方ないので、刀の手入れの仕方を一応教えておいたのだが。 その時アーデさんの脇の壁が崩れ始めモンスターが生まれてくる

 

「ベル!」

 

「はい!」

 

ベルのほうが位置が近くベルに声をかけると、すぐにモンスターを行動不能にする。 キラーアントを蹴りで行動不能とか、ベルもいよいよ人間離れが...... アーデさんは一瞬固まっていたが、ベルにお礼を言うと魔石を拾い始める。 それにしても首と胴体がかろうじてつながっているのに魔石にならないとは、ダンジョン内のモンスターの生命力にはあきれる

 

「そのモンスターの魔石も取っておきたいですね、ベル様お願いできますか?」

 

アーデさんは背が小さいからな、あの高さは届かない。 ナイフを渡しながらベルに任せたようだ。 俺はベルが見れなくなったほうをカバーするためにアーデさんとベルに背を向ける。 どうやらベルの周囲はアーデさんがカバーするようだし、もし本当にやばいようなら夕凪に周囲のサーチを任せているので問題ない

 

「ふぅ、やっと取れた。 はい、リリ」

 

「すみませんベル様」

 

どうやら作業が終わったようなのでそちらを向くと、ベルがアーデさんにナイフと魔石を渡していた

 

「それじゃあ次の場所に移動するか?」

 

「すみませんセフィロス様、もうバックパックが一杯です」

 

「それならこれで終わりにするか」

 

アーデさんのバックパックも一杯ということもあり引き上げることにした俺たち。 ベルの姿に一瞬違和感を感じたが、たぶん気のせいだろうということで一番後ろでついていく

 

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今日も結構稼げた、のはよかったのだがミィシャさんに呼び止められた。 なんかすごく嫌な予感がするが、ベルも呼び止められてるしたぶん大丈夫だ、たぶん。 アーデさんは先に帰ったようだ

 

「私が呼び止めたくらいでそんなに警戒しないでよー」

 

「いや、だってミィシャさんに呼び止められるときって愚痴か僕への苦情とかじゃないですか」

 

「そうさせてるのはどこの誰かなー?」

 

「すみませんでした、僕です」

 

本当のことを言っただけなのだが、すぐに謝った。 まぁ、申し訳ないとは思っているが換金については仕方ない、生活かかってるし。 愚痴については俺が半分、書類について半分と言ったところだ

 

「それで、今回の要件は?」

 

「まぁ換金所についてはもう何も言わないよ、換金所の人も諦めたみたいだし。 書類はー、まぁ、ね......」

 

「あー、お疲れ様です」

 

また書類がたまってきてるらしい。 これに関してはエイナさんが巻き込まれることになるだろうが、俺は手を合わせることしかできない。 エイナさんに合掌、南無。 そのエイナさんのほうを向くとベルとの話が終わったようで、なぜかベルは急いでギルドから出て行ってしまった。 慌てた様子だったし気になってエイナさんに聞いてみる

 

「どうしたんですかベルの奴?」

 

「どうもナイフ失くしたって、セフィロス君心当たりない?」

 

「ナイフを?」

 

ナイフを失くしたって、どこでだ? 俺はギルドを出ながら考える。 最初からということはない、俺とベルでモンスターをなぎ倒して行ったわけだし。 そう考えると帰る時なのだが、その直前は話してたし、その後? だが落としたところは見ていない、となると

 

「いやまさかな......」

 

とある可能性を打ち消し街中を歩く。 すると奥の方から怒鳴り声が聞こえた、何事かと近づいたのだが、角から人が出てきてぶつかってしまう

 

「うおぃ!」

 

「きゃっ!?」

 

なんか最近こんなのばっかりだよな。 前のパルゥムをぶつかった時を思い出し、ぶつかった相手に手を差し伸べようと相手を見ると

 

「アーデさん?」

 

「セフィロス様!?」

 

立ち上がろうと地面に手をついていてのはアーデさんだった。 一応アーデさんに手を貸し立ち上がらせると、さっきの怒鳴り主が来たのだが

 

「あれリューさん」

 

「セフィロスさん」

 

なんとリューさんだった。 にしてもさっきの怒鳴り声、来たのがアーデさんとリューさん、どうもきな臭い。 思考をそのままにリューさんに事情を聴くことにした

 

「どうしたんですか?」

 

「いえ、クラネルさんが持っているようなナイフと同じようなナイフを持っているパルゥムがいたので、少し尋ねてみると逃げ出したので追いかけてきたのですが」

 

「パルゥム? こっちには来てないですが......」

 

「リュー!」

 

リューさんと話し込んでいるとシルさんが紙袋を持って現れる。 よくよく見るとリューさんも紙袋持ってるし、買い物の帰りだったのだろうか?

 

「シルさんこんばんは」

 

「あれセフィロスさん? こんばんは」

 

シルさんに挨拶をすると不思議そうな顔をしながらも挨拶を返してくれる。 そうだ、話を戻さないと

 

「とりあえずリューさん、パルゥムはこっちには来てないですよ、来たのはアーデさんだけです」

 

そう言って横にいるアーデさんを見る

 

「アーデさん?」

 

なんかシルさんの言葉が冷たく感じられ見ると、シルさんは俺の視線に気が付いたのか何時もの通りに笑っていた。 気のせいか?

 

「そうですか...... これは」

 

そう言ってリューさんが持ち上げたのは一振りのナイフ。 そのナイフは見覚えがあり

 

「ベルのナイフ? わからんけどベルのかもしれんし一応預かっておきます」

 

「はい」

 

ベルのナイフを受け取るときにリューさんの手に触れてしまうが、何故かすぐに手を引っ込め顔を赤くしてしまうリューさん。 そんな反応されるとこっちまで恥ずかしくなる。 二人して顔を赤らめていると、ふとシルさんの姿がないことに気が付く。 だが、その姿はすぐに見つかった。 どうもアーデさんと話しているようだが、なんだ?

 

「は、はやくクラネルさんにナイフを」

 

「あー、はい。 それではまたお店でリューさん」

 

「は、はい」

 

「シルさんもまた! アーデさんもまた明日」

 

「はーい!お店でお待ちしていますね!」

 

「・・・・・・また明日」

 

そのあとすぐ近くにいたベルにナイフを渡すと、どうやら案の定ベルのだったようだ。 その後その足でギルドによる。 聞くのはソーマファミリアとリリルカアーデについてだ

 

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